前回の記事の続きになります、2019/03月例会2R「天元戦・2段階早押しボードクイズ」の詳細編3回目になります。予選第1組が終わり、続いては「順位戦第19期」のA級順位戦を兼ねた予選第2組となります。まあボタンが早い早い…(苦笑)
前節と打って変わっての「高速戦」に(^_^;)
第2組の面々は、左端の1枠から、ハマクドー(暫定名人でもあります)・Kava・キング先生・磯部・Liner・ひっさつ…の各氏でした。実際は前期(昨年11月)の順位戦で欠席してたり、B級に陥落したプレイヤーもいたのですが、そうなると第1組=B級戦の人数が溢れて、こっちが足りなくなってしまうので便宜上、何人かは「A級残留」ということでこちらに入っていただきました。
で、こちらも「天元戦」としては上位3位までが決勝に進出し、「順位戦/名人戦」としては4Rで上位3人がA級戦/名人戦(今回は兼任で行われました)の「アタックサバイバル」に進み(つまりは「A級残留」となります)、4位以下の皆さんが「アタック49」に進む(つまりは「B級降格」)となります。ちなみにキング先生さんはこの第2組が始まる1分前(!!)に会場に到着し、「おお、これはいいとこにいらっしゃった」と、駆けつけ三杯状態でクイズをやる羽目になってました(苦笑)
Q1はこんな問題でした。
Q1「かつては「美女と沖縄バカンス」「ギリシャでマラソン」「カール・ルイスと対決」などという「まとも?」/な//賞品も用意されていた、日本テレビ系列の人気番組「笑点」の大喜利コーナーでは、座布団を何枚集めると賞品がもらえることになっているでしょう?→10枚」
押したのはKavaさん。サラサラーと書いて、その他も前半でボードに書いた人も何人かおりました。が、最後まで問題を聞いて「やべー、押さないでよかったー」とつぶやく人も。で、Kavaさん正解で+6、ハマ・キング・磯部・ひっさつが+1という出だしでした。
Q2「日本では2018年11月9日に公開されて以降、尻上がりに観客動員数を増やしていったという我が国の映画界では非常に珍しいパターンでの大ヒット作品となった/、イギリスのロックバンド「クイーン」の//ボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記映画は何でしょう?→ボヘミアン・ラプソディ」
続く2問はほぼ時事に近い問題…なのだが、前半のポイントよりもかなり早い部分で押したのは洋楽に造詣が深いひっさつ会長。前半の「クイーンの」までを聞いて書き始めたのが、ハマ・Kava・磯部の3氏。そして残るLinerさんとキング先生は最後まで聞いてボードという事になった。結果、ひっさつさん正解で+6、ハマ・Kava・磯部の3氏が+4獲得。ちなみにギャラリー席にいた三好さんが「クレヨンしんちゃん」とボケて、むろかつが「ライブ・エイドのステージでケツ出すんかい!!」と返す次第に。なお、「ボヘミアン・ラプソディ」は日本国内での興行収入がついに100億円を突破したそうで…。
当然、「バカ問題」もありますよ?(笑)
でQ3。予選1組同様、こんな「三択」問題が出されました。
Q3「ZOZO(ゾーゾー)、マエサワー、ゴーリキーのうち、1980年に/ソビエト連邦軍のアフガニスタン侵攻を批判したソ連の物理学者アンドレイ・サハロフ博士が//夫人と共に国内流刑となってしまった、現在は「ニジニ・ノヴゴロド」と呼ばれる閉鎖都市はどこだったでしょう?→ゴーリキー」
というバカ問題(あのZOZOの社長と恋人のあれ、ですな…)。前半のかなり早い部分で押してきたのはKavaさんだったが、「1980年に」でポーンと押した後に「ん?」と展開が予想と違ってきたようで、「あれー」という顔をしはじめてました(苦笑)。
↑腕組みして「あれー」と言った表情をするKavaさん
そして前半部分まで読まれて、Linerさんと磯部さんが挙手して書き始めてました。磯部さんいわく「ここで間違えても減点はないんだったら…」と、サラサラと書き始めてたのが印象的でした。なお、冒頭は「マエサワ」ではなく「マエサワー」という呼び方が特徴だったんですが。
で、「ゴーリキー」を正解したのは、押したKavaさん(+6)、前半で書いたLinerさん・磯部さんも正解で+4、最後まで聞いたハマさんとひっさつ会長も正解で+1という結果でしたが、むろかつは知らなかったんですが、どうも「ゴーリキー」というポケモンのキャラクターがいたそうで、Kavaさんはそれかと思って押したら「ん、1980年??古すぎね??」と思ったそうで。そしてハマクドーさんは「最後どうなるかと思ったら、またフリが戻ってきた」と(笑)。結果、Kavaさんは早くも+16でリーチ圏内に突入してました。
続くQ4は「飼い主は日本の農業土木の創始者であった東京帝国大学農学部の教授だった/上野 英三郎(うえの ひでさぶろう)という人物だったが//、飼い主が大学で講義中に脳溢血で倒れ急逝し、その結果、いつも迎えに来ていた国鉄渋谷駅で10年近く待ち続けそのまま亡くなり、現在では渋谷駅前に銅像がある「忠犬」の名前は何でしょう?」
という問題。ところが「飼い主の名前」すら出る前に押したのはキング先生さん。しかもよくよく見ると、明らかにボタンで押し負けたハマクドーさんがその時点で答えをサラサラと書き始めていて「え、続き聞かなくていいの?まだ前半部分終わってないっすよ?」とむろかつが焦りだす始末。そして「上野 英三郎(うえの ひでさぶろう)という人物だった」の前半の最後の部分で残り4人も挙手して全員が前半で書き始めるとは…。しかし「俺も俺も」って挙手しはじめると、ダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」のコントみたいですな(をい)
で、全員が「ハチ公」と書いて正解ということになり、キング先生さんが+6、その他の皆さんが+4…で、これでKavaさんはわずか4問で+20となり勝ち抜けとなったのでした。いやあ早いわー(^_^;)
[現在のポイント]
ハマクドー+10、Kava+20(1抜け)、キング先生+7、磯部+13、Liner+8、ひっさつ会長+12
残る枠は2席。しかし全15問のうちまだ5問目なのに、早いなー(苦笑)
指が早い、リアクションも鋭い(爆)
そしてQ5はこんな問題でした。
Q5「かつては近江兄弟社が、現在はロート製薬が/発売している、パッケージに描かれてるマスコットの名前は「リトルナース」ちゃん。その名前の由来はmenthol(メンソール)と//、ワセリンの別名であるpetrolatum(ペトロレータム)の合成語である、皮膚や口内炎の治療からスキンケアまで広く取り扱ってる商品のブランドでお馴染みなのは何でしょう?」
企業名だけで押したのはLinerさん。「早ええー」とむろかつびっくり。しかしそれ以上にびっくりしたのは「近江兄弟社で押せたのにー」とまたしても指勝負に負けて悔しがり、そこでボードに答えを書き始めるハマクドーさんで「え、まだ前半の続きあるよ?」と(爆)。結局は、前半でボードにひっさつ会長・磯部さんも挑戦し、キング先生さんは最後まで聞いてから書くという選択を(そして後半の問題の途中で爆笑する始末(笑))。そして答えは「メンソレータム」。最後まで聞くと「ああ、あの」って感じで、Linerさん正解で+6、ハマさんとひっさつ会長も正解で+4、キング先生さんが+1…だったが、磯部さんは「おくすりのめたね」という珍回答で誤答。「あ、でもうちの息子の薬を取りに行った時に調剤薬局にあったなあ」と、ちゃんとむろかつが拾ってました(苦笑)
[現在のポイント]
ハマクドー+14、[Kava+20(1抜け)]、キング先生+8、磯部+13、Liner+14、ひっさつ会長+16
この感じで行くと、2位争いどころか3位争いも大激戦になる予感が。ちなみに同じ問題で+20を突破した場合は、最もポイントが高い人が優先されるルールでした(つまりは同問題で+20、+21、+22となって+20を突破した場合は+22の人が優先される、ということです)。
そんな緊迫感が増してきたQ6は、
Q6「第二次世界大戦中にここを占領した日本は、「昭和に手に入れた南の島」という意味の「昭南島」と改称したこともあった、マレー語で「ライオンの町」という意味があるため//、「Lion city」の愛称でも/呼ばれている、地元にはその名の通り、上半身がライオン、下半身は魚の像の「マーライオン」という世界的にも有名な国家の象徴的存在がある、東南アジアの主権都市国家はどこでしょう?→シンガポール」
という問題でした。ところが前半では誰も押さず、ハマクドーさんが「前半で書きます」とボードに書き始め、後半早々に「Lion City」のくだりでLinerさんが早押しボタンを押した。そして残り全員は最後まで問題を聞くことになったが、当然「マーライオン」と聞いてギャラリーも「ああ」と(以下略)。で、この問題、前半で書いたハマさんが「マレーシア」と書いて誤答、後半押したLinerさん(+3)と、その他3人がいずれも正解して+1…という事になり、やや状況が変わってきたのでした。
[現在のポイント]
ハマクドー+14、[Kava+20(1抜け)]、キング先生+9、磯部+14、Liner+17、ひっさつ会長+17
これでキング先生以外の4人は「前半で押して正解(+6)」でも勝ち抜け圏内に到達し、ひっさつ会長は「前半で押さずに正解(+4)」「後半で押して正解(+3)」でも勝ち抜け圏内に到達することになった。
ここでむろかつ名物の(?)「怪しい事件史」問題が(をい)
そしてQ7では、「怪しい事件史のオニ(?)」と呼ばれている(というか揶揄されている(?))むろかつらしいこんな問題が出てきた。
Q7「では日本の歴代内閣総理大臣のうち、「ろくな死に方をしなかった」政治家が何人かおりますが、退任後に暗殺されたのは伊藤博文、高橋是清、斎藤実(まこと)の3人おり、東京裁判によって絞首刑になったのは東條英機・広田弘毅の2人おりますが、唯一//、自殺してこの世を去った、昭和10年代に3度の組閣を行った人物は誰でしょう?」
ところがこの「唯一//」のポイントで、ハマクドーさんが「(押さずに)行きます!!」と宣言したのと同時に、押す人が出てきてよくよく見ると磯部さん。そしてキング先生さんもチャレンジすることになり、その他の2人は最後まで問題文を聞いてから答えることになりました。
で、正解は「近衛文麿」。この問題を磯部さんは…
↑問題の続きを聞いた後、ガッツポーズで正解を確信し
この前半ポイントで「押して正解」を達成、これで+6加点でちょうど+20に到達。一気に3人抜きを達成して2抜けで決勝進出となったのでした。
※なお、現職中に亡くなったのは原敬(東京駅で暗殺)・加藤友三郎(病死)・加藤高明(病死)・犬養毅(5.15事件で暗殺)・大平正芳(病死←実は4Rに出ます(汗))、退任後に暗殺された伊藤博文はハルビンで、高橋是清・斎藤実は2.26事件で遭難してます。また、浜口雄幸と小渕恵三は「テロ事件ないし病魔に倒れ入院した後に、次の総理が決定した直後に死去」しているので含んでおりません(で、浜口・小渕は「現職中に死んだ」とクイズ本ではよく勘違いされてる事項なのですが(苦笑))。
またこの問題では、ひっさつさんが「最後まで聞いて正解(+1)」しており、この結果、
[現在のポイント]
ハマクドー+14、[Kava+20(1抜け)]、キング先生+9、[磯部+20(2抜け)]、Liner+17、ひっさつ会長+18
というラストの3位抜け争いも更に緊迫してきた次第でした。
そしてまさかの2問連続のアレと、まさかの決着が…。
そして次の問題で3人目が決まりそうな予感がする中、こんな問題が出題されました。
Q8「2017年2月13日午前9時頃にマレーシアのクアラルンプール国際空港で、マカオへの/出国手続きのためにエアアジアの自動チェックイン機を操作している最中に//、ベトナム人とインドネシア人の2人にVXガスで襲われ、空港内の医務室から病院へ搬送中に急死し世界を唖然とされた人物で、2001年5月1日に妻子と共に成田空港で拘束され入国できなかった事が有名な、北朝鮮の金正日の長男といえば誰でしよう?」
…ここでまさかの「怪しい事件史」2連発とは(爆)。で、ハマクドーさんが前半の真ん中部分の「マカオへの」のとこで押して書き始めました…が、「まだ前半部分は終わってないっす」とむろかつ。そして前半部分の「操作をしてる最中に」まで聞き終えた時点で、Linerさんとひっさつさんも書き始めました。そしてキング先生さんが最後まで問題を聞いて…となりました。
で、答えは「金正男(キム・ジョンナム)」で、キング先生さん以外の3人が正解し、それぞれハマクドー(+6)、Liner(+4)、ひっさつ(+4)が加点された結果、
[現在のポイント]
ハマクドー+20、[Kava+20(1抜け)]、キング先生+9、[磯部+20(2抜け)]、Liner+21、ひっさつ会長+22
で、ハマさん・Linerさん・ひっさつ会長がそれぞれ+20p超えを達するも、ポイント差でひっさつ会長が3位ということになったのでした。
この結果、「天元戦」の決勝へはKava・磯部・ひっさつ会長の3氏が、4Rの「順位戦・名人戦」ではキング先生を除く5人がA級の「アタックサバイバル」へ…という事になりました。
そして次は「天元戦」の決勝。今回のメインレース「ひよし記念」のタイトルらしく(?)、決勝ではひよしコンビが激突する次第に。そして三好さんはわざとひっさつさんの隣に座って(以下略)。
次回に続きます。
↑ある意味でこの企画的には身も蓋もない(?)帯が書かれてますが…(苦笑)
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