2021/10月例会「第4回精霊流しステークス」報告#17「ジャンル別クイズ(6)」




こんにちわ、番頭役のむろかつです。10月3日に開催されました2021/10月例会「第4回精霊流しステークス」の報告記の第17回目をお送りいたします。今回は予選最終ラウンドである4Rで行われました「ジャンル別クイズ」の6回目をお送りいたします。

2021/10月例会「第4回精霊流しステークス」報告#16「ジャンル別クイズ(5)」

2021年11月2日

↑前回はこちら。

11ジャンル目は「音楽」でした。

さて、後半に入ってきましてジャンルが少なくなってきました。

次のジャンルは11個目の「音楽」でした。

こちらに挑戦したのは、ぽちょ兄貴・磯部さん・タクミさん・ひっさつ会長の4人でした。常日頃からイントロクイズのサークル等にも顔を出している磯部さんと、洋楽邦楽なんでもござれ(故に磯部さん企画でめっぽう強い)ひっさつ会長がどこまでポイントを伸ばせるか、そしてぽちょ兄貴とタクミさんがそこに割って入っていけるのか…が、なんとも怖いもの見たさなとこもありました。

Q1:かつてのバラエティ番組「オレたちひょうきん族」のオープニングに用いられていた、フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲をもとにした/ジョアキーノ・ロッシーニが作曲した→ウィリアム・テル序曲(ひっさつ1○)

オープニングは今やもう懐かしい「オレたちひょうきん族」のオープニングで使われていた「ウィリアム・テル序曲」を問う問題で、もとの題材となったシラーの名前だけで押して正解したのはひっさつ会長でした。さすが洋楽邦楽新旧なんでもござれの(^_^;)

Q2:教会などで見られるような鐘をコンサートの舞台で演奏しやすいように、ひとつひとつの鐘を管状にしてピアノの鍵盤の順番に/並べて吊るした→チューブラーベル(磯部1×「カリヨン」)

Q3:旅行好きとして知られ本人もナイジェリア旅行中に亡くなっているフランスの作曲家で、アルジェリア組曲、ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」、動物の謝肉祭/→カミーユ・サン=サーンス(磯部1○)

で、Q2は磯部さん「カリヨン」という同じような教会に置かれてしかも鍵盤があってしかも鐘が吊るされている…という似たような楽器(しかもどちらも打楽器)で誤答。後から調べて「あー、意外に近かったのかも」と。で、問題の続きは「NHKのど自慢で合格・不合格の鐘を」みたいなのでした(苦笑)。

しかしそこは磯部さん、Q3「サン=サーンス」は代表曲である「動物の謝肉祭」でちゃんと取ってナイスリカバリー。それにしても代表曲が「アルジェリア組曲」、亡くなった現地がナイジェリアって、林家木久扇師匠の笑点のネタじゃあるまいし(以下略)

Q4:もともとはイギリスのサイケデリックバンドのジェイソン・クレストの4枚目のシングル曲「ウォータールー・ロード(Waterloo Road)」に、この楽曲に、フランスの作詞家ピエール・ドラノエがフランス語の歌詞をつけて1969年に(フランスの歌手の)ジョー・ダッサンの楽曲として発表された歌で、日本では越路吹雪やザ・ピーナッツ、南沙織などがカバーしたのは何?→「オー・シャンゼリゼ(Les Champs-Élysées)」(スルー)

Q5:弦楽四重奏曲や交響曲を数多く遺したことから、弦楽四重奏曲の父・交響曲の父とも呼ばれているオーストリアの/→ハイドン(磯部2○)

Q4「オー・シャンゼリゼ」は答えを聞いた全員が「あー」と驚き、洋楽邦楽なんでもござれのひっさつ会長も「越路吹雪か。うーむ。」といった表情でアタックしきれなかったような表情を。続くQ5「ハイドン」は、「弦楽四重奏曲の父・交響曲の父とも呼ばれている」からの磯部さんの押しが実に素晴らしく「フランツ・ヨーゼフ・ハイドン」とフルネームで正解しこれで逆転に成功。まさに「さすが」というべきか(笑)。

Q6:1849年にテオドロ・コットラウが編曲しバルカロール(舟歌)として出版したカンツォーネ(ナポリ民謡)で、その歌詞はナポリ湾に面した絵のように美しい波止場地区を讃えているのは何?→サンタ・ルチア(スルー)

Q7:(オペラの作曲で一斉を風靡した)作曲家のロッシーニが“シャンゼリゼのモーツァルト”と評した作曲家で、本名をヤーコプ・レヴィ・エーベルストという、オペレッタの原型を作ったと言われ、「青ひげ」「パリの生活」「地獄のオルフェ」/→ジャック・オッフェンバック(磯部3○)

Q6はスルーになるも、Q7「オッフェンバック」も磯部さんが正解し3○まで積み上げました。ちなみに「オペレッタ」とは「台詞と踊りがある歌劇」で、基本的には喜劇が多いとのことです(ですので、オペラとオペレッタの関係性は、日本でいうとこの演劇と軽演劇のようなものだそうです。つまりは本職のオペラ歌手からは軽く見られていた時代もあったそうですね)。つまりはこのオッフェンバック氏は後年、日本で「浪速のモーツァルト」と言われた作曲家のキダ・タロー氏のはしりのような感じだったんではないかと(^_^;)。

Q8: 調性音楽を脱し無調に入り十二音技法を創始したことで知られるオーストリアの作曲家で、交響詩「ペレアスとメリザンド」、合唱曲「グレの歌」、独唱曲「月に/憑かれたピエロ」などの代表曲があるのは誰?→アルノルト・シェーンベルク(磯部4○)

続くQ8「シェーンベルク」も代表曲の途中で磯部さんがサクッと押して正解しこれで4○。あとは残り2問で誤答せずに逃げ切れば…という感じに。

Q9:エステルハージ家の夏の離宮での滞在期間が予想以上に長引いたため、楽団員の帰宅の意思をエステルハージ侯に悟らせる/→「告別」(磯部5○)

こちらも磯部さん正解で遂に5○に到達。この曲の「そのココロ」としてはパトロンだったエステルハージ侯に「俺たち、そろそろ帰りたいんスけど」と、楽曲の最終章で演奏者は1人ずつ演奏をやめ、蝋燭の火を吹き消して交互に立ち去って行き最後はハイドン本人とコンサートマスターのヴァイオリニストしか残らん、というメッセージを託して、そこでやっとエステルハージ侯が気づいて帰らせてくれたという、まさに落語での「死神」と「寝床」を足したような(をい)

Q10:甥のマンノは指揮者として活躍している、代表作にオペラ「四人の田舎者」「スザンナの秘密」「マドンナの宝石」などで知られる/→エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(ひっさつ2○)

で、最後のQ10は「一発で2×がついて飛ぶ」リスクもなんのその、代表作でサクッと押してランプが付いたのはひっさつ会長で「ヴォルフ=フェラーリ」を正解しこれで2○で終了。しかしよく攻めるね会長、まさにギャラリーの度肝を抜いておりました(大汗)。

→獲得ポイント:磯部15、ひっさつ7、ぽちょ兄貴・タクミ0

そして磯部さんはここだけで15ポイントを荒稼ぎ。これは上位4人に残れるんではないのかな…というぐらいに。

12ジャンル目は「語源・由来」でした。そして実に熱い戦いが(笑)

そして12ジャンル目は「語源・由来」でした。こちらは指勝負必至的なジャンルと思われてたのですが、

あんどう・Liner・ひっさつ会長・Kavaの4氏が挑戦でした。いやーどの人たちも指勝負凄そうだ…。

Q1:もともとは馬術や競馬において、馬の鞍の下に敷く番号を記した毛布のことで、日本ではスポーツなどで/→ゼッケン(Liner1○)

しょっぱなのQ1「ゼッケン」はLinerさんが正解。そうか、あの番号で識別するのはもとは馬術競技だったのか…。

と、そんなことに感心していたら、この後が実に凄かったっす。

Q2:もともとは英語で「大使」のこと、公式・非公式を問わず/ブランド、商品、イベントなどを無償で宣伝広告する人→アンバサダー(ひっさつ1○)

Q3:もともとはタコの乾物を作る際に/肢体をひっぱりひろげて作ることから→ひっぱりだこ(あんどう1○)

Q4:古典ギリシア語で「すべてを真似る人」という意味がある、台詞ではなく身体や表情で表現する/→パントマイム(あんどう2○)

Q5:一説には「漁や狩りなどの共同労働で一人あたりに分配される分け前」をこう言ったことから現在の意味となった、「そうあるべきこと」を意味する言葉は何?/→当たり前(ひっさつ会長2○)

Q6:「パニック」という言葉の語源となったギリシャ神話に登場する牧神で→パーン(ひっさつ3○)

とまあ、凄まじい指勝負に。ひっさつ会長がかなり早い部分でQ2「アンバサダー」で正解すると、それに負けじとQ3「ひっぱりだこ」Q4「パントマイム」を連取したあんどうさんが逆転に成功。しかしQ5「当たり前」をスルー直前でひらめいたようで押して正解したひっさつ会長が続くQ6「パーン(パニックの語源となった神)」も取って3○で逆転に成功…と、ギャラリーはびっくりするやら盛り上がるやらでした。

ただこれだけでは終わりませんでした。ここから残り4問はさらにどえらいことになりまして、

Q7:ラテン語で「机の引き出し」、転じて「神秘」「秘密」という意味になった言葉が語源とされる、タロットカードで78枚のうち22枚/の寓意画が描かれたカードを→アルカナ/大アルカナ(Kava1○)

Q8:一説には「仕掛けが施してあるサイコロを使ったイカサマばくち」のことで、現在は妻が「かも」になる男性を誘って関係を/持って→美人局(つつもたせ)(Kava2○)

Q9:その語源はラテン語で「遅延する」という意味がある、学生など社会に出て一人前の人間となるのを猶予されている状態を指す/→モラトリアム(あんどう3○)

Q10:もともとは「250歳の長寿のお祝い」のこと。現在ではあらかじめ定めて与えられた寿命を指す言葉は何?/→天寿(Kava3○)

なんとここから0pだったKavaさんが3ポイント取っていったんスね(笑)。しかも最後は「ま、いいや、いっちゃえー」とポンと押して「天寿」と答えたら正解チャイムが鳴って拍手喝采というえらい大盛りあがりな結末でした。

で、このセット、どーなったのかと言いますと、

→獲得ポイント:あんどう13、ひっさつ13、Kava13、Liner3

3人が3ポイントで並んでトップタイで13ポイントを獲得、Linerさんが3ポイント獲得…ということでしたが、なんと10問やってスルーが一問もない、という「鉄道」(Q1だけスルーであと9問はすべて正解)の記録をやぶる次第で、いやープレイヤー側も熱くなり、ギャラリーも非常に盛り上がりました(笑)

というわけで残るジャンルは4つとなりました。次回に続きます。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。