2019年3月例会「ひよし記念」報告#5【 「2段階早押しボード」編(その1)】




今回からは2019/03月例会のむろかつ企画、つまりは2Rの天元戦および順位戦の「二段階早押しボードクイズ」と、4Rの順位戦&名人戦の「アタック49」「アタックサバイバル」の報告記を「連載」していく詳細版です。しばらくお付き合いくださいませ。

まずはこの企画・形式のおさらいから…。

従来から岩Q槻でも早押し企画が開催されておりましたが、原則的にはハマクドーさんの「玉座戦」の他、各人の自作問題の企画でしか問題及び回答を詳細まで載せて掲載ができませんでした。それは既存の問題集を使っており「ああ、あれね」と思われるのがちょっと抵抗があったから…だったのですが、今回の企画はむろかつの自作問題で構成されているので、詳細編を連載する運びとなりました。

ついでに書くと、昨年の秋にも自作問題シリーズは開催してたのですが、この時は「B級順位戦のアタック49(この時はA級ともども「アタック49」を行いました)の際に、バッテリー切れを起こしていて記録用のビデオが録画されてなかった」という致命的なミスが有り、今回が実質的には「初めて」の試みとなります。…まあクイズの文章が「長い」んでいちいちコピペするのも大変なんですけども(爆)

で、改めて2019/03月例会の2Rではこんな企画が行われてました。

・企画名は「2段階早押しボードクイズ」です。

[基本的なルール]

・ですが、全般的に問題文が長いため、途中(便宜的にその区切りを境にして「前半」・「後半」と書きます)でいったん区切ります。
※その際に、「前半部分だけでボードに書く人」は挙手して「書きます」と口頭で伝えてから書いてください。勿論、シンキングタイム後の書き直しは不可です。

・前半部分で押して正解…+6p
・前半部分で押さずに正解…+4p
・後半部分で押して正解…+3p
・後半部分で(最後まで問題文を聞いた上で)押して正解…+1p

で、誤答の場合は「押して間違えた」場合にマイナスポイントが発生します。

・前半部分で押して不正解…-5p
・後半部分で押して不正解…-3p
・押さずに不正解…罰則なし

[勝ち抜け人数など]

今回は予選(2組)から上位3人が勝ち抜けとなり、決勝を行います。決勝では(当日変更となりましたが)+30で勝ち抜け・優勝となります。優勝者は「天元」位のタイトルが与えられます(つまりはこの予選→決勝は「天元戦第9期」として開催されています)

なおこの両セットとも予選に関しては「順位戦第19期」も兼ねて開催されています。こちらは予選1組がB級順位戦、予選2組がA級順位戦で、予選1組は上位2名が次節はA級昇格(3位以下はB級残留)、予選2組は4位以下が次節はB級降格となり(3位以上と名人位保持者のハマクドーさんはA級残留)、4Rの企画が決定します。

…というルール・形式でした。要は「天元戦」でありながら、予選の順位次第では4Rの順位戦/名人戦の企画が替わる、というちょいと複雑な(?)企画でもありました(笑)

まずはB級順位戦。「押してボードに書く」のに慣れるまでが大変か…。

で、2Rのオープニングは予選1組。順位戦では「第19期B級順位戦」でもありました。

ここでの参加者は1枠(左側)から、くうちゃん・カムサ・タニシ・三好誤服店・キム兄ぃ・T本山・キヨミ…の7氏でした。一応、予選1-2組ではほぼ均等な人数(5-7人ぐらいで)で分けたかったので、本来はB級で挑戦する予定だった人(前節休んでたり、B級に降格したり)を繰り上げてA級順位戦は6人で行うことになりました。

で、岩Q槻ではたぶん初めての「早押しボードクイズ」。更に二段階に分けられている…というやや複雑なルールなゆえに、むろかつの説明を聞きながら、じっと企画書を眺めている人が多かったのも印象的でした。まあ理論的には(?)「ずっと押さずに前半部分で挙手して書いていくのは、ノーペナでやっていけるという意味では作戦的にはアリ」というのも確認されてたりしましたが(苦笑)。

※なお以下の文章「//」は前半部分の区切りの部分、「/」は実際に押された部分です(一応、文章を太字にしています)。また前半の区切りの部分で押した場合は「///」と三本線になることもあります。

1問目は「大正9年2月14日と翌日15日にかけて「第1回」が行われた、元々はストックホルムオリンピックのマラソン代表・金栗四三(かなくり しそう)、東京高等/師範学校教授・野口源三郎、明治大学・沢田英一のなかで、アメリカ大陸を継走で横断する計画が持ち上がり、実施するための代表選考会として開催され//」

という部分までが前半でした。「東京高等」で押したのは三好さん。そして、三好さんが書き終えた時点で上記の//の部分までが読まれてました。ここで行く人はいませんでした。

「東京高等師範学校、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4大学が出場した、今や「正月の風物詩」は何?」…で、正解は「箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」でした。で、三好さんが前半で押して正解で+6、その他の6人が最後まで聞いて正解で+1…というオープニングでした。

「まろ・わらわ・そなた」??

で、Q2で「まろ・わらわ(は)・そなた。このうちイタリア語で「鳴り響く」という意味があり//、日本語では「奏鳴曲」と訳され、バロック時/代には教会と室内という二種類があった器楽曲を何という?→そなた(ソナタ)」という実質的な三択問題(?)が登場。

で、キム兄ぃさんが書き終えた後に最後まで読まれ、更にもう一度トータルで読まれてその他6人がボードに答えを書くことに。むろかつ曰く「要はダジャレですやね」と(爆)。ここで正解したのは後半で押して正解のキム兄ぃさん(+3)、押さずに正解した本山さんとタニシくん(各+1)ということになってました。ちなみにちゃんと「まろ(高貴な人が自分を指す)」と「わらは(高貴な女性が自分を指す)」、「そなた(高貴な人が相手を指す)」などの説明をちゃんと入れました(苦笑)

Q3は「千葉ロッテマリーンズでは涌井秀章が、読売ジャイアンツでは菅野智之が/今シーズンからこの背番号をつけることになった事で知られている//、プロ野球初期の大投手である若林忠志、野口二郎、中尾碩志らがこの番号を付けて活躍したことから、日本プロ野球界ではチームの大黒柱のピッチャーがつける「エースナンバー」として知られるのは何番でしょう?→18番」という問題。ここでは三好さんが前半で押した…のだが、なぜか三好さん「あー、早すぎた」と頭を抱え始める次第に。

もっともそれも問題を最後まで聞くと、「ああ、ハラハラした」と安堵の表情を見せた三好さん(←広島&西武ファン)と、「押せばよかった」と嘆く本山さん(←巨人ファン)が(笑)。結果、三好さんは正解していて+6、タニシくん・カムサさん・キム兄ぃさん・本山さんがそれぞれ押さずに正解で+1となり、三好さんがリードする展開に。

そして「絶好調」だった三好さんがやってしまった…(笑)

Q4はむろかつ曰く「ちょっとこれは難しいかもしれませんねー」という前置きで出題されたのが、「かつては夏季限定で、コーヒーフロート味、クリームソーダー味、マンゴープリン味、バニラアイス味…といった「ウソだろう?」としか思えないような本当の話があった///

今回は前半最後の部分でポーンと早押しボタンが押され、押したのは…またも三好さんでした。ところが、書き終えてから問題文の続きを聞き始めると、

「…日本の菓子メーカー「東ハト」が1971年より製造・販売しているトウモロコシを挽いて作られた穀粒(こくつぶ)である「コーングリッツ」を原料にしているロングセラー商品のスナック菓子は何でしょう?」

「東ハトが」と読まれた途端に三好さんが、

天を仰ぎ、周囲大爆笑。そして問題を読み上げたむろかつはちょうど早押し席の右端のおやつコーナーのとこでキャラメルコーンをつまんでいたkavaさんに「ねえ、Kavaさん?」と話をふるとKavaさんもにやりとしてくれまして、やはり全員大爆笑。

結果、

「ガリガリくん」と書いてしまった三好さんが前半で押して誤答の-5、くうちゃんさん・タニシくん・キム兄ぃさん・本山さん・キヨミさんが+1…ということに。もっとも押さずに誤答してノーペナだったカムサさんの答えは「カール」で、「ま、形は基本的には似てるんですけどね」と(苦笑)。

Q5は「設計は日本屈指の著名な建築家である安藤忠雄が担当。作られた場所が道路に挟まれた細長い敷地であり、更にメインストリートのケヤキ並木の景観と調和させることもあって地上部分を3階と低く抑え、地下3階とあわせて6層分のフロアとして作られた//、元は昭和初期に作られた同潤会アパート・青山アパートメントがあった場所/に2006年にオープンした、東京都渋谷区神宮前四丁目にある複合施設は何でしょう?→表参道ヒルズ」

という長い文章で読むのも大変な(←まあむろかつ自身が作ったんだから仕方ないんですけど(爆))問題文でしたが、ここで「後半で押して」きたのは本山さん。で、正解したのは「後半で押して正解」の本山さんが+3、最後まで読んで正解した三好さんが+1…という次第でした。「しかし俺、同潤会アパートがあった頃からあのあたり行ってねえなあ」とむろかつがぼやくと、本山さんも一緒に頷いてました(笑)

勿論、むろかつ名物(?)の「怪しい事件史」シリーズも(←をいw)

Q6は「人気女優で歌手のマリリン・モンローが、1962年5月19日にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたある人物の誕生日の祝賀会で、お祝いで「ハッピーバースデー・ミスタープレジデント」を//ステージで艶かしく歌いあげた「相手」とは、この10日後に45歳の誕生日を迎えた当時のアメリカ合衆国第35代大統領である誰でしょう?→ジョン・F・ケネディ」という問題。

ハマクドーさんいわく「ムロさんが好きそうな「怪しい事件史」の問題じゃん」と、後ろの得点係をしながらニヤニヤしてました(苦笑)が、誰も押さずにボードクイズに突入し、ギャラリーのA級順位戦の面々が「…行かないのか」と軽く驚いてたのが印象的でした。

で、正解したのはくうちゃん・タニシ・三好・本山・キヨミ…の各氏。実はこれがマリリン・モンローが公の場に出てきた最後の場で数カ月後に不審死を遂げるのと(実はケネディもこの翌年の秋にダラスで(以下略))、一説にはケネディと不倫関係説があって…というむろかつの解説を入れたら「やはり怪しい事件史やん」とツッコミがw

そして(仮に最後の15問まで続くとしたら)前半最後の問題となるQ7は、

「江戸時代より茶壺(ちゃつぼ)をはじめ、土鍋、徳利(とっくり)、水甕(みずがめ)などの日常雑器が大量生産され、昭和後期には火鉢の全国シェアの8割を占めていたこともある//…が、世間的には「狸の置物」で有名な、滋賀県の/伝統的な焼き物はなんでしょう?→信楽焼」

という問題。これを後半で押したのは「やっぱり(これで)いいのか」と小声でぼそっと呟いてたキム兄ぃさんで、その他面々もここでボードを書き始めた人も(←ま、書き直せないだけで書くのは自由なんですけどね)いて、問題の最後まで流れた感じでは「滋賀県の」と聞いた瞬間に「あー」と、ペンを走らせる次第でした。ま、鉄道ファンの三好さんや本山さんあたりはボードに答えを書き終えた後、「1991年に信楽高原鉄道で(以下略)」と鉄道事故ネタに触れていたのはご愛嬌としてもだ(大汗)。

で、「信楽焼」と書いていたキム兄ぃさんが後半押して正解で+3、そして残り全員も最後まで聞いて「信楽焼」と書いていて正解で+1…となりまして、この時点では、

くうちゃん+4、カムサ+3、タニシ+6、三好誤服店+10、キム兄ぃ+9、T本山+9、キヨミ+4

…という途中経過でした。

3回も前半で押してる(うち2回正解で1回誤答している)三好さんが出入りの激しいゴルフ…もといクイズで+10でリードするも、実は本山さんはここまで全問正解していて+9というわずか1点差というのがこの形式のおもしろいところでもありました(笑)。そして前半と後半に1回ずつ押して正解し減点が発生していないキム兄ぃさんと同じ+9で、実質的にトップ争いはこの3人で繰り広げることになった前半戦でした。

後半戦に続きます(つづく)

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。