2025/05月例会「御大杯2025」報告(その4:八高戦編(4))




こんちわ、番頭役のむろかつでございます。2025/05月例会「御大杯2025」報告記の3回目です。今回は午前1枠で開催しましたむろかつ企画「八高戦(8◯5×早押しクイズ)」の4回目をお送り致します。

2025/05月例会「御大杯2025」報告(その3:八高戦編(3))

2025年5月8日

↑前回はこちら。

最終盤、残り10問となりました。

ラスト10問目を手前にして、前回ラストのQ40終了時点では各人のポイントはこんな感じになってました。

【Q40終了時点の各人のポイント(1◯ないし1×以上がついた人のみ)】

Liner1抜け、ひっさつ会長7◯2×、ばいそん7◯3×、ハマクドー6◯1×、ポポロン3◯1×、三好総統・Kava2◯、ぽちょ兄貴2◯2×、ケーニヒ1◯1×、かつた先生1×、チヨマル2×

ひっさつ会長が先に7◯リーチをかけるも、そこからLinerさんが怒涛の3連取で逆転1抜け…というダイナミックな逆転劇でこの「八高戦」2連覇を果たしてました。

そして2位争いはそのひっさつ会長と、序盤に1◯4×の逆リーチ状態のそこから正解ポイントを積み上げて7◯4×の「ダブルリーチ」までやってきたばいそんさんがタイで並び、更に序盤好調だったハマクドーさんが6◯1×で虎視眈々と逆転を狙うという構図が、前月のLinerさんが速攻で1抜けした後に、ひよしコンビとばいそんさんの壮絶すぎる2位争いを彷彿とさせるような激戦となっておりました。

よって今回はQ41-50までをお送り致します。

Q41:探題[たんだい](元々は、たとえば天台宗における最高法階の名称などの仏教上の重要な職務の名だったが、それが転じて鎌倉幕府や室町幕府においては、幕府からやや離れた重要な地方の出先機関での「政務について裁決を行う重要な職」を指したもので、鎌倉幕府では「六波羅」「長門」「鎮西(ちんぜい)」、室町幕府では「奥羽」「羽州(うしゅう)」「西国」「九州」があった機関は何でしょう?)→かつた先生1◯(1×)

Q42:専科[せんか](「タカラジェンヌ」の愛称で親しまれている宝塚歌劇団の劇団員が、宝塚音楽学校を卒業した後に所属することになっているのは、花(はな)組・月(つき)組・雪(ゆき)組・星(ほし)組・宙(そら)組の5組と、特定の組に所属しない団員の集まりの何でしょう?)→ケーニヒ2◯(1×)

Q43:薬局(日本国憲法の元で裁判で争われ最高裁判所で違憲判決が出て確定した事例で、その初の違憲判決は1973年4月の「尊属殺人罪の重罰規定」の件でしたが、2番目に出た違憲判決は1975年4月の、「何」のお店が「既にごくごく近くに開設されていると新規に開業できない」制限に対してでしょう?)→三好総統3◯

Q44:ルチャ・リブレ(2025年4月19日に、アメリカの世界最大のプロレス団体「WWE」がこの競技の最大手の団体である「AAA(トリプレア)」を買収したという電撃発表があった、その名はスペイン語で「自由な」「戦い」の合成語が名付けられており、日本では1970から80年代かけて「空中殺法」で一世を風靡した覆面レスラーのミル・マスカラスが特に有名なメキシカンスタイルのプロレスを何というでしょう?)→ハマクドー7◯(1×)

Q45:(渋谷)ジァン・ジァン(イッセー尾形の一人芝居や三遊亭圓丈の実験落語もここの劇場で始められたものだった、東京・渋谷の「日本基督教団 東京山手教会」の地下に1969年7月から2000年4月まで存在した収容観客数200人未満の小劇場で、シャンソン歌手の淡谷のり子や津軽三味線の初代高橋竹山(ちくざん)などのライブでも有名だった、東京の「アンダーグラウンド芸術の発信地・聖地」のはどこでしょう?)→ひっさつ会長8◯(2×)[2抜け!!]

そして怖いのは岩Q槻の自作問題系フリバはポイントがそんなに積んでない面々も「わかりそうな問題は上位陣に全く遠慮せずにゲットしてやる」という人たちばかりで「一発、風穴をぶちあけてやる→消化試合知らず」というとこが実にいいとこだなーと思う次第でして(笑)。実際に先々月・先月の「春のフリバ例会」でもそうでしたし、今回の「八高戦」もまさにそんな感じになっておりました。

まずQ41は「六波羅・奥州などでおなじみの→探題」の問題はかつた先生が正解して1◯(1×)で初日を出してました。元は仏教用語でその宗教の最も偉い人の肩書・名称が幕府制度に転じて使われるようになった…というそのあたりが歴史的にはおもしろいとこだったりします(笑)。

続くQ42は「宝塚音楽学校を卒業した劇団員が所属する(のは既存の5つの「組」と)→専科」はケーニヒさんが「花組、月組…」と組の名前を読み始めた時にポンと押して正解して2◯(1×)に。この「専科」に所属する人たちは一芸に秀でたタイプで、既存の5つの組には所属せずにその5つの組のそれぞれの公演に「特別出演」する形で登場するそうで、他の組の比較的に早く(だいたい7-12年程度で)卒業してしまうトップスターとちがって長く宝塚歌劇団に在籍するベテランの女優さんも少なくないそうです。

Q43は「日本で2番目の違憲判決が出た→薬局(の新規開設の距離制限)」の問題は三好総統が正解して2◯へ。一応解説するとこの当時は薬事法で近隣の薬局が共倒れにならぬようにある程度の新規開設する際には多少の距離を置いてくださいね…という取り決めがあったのがこれが違憲判決が出た、という次第でした(ここの解説の続きは、後のQ46「情状酌量」の項目でも少し触れます。念の為)。

その次のQ44は「メキシカンスタイルのプロレス→ルチャ・リブレ」はハマクドーさん正解でこれまた7◯リーチ状態に。「覆面レスラーのミル・マスカラスが」と問題の続きを読んだらこれまたプロレス大好きな三好総統が悶えるように悔しがってましたなー(^_^;)。これで7◯リーチは、ハマさんとひっさつ会長、ばいそんさんの3名ということに。

そしてQ45は淡谷のり子や初代高橋竹山のライブなどでお馴染みだった東京のアングラの聖地「渋谷ジァンジァン」の問題(先に出題されてた「三遊亭円丈」の主催する(新作落語派の噺家を集めて開催した)「実験落語会」もここを会場として開催されてまして過去歴代2位の観客動員を記録したこともあったそうです)。こちらをひっさつ会長が正解してこれで8◯到達で2抜けとなりました。正解後に思いっきり安堵の表情を見せてた会長でした。

なお会長は前回が7◯リーチまで達するも、前述のとおり「一発風穴をぶちてあけてやろう=消化試合知らず」な岩Q槻ならではの他の面々の押しも鋭くおまけに最終問題に7◯で並ばれてた「ライバル」の三好総統に逆転され(←何せ最終問題で鉄道問題がやってくる豪運っぷりを見せるとは(爆))2抜けを食らって本人は勝ち抜けられなかったというそのリベンジを果たした形となったのでした(笑)

↑ひっさつ会長、安堵の表情の図(笑)

そして残りは5問となりました。

Q46:情状酌量(特に日本の刑事裁判において、裁判官が「実際の事情や犯罪の状況、更に被告人の態度などから同情すべき点」を考慮して判決時に刑罰を軽減することを、刑法第66条に実際に書かれている文言から一般に漢字四文字で何というでしょう?)→ぽちょ兄貴3◯(2×)

Q47:明月院[めいげついん](元は鎌倉幕府第5代執権・北条時頼が作った「禅興寺」という寺があり、その寺に付属された塔頭(たっちゅう)に過ぎなかったが、明治初年にその禅興寺が廃絶しその塔頭だけが現在の寺院として残ったというエピソードがある、山号を「福源山(ふくげんざん)」という鎌倉市にあるお寺で、現在では境内に数多くの淡い色の青いアジサイが咲くことから「あじさい寺」の別名を持つのは何でしょう?)→ケーニヒ2×(2◯)/ばいそん8◯4×[3抜け!!]

Q48:地[じ]ビール(日本では1994年の酒税法改正により、ビールの最低製造数量基準が2,000キロリットルから60キロリットルに引き下げられた事から「小規模なビール醸造会社」が数多く登場して世間的にも広まった、大手のビール会社が量産するビールと対比的に「職人が、手作りで」作るのを売りにしているクラフトビールのことを、日本では何と呼ばれているでしょう?)→ぽちょ兄貴4◯(2×)

Q49:しんじょう君(地元名物の「鍋焼きラーメン」もモチーフとしている帽子もかぶっている現在のキャラクターは2013年にリニューアルされた「2代目」である、キャラクターのイメージとしては1974年に地元の川で最後に目撃された絶滅危惧種のニホンカワウソで、その川の名前をひらがなにして命名されている、「ゆるキャラグランプリ2016」で優勝した高知県須崎市のゆるキャラは何でしょう?)→ハマクドー2×(7◯)/ポポロン2×(3◯)/三好総統4◯

Q50:紫綬[しじゅ]褒章(毎年4月29日の昭和の日と11月3日の文化の日に受賞者の氏名が発表される「褒章[ほうしょう]」は全部で6種類ありますが、そのうち、「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた」ということで、学術・芸術・スポーツ分野の功労者に授与されるのは何でしょう?)→ハマクドー3×(7◯)/ポポロン4◯(2×)

Q51(予備):浜松市(日本の国内三大楽器メーカーとされるローランド、ヤマハ、河合楽器製作所が本社を置く静岡県の都市はどこでしょう?)

Q46は実は刑法第66条に実際に書かれている文言で日常にもかなり用語としては浸透している「情状酌量」の問題をぽちょさん正解で3◯に。なおQ43に出てきた「日本国憲法下初の違憲判決→尊属殺人罪の重罰規定」が違憲判決となった理由の一つがこの「情状酌量」でして、この例では親殺しをした子がその事情・動機でどんなに殺された親に非があったケースだったとしてもこの尊属殺人罪では罰則が死刑・無期懲役しかなく仮にここから情状酌量で減刑するにしても執行猶予付きの有罪判決が出せないのは重すぎる…というのも最高裁まで争われた理由のひとつでした(で、Q43の項目で解説をいれずにここで解説を入れた次第でした)。

続くQ47は鎌倉の「あじさい寺の別名を持つ→明月院」の問題は、まずケーニヒさんが「建長寺」と答えて誤答になった後、実は季節の折々に鎌倉にもたびたび訪れているというばいそんさんが正解してこれで8◯到達で3人目の勝ち抜け、ということに。

しかしよく1◯の時点で4×をつけて逆リーチ入ってからよくぞここまで積み上げましたなー(驚愕)。この問題文にある「塔頭」とは塔頭とは禅宗寺院で祖師や門弟高僧の墓や塔、およびそれを守る墓守役の僧の小さな庵(いおり)を指してまして、なんとそこだけが残って今や鎌倉有数の観光名所のお寺になってしまったというのは興味深いです(笑)。

残りは3問。Q48は「地ビール」。ぽちょさん正解で3◯に。実はクラフトビールと同義的なんですが問題文の中に既に「クラフトビール」が入ってるのでクラフトビールは「もう一度」でした。個人的には前回の「松山千春」の項目で書いた10数年前のレンタカーでの道東旅行の際に知床のウトロの宿のラウンジで夜たまたま飲んだ「流氷ビール」という青い色した地ビールがおいしかった記憶がありますです。そしてこの場面、最も印象的だったのは「答えたかったー」と既に勝ち抜いてたLinerさんとバイソンさん、更にお酒大好きな三好総統の3人がほぼ同時につぶやいてたことでした(^_^;)。

※なお最初の更新時ではケーニヒさんの誤答はQ48の「地ビール」のとこだと思ってましたら、更新後にご本人からQ47の「あじさい寺=明月院の問題を建長寺で誤答しました」とご指摘を受けましたので修正させていただきました。

Q49はゆるキャラの世界ではなんやかんやで全国から引っ張りだこになっている人気者の、高知県須崎市のゆるキャラ「しんじょう君」の問題。こちらは「鍋焼きラーメン」で「須崎市」という惜しい誤答をしたハマクドーさんや、続いて誤答したポポロンさんの後に、三好総統が「カズ坊にそっくりな、しんじょう君。」と爆笑しながら答えて正解してました。

なお、ここで三好総統が言ってた「カズ坊」とは私(番頭役・むろかつ)の息子なんですが、

↑しんじょう君のこのツンデレなキャラ、ギョロ目、そして大きなでべそが、昔っからうちの息子と瓜二つでして(失笑)。

そしてラストのQ50は時事問題で「春の褒章」のニュースを見て作った、「学術・芸術・スポーツ分野の功労者に授与される→紫綬褒章」の問題はハマクドーさん誤答の後にポポロンさん正解で4◯まで積んで全50問終了となりました。こちらは極めてごくごく簡単に言えば「ミニ文化褒章」のようなもので、特に落語家はこれを受賞した人が次に人間国宝を目指せるんではないか?というぐらいの賞だそうです。

結果、こうなりました。

【Q50終了時点の各人のポイント(1◯ないし1×以上がついた人のみ)】

Liner1抜け、ひっさつ会長2抜け、ばいそん3抜け、ハマクドー7◯3×、三好総統4◯、ポポロン・ぽちょ兄貴4◯2×、Kava2◯、ケーニヒ2◯2×、かつた先生1◯1×、キアロ・キヨミ0p、チヨマル2×

しかし50問で3人も勝ち抜けるとは…そして途中参戦の三好総統がなんやかんやで5位まで上がってきたのは「さすが」という次第でした(苦笑)。

で、Linerさんには優勝賞品としてブルボンの「プチ」シリーズを贈呈させていただきました。

なんやかんやで3連取で2連覇達成とは…まさに恐るべし、でした。

次回は午前2枠で行われたキアロさんの早押しクイズとボードクイズをミックスさせた「共通点クイズ」をお送りいたします。ではまた。

▼クリック頂けると励みになります!

にほんブログ村 ゲームブログ クイズゲーム・パズルゲームへにほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ




ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県で活動している「岩槻クイズ(&ゲーム)の会」、通称「岩Q槻(いわくつき)」です。毎度色々なクイズやゲーム企画等で「ユルくバカトーク多めで」やってます。大量の差し入れお菓子と公式ブログで「結構長々と書いている」例会報告が最大の特長です(笑)。 初心者から中級者ぐらいのご新規さん大歓迎です。