2022/10月例会「第5回精霊流しステークス」報告#14「カットラインクイズ編(5)」




こんにちわ、番頭役むろかつです。2022/10月例会「第5回精霊流しステークス」の報告記をお送りしております。第14回目は第3Rの「カットラインクイズ編」の5回目・ラストになります。3回のカットラインがやってくる45問目を迎える終盤戦の模様をお送りいたします。

2022/10月例会「第5回精霊流しステークス」報告#13「カットラインクイズ編(4)」

2022年11月1日

↑前回はこちら。

ルールのおさらいとQ40時点終了時のポイント状況です。

残り10問となりましたが、改めてこの企画のルールの概要はこんな感じでした。

3R:カットラインクイズ

50問限定/3P勝ち抜け/誤答は3回休み
一定問題数(当日「15問目」ごとと発表されてました)経過段階で規定ポイントに達していない場合敗退

カットラインは3回
1回目は0P
2回目は1P
3回目は2P
とするが回避対策あり

1回目は1人勝ち抜け
2回目は更に2人勝ち抜け(都合3人)
3回目は更に3人勝ち抜け(都合6人)

そしてプレイヤー各位の点数状況は以下のようになっておりました。

【40問目終了時点の各人のポイント】

ぽちょ兄貴+2/T本山+2/こじこじ+2/あんどう+3(5抜け)/ばいそん+3(4抜け)

れいは+3(6抜け)/かよちん+3(2抜け)/チヨマル+2/ひっさつ+3(3抜け)/むろかつ+3(1抜け)

6人が勝ち抜けて、残る4人が全員+2のリーチをかけているという状態でした。残り10問、果たして最終盤の結末は…。

オンリーワン問題となることも多くなってきました。

Q41:維新の十傑に数えられ明治政府内では三権分立を唱えたことでも知られている、佐賀の乱で/

A41:江藤新平(チヨマル○+3p→7抜け)

Q41は明治維新の頃の政治家で最期は「佐賀の乱」の首謀者として処刑されてしまった「江藤新平」の問題をチヨマルさんが正解してこれで7抜けに。この人は明治政府では司法卿、つまりは現在の法務大臣にあたるその初代の人物だったことから「近代日本司法制度の父」と称されています。

Q42:アメリカ・テネシー州ナッシュビルに本拠を置く楽器メーカーで、2018年5月経営破綻したこともあるエレクトリックギターのエクスプローラー、フライングV、レスポールモデルなどで知られるのは何?

A42:ギブソン(スルー)

実はこの時は、チヨマルさんが勝ち抜け、ぽちょ兄貴とこじこじさんが誤答お休み中だったので+2持ちの本山さんへのオンリーワン問題…だったんですが、楽器メーカーの「ギブソン」はスルーとなり。ま、実際にギターも弾くひっさつ会長が既に勝ち抜けて回答権はなかったんですが答えがわかった瞬間に目を輝かせて(以下略)。そしてこの問題後にこじこじさんが戦線復帰ということに。

Q43:人付き合いの中で何事につけても相手にそれとなく貶め自分が優位に立とうとする行為で、ゴリラなどの霊長類が/

A43:マウンティング(T本山○+3p→8抜け)

続くQ43は「自己の優位性を態度や言葉で主張し上下関係の格付けをしあう行為」の「マウンティング」の問題。本山さんが正解しこれで8抜けに。そしてぽちょ兄貴がここで3休からお戻りとなりました。

Q44:「魔王」「村尾」と合わせて「3M」と呼ばれる芋焼酎で/その名前は酒造の4代目当主の名前

A44:森伊蔵(ぽちょ兄貴○+3p→9抜け)

その次のQ44は「3Mと呼ばれている芋焼酎で」のポイントで押したのはぽちょ兄貴。「森伊蔵」で正解+3pとなりこれで9抜けということに。こちらの森伊蔵鹿児島県垂水市に本拠を置く酒造会社の森伊蔵酒造が製造・販売しているもので、かつて日本贔屓で有名だった元フランス大統領のジャック・シラク氏が大好物で贔屓にしてたという逸話があり、JALの国内線・国際線のファーストクラスではこのお酒を提供しているんだそうです。

Q45:群馬県沼田市の老神温泉に温泉旅館併設の店舗「東明館」がある、「3割うまい!!」のキャッチコピーで知られる外食チェーンは何?

A45:ぎょうざの満洲(スルー)

ここからはこじこじさんのオンリーワン状態に。Q45はこれまたTBSのラジオCMではたびたび流れている「ぎょうざの満洲」の問題。言われて全員が「あー」と納得する次第でした。しかし温泉旅館併設はすごいなおい。

そしてここで3回目のカットラインが。回避条件は「6人が勝ち抜けで、+2に到達してないと失格」だったのでこじこじさんもカットラインはされませんでした。

Q46:昭和10年から30年にかけて映画の街として栄えたことから「東洋のハリウッド」と呼ばれていた東京都多摩東部にある市で、新選組組長・近藤勇の生家跡があることでも知られるのは何?

A46:調布市(スルー)

Q46「調布市」はスルー。個人的には息子の診察で年に1-2回、世田谷区の国立成育医療研究センター(日本最大級のこども病院および研究所があります)への往復の際に、中央道の府中スマートインターを降りて調布・狛江の多摩川沿いの裏道を通って世田谷通りに抜けていくんですが、その時に「日活調布撮影所」の前を通るもので「ああ、ここが昔、赤木圭一郎がゴーカートで事故ったとこか」と(をい)。なお角川も「角川大映スタジオ」を調布市内に置いているそうです。

Q47:2018年2月10日、パーキンソン病による急性増悪のため亡くなった作家で、「苦海浄土」でマグサイサイ賞、「十六夜橋」で紫式部文学賞を受賞しているのは誰でしょう?

A47:石牟礼道子(スルー)

Q48:ドイツのフランクフルター・ゲネラル・アンツァイガー紙の新聞記者としてアドルフ・ヒトラーやヨーゼフ・ゲッベルスにインタビューした経歴がある経営学者で、著書「マネジメント」で知られるのは誰?

A48:ピーター・ドラッカー(スルー)

Q49:室町時代に築城された練馬城の城址を中心に造園された西武グループが運営していた遊園地で、世界初の「流れるプール」の設置や日本最古のメリーゴーランド「カルーセルエルドラド」などがあることで知られたのは何?/

A49:としまえん/豊島園(こじこじ○+3→10抜け【企画終了】)

最後はQ47「石牟礼道子」Q48「ピーター・ドラッカー」は共にスルー。石牟礼道子は作家であり環境活動家でもある主に水俣病患者を支援する運動をしていた人物で、ピーター・ドラッカーは本文にあるとおり「マネジメント」の執筆者でつい先年、岩崎夏海が書いた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本が大ヒットした際に話題となった人物でもありました。

そしてこじこじさんの勝ち抜け問題となったQ49は2020年に惜しまれて閉園してしまった「としまえん」の問題。現在はこの地から温泉が湧き出たことから営業している「豊島園 庭の湯」だけが営業してるそうです。ちなみにこの温泉、元々は都営大江戸線の為の地中測定の際に「どうもここに温泉があるらしいぞ」と判明したのがなんとも凄まじい、あ、住所としては豊島園にも関わらず練馬区にあるそうですが…なんとこんな東京の真ん中に温泉が(^_^;)。あと個人的にはJリーグ黎明期の頃のものすごい人気(今では信じ難い話ではありますが)の際に、としまえんが「うらやましいぞ!!Jリーグ」という広告を出してたのがなんか懐かしい(笑)

で、結果こうなりました。

【3R/49問目終了時点の結果】

ぽちょ兄貴:9抜け/T本山:8抜け/こじこじ:10抜け/あんどう:5抜け/ばいそん:4抜け

れいは:6抜け/かよちん:2抜け/チヨマル:7抜け/ひっさつ:3抜け/むろかつ:1抜け

という事に。

予選順位的な勝ち点としては、全問終了時に既に勝ち抜けたのと勝ち抜けていないのとでは結構その予選ポイントが違ってくるので、まあ全員仲良く(?)+3を積み上げて勝ち抜けられたのは幸いでした。

そして次の4Rが予選最終企画となります、毎回恒例の「ジャンル別クイズ」。今回はジャンルが例年よりもかなり多く、下手すると参加者がバラけてそれぞれ+1でも正解すれば1位ボーナスが取れてしまうんじゃないか?というぐらいの感じになっておりました。

次回に続きます。

解説と補足と余談など

(以下も番頭役・むろかつが書いております)

というわけでやっとこ1-3Rの報告記事を書き終えました。今回は10月例会が終わってからなかなか体調(主に坐骨神経痛)が回復せずに書けずにいた日が多く、更に昨日に至っては、途中の5問目まで書いた時点でパソコンのBluetoothのワイヤレスキーボードがバッテリー切れを起こす始末(書けなくなるというよりかはバックスペースが効かなくなったり暴走したりするようになります)で、前回の記事は今日(11月2日)の夕方に更新ボタンを押したのですが、更新日時は「11月1日23時59分」ということにしております。まさに「10月吉日」みたいな信用できねえ日時表記のような(ノД`)シクシク

そういうわけで1-3Rまではいつもの「解説と補足と余談編」ができなかったので、Twitterでいただいた感想戦も紹介しつつということで書いていきたいと思います。

1R:多答早押しクイズ編

早押しでボーナス獲得権(?)を確保するのもさることながら、他の人とできるだけかぶらんようにしていく…という意味ではなかなか難しい企画でした。実際私も何度か押したのにかぶってポイントが半減になったこともありましたし(ただしネタとしては非常においしかったのでそれはそれで大満足してます(笑))

で、まあ「やっちまったなー」と思ったのは例会報告を書いてる時に埼玉県内の東武野田線(アーバンパークライン)の駅で「七里(ななさと)駅」を「しちり」と書いてしまったとこですかね。

その「七里駅」で単独正解ボーナスもゲットしたばいそんさんからこのようなツイートを頂きました。

で、ばいそんさんからは、私自身がこの後に「日本にある(世界)自然遺産」の問題で富士山で誤答となり「あー、富士山入ってねえだなあ」とひとりごちした際にも、

とおっしゃってました。これを書いてて思い出したのが富士山が世界(文化)遺産に登録されるかなり前に、公共広告機構のCMで「富士山が世界遺産に選ばれない理由のひとつはゴミの多さが原因です」みたいなのを見た記憶があるなあ、と。これは帰りに圏央道を運転してる時に思い出しました(苦笑)。

2R:黒ひげ「藤村の逆襲」編

50問のうち、黒ひげさんが15回も飛んだという「いやー3年ぶりとはいえ勢いありすぎだわ」とツッコミを禁じえないナイス企画でした。こちらは私自身は「飛ばす気マンマン」でいたんですが(2019年の同企画では豪快に飛ばしてますので)、なぜか飛ばずに3抜けという次第でした。

こちらでは1抜けを果たした先ほど登場しましたばいそんさんの感想戦ツイートをいただいております。

いやもう、「おいしい」という点では24本中19本刺さった状態で「埼玉県小川町」というご当地問題がやってきて押して正解した三好さんがその「ことの重大性」に気づいて答える時点で「おいしいわー」「やっちまったわー」という両方がありありと感じた絶叫っぷりには「いやー、三好さんすげえわ」って思いましたね。で、案の定1本目で飛ばしてますし(爆)。

あとは初参加のれいはさんが4問クイズで正解してその4回とも黒ひげさんをぶっ放すというある意味で「おいしい」を通り越して「それは快挙」と言わんばかりの珍記録を樹立したのは凄いなーと思った次第でした。あれは過去2回、1本目でぶっ飛ばしたひっさつ会長と並ぶ歴史に残る大記録とも(以下略)

3R:カットラインクイズ編

個人的にはあれよあれよで序盤の9問に+3積み上げて勝ち抜けとなり1抜けしてしまったという企画でした。どうもその前の2R(黒ひげ企画)の時の「大平正芳(昭和後期の総理大臣。下戸だったので料亭や飲み会の席でもキリンレモンと饅頭を食らっていた逸話があり)」を、序盤の逸話の部分だけで気持ちよく押せて正解できたのが勢いがついたのかな?と今はそう考えてます。ハマさんが「そこでもう押すか?しかも正解していくか??」って明らかにびっくりしてましたし…。

で、実は2Rもそうだったんですが今回は早押しクイズで10-12人(3Rは三好さんご夫妻が早退されたので2人減って10人でのクイズでした)一斉というのは「実力が拮抗してたり、押すポイントが一定のとこで決まっていると本当に反射神経の勝負になるので、むしろ難しい」という側面もあるんですね。

そこらへんをやはりばいそんさんが感想戦ツイートでおっしゃってまして、

たぶん通常の競技クイズ的な基本短文だったらあんどうさんやぽちょさんあたりの独壇場になるんだろうな、ランプがつくことはないんだろうな…とも思ったんですが、今回のハマクドーさん、以前のLinerさん、そして私・むろかつの自作問題系の早押しクイズは妙にエピソードの前フリが長かったり、基本短文系の「ベタ問」と呼ばれるそれに比べると明らかにポイント押しするのがやや難しいんですね(無論、クイズの猛者でそれすら経験とか知識でぶっちぎる人も中にはいるのも事実ですが、そもそも岩Q槻のような初心者から中級者向けのサークルにはほとんど来ることはないですね、はい)。

その点ではひっさつ会長や三好・チヨマル両副会長といったナチュラル知識で特定のジャンルの猛者(ま、私も「怪しい事件史のヲニ」とか言われてるだけにそこらへんのジャンルは(以下略))が物凄いとこでパーンと押して正解していく、というのがたびたび見られるので、そのあたりの混戦っぷりはさすがハマさんの企画だなーと、3Rはほとんどの時間が得点係だったんですが実に興味深く戦いを見ることができて気づきも多い企画でしたねえ。

最後に4Rのジャンル別クイズの話にも及んでいるのでフライングになってしまいますが、例会終了後に初参加のこじこじさんからもコメントをいただきました。

しかし今回初参加だったこじこじさんとれいはさん、とてもクイズがほぼ初めてってのは信じられないぐらい強かったです。もともとはあんどうさんが人狼ゲームのゲーム仲間つながりで岩Q槻を紹介してくださったのがきっかけでしたが、何よりそのナチュラル知識もさることながら「わかったとこで勝負するべく”ボタンを押せる”勝負度胸」が凄かったなーというのが最大の感想でした。

それは前のサークル時代も含めて「クイズを嗜んでなくて、ここ(当時のサークルの例会)で最初からナチュラル知識に強くてしかもガンガン押せていた」という人はそう多くはなかったもので、それこそひよしコンビ、本山さん、最近だとキヨミさんもそうですが「得意なジャンルはあるし、そのナチュラル知識は大したもんなんだけど、そもそも押す度胸・勇気がまだない…から最初はなかなか押せない」というのもあるんですね。彼らの場合はサークルの例会でのクイズの回数を経て「あ、こんな感じでいいんだ」と慣れてきたら今のようになったんですけども。そこらへんは本当に楽しんでくださってたのはありがたかったです、はい。

さて次の4Rの「ジャンル別クイズ」ですが、前回以前とちょっと掲載方法を変更しまして、いわゆる「スルー問題」はむろかつ版では割愛させていただきます。基本的には正解した問題と誤答した問題のみの掲載としまして、スルー問題は後日掲載するだろうハマクドーさん版の記事の方に掲載される時をお待ち下さい。

というのは、例年この企画は2ジャンルずつ、各ジャンル10問ごと、つまりは各回20問ずつ掲載しているのですがVTR音声を聞いてその単語をグーグル検索にかけて調べて文章化するのが物凄く時間がかかるので(ちなみに3Rのカットラインクイズが10問ごとに掲載していてだいたい執筆時間は1.5時間から2時間でした)、更に今回はジャンルの数が例年よりも少しだけ多いため連載更新ペースを少しあげるべく、スルー問題は割愛してお送りいたします。大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

以上です。ではまた次回に。

(Text by むろかつ(番頭役))

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。