こんにちわ、番頭役のむろかつでございます。2023/05月例会報告記の連載をしています。8回目は今回のメイン企画である、2R「座・ムダ長文(むろかつ企画)」の報告記7回目、Bブロック編の3回目をお送りいたします。
↑前回はこちら。
ここから後半戦へと入っていきます。
ちょうど全15問の折返しとなる7問目終了時点の各人のポイントは以下の通りでした。
【Q7時点:ばいそん+38、かよちん+32、山田はまち+25、キヨミ+13、おぐのり+28、T本山+17、かつた+12、ほしまる+29、三好誤服店+12】
Aブロックでのハマクドーさん・ひっさつ会長がこの時点で+50を突破していてLinerさんが前半押しのチャージで迫りまくる…という程の大逃げは見られないものの、首位のばいそんさんからシード圏内の4位のおぐのりさんまでが10点差、シード圏外となる5位の山田はまちさんまでが13点差、と実質2問で一気に順位が動く混戦模様になってきました。ここからが後半戦へと入っていきます。
さすがキヨミさん、今回も一発「風穴」あけてくれました(^_^;)
Q8はこんな問題でした。ジャンルは「芸能」であります。
Q8:歌の長さはわずか4分38秒しかないもののその歌詞は10番まで構成されている、昭和50年8月25日にエレックレコードより発売するも、発売からわずか20日で/性表現を理由に日本民間放送連盟の要注意歌謡曲の指定を受けいわゆる「放送禁止」状態にされてしまうが、当時の子供達には口コミで人気を博して最終的には4-5万枚の売上を記録しそこそこのヒット曲になった、難しくいえば「ぎなた読み」による修辞技法を駆使した日本語の言葉遊びを題材とするコミックソングで、東海地方をメインに活動するラジオパーソナリティおよびシンガーソングライターのつぼイノリオの代表曲としても非常に知られるのは何でしょう?
A8:金太の大冒険
まあ「金太、負けるな」のアレの歌ですな(笑)。20-30代の頃にカラオケに行くとこれを必ず歌う人が最低でも1人はいたっていうある意味の「名曲」でした(^_^;)
で、番組屋の私・むろかつの事前予想としては、「つボイノリオをといえば名古屋。とくれば、名古屋出身の地元ネタにめちゃ強い」キヨミさんが「つボイノリオの曲ということにどこで気づくか」か、それとも芸能ネタ全般に強い(特にイントロ系)おぐのりさんか、芸能全般しかもちょっと古い系が好きなかよちんさんorほしまるさんorばいそんさんあたりか、しかしひょんな事から意外にナチュラル知識で本山さんや三好さんなどの「意外な」人が押してくるかも…と薄ぼんやりと考えながら読んでましたら、予想よりも遥かに早いポイントで押してたのはキヨミさんで「え、そこで押すん?」と一番ビックリしてたのは番組屋の私・むろかつでした(をい)。
そして他の面々は、キヨミさんが書き始めた際に押し負けてたわけではないんですが三好さんは奥様のキヨミさんが確信もって押してボードを書き始めた姿を見てそれで「あっ」と気づいた顔をしてその続きを読まれる前にサラサラ~とボードに答えを書いており、前半最後の部分の時点でかよちんさん以外の全員がバッと「1」のカードを掲げて前半ボードを宣言している始末でした(苦笑)。いやーやはりここの世代にとってはジャストミートなコミックソングだったすねえ…。
↑三好さん前半ボード宣言するも、奥様の速攻押しに自分のことのように喜んでました。
で、「金太の大冒険」。正解したのは後半ボードのかよちんさん(+1)、前半ボードのばいそんさん・山田はまちさん・おぐのりさん・T本山さん・かつたさん・ほしまるさん・三好さん(各+5)、そして前半押しのキヨミさん(+12)、というわけで全員正解でした(笑)。
↑いや、思った以上に物凄いポイントで押して正解してるんすよね…ここらへんが「どこか一発、風穴をぶちあけてくる(笑)」キヨミさんやチヨマルさんあたりがすごいとこだなあ。
【Q8時点:ばいそん+43、かよちん+33、山田はまち+30、キヨミ+25、おぐのり+33、T本山+22、かつた+17、ほしまる+34、三好誤服店+17】
一応解説すると1988年・昭和63年までは日本民間放送連盟の要注意歌謡曲指定制度による放送禁止・および各放送局による自主規制の制度・慣例があったんですがそれ以降は基本的には各放送局の自主判断に委ねられておりまして、制約がそれほどなくなったことから近年はたびたびフルコーラスがかかるようになっていまして、実は今から約四半世紀前の1996年には再リリースを果たしています。しかしそれにしてもキヨミさん、今回も一発風穴あけてくれました(多謝)。
9問目は「鉄道問題」でした。ただし大阪の…。
続く9問目はこんな問題でした。
Q9:実際にJRおよび大阪メトロの天王寺駅へは徒歩圏内で非常に近かった為に大正12年に開業した際にはわずか1ヶ月弱の間だけは「大阪天王寺駅」という名称だったという近畿日本鉄道南大阪線の起点駅で/、現在は近鉄全線で最も乗降人員が多い駅であり、現時点では高さ300メートル…と日本で最も高いビルである「あべのハルカス」が隣接している大阪市にある駅はどこでしょう?
A9:大阪阿部野橋(おおさかあべのばしえき)駅
ジャンルは鉄道。しかしながらエリアは関西でここにいる面々のほとんどが東日本在住(そしてばいそんさんが静岡、キヨミさんが名古屋出身)という中で、まあそれでも後半に「あべのハルカス」という大ヒントをぶっ込んでる(笑)んでスルーはないだろうな、とりあえず鉄道好きな三好さんやT本山さんあたりが一発風穴を(←またかい)…なんて思ってたら、三好さんが「近畿日本鉄道南大阪線の起点駅で」でサクッと押してました。
そして前半最後まで読まれた時点で前半ボードを宣言したのは、ばいそんさん・おぐのりさん・T本山さんの3人でした。なお三好さん「今の駅名じゃなきゃだめだよね?」とか言い始めて「あたりめーじゃないすか」とむろかつがツッコミを入れる場面もありましたが、最後まで聞いて「あぶねーあぶねー」「心臓に悪いわーこれ」と胸をなでおろしていましたが??
で「大阪阿倍野橋駅」を正解したのは、前半ボードの本山さん(+5)と前半押しの三好さん(+12)の鉄っちゃん2人だけでした。同じく前半ボードに挑んだばいそんさんは「あべのはし」と書いて惜しい誤答を「しまった。漢字で書きゃよかった」とおっしゃってました。
【Q9時点:ばいそん+43、かよちん+33、山田はまち+30、キヨミ+25、おぐのり+33、T本山+27、かつた+17、ほしまる+34、三好誤服店+29】
三好さんが一気に暫定4位まで上がってきまして、シード権争いも含めて大混戦になってきました(大汗)。
ついでに書くとこのエリア、地名は「阿倍野」なんですが駅名は「(大阪)阿部野橋」と若干の差異があります。これは元々は「阿部野」という地名だったんですが駅開業後の大正末期に大阪市編入の際に「阿倍野」表記へ変更された為で、地名も両方が今も混在しているとのこと。
更に関東地方の駅でこれにちょっと似たような例もありまして、たとえば京成電鉄の青砥(あおと)駅という駅があるのですが、この駅の近辺は地名は「青戸(3丁目)」なんですが駅名が「青砥」だったりします、こちらは駅名の由来は講談の太平記に登場する青砥藤綱という人物がルーツで、地名の「青戸」は荒川などの川運が盛んだった時代に川の港を指す「戸」がついたからとのことです。なので青砥駅ができたのは昭和3年、このエリアが「青戸」と住居表示になったのは昭和42年…と、駅の名前のほうが先だったりしますです。
こんな「理系問題」も平気で出すもんだから(以下略)
続くQ10はこんな問題でした。
Q10:2006年に、テキサス大学の柳沢正史(まさし)らが実際にマウスに存在することを発見し、同年7月31日にアメリカ科学アカデミーの公式機関紙に論文が掲載されたというウソのような本当の逸話もある、間脳に存在する視床下部(ししょう・かぶ)背内側核(はいない・そくかく)により、食事の周期に合わせて時計遺伝子が働き周期的に食欲がもたらされる現象…を/、ごくごく簡単にいえば、空腹によって大体の時間を察することを「何時計」というでしょう?
A10:腹時計
ジャンルは一応「理系」。でも「生活」のジャンルにも極めて近い…という「うだうだとムダ長文が続くけど、実は」というバカ問題でした(をい)。そして前半最後に押したのはおぐのりさん、直後に前半ボードを宣言したのはばいそんさん・山田はまちさん・T本山さん・かつたさんの4人でした。そして最後まで聞いてサラサラと書き始める面々も(笑)。
そしてこの「腹時計」。正解したのは後半ボードのかよちんさん・キヨミさん・ほしまるさん・三好さん(各+1)、前半ボードの山田はまちさん・T本山さん・かつたさん(各+5)、前半押しのおぐのりさん(+12)でした。
【Q10時点:ばいそん+43、かよちん+34、山田はまち+35、キヨミ+26、おぐのり+45、T本山+32、かつた+22、ほしまる+35、三好誤服店+30】
首位・ばいそんさんがこの問題は「体内時計」という実に惜しい誤答でポイントを伸ばせなかった為にここでおぐのりさんと暫定首位が交代する事態に。更に3位以下の差がぎゅっと縮まる展開になってきました。4位までのシード権争いとしては3位タイ:山田はまちさん・ほしまるさん(+35)、5位:かよちんさん(+34)、6位:T本山さん(+32)、7位:三好さん(+30)…と、ぎゅっと固まっておりまして、残りは5問。前半or後半押し正解および誤答で一気に順位がひっくり返るというなんとも凄まじいことになっておりました。
↑三好さん、そこで誰がうまいことを言えと(以下略)
ばいそんさんここで暫定2位に下がるも、しかし「首位再奪還」を。
11問目はこんな問題でした。
Q11:全国規模では、千葉県の大多喜町、神奈川県の厚木市、山梨県の甲府市、静岡県の磐田市、滋賀県の彦根市などもそう呼ばれているが、その中でも栃木県の栃木市、千葉県の香取市、埼玉県の川越市が地元の町おこし・観光/としても特に著名であり、更にこの3市で持ち回りで開催する「サミット」も1996年以降例年のように行われている、「江戸との関わりの深い町」「江戸の風情を残す古い町並みを残している町」の事を一般に何というでしょう?
A11:小江戸
前半の中頃「栃木市・香取市・川越市が地元の町おこし・観光/としても」で押したのは暫定首位のばいそんさんでした。そして前半ボードをかよちんさん・山田はまちさん・キヨミさん・おぐのりさん・ほしまるさんが宣言しておりました。そしたら答えが大まかに言えば「B級グルメ」「小京都」「小江戸」の3つに分かれてまして「これは意外な…」と司会のむろかつひとりごち。
で、この「小江戸」の問題、正解したのは後半ボードの本山さん・三好さん、そして前半押しのばいそんさん(+12)でした。前半ボードを宣言した5人が全員不正解というこれまた珍しい事態になってました。
【Q11時点:ばいそん+55、かよちん+34、山田はまち+35、キヨミ+26、おぐのり+45、T本山+28、かつた+22、ほしまる+35、三好誤服店+31】
なお事前に用意してた解説としては「千葉県香取市は平成の大合併で新設合併されるまでは「佐原市」という名称であり、「小江戸=水郷の佐原」の方が名前は通っている。川越に関しては西武鉄道の有料特急の「小江戸号」があることでも有名。」だったんですが、鉄道好きな三好さんと本山さんが「あれ、西武鉄道の小江戸号があるのに」と前半ボードに挑戦してこなかったのがちょっと意外だったんですけども…たぶん小京都との二択で迷ったんでしょうね。
で、三好さん夫妻が住む埼玉県比企郡小川町は実際に「小京都」と呼ばれておりますです。いつぞやの「アド街」では隣の嵐山(らんざん←あらしやま、ではないです(苦笑))町とまとめて「小京都」で紹介されておりました(笑)。
ちなみに私・むろかつの個人的な話としては父親の実家が長らくこの佐原市→香取市にありまして(父方の祖母が老齢・介護対象となって2010年秋にグループホームに入った直後に築60年超だった家の建物を取り壊してしまいました(※))、結婚した2004年までは本籍地がここの自治体でした。その後、いろいろな都合で戸籍謄本とかを得る際に現地の市役所に行ったり郵便でのやり取りとかがめんどくさく、結婚翌年に私の実家のある千葉県富里市(ただし成田市との境目から徒歩3分のとこにあるのでうちの家族はみな「成田に住んでる」と言ってます(苦笑))に、更に一昨年に妻の父親が亡くなって妻のほうの家族の相続(特に不動産登記の相続手続き)をした際に、やっぱり妻の戸籍謄本等のやりとりが煩雑だったんで富里市から現住地の東京都福生市に移しましたです、はい。
※そしてその取り壊した約半年後に東日本大震災でその旧宅一帯が液状化現象で全く住めなくなるほどの大被害を受けまして「ばあさん、本当に悪運が強い」と親戚筋がびっくりしてました。なお祖母はそこから約10年長生きして、2019年4月1日の「令和」の新元号が発表された日の午後に93歳で大往生で亡くなりましたですはい。
で、今の香取市(旧:佐原市中心部)は、町中を流れる小野川ぞいが本当にきれーな町並みになりまして、更においしいスイーツなお店も増えましたし、以前から名物となっている地元の英雄・伊能忠敬の記念館などもおもしろくて、特に秋の大祭なんかは最高ですね。もし機会がありましたらどぞどぞ。そして交通手段としてはJR成田線よりも東京駅前から出ている高速バス(銚子行きのバスが佐原市街地も停車してくれます)が意外に便利だったりします。
うーん、なんだこの予想以上の大混戦は( ゚д゚)ポカーン
ま、それはともかく(笑)、さて現時点の暫定順位としては、ばいそんさんが今季初の前半押しに正解して+55まで伸ばして首位奪還に成功し、暫定2位のおぐのりさん(+45)とは10p差としました。更に暫定3位タイが山田はまちさん・ほしまるさん(+35)、同4位がかよちんさん(+34)、同6位が三好さん(+31)…と実にシード権争い前後がわずか4p差という「熱い」戦いになってました。
残るは4問。ばいそんさんは3連覇を達成するのか、そしてより大混戦となってきた上位・シード権争いの行方はどうなってしまうのか?
次回に続きます。
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