2023/05月例会「第1回御大杯」報告#7「2R:座・ムダ長文編(Bブロック編(2))」




こんにちわ、番頭役のむろかつでございます。2023/05月例会報告記の連載をしています。7回目は今回のメイン企画である、2R「座・ムダ長文(むろかつ企画)」の報告記6回目、Bブロック編の2回目をお送りいたします。

2023/05月例会「第1回御大杯」報告#6「2R:座・ムダ長文編(Bブロック編(1))」

2023年5月17日

↑前回はこちら。

ここあたりから中盤戦に入っていきます。

Q2終了時点の各人のポイントは以下の通りでした。

【Q2時点:ばいそん+17、かよちん+24、山田はまち+14、キヨミ+10、おぐのり+5、T本山+5、かつた±0、ほしまる+12、三好誤服店+5】

AブロックではLinerさんの前半押しの猛攻が繰り広げられつつも、基本的には誤答をせずに着実にポイントを積み重ねた1枠のハマさんと2枠のひっさつ会長が+80pの勝ち抜けポイントまで達してましたが、果たしてBブロックはどんな感じになっていくのでしょうか。

「会長への道」のネタが本当になっちゃった元落語協会会長…。

3問目はこんな問題でした。ジャンルは「演芸」でした。

Q3:かつてはキックボクシングのリングアナウンサーやテレビ東京の「爆笑おもしろ寄席」の企画「ハリセン大喜利」において「ハリセン大魔王」として後輩/落語家や司会のみのもんたまでハリセンで叩きつけるリアクションで一斉を風靡した落語家で、「将来は落語協会の会長になる」というブラックネタな「会長への道」という新作落語を持ちそれを鉄板ネタとしていたが、格上の先輩である立川談志・5代目三遊亭圓楽・古今亭志ん朝らが協会を脱退したり若くして亡くなったりしたために2006年に「本当に」落語協会の会長になってしまったのは誰?

A3:(10代目)鈴々舎馬風(れいれいしゃ・ばふう)

AブロックではQ15に「三遊亭円丈」が出ましたが円丈師匠の落語協会での先輩にあたる「鈴々舎馬風」の問題でした。しかし凄かったのは「ハリセン大魔王」でおぐのりさんが押したんですが、「しまったー」とほしまるさん・かよちんさん・ばいそんさんの3人が押し負けて悔しがってた次第でして、前半ボードの際にはその3人が宣言しておりました。

で「鈴々舎馬風」を正解したのは前半ボードのほしまるさん・かよちんさん・ばいそんさん(各+5)、そして前半押しのおぐのりさん(+12)でした。

【Q3時点:ばいそん+22、かよちん+29、山田はまち+14、キヨミ+10、おぐのり+17、T本山+5、かつた±0、ほしまる+17、三好誤服店+5】

ちなみにこの人はもともとは5代目柳家小さんの弟子で「柳家かゑる」という芸名で真打ちに昇進してまして、先代の馬風(本来は4代目でしたが9代目を自称してました)とは直接の師弟関係はなく、当代の馬風の師匠の5代目小さんの兄弟子に(つまりは疑似家族的に言えば叔父と甥の関係に)あたるんですが、新作落語やブラックネタ、豪放磊落な芸風、物真似上手なところが先代を彷彿とさせてたために真打昇進後に周りが襲名を勧めて先代の遺族の許可を得て今の芸名になったとのことです。

↑ハリセン大喜利のハリセン大魔王、半端ねえ(^_^;)

むろかつが理系問題を作ると「あー懐かしい」となります(^_^;)

続く4問目はこんな問題でした。ジャンルは「理系」でした。

Q4:英語では「Instrument shelter(インストゥルメント・シェルター)」という、日本では1953年に理科教育振興法が施行されて以降、ほとんどの全国の小学校に置かれるようになり/、更に変わったところでは「列車が風を起こす環境下での温度・湿度を測定するために」戦前の頃から大阪市営地下鉄の地下鉄駅のプラットホーム上にも置かれていたエピソードもある、我が国のものは地上1.5メートルの高さに設定されている「気象観測のために設置する温度計などの観測機器を直射日光に当たらないようにするとともに雨や雪から保護するための箱」のことを一般に何というでしょう?

A4:百葉箱(百葉窓でも可)

超文系のむろかつが作る理系問題はどーしても難易度を調整するために「小学校・中学校とかにあって、子供の頃によく見てたもの」という問題も出題されます。ビーカーみたいな理科の実験器具とかも。そんな一環で出したのが「百葉箱」。押したのは2問連続前半押しとなったおぐのりさんで、前半最後の時点で三好さんとキヨミさん以外の全員が前半ボードを提示しておりました(苦笑)。

そして「百葉箱」を正解したのは…、

後半ボードの三好さんとキヨミさん(+1)、前半ボードのばいそんさん・かよちんさん・山田はまちさん・キヨミさん・T本山さん・かつたさん・ほしまるさんの6人(各+5)、そして前半押しのおぐのりさん(+12)という事で全員正解でした(笑)

【Q4時点:ばいそん+27、かよちん+34、山田はまち+19、キヨミ+11、おぐのり+29、T本山+10、かつた+5、ほしまる+22、三好誤服店+6】

一応解説しますと、明治9年に工部省によってイギリス製のものが導入された際には “double louvre boarded box” を直訳した「二重百葉窓の箱」あるいは「板簾」と訳され、1886年に制定公布された気象観測法で「百葉箱」という言葉が初めて使われた…という逸話があるので「百葉窓」でも正解扱いでした(全員「百葉箱」と書いてましたが)。そして大阪市営地下鉄開業は1934年で、実際には戦前期から小学校に置かれていたとこも少なくなかったようです。

どうやら、成田山新勝寺が22世紀まで続いているらしい(ドラえもんの世界では)

続く5問目はこんな問題でした。

Q5:漫画「ドラえもん」てんとう虫コミックス第41巻に収録されている「恐怖のディナーショー」では、ジャイアンの手作りシチューを食べながらリサイタルを聞く「ジャイアンディナーショー」を直前にして、遂に観念したドラえもんが「赤まむしドリンク」と共に四次元ポケットから取り出した「お札」はここのお寺のものだったが、直後にシチューを味見したジャイアンがひっくり返ってしまい「公演中止」となった為に結果的には「ものすごーい効果」はあったと思われる、本尊は不動明王で、不動明王信仰の一大中心地であり初詣参拝客が明治神宮に次いで日本2位の多さを誇る、千葉県成田市にある真言宗智山派の仏教寺院は何でしょう?

A5:成田山新勝寺

フリは「青問」…と見せかけて実は「寺社仏閣」というジャンルの問題でした。なお当日は「おまもり」で出題しましたが、改めて調べたら「御札」だったのでこちらでは修正いたしました。

で、この問題。初めて前半で押す人は出てこず、そして前半ボードを宣言する人も出てこず、後半の「明治神宮に次いで日本2位の多さを誇る」でおぐのりさんが3問連続押すことに成功した瞬間に「あ、そうか」と気づき始めた人が出てきて、最後の「千葉県成田市にある」でほぼ全員が「そういう事かー」「やっぱそれでいいのかー」とぼやきながらボードにペンを走らせておりました。

そして「成田山新勝寺」。

正解したのは後半押しのおぐのりさん(+8)、そしてそれ以外全員(各+1)という2問連続全員正解でした(苦笑)

↑これが実際のシーン。

なおWikipedia日本語版の「ドラえもんのひみつ道具 (な)」にはこの「成田山のお札」はちゃんと収録されており、これが22世紀にも成田山は現存されていてひみつ道具として未来デパートで購入したものなのか、現代のどこかでドラえもんが購入したものなのかは不明だが、それでもかなりの「効果」はある模様と(苦笑)。

ついでに書くとこの時プレイヤーだったT本山さんは、例会後にご自身のmixi日記でこの岩Q槻の例会の感想を書いておられましたが、一番印象に残ったのがこの問題だったそうで「22世紀に成田山新勝寺がまだ残ってたとは」とのことでした(^_^;)

【Q5時点:ばいそん+28、かよちん+35、山田はまち+20、キヨミ+12、おぐのり+36、T本山+11、かつた+6、ほしまる+23、三好誤服店+7】

3連続押して正解に成功したおぐのりさんが暫定首位に立ちました。しかし点差はほとんどない状態…。

そしてここで「押して誤答で減点」が続くことに。

6問目はこんな問題でした。

Q6:長さは96km、最も狭い部分は「デジニョフ岬」と「プリンスオブウェールズ岬」の間で86km、深さは30–50mとされている、その名前は、1728年に海峡を通過し二つの大陸を隔てる海峡であることを発見したロシア人の/名がつけられている、アラスカのスワード半島と、東シベリアのチュクチ半島との間にある海峡は何でしょう?

A6:ベーリング海峡

ジャンルは「地理」でした。前半最後の方で押したのはかよちんさんで、前半ボードを宣言したのはばいそんさん・おぐのりさん・キヨミさんの3人でした。

で、正解したのは後半ボードの本山さん・かつたさん・ほしまるさん(各+1)、前半ボードのばいそんさん(+5)の4人で、前半押しのかよちんさん(と前半ボードのおぐのりさんも)は「ドーバー海峡」と書いてて誤答となってました。

【Q6時点:ばいそん+33、かよちん+27(-8)、山田はまち+20、キヨミ+12、おぐのり+36、T本山+12、かつた+7、ほしまる+24、三好誤服店+7】

ちなみに「ドーバー海峡」は大西洋の一部、イギリスとフランスの間にある長さ34kmの海峡でここの間を泳いで横断するチャレンジャーな人も多いことで知られてます。一方で正解の「ベーリング海峡は」太平洋と北極海を分けるとこに存在してまして、その名前は1728年にここの海峡を通過した際に「2つの大陸を隔ててる海峡」ということを発見したヴィトゥス・ベーリングにちなんでつけられてます。なおその前に1648年、ロシア人探検家のセミヨン・デジニョフが本海峡に到達したんですが残念ながらアメリカ大陸を隔てる海峡とは認識できなかった逸話があり、そのデジニョフの名前は問題文にあるようにロシア側の岬の名前に使われておりますです。

続いての7問目は「おバカ3択」な問題でした。

Q7:ソーセージ・ベーコン・ハム。このうち、金銭上の利益のためではなく/、もっぱら無線技術に対する個人的な興味・趣味により行う「アマチュア無線家・アマチュア無線愛好家」の事を指すのはどれでしょう?

A7:ハム(ham)

「ソーセージ・ベーコン・ハム」からの三択問題。やはり「わかんきゃこの3つから選んでください」とアナウンスするつもりで読み始めたのですが…ここで前半押ししてきたのはおぐのりさん。ところが問題の続きに進み「無線技術に関する」云々まで到達した際に…ん、おぐのりさんが明らかに「やっちまった」というしぐさを見せてまして、キヨミさん以外の全員が前半ボードを宣言しておりました(苦笑)。

そして正解の「ハム」を正解したのは、後半ボードのキヨミさん(+1)、前半ボードのばいそんさん・かよちんさん・山田はまちさん・T本山さん・かつたさん・ほしまるさん・三好さんの7名でした。で、前半押しのおぐのりさんの回答は「ベーコン」で無念の誤答で-8pとなってました。

【Q7時点:ばいそん+38、かよちん+32、山田はまち+25、キヨミ+13、おぐのり+28(-8)、T本山+17、かつた+12、ほしまる+29、三好誤服店+12】

この時点で暫定首位はばいそんさんの+38、続いてかよちんさんの+32、ほしまるさんの+29、おぐのりさんの+28、山田はまちさんの+25…となっておりました。いやー思った以上の大混戦に。そしてここから後半戦へと入っていきます。

次回へ続きます。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。