こんにちわ、番頭役のむろかつです。2022/12月例会「第6回ガソダム記念」の報告記をお送りしております。13回目は2Rのむろかつ企画「座・ムダ長文(供養編)」報告の4回目・最終回をお送りいたします。残りは4問。結構凄い結末が待っておりました。
↑前回はこちら。
いよいよ残りは4問となりました。
この企画は当初開催される予定だった「第4セット」(2組に分けた場合は「Bブロック第2セット」)の使用問題の15問と、第1-4セットの「予備問題」つまりは「自作はしたが問題文や難易度がちょっとアレでボツ問題/未使用前提で配置した」問題を2問×4セットの8問の合計23問というちょっと中途半端な問題数で開催されております。ゆえに企画名は「座・ムダ長文(供養編)」という始末でした(苦笑)
そして前回の報告記の終了時点、すなわちQ19が終わった時点での各人のポイントは以下のようになってました。
【Q19時点:ハマクドー+35、ひっさつ+64、Kava+37、かよちん+68、チヨマル+19】
なおkavaさんはQ16終了時点で午後5時をかなり過ぎてたのでお帰りになっております。さて、ここまでかなり苦戦していたチヨマルさんがQ18「マジノ線」でものすごい押しを見せて前半押し正解の+12をゲットして企画者・むろかつが大いにびっくりしつつも「さすがチヨマルさん。そのナチュラル知識の深さはだてじゃない」と今日イチのナイス押しを見せてもらって感激もしつつの残り4問となりました。
Q20はこんな問題でした。
Q20:昭和10年と29年にそれぞれ同名のタイトルで映画化された際には主題歌を松原操、菊池章子(あきこ)がそれぞれ歌い映画も歌もヒットした、明治43年1月23日に当時の逗子開成中学校の生徒ら12名が乗ったボートが/七里ヶ浜沖で転覆し、全員が死亡した事故の犠牲者を鎮魂するために作られた歌謡曲は何でしょう?
A20:真白き富士の根/真白き富士の嶺
ジャンルとしては「芸能」、しかも「かなりの懐メロ」かつ「通常のむろかつ企画だったらまず出題しない(特にこの岩Q槻では)」な問題なので本来は第3セット(2組の場合はAブロック第2セット)の16問目/予備問題1に配置された問題で「まあ使うことはねえだろうな」という問題でした。むろかつが大学時代にクイズの世界で大流行していた「長文難問」の大会などだったらサクッと押して正解しそうな人はいるかもしれませんが…。そしたらなんと前半最後のポイントでひっさつ会長がポーンと押して勝負をかけてきました…マジか?( ゚д゚)ポカーン
で、「真白き富士の根/真白き富士の嶺」を正解したのは…なんとなんと前半最後に押してたひっさつ会長ただひとりでこれで+12追加という事態に。
【Q20時点:ハマクドー+35、ひっさつ+76、Kava+37、かよちん+68、チヨマル+19】
ここでまたしても暫定首位交代ということに。いやーこの激戦は熱い。ちなみに答えが2つあるのは昭和10年の松竹製作の映画は「根」、同35年の大映製作の映画は「嶺」と漢字は違うんですね(どちらも「ね」と読みます。そして主題歌も同様に)。ゆえにどちらも正解扱いにしておりました。そして歌じたいで言えば「七里ヶ浜の哀歌」というのもあるんですが(いずれの元歌という説もあります)、映画のタイトルではないのでこちらは不正解…というのが当初の設定でした。まさかこれを正解してくるとは(大汗)
Q21はこんな問題でした。
Q21:江戸時代は武家屋敷が多く立ち並び、その地名は一説にはその数の松の木があったことに由来する説や、青木家、一柳(ひとつやなぎ)家、上杉家、片桐家、朽木家、高木家の各大名/屋敷が存在したことに由来する説がある、現在は高級住宅地、外国の大使館、ビジネス街、繁華街、更には、国立新美術館、森美術館・森アーツセンターギャラリー、サントリー美術館などの/美術館が多く集積し上野に次ぐ文化・芸術の街という側面もある東京都港区の地域はどこでしょう?
A21:六本木
以前は防衛庁本庁が置かれていたり、今でもテレビ朝日とかが(以下略)。そしたら前半のかなり早い部分の大名屋敷のあった武家の名前を羅列してた時点でハマクドーさんが押してきました。そしてひっさつ会長・かよちんさんも前半ボードを宣言しておりました。
で「六本木」、正解したのは前半押しのハマクドーさん(+12)、前半ボードのひっさつ会長(+4)でした。ハマさんは「上杉家」でピンと来たとのことです、それとアン・ルイスの(笑)。
【Q21時点:ハマクドー+47、ひっさつ+80、Kava+37、かよちん+68、チヨマル+19】
ちなみに防衛庁本部が置かれていた跡地には現在は東京ミッドタウンが作られまして、現在の防衛省本部は市ヶ谷に移転しました。その市ヶ谷には元々自衛隊駐屯地がありまして昭和45年に楯の会の会員を引き連れて三島由紀夫がここの偉い人(東部方面統監)を監禁したりバルコニーから自衛官にクーデターを促す演説をするも受け入れられずに最後は割腹して果てたことでも(以下略)。
残りは2問となりました。続くQ22はこんな問題でした。
Q22:メジャリーグサッカーではレッドブルズとシティFCが、NHL(アイスホッケー)ではレンジャースが、NBA(バスケ)ではニックスが/、WNBA(女子バスケ)にはリバティが、NFL(アメフト)ではジェッツとジャイアンツが/、そしてMLBではメッツとヤンキースがそれぞれ本拠地を置いている、アメリカ合衆国北東部の大西洋に面している同国最大の都市はどこでしょう?
A23:ニューヨーク
「うーん、アメリカのスポーツにも造詣が深いLinerさんがいたらどこで押すかなあ。早けりゃホッケー、遅くとも前半最後のNFLで押しそう」とか思いながら問読みをしてました。そしたら「NBA(バスケ)ではニックスが」でかよちんさんがポーンと押してきまして「おおっ」と。そして後半の「MLBではメッツとヤンキースが」で、ハマさんとひっさつ会長が苦笑いしながら軽くガクッと来てたのが印象的でした(苦笑)
で、「ニューヨーク」を正解したのは前半押しのかよちんさん(+12)と、後半ボードのハマさんとひっさつ会長(各+1)でした。ちょうど「神様」マイケル・ジョーダンが大活躍してた頃の五輪派遣メンバーである「ドリームチーム」の時代にNBAに物凄くはまってたそうです、かよちんさん。
【Q22時点:ハマクドー+48、ひっさつ+81、Kava+37、かよちん+80、チヨマル+19】
ラスト問題を前にしてかよちんさんがひっさつ会長に1点差に迫る大接戦に。
そして最後の問題はこんな問題でした。
Q23:1968年にスウェーデン国立銀行が自らの創立300周年の一環としてノーベル財団に働きかけたことできっかけで設立された/、ノーベル賞の中では最も新しい賞であるものの/、アルフレッド・ノーベルの子孫やノーベル財団は「ノーベル本人の遺書には記載がない」ので必ずとも賛成ではなく、この賞は厳密にはノーベル賞ではない」という態度を表明している、現段階では日本人が受賞したことがない唯一の賞は何でしょう?
A23:(ノーベル)経済学賞
つまりは6択問題でした(笑)。さてどの賞なんだろう…という流れで後半まで行くと「あっ」と気づくというオチだったのですが、ハマクドーさんが更に前の「設立されたきっかけ」のくだりの部分で押してきましてむろかつまたまたびっくりで(笑)。そして前半最後の「最も新しい賞であるものの」の部分で3人も一斉にボードに書き始めたのでした。
で、「ノーベル経済学賞」を正解したのは前半押しのハマクドーさん(+12)と、前半押しのひっさつ会長とかよちんさん(各+4)の3人。チヨマルさんは「平和賞」と書いてましたが経済学賞以外の5賞(物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞)はノーベル氏の遺言で発足したので第1回表彰の1901年から存在してるんですね、うーん、残念。
そして最終的にはこのようなポイントになりました。
↑多少のポイントのずれはありますが…。再計算の結果は以下のようになりました。
【Q23終了時点:ハマクドー+60、ひっさつ+85、Kava+37、かよちん+84、チヨマル+19】
ひっさつ会長が+85、かよちんさんが+84…というわずか1点差の決着ってのはびっくりしましたねえ(大汗)。そしてハマさんが前半押しの誤答がいくつか発生したものの+60まで盛り返すとはさすがの一言に尽きますです。
そして賞品贈呈もまだ檸檬さんから提供されたものなどが残ってましたので、
今回の優勝者のひっさつ会長にはさきほどの1Rの2位賞品とは別に贈呈と相成りまして、
1Rで優勝したハマさん、3位に入ったかよちんさんには既に賞品贈呈をしてたので「いやー、マジノ線のナイス回答、ありがとうございました」ということで「ナイス回答賞」と称してチヨマルさんに贈呈させていただきました(笑)。本当にナチュラル知識の奥深さはすごいわーの一言でしたです。
こんな感じで企画および賞品贈呈を終えてから、後片付けをしましてなんやかんやで例会が終わったのは18時ちょっと前でした。来月の1月例会はお休みとなりまして、「じゃまた2月に。よいお年をー」ということで流れ解散となったのでした。なお次回は2023年2月5日に「滑稽節杯2023」の予定です(今回開催できなかったかよちんさん企画が行われるかもしれません)。そしてむろかつの「座・ムダ長文」はおそらく次回は来年5月例会あたりに開催できれば…と考えております。
これが2022年例会報告記の最終回となります(次は未執筆になったままの2022年10月例会の「精霊流しステークス」の4R以降の記事を「復刻版」として連載再開する予定です)。2023年の岩Q槻もどうぞよろしくお願いいたします。以上です。
【追記:2023/1/16】
「解説と補足と余談」を書いてなかったので「次回が最終回」となりました(^_^;)
ではでは。
(Text by むろかつ(番頭役))
▼クリック頂けると励みになります!