こんにちわ、番頭役のむろかつです。2022/04月例会の報告記をお送りしています。第7回目は2Rと3Rの間の「2.5R」として行われたむろかつ企画「ジャンケンダービー2022春」の模様をお送りいたします。いやーなかなかどうしてクイズ企画よりもガチな(?)戦いが見られるとは…(^_^;)
↑前回はこちら。
上位陣安泰か、それとも下剋上ありの激戦になるのか?
このジャンケン企画は「手軽に、こういう企画も大歓迎ですよ?」という岩Q槻の企画バランスの要諦のひとつとしてたまーに開催されていた企画でしたが、実は前回は、
↑2018年11月例会だったようで、実質3年半ぶりの開催となりました。これは2020-21年とコロナ禍で例会の中止が多く、企画枠の減少からさっさと枠がうまっていて「やる機会がなかった」というのが大きい理由でした。
で、基本ルールとしてはこんな感じでした。
【ジャンケンダービー2022春】(竜王戦第22期で開催予定)
まあ極めて簡単なゲームです。・参加者は最初に順番ぎめの抽選を行います。
・その順番の「最下位」からすぐ前の人とジャンケンをしていきます。勝てばその次の隣の人とジャンケンをしていきます。
・最終的に一番前の人に勝てば「1ポイント」が入ります。そしてまた最下位からジャンケンをしていきます。
・先に「3ポイント」先取した人が決勝進出となります。決勝進出は「先着2名」です。
・決勝は4勝した方が勝ちとします。
更に今回は竜王戦で、前記の竜王戦がチーム戦の「たほいや」で、竜王のタイトルホルダーが4人もいたのでその「タイトル統一戦(?)」も兼ねてまして、
[前期竜王ハンデ]
前期は2021/12月例会の「たほいや」で、現在竜王が4名います(ハマクドー・Kava・キヨミ・T本山の各氏)。この4名には初期ハンデを贈呈します。・順番ぎめの抽選はまず先行して1-4番(欠席者が出た場合はその人を抜いた人数)に入るための抽選を行います。
・企画開始時に「1ポイント」を持った状態からスタートします。
てな感じで、前記時点での竜王のタイトルホルダーの4氏には「初期配置は特別抽選で先頭の1-4番へ」と「更に+1持ちからスタートなので実質2ポイント勝ち抜け」という基本的には前記ハンデをつける事が少ない岩Q槻タイトル戦としてはかなりのアドバンテージを持っての戦いとなりました。
まずUNO(実はこれ、うちの妻が中学だか高校時代に購入したものらしく、ごくごく初期のパッケージの箱に入ってました(笑))で、竜王の皆さんの特別抽選を。
ここではキヨミさんが1番、本山さんが2番、ハマクドーさんが3番、Kavaさんが4番を引いてました。ちなみにこの時点ではむろかつを除いてプレイヤーは12名。つまりは前半4分の1のとこからスタートできるのと、特にキヨミさんは第1セットに勝てばこれで一気に+2、リーチとなる…というポジションに。これは果たして強烈なアドバンテージとなるのか、それとも下剋上を引き起こす前フリか(苦笑)
そしてその他の皆さんは5番以降の初期配置ぎめの抽選を。で、企画開始となりました。
その第1セット、「さすがこの企画、何が起きるかわからんなあ」と思ったのは、
一番最初は最下位のカードを引いたぽちょさんと、ラスト2のカードを引いたばいそんさんの対決だったんですが、ここて勝利したばいそんさんが、
ひっさつ会長に敗れるまで一気の4人抜きを果たしまして、どよめきが起きるオープニングに。
そしてその後は、
本山さんに勝利したハマクドーさん以外の面々の対決では全て上位陣が勝利するという、うってかわっての展開で第1セットはキヨミさんが勝ちました。
その後は、
下位の方にいたかよちんさんが2戦で一気に最上位まで進出して最後も勝って+1を獲得したり、ようこさんが怒涛の連戦連勝で同じように+1を獲得したり…と、結構な下剋上も繰り広げられてました。
ただいかんせん、この日は上位ハンデ持ちのハマクドーさんと本山さんが半端なく絶好調で、
とにかく要所要所では確実に負けず、序列1-2位から崩れることはほとんどなく、最終的には本山さん1抜け、ハマクドーさん2抜けでえらくあっさりと決勝枠が埋まるという物凄い安定っぷりを見せてました。
↑一方で途中から最下位に落ちた三好さんがちっとも勝てずに(大汗)
そして決勝は4ポイント勝ち抜け。こちらも物凄い事になってしました。
なんとなんと、本山さんの4戦4勝でした( ゚д゚)ポカーン
これで本山さんは竜王位を防衛に成功し、更に竜王は通算7期獲得という事で、「初代永世竜王獲得」ということになり、岩Q槻タイトル戦では永世名人を獲得したハマクドーさん・おぐのりさんに次いで史上3人目の永世タイトルホルダー…となるとこだったんですが、前回も書いたとおり、2RのKavaさん企画を企画書等の誤記で「棋王戦」と書いてしまってたので「天元戦」に変更した上で優勝したひっさつ会長がやはり天元通算7期獲得の「永世天元」を獲得してまして、最終的には「ほぼ同時に永世タイトルを獲得した」ということで、ひっさつ会長ともども「通算3-4人目(同時扱いで先後は問わない)」という扱いになったのでした。いずれにしても本当におめでとうございます(笑)
で、本山さんにはむろかつから企画優勝賞品のチップスターが贈呈されまして、
キヨミさんからも賞品をご提供いただきまして賞品贈呈されてました。いやーさすが「岩Q槻の山の神」本山さん、バラエティ企画の雄、と言っても過言ではない強さっぷり、お見事でした(笑)
次回はいよいよメイン企画ともいえる3R・ハマクドーさん企画「岩槻藤花第2戦・クイズお笑いスター誕生」です。ではまた。
解説と補足と余談など
(こちらも番頭役むろかつが書いております)
というわけで、この4月例会は偶然にも「早押し機を使ったクイズ企画が”立て続けに”3つも揃ってしまう」という状況になりまして「じゃあ15-20分で終わらせるバラエティ企画を入れて、お茶を濁そう(笑)」ということでこの企画が行われました。ちなみに開催時間は実質13分半でこれは想定通り、というか想定よりもやや早い終わり方で、その途中にはかよちんさんやようこさんの下剋上とかもあったんですが、終わってみればそんだけ本山さんとハマクドーさんが半端ないぐらい強かった、ということですね、はい(^_^;)
それと当初は2Rの企画は同じKavaさんの「テストプレイなんてしてないよ」というカードゲーム企画(開催されれば今回が3回目になる予定でした)で、こちらが本来の「竜王戦第21期」だったんですが、「翻訳クイズ(仮)」に変更されたためにこちらが竜王戦となりました。いずれにしても12月の「たほいや」で3-4人が同時に竜王位獲得となるので、どこかで「統一王座決定戦」のようなタイトルホルダーを1人ないし少数に絞らなければならん企画をやる必要がありましたので、満を持して(?)本山さんが防衛成功、しかも7回目の竜王位で永世竜王まで獲得…というおまけまでついていたのにはびっくりでした(笑)。しかしジャンケン、あれは結局「勝つ秘訣」はよくわかんないだけに、さすが「山の神」本山さんだなあ…と感心することしきりでした。
これで非早押しクイズ系=バラエティ棋戦3冠(竜王・棋聖・本因坊)のタイトル獲得数では、本山さんが通算9期(竜王7・棋聖1・本因坊1)と、Kavaさんが同じく通算9期(竜王4・棋聖3・本因坊2)とともにトップタイということになりました。その二人に続くのが、ハマクドーさんの通算6期(竜王2・棋聖2・本因坊2)、三好さんの通算5期(竜王4・本因坊1)、ひっさつ会長の通算4期(竜王1・棋聖1・本因坊2)、キヨミさんの通算4期(竜王2・棋聖1・本因坊1)…とそんな感じなもので、いかに本山さんとKavaさんが突出しようとしているか…ということがわかると思いますです。さらに言えば前期竜王戦の「たほいや」の優勝メンバー(本山さん・Kavaさん・ハマクドーさん・キヨミさん)がいずれもバラエティ3冠のタイトル獲得数で上位に入っているという驚きも。
ついでに書くと今回の例会で「永世タイトルリーチ」がひっさつ会長=天元、本山さん=竜王…のふたりが獲得してしまったので、リーチ圏内にいたプレイヤーが久々にいなくなりました(苦笑)。強いて言えば名人の「10期獲得で名誉名人」がハマクドーさん(現在8期)、「5期獲得で永世名人」ではLinerさん(現在3期)、玉座戦(5期獲得で永世玉座)がむろかつ・ひっさつ会長(現在3期)、棋王戦(5連覇か通算7期獲得で永世棋王)がひっさつ会長(現在5期)…あたりが準リーチ状態、いわゆる「一向聴(イイシャンテン)」状態と言えます。そうか、ひっさつ会長はともすれば「永世3冠(天元に加えて棋王・王将)」寸前でもあったのか(苦笑)。
実際、棋王と天元は双子のような関係で、特に棋戦の違いはほとんどなく、(王位戦、玉座戦、岩槻藤花戦がまだなかった頃の)名人戦以外のクイズ企画が「棋王戦」だけだと棋数が突出しすぎるんで分散化させる為に天元戦を作ったという経緯があったのですが、そのどっちにも強いというのはひっさつ会長、恐るべし。でも不思議なもので、竜王・棋聖・本因坊のバラエティ3冠はさほど「クイズ要素は少しはあることもあるけど、早押し機は絶対に使わない企画限定(竜王戦)」「クイズ企画以外のショートショート系企画を推奨(棋聖戦)」「カードゲーム・ボードゲーム等限定棋戦(本因坊戦)」という以外はノリやテイストに差は無いので、まんべんなく強いのがKavaさんだけ…というのはこれも岩Q槻七不思議(残り6つはさだかではありませんが(をい))のひとつなのかなあ、と勝手に思ったりしておりますです。
さて次回からはいよいよメイン企画とも言えるハマクドーさんの「岩槻藤花戦第2期」の「クイズお笑いスター誕生」がはじまります。こちらはもしかしたら後日、【復刻版】という形でハマクドーさんがmixi日記に書いたものを転載させていただくことになるかもしれませんが、ひとまず私・むろかつが先行版として書いていきたいと思います。
前回、6週連続勝ち抜けという大ブレイクっぷりでトップを走っていた磯部さんが今回はお休みで、暫定首位が7週目に入ったばかりの私・むろかつという次第に。そして「誤答ペナが厳しすぎてなかなか攻めづらい」ルールの中、1-3週目あたりのチャレンジャーが1○抜け、4-5週目あたりが2○抜けでノビノビと戦いつつ、6-7週目に入ると1セット10問で3○まで誤答なしで積まなくてはならん、という上位陣のジレンマが手にとるようにわかります。そこらへんの企画の形式・ルール的な妙さも含めて次回もどうぞお楽しみに。
以上です。
(Text by むろかつ(番頭役))
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