こんにちわ、番頭役のむろかつです。10月3日に開催されました2021/10月例会「第4回精霊流しステークス」の報告記の第21回目をお送りいたします。今回は決勝戦で行われました「早押しクイズ・7○3×」の2回目・後編をお送りいたします。
↑前回はこちら。
スルーも多かったですが、じわりじわりとポイントを重ねていっていました。
前回の報告記の最後、Q15時点での得点状況はこんな感じでした。
Q15時点のポイント:ばいそん3○1×、nao1○、磯部1○、Kava0
やはり決勝戦ともなりますと、問題難易度的にも攻めるのが難しい問題群になってきました。それでもばいそんさんが3○1×でやや先頭でリードを広げてる展開になっておりまして、残りは35問となります。
Q16:司祭になるべくローマまで陸路で旅をし日本人として初めてエルサレムを訪問した人物で、「日本のマルコ・ポーロ」「世界を歩いたキリシタン」と呼ばれ、帰国後捕らえられ殺されたため2008年にカトリック教会の福者に列せられた江戸時代初期のカトリック司祭は誰?→ペトロ岐部(スルー)
Q17:サッカー選手だった父に憧れてサッカー選手となった高杉和也の成長と活躍を描いた、村枝賢一のサッカー漫画のタイトルは何?→「俺たちのフィールド」(Kava1○)
1問スルーを挟み、Q17「俺たちのフィールド」はKavaさんが正解しこれで4人全員1ポイント以上の獲得となりました。さてここから追い上げなるか?
Q18:父の孜(つとむ)も政治家だった、参議院議員を5期務め野田内閣では国土交通大臣を歴任しており、2020年12月27日に新型コロナウイルス感染症で亡くなっており日本の現職国会議員が新型コロナウイルスに感染して亡くなった最初の人物となったのは誰?→羽田雄一郎(スルー)
Q19:海上区間を含めると総延長879.6kmと最も長いとされる、鹿児島市から那覇市を結ぶ国道は/→国道58号線(ばいそん4○)
Q18「羽田雄一郎」はスルー。ま、この人の場合、父親の羽田孜(元総理大臣)の方が有名なんスけどね。で、Q19「国道58号線」は、ばいそんさんが正解しこれで4○1×。もっともこの国道58号線は600キロ超は海上区間、つまりは複数のフェリーで繋がっているという日本でも珍しい国道で、海上区間がない道路で繋がっている日本最長の国道は国道4号線(東京-青森間、836.4km/日本2位)だったりします。
Q19:中国・後漢の梁鴻(りょうこう)の妻・孟光が荊(いばら)のかんざしをさしていた故事から、「自分の妻をへりくだって言う」漢字二文字の言葉は何?→荊妻(けいさい)(スルー)
Q20:イタリア語で「スリッパ」という意味がある、バターや牛乳を使用せず長期間発酵させて作るイタリア・ロンバルディア地方発祥のパンは何?→チャパタ(スルー)
Q21:歌川広重の「東海道五十三次」の鞠子宿(まりこ・じゅく)に店舗が描かれている、とろろ/汁→丁子屋(ちょうじや)(ばいそん5○)
Q19「荊妻」、Q20「チャパタ」はスルー(いやー、両問題とも文字起こしと漢字変換が大変でした(苦笑))、Q21「丁子屋(鞠子宿の名物・ととろ汁を提供しているお店)」は、どうも静岡出身のばいそんさんが地元問題(このあたりは現在の静岡県駿河区になるそーです)だったようでサクッと正解しましてこれで5○に。ついにイイシャンテンまで来ました(^_^;)
Q22:先代の武烈(ぶれつ)天皇に皇嗣(こうし)がいなかったことから、越前から迎えられた/→継体天皇(磯部2○)
続くQ22は「継体(けいたい)天皇」。こちらは磯部さんが正解し2○。現在の天皇家まで続く継投の始まりがこの継体天皇と言われておりますが、先代と4親等以上も離れた「遠い遠い親戚」だったのと、わざわざ諡号に「継体(←うまく繋いでよくぞ「万世一系」を守ったね、という意味)」をつけるぐらいだったために実は大和王朝をぶっ倒して新王朝を作ったんではないか?という議論も当然あるようです。
Q23:近畿地方の高峰が集中するため「近畿の屋根」あるいは「大和アルプス」とも呼ばれる、八経ヶ岳を最高峰とする奈良県南部から和歌山県にある山脈は何?→大峰山脈(nao1×「生駒山脈」)
Q24:サメの軟骨を加熱してから細切りにし、梅肉をあえて作る居酒屋などで酒の肴として提供される料理は何?→梅水晶(スルー)
Q25:その食感が卵の黄身のようなホクホク感があるため「エッグフルーツ」とも呼ばれる、アカテツ科の常緑樹は何?→カニステル(スルー)
Q26:2015年3月4日に亡くなったアニメプロデューサーで、「デビルマン」「マジンガーZ」「金色のガッシュベル!!」などの担当をしていたのは誰?→西沢信孝(スルー)
Q27:2016年9月15日に(指定されて)現存する33番目となった国立公園で、沖縄県では西表石垣国立公園、慶良間諸島国立公園に次いで3番目に指定されたのはどこ?→やんばる国立公園(スルー)
Q28:2016年4月20日に亡くなった漫画家で、「period(ピリオド)」「ジュリエットの卵」「少年は荒野をめざす」などの作品で知られるのは誰?→吉野 朔実(よしの さくみ)(スルー)
Q29:アフリカ諸国連合を樹立したため「アフリカの独立運動」の父といわれる、ガーナ初代大統領となった/→クワメ・エンクルマ(磯部3○)
6問スルーになった後、「アフリカ独立運動の父」エンクルマを正解したのは磯部さんでこれで3○に。残り21問、追撃できるのか?
Q30:文献で登場する木造橋としては日本最古であった、現在の大阪市生野区の百済川に掛けられた橋は何?→猪甘津橋(いかいつのはし)(スルー)
Q31:染色工芸家・木内綾が創作した北海道の動植物や流氷などを羊毛で表現した織物を何という?→優佳良(ゆうから)織(スルー)
Q32:野球における「始球式」にあたるものを、カーリングでは何という?→ファーストロック(スルー)
Q33:2018年10月11日に肺がんで亡くなった政治家で、菅直人内閣の際には内閣官房長官に就任。「影の総理」、「赤い後藤田(正晴)」と呼ばれていたのは誰?→仙谷由人(スルー)
Q34:1416年、前関東管領だった人物が鎌倉公方の足利持氏に対して起した反乱/→上杉禅秀(ぜんしゅう)の乱(磯部4○)
4問連続でスルーとなった後、Q34「上杉禅秀の乱」を磯部さんが正解しこれで4○となり、首位のばいそんさんに1ポイント差に迫る事態に。で、個人的にはスルーになった問題も、「へー、カーリングにも始球式みたいなもんはあるのか(サッカーだと「キックインセレモニー」というのがあります)」と軽く驚き、「あー、仙谷官房長官、死んだのか。しかし赤い後藤田(←中曽根内閣の後藤田官房長官と同じ徳島県出身だったからだそうです)とはまた」と苦笑いする始末でした。
Q35:アニメ映画第1作では「菊池通隆」名義で総監督もしている、サイバーパンクな未来で戦う美少女達を描いた麻宮騎亜の漫画のタイトルは何?/→「サイレントメビウス」(Kava2○)
続くQ35「サイレントメビウス」は問題の最後まで聞いてから押したKavaさんが正解。ちなみにこちらは80年代後半から90年代前半に角川書店系の雑誌で連載していて、もろに例の「角川騒動」に巻き込まれてしまった作品だったそうで…。
そして遂に優勝者が決定しました。
Q36: 2017年5月21日に亡くなった政治家で、祖父母に(歌人)の鉄幹・晶子がおり、第1次安倍内閣では内閣官房長官をつとめた/→与謝野馨(ばいそん6○)
するとQ36で「与謝野鉄幹・晶子の孫でもある政治家」という流れで「与謝野馨」をばいそんさんが正解してこれで6○でリーチに到達。なお与謝野氏のお父上は外交官で、本人も幼少期は海外ぐらしが長かった為に祖父母は実際の人物というよりかは教科書に出てくる人物という印象だったそうです、はい(^_^;)
Q37:現時点において、最後の横綱同時昇進となった二人の力士とは、第51代横綱の玉の海正洋と、第52代横綱の誰?→北の富士勝昭(スルー)
こちらはスルー。後ろのギャラリーの面々がむしろわかった人が多く、むろかつは「NHK解説でおなじみの”勝昭”ですか?」といいハマさんから「勝昭というな、勝昭と」と突っ込まれる始末で。ちなみに同時昇進の際の代数は基本的には現役引退が先のほうが先代になるそうです。この両横綱の場合は玉の海が虫垂炎手術後の肺血栓が原因で現役のまま急逝したために、玉の海のほうが先代になっております。最近は横綱昇進も、(優勝経験がないまま横綱昇進した)双羽黒がトラブって廃業して以降は、連続優勝ないしそれに準ずる成績などの諸条件が厳しくなって同時昇進はとんと見られなくなりましたけども。
Q38:紀元前48年8月9日、カエサルがポンペイウスを破りカエサルのローマの覇権確立へ大きく前進した戦いのことを、戦場となったギリシャ・テッサリア地方の地名から何という?/→ファルサンスの戦い(磯部1×)
Q39:交感神経の活動によって起きている肥満のことを、「大抵の肥満者は交感神経の働きが低下している」という英語の頭文字から何症候群という?→モナリザ症候群(Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity)(スルー)
Q40:マグロ投げ、エクストリーム・アイロニング、フェールヤッペン(棒のぼり)など10種類の本当に実在する珍しい10種のスポーツが収録されているセガから発売されたWii専用ソフトのタイトルは何?→「珍スポーツ」(スルー)
Q41:2017年4月1日に心不全で亡くなった日本の技術者・実業家で、電子音楽の規格MIDIの制定の貢献や、電子楽器メーカー・ローランドの創業者でも知られるのは誰?→梯 郁太郎(かけはし いくたろう)(スルー)
Q42:寄席などで行われる「31日」の日に行われる特別興行のことを/→余一会(ばいそん7○←優勝!!)
で、Q38は磯部さんが誤答して1×をつけた後、3問スルーがあり、そしてQ42「余一会」をばいそんさんが正解しこれで7○に到達し、「第4回精霊流しステークス」の優勝が決定したのでした。おめでとうございます。
→最終結果:ばいそん7○1×、磯部4○1×、Kava2○、nao1○1×
ちなみに「余一会」というのは、基本的には東京の定席である4つの演芸場(浅草演芸ホール、鈴本演芸場、新宿末廣亭、池袋演芸場)は、基本的には落語協会と落語芸術協会が10日1セットで興行をしており(その中で鈴本演芸場は40数年前に芸協が撤退して現在は落語協会のみが開催してます)、そうなると1-10、11-20、21-30日でワンセットとなり、カレンダーで「31日」の日がどーしても余るのでこちらでは「特別興行」と称して、両協会に所属していない円楽一門会や落語立川流の落語家なども出演することもあります。談志師匠存命時には「いきなり」私服で高座に登場して漫談しゃべって帰っていったという逸話も(笑)
で、最後に優勝賞品などの贈呈が行われました。
そしてラストは優勝賞品などの贈呈を。
なんやかんやでむろかつや三好さん夫妻からも差し入れの賞品があったんで、こんなたっぷりと(^_^;)。
で、決勝に残ったお三方にも賞品贈呈となりまして、部屋の片付けや最後の挨拶などをして例会が終了したのでした。
そしてこれが最終回…ではなく、少し前にこんな記事も書きましたので、
この後のジャンル別クイズ後半のと、決勝戦の感想戦の記事も書いてから、むろかつ版の2021/10月例会の定例会報告は締めとさせていただきたいと思いますです。
以上です。ではまた次回に。
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