こんちわ、番頭役のむろかつでございます。2025/05月例会「御大杯2025」報告記の2回目です。今回は午前1枠で開催しましたむろかつ企画「八高戦(8◯5×早押しクイズ)」の2回目をお送り致します。
↑前回はこちら。
今回は11問目から25問目までをお送りいたします。
前回は例会のオープニングの模様と、「八高戦」の1回目としてQ1-10までをお送りいたしました。そのQ10時点での得点状況は以下のような感じでした。
【Q10終了時点の各人のポイント(1◯ないし1×以上がついた人のみ)】
ハマクドー3◯、ポポロン2◯1×、Liner1◯1×、ひっさつ会長1◯2×、ばいそん1◯3×、チヨマル1×
この時点では、おおよそ3ヶ月ぶりの岩Q槻参戦となるハマさんが3◯で暫定首位に立ち、初参加のポポロンさんが2◯1×で追う…という序盤戦でした。
今回はQ11-25の前半折り返しとなる15問をお送り致します。
まずはQ11-15あたりの模様です。
Q11:アキュビュー(その商品名は英語の「正確な」と「視界」の2つの単語から作られた造語である、現在は1日限りで新しいレンズに交換する使い捨てタイプと最長2週間で交換するタイプの2種類のみを販売しており、世界65ヶ国で発売され特に日本では長らくシェアNo.1を誇っている、ジョンソン・エンド・ジョンソン社が開発・販売しているコンタクトレンズは何でしょう?)→Liner2◯(1×)
Q12:配偶者(日本の民法第725条で規定されている「親族」とは、本人から見て「6親等以内の血族」と「3親等以内の姻族」と、その親等には関係なく「その本人と婚姻届を出した婚姻…によって生じる地位」を得る誰でしょう?)→ぽちょ兄貴1×/ハマクドー4◯
Q13:金本知憲[ともあき](1002打席連続無併殺打という日本記録も持っており、 更に1999年から2010年にかけて達成した1492連続試合フルイニング出場と13686連続イニング出場という世界記録を持っている事でも著名である、現役時代は広島東洋カープと阪神タイガースでプレーした、「鉄人」「アニキ」という愛称を持つ元プロ野球選手は誰でしょう?)→ひっさつ会長2◯(2×)
Q14:習志野[ならしの]/習志野原[ならしのはら](明治6年4月29日から5月1日にかけて、天皇観閲(かんえつ)の元で実施された近衛兵の大演習で、指揮をしていた篠原国幹(くにもと)少将の目覚しい活躍に感銘した明治天皇が「篠原に習え」と発言したことでその大演習が行われた場所が新たに命名されたという説がある千葉県北西部にある地名で、昭和29年8月に津田沼町が市制施行した際に現在の市の名前にも使われるようになったのは何でしょう?)→ばいそん2◯(3×)
Q15:お株を奪う(英語の表現としては「Steal the spotlight」ともいう、慣用句で、その人が得意としていることを、他の人が同じぐらいまたはそれ以上にうまくやってしまうことを「何を奪う」というでしょう?)→ひっさつ会長3◯(2×)
Q11は日本ではトップシェアを誇っているジョンソン・エンド・ジョンソン社のコンタクトレンズシリーズ「アキュビュー」の問題。こちらを序盤の商品名の語源でサクッと押したのは企業問題に強いLinerさんで2◯。ちなみに私(番頭役・むろかつ)もほんのごくごく短期間だけコンタクトレンズをしてた事がありまして、実際にこの「ワンデーアキュビュー」を使ってたのですが、元々が猛烈なドライアイで目薬を指し続けてないと目がパサパサしてどうしようもないのと、いざコンタクトレンズを着けたはいいがそれを取り外すのに大苦戦して「やっぱメガネのほうが楽でいいや」で(号泣)。
次のQ12は民法の「親族」の問題。ぽちょさん誤答で1×の後、ハマクドーさんが「配偶者」で正解して4◯に。なお「婚姻届を出して(入籍した)夫婦関係」があるんではれば…ということは、当然「婚姻届を出してない夫婦関係」というのもありましてそれは主に「内縁」と呼ばれてます。この場合はどっちかが物故した際に財産相続などの際に入籍してないがゆえのデメリットが発生したりするんですが…。
続くQ13は、広島→阪神で活躍し後に阪神の監督も務めた「金本知憲」の問題は広島ファンのひっさつ会長が「1492試合連続フルイニング出場」でポーンと押して答えて正解しこれで2◯に。なおこの時点で同じく広島ファンの三好総統は到着はしてたが「盟友」のひっさつ会長に押し負けてたようで(以下略)
Q14は地理問題。本来は「習志野原(明治天皇いわく「「篠」原(国幹)に「習」え」)」だけが正解なんですが、答えをあえて少しは出やすくするために文章の最後尾に「津田沼町が市になった際に名前に使った」も入れまして、「原」がない「習志野」も正解扱いにしました。で、この問題はばいそんさん正解で2◯に。
この界隈は、この明治天皇命名でつけられたあたりに非常に大きな「習志野演習場」ができて「軍都」として成長したので(そこにあった軍専用路線を戦後払い下げられてうまく民間路線に転換できたのがかつての「新京成電鉄」で現在の「京成松戸線」です。まあそれゆえにカーブだらけで揺れがひどいんですが…(苦笑))、その戦前からの知名度的にも「津田沼市」にはならなかったんですね。もっともその「津田沼」も元は地元の「谷津・久々田・鷺沼」の3地区の合成地名で「津田沼」という地名ができた経緯もあり、実際には「津田沼」という地名ができるまでにかなりの地域間対立の紆余曲折の末のいろいろなことがあったと推測される次第です。
そしてQ15は慣用句の「お株を奪う」という問題はひっさつ会長が正解してこれで3◯2×で暫定2位に立ち、暫定首位のハマクドーさんとも1p差までやってきました。
やっぱり「上位陣激戦」の様相を呈してきました(笑)
Q16-20のあたりです。
Q16:マーマレード(我が国の文献上で見かけられた最初の例としては明治26年に福沢諭吉が、山口県の医者から名産の夏みかんを送られた際に自ら調理してそれを作って食べた…という記録がある、主にオレンジ、夏ミカン、ユズ、グレープフルーツなどの柑橘類で作られ、果皮(かひ)が残っているため苦味があるために主にカクテルや紅茶に入れたり、パンに塗って食すことが多いものと言ったら何でしょう?)→Liner3◯(1×)
Q17:ジロ・デ・イタリア(まだ雪の残るアペニン山脈やアルプス山脈を通る山岳コースもあり選手たちは毎年のように、厳しい寒さと悪天候とも戦うことが多い、その総合成績1位の選手にはピンク色のジャージ「マリア・ローザ」が与えられる、毎年5月前後にイタリア国内で行われるプロの自転車ロードレースは何でしょう?)→ハマクドー1×(4◯)/ポポロン3◯(1×)
Q18:てんぷくトリオ(現在は87歳という高齢でありながら日本を代表するコメディアンとして活躍している伊東四朗がかつて所属していた、1960年代から1970年代にかけて活躍した三波伸介、戸塚睦夫と結成していた三人組のお笑いグループで、当時の演芸ブームの一つである「トリオブーム」において中心的存在を担っていたのは何でしょう?)→Kava1◯
Q19:インターハイ(2014年大会から「ウイニンくん」というマスコットキャラが採用され、2003年までは各都道府県の持ち回り開催だったが、2004年からは競技次第で複数の都道府県開催に変更された、正式には「全国高等学校総合体育大会」という、全国高等学校体育連盟の主催で毎年8月に開催されるスポーツ大会の通称は何でしょう?)→ばいそん4×(2◯)/Liner4◯(1×)
Q20:三遊亭円丈/圓丈(師匠は昭和の古典落語の名人の6代目三遊亭圓生。その師匠が落語協会と揉めて脱退し新団体を設立するもすぐに頓挫したトラブルに巻き込まれた話を師匠の没後、全て実名で「ご乱心」という暴露本を出して世間の話題をさらった事もあった、本人は「実験落語」と称した「インドの落日」「悲しみは埼玉にむけて」「グリコ少年」「ぺたりこん」などの新作落語の名人となった落語家は誰でしょう?)→ひっさつ会長4◯(2×)
Q16は「日本の文献上で初めて見かけられたのは、あの福沢諭吉が知り合いから贈って貰った夏みかんを使って自分で調理して食べた逸話」という興味深い(?)前フリからの「マーマレード」の問題。こちらはLinerさん正解で3◯(1×)としてひっさつ会長に並び暫定2位に追いつく展開に。
続くQ17「ジロ・デ・イタリア」は世界三大自転車ロードレース(グランツール)のひとつで、今年は5月9日から開幕する時事問題。ここではハマクドーさんが7月に行われる「ツール・ド・フランス」で誤答して1×(4◯)をつけた後に、ポポロンさんが正解してこれまた3◯(1×) としてLinerさん共々ひっさつ会長の暫定2位に追いついてました。余談としては、今年のジロ・デ・イタリアはイタリアから見てアドリア海対岸のアルバニアから第1ステージが始まるそうです(そして「グランツール」としてはこの「ジロ・デ・イタリア」、フランスの「ツール・ド・フランス」ともうひとつはスペインの「ブエルタ・ア・エスパーニャ」でこちらはだいたい9月前後に開催されています)。
Q18は今や芸能界の超大御所タレントとなった伊東四朗がかつて結成・所属していたトリオグループの「てんぷくトリオ」の問題をKavaさん正解で1◯。そのてんぷくトリオのリーダーだった三波伸介はかつて「笑点」の司会も務めていて50代なかばで急逝した事により急きょ、緊急事態として(一度は大喜利メンバーを卒業したにもかかわらず)司会者として復帰したのが5代目三遊亭圓楽つまりは「馬面の圓楽」のあの人だったりします(笑)。先日、6代目(元・楽太郎の、桂歌丸との罵倒合戦でおなじみだった)の遺言もあり、次の「7代目」の圓楽を襲名した三遊亭王楽はこの5代目の最後の弟子で、父親の三遊亭好楽とは師弟関係ではなく「5代目圓楽門下の兄弟弟子」にあたるというなかなかおもしろい関係だったりもします(笑)
Q19は毎年夏に開催されている「インターハイ」の問題。こちらはばいそんさんが誤答して4×で逆リーチに追い込まれ、Linerさんが正解して4◯(1×)として暫定首位のハマクドーさんに並ぶ展開に。なお「戦後に結成された高体連が、各種スポーツの大会を全てまとめてインターハイとして開催された」のは昭和38年からですが、実際は旧制高校の各種全国大会が戦前期から行われていて、鉄道紀行作家の宮脇俊三氏の「時刻表昭和史」では当時旧制高校(成蹊高校)の学生だった宮脇氏が太平洋戦争が始まる直前の昭和16年夏に戦時体制でその大会が中止となり、翌年の昭和17年に(まだ戦局が有利だったことから)文部省が特別に開催を許して東京で行われた全国大会を「インターハイ」と称してテニス部の大会の応援に行ったくだりが書かれてたりしてますです。
Q20は新作落語の名手と呼ばれるも「ご乱心」という暴露本を出してこちらも話題となった落語家「三遊亭円丈(圓丈)」の問題はひっさつ会長正解で4◯(1×)としてハマさん・Linerさんと首位に並んでました。なおこの時に「師匠の圓生をたぶらかせた男」として最も痛罵してたのがQ18の解説に出てきた5代目三遊亭圓楽(と5代目圓楽の盟友の7代目立川談志)で、円丈本人からすると5代目圓楽は、圓生一門の中では一番上の兄弟子にあたる人物だったりします。
※あとこの出題してた時はすっかり忘れてましたが、これを書いてる時に「あれ、俺、「座・ムダ長文」でも三遊亭円丈を出題してた記憶があるな」といきなり思い出しまして、念の為調べてみたら、
以前の「座・ムダ長文」でもラスト問題に同じ「三遊亭円丈」を出題してて、やっぱりひっさつ会長が「前半で押して正解して、しかも単独正解で+12p獲得で勝ち抜けて」ました。いやー(^_^;)。
まあ「ネタ」の中では三好総統はいつもムッソリーニのように(以下略)
Q21-25のあたりはこんな感じでした。
Q21:安徳天皇(日本の歴代天皇の中で史上最年少で崩御し、なおかつ明治時代に追号された壬申の乱で亡くなった大友皇子いわゆる「弘文天皇」を除けば唯一、戦乱で亡くなった天皇ということにもなっている、1185年に発生した源平合戦の壇ノ浦の戦いで、祖母の二位の尼・平時子(たいらの・ときこ)に抱かれたまま入水し、わずか8歳で命を落とした第81代天皇は誰でしょう?)→かつた先生1×/ばいそん3◯(4×)
Q22:第2土曜日(現在、公立の小中高の学校の多くで現在導入されている「学校週5日制」。現行の制度が段階的に導入された1992年9月12日から公立小中学校及び高等学校の多くで休みになったのは毎月第何土曜日だったでしょう?→ぽちょ兄貴1◯(1×)
Q23:ベニート・ムッソリーニ(その最期は銃殺された後、イタリア・ミラノのロレート広場で愛人のクラーラ・ペタッチと共に死体を逆さ吊りにされて晒されたというみじめなものであった、イタリア社会党で活躍した後に新たな政治思想ファシズムを独自に構築し、国家ファシスト党による一党独裁制を確立し第二次世界大戦への参加を決断した、イタリアの政治家・独裁者は誰でしょう?)→三好総統1◯
Q24:大田区(人口は約75万人。現在は日本最大の空港である東京国際空港が区の面積の約4分の1を占めており、戦後にその羽田空港の拡張と東京湾界隈の埋め立てにより面積の広さで世田谷区を上回り東京23区の中では最大の面積をもつ区になった、昭和22年に当時の大森区と蒲田区が合併して誕生した東京都の特別区はどこでしょう?)→Liner5◯(1×)
Q25:源実朝[さねとも](歌人としても歌集「金槐和歌集」を残したり、小倉百人一首でも93番目に「鎌倉右大臣(かまくらの・うだいじん)」の名でその和歌が選ばれている、その最期は鶴岡八幡宮で兄の頼家の遺児・公暁(くぎょう)によってわずか28歳で暗殺された鎌倉幕府の第3代将軍は誰でしょう?)→ひっさつ会長5◯(2×)
Q21は歴代天皇の中では歴代最年少(8歳)で崩御している→「安徳天皇」の問題はかつた先生が誤答で1×がついた後にばいそんさんが正解して3◯(4×)に。問題文にあるとおり、壬申の乱で敗死した大友皇子=弘文天皇は明治時代に入って追号された天皇(こういう形で、明治・大正時代に追号された天皇が歴代で数人居まして、現在でも「この人は本当に天皇として即位したのか?」という歴史学的に論争になる例も結構あります)で、その弘文天皇を除くと「戦乱で直接亡くなった唯一の天皇」ということにもなります。
続くQ22は「公立学校が初めて週休2日制が導入された時に休みになった→第2土曜日」の問題はぽちょさん正解で1◯に。これが私(むろかつ)が高3の9月に初めて導入されたもので、ひとつ年上のひっさつ会長は「うちはギリギリ間に合わなかったんすよ」とぼやく始末でした(苦笑)。
Q23は「銃殺された後に愛人たちと一緒に逆さ吊り」でおなじみのイタリアの独裁者「ムッソリーニ」の問題は「ロレート広場で愛人の/」でサクッと押してた三好総統がここで正解して1◯、初日を出してました。「あー、ネタで三好総統がよくやられるやつか」「やめなさい」と(爆)。ちなみにそのムッソリーニ御一行が吊るされてたのは、スタンダード・オイル社のガソリンスタンドの建物だったそうです。
続くQ24は「東京国際空港拡張と東京湾埋め立てにより面積の広さで世田谷区を追い抜いて、23区で最も広い区になった→大田区」の問題は、序盤の「東京国際空港」の文言が出たポイントでLinerさんが押して正解してこれで5◯(1×)として暫定単独首位に浮上してました。ついでに書くと「おおた」の地名の自治体としては群馬県の「太田市」、島根県の「大田市」、茨城県の「常陸太田市」などなどがあり、いずれも「大」の中に点がつくかつかないか…で迷うのですが、この東京都の大田区に関しては「もともとは大森区と蒲田区が合併したとこ」という覚え方で「点がつかない」ってイメージで覚えた記憶もありますです。
そして前半戦の折り返しとなるQ25は鎌倉幕府第3代将軍で鶴岡八幡宮で暗殺された「源実朝」の問題。文人でもあり「金塊和歌集」も出した…という前フリを入れたところその「金塊和歌集」のとこでバババッと押されてランプがついたのはひっさつ会長で正解して5◯(2×)としてLinerさんと並んで暫定首位争いをした状態で後半戦に突入していったのでした。
【Q25終了時点の各人のポイント(1◯ないし1×以上がついた人のみ)】
Liner5◯1×、ひっさつ会長5◯2×、ハマクドー4◯1×、ばいそん3◯4×、ポポロン3◯1×、三好総統1◯、ぽちょ兄貴1◯1×、かつた先生・チヨマル1×
次回は後半戦に入ります、Q26-40あたりの模様をお送りします。ではまた次回に。
↑千葉ロッテの福浦御大。この人も習志野出身だったりします(笑)
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