2019年3月例会「ひよし記念」報告#13【 「アタック49」編(その4)】




こんにちわ、番頭役のむろかつです。2019/03月例会・4R「B級順位戦/アタック49」も、いよいよ最終局面の「アタックチャンス」にさしかかってきました。意外な大激戦で誰が優勝するのか、次節A級昇格を決めるのかがまだわからない状態の中、果たしてどんな展開が待っているのでしょうか。

前回のおさらいです。

前回はこちらをどうぞ。アタックチャンス手前で以下のような状況になってました。

ま、実は冒頭のアイキャッチャー用に貼ったプロジェクターから映してる局面と全く同じなのですが(笑)、ひっさつ・キム兄ぃ・キング先生の3氏が11枚で並び、そこにタニシくんが8枚で追随するも、1番の角にはくうちゃんさんが入っている、という実に興味深い「局面」でもありました。

残るは12問。残るパネルは7枚です。

アタックチャンスを取ったのは…そして消したパネルは?

大事な大事なアタックチャンスはこんな問題でした。

Q59「イギリスでは3回、アイルランド・ギリシアでは2回、アメリカ・ポーランド・トルコ・タイ・リトアニア・ラトビアでもそれぞれ1回ずつ同じ名前の事件が発生しているものの、世界史的に特に著名なのは、1905年1月22日に、ロシア帝国の首都サンクトペテルブルクで行われた労働者による平和的な請願行進に対し、軍隊が発砲し、多数の死傷者を出した事件を、発生した曜日から何と呼ばれているでしょう?/

押したのは最後まで我慢して待っていた(と思われる)キング先生さん。「血の日曜日事件!!」と答えて正解し、最初のパネルを指定する。

最初に「31番」を指定し、31-38-45で縦3つを水色にし、「43番」を指名しひっさつさんのパネルを消して黄色の空白状態としました。

↑本家の「アタック25」同様、消した空白地帯は黄色くなります。

そしてこの「43番」に入ったのは、なんと…。

さて、この43番、入れるのはキング先生、タニシくん、キム兄ぃさん、カムサさんの4名。くうちゃんさんは15・17があるので挟めず、ひっさつ会長も15・17で29と挟めるので事実上、角を取る戦いは現状4人となる。

続いての問題はこんなのでした。

Q60「人気演芸番組「笑点」の大喜利で、最も司会者に近い場所に座っているのは水色の着物を着ている三遊亭小遊三ですが、反対側の司会者から最も遠い場所に/座っている橙色の着物を着ている誰でしょう?」

一斉にバッと押されて、ランプがついてるのは…カムサさん!!「林家たい平」と答えて正解チャイムが鳴り響き、取れるランプが点灯すると、

↑はい。43番は点滅してます(笑)

それを見て、カムサさん高らかに「43番!!」と数字を指定し、

くうちゃんさん同様、角に入れる事に成功しこれもまた拍手喝采(笑)。(!!)。しかもお二人とももうこのパネルは消えない。いやあこの展開は美味しいし凄い(^_^;)。ちなみに実はカムサさん、先程のラウンドで三好さんご夫婦から賞品としてたまたま「林家たい平カレー」というものを頂いていたとのこと。そういう偶然もあるもんだ…(苦笑)

さきほどのキング先生さんの状況から優勝争いしてる3人(勿論、タニシくんを含めると4人)は全く増減がなく、あとはいかに誤答せずに残り6枚を埋めていくかの勝負となっていく。

そしてパネルはすべて埋まるのか?

Q61「実験段階で天井から吊り下げる為に、当時の日本劇場、東京宝塚劇場、有楽座、浅草国際劇場、両国国技館といった東京界隈の屋根が高い建物を日本軍が接収し、製造が行われていた、太平洋戦争中に日本軍が「ふ号兵器」という名称で用いていた兵器は、どんな種類の爆弾だったでしょう?/→風船爆弾」

…を正解したのはひっさつ会長。で、15番を埋めて15-22-29-36と挟んで11枚とし、キング先生さんを猛追する。

Q62「国鉄末期の昭和62年まではこの湖に沿って国鉄湧網(ゆうもう)線が走っていたが国鉄再建法による特定地方交通線に指定され廃止されてしまった、面積は約152平方kmの日本最大の汽水湖であり、日本では/琵琶湖・霞ヶ浦に次ぐ3番目に広い湖でもある、北見市、紋別郡湧別(ゆうべつ)町、常呂(ところ)郡佐呂間(さろま)町にまたがる湖は何でしょう?→サロマ湖」

…をキム兄ぃさんが「浜名湖」で誤答し、ここで3休となってしまう。

Q63「プロボクサーであるカシアス・クレイがイスラム教に改宗し名前を「モハメド・アリ」に改名したり、ベトナム戦争の徴兵を拒否したのは彼との出会いと多大な影響があると言われている、1965年2月21日にアフリカ系アメリカ人のイスラム運動組織であるブラック・ムスリム・ムーヴメントのメンバーに暗殺された、キング牧師と共にアメリカで最も著名でな黒人解放指導者は誰でしょう?→マルコムX(エックス)」

…をタニシくんが「ネルソン・マンデラ」で誤答し、やはり3休となってしまい、やや黄色信号が灯る展開に。

Q64「タレント議員が大量に当選してブームを巻き起こした昭和43年の第8回参議院選挙の全国区で、1位で当選したのは「太陽の季節」で第34回芥川賞を受賞し、後に東京都知事になる作家の石原慎/太郎でしたが、その時に2位で当選したのは、「人間万事塞翁が丙午」で第85回直木賞を受賞した、やはり後年、東京都知事になる作家・タレントの誰だったでしょう?→青島幸男」

…これをくうちゃんさんが誤答し、3休となる。結果的にはキム兄ぃさんのダメージが薄くなっていた(苦笑)

Q65「アメリカではバーニーズ・ニューヨーク、マックスフィールド、イギリスではブラウンズ、日本では草分け的存在として、銀座のサンモトヤマが1955年に開店し、SHIPSやBEAMSなども有名である、特定のブランドの販売の為では無い店舗のことあり、それぞれの店舗が独自のコンセプトで選んだ様々なブランドの商品を陳列・販売している小売店の形態の一種は何でしょう?→セレクトショップ」

こちらはスルー。これでキム兄ぃさんが休み終了で戦線復帰となる。

Q66「将棋や競馬などにも造詣が深く、「人生は一局の将棋なり/ 指し直す能(あた)わず」」「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」などの名言も残している、1923年に文藝春秋社を設立した、代表作に『父帰る』『恩讐の彼方に』『真珠夫人』がある作家は誰でしょう?」

ここでキング先生さんも誤答し3休に。これでタニシくんも休み終了となり復帰。

Q67「船の進む方向を操作するために必要な装置である「舵」を使った慣用句で、「物事がうまく進行するように導くこと」を「舵を取る」と言いますが、「企業の組織などにおいて方針を大幅に変更するように導くこと」を「舵を」ど/うする、というでしょう?→切る」

これをひっさつさんが正解し、47番を指定し、

15から斜めで一気に橙色にひっくり返し、15枚で再逆転し、これでトップに立つ。残りは3問。

Q68「日本の歴代総理大臣の中で、在任中に亡くなったのは全部で5人いますが、そのうち、唯一の戦後に亡くなった上に、よせばいいのに昭和55年に内閣不信任案を可決されて内閣総辞職を拒否して衆議院を解散し、その総選挙中に亡くなった人物は誰でしょ/う?→大平正芳」

「あれ、さっき聞いたような問題が」という事でここで「三角大福」「在任中に病死した総理」の類似問題の「大平正芳」が出てひっさつさんが正解し、35番を指定。

47と斜めで挟んでこれで17枚に到達した。残るは2問で3枚。全て埋まらないことは確定しているのだが?

Q69「日本の自治体で、久留米市があるのは福岡県ですが/、東久留米市があるのはどこの都道府県でしょう?→東京都」

…という地元・東久留米市民のケーニヒさんが出席してれば地団駄を踏んだような(?)問題を正解したのはキム兄ぃさん。で、33番を指定すると、

一気に30-31-32-33で横4つを青に変えて、ひっさつさんに1枚差となる事態に。

そして最後の問題はこんなのでした。

Q70「1990年台から2000年代にかけて日本では多くのシェアを誇った音楽のコンパクトディスク、いわゆる「CD」で、通常のシングルCDのサイズは直径8センチの小型CDでしたが、マキシシングルやアルバム盤で使用されたのは何センチのCDだったでしょう?→12cm」

これをカムサさんが押して「10cm」と誤答し、これで終了となった。

こちらが最終結果となり、ひっさつさんが優勝(最終的なウイニング・アンサーは「大平正芳」という事に(苦笑))、キム兄ぃさんが2位となり、次節のA級昇格となったのでした。そして3位がキング先生さん、4位がタニシくん、5位タイでくうちゃんさんとカムサさんという結果になりました。

そして「if」もしくは「たられば話」としては。

ついでに書くと、残り2枚については、ひっさつさんが連取してれば大勝してましたし、キム兄ぃさんもキング先生さんも誤答せずに連取してれば当然優勝の可能性があったのは勿論のこと、4位のタニシくんに関しては、

誤答せずに2連取してれば大逆転優勝はもちろんのこと、

キム兄ぃさんが19番、タニシくんが17番に入れば、共に14枚で同点優勝の可能性があったんですね、実は(ただし逆にキム兄ぃさんが17番、タニシくんが19番だったらキム兄ぃさんには追いつけずに2位タイで終わってた計算にもなるわけですが…)。

結果的には、「一度も間違えずに正解し続けてた」ひっさつさんが辛勝という事で、3回休みの結構重いペナルティの中、いかに間違えずに自分が答えられそうな問題の引きに恵まれるか、というのが重要な「アタック」企画で、最も大事だけど最も難しい戦略を冷静に戦い続けた…という意味ではひっさつさんに一日の長があった、ということになったようです。しかしここまで大激戦になるとは思いませんでしたけどね。

この「アタック49」は今後も3-6-9月例会のB級順位戦で「育成と戦略」を目的に開催する予定でいます。そして次はA級順位戦。正解すると自分以外の全員が-1となり、誤答すると自分だけが-1p減らされるという、「アタック25or49」企画よりももっと誤答にシビアな「アタックサバイバル」を開催しました。そちらの報告記を次回以降掲載する予定です。

続きます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。