こんにちわ、番頭役のむろかつです。2024/3月例会「第8回ひよし記念・春」の報告記を連載しております。14回目は午前のフリバ会の2枠目で開催されましたばいそんさんの7○3×企画の模様の4回目をお送りいたします。
↑前回はこちら。
残りは10問となりました。
現時点の各人の獲得ポイントはこんな感じでした(なおこの時点で1○か1×以上ついてる人を表記しております)。
[40問目終了時点の各人のポイント]
Liner7○1×(1抜け)、かよちん4○1×、むろかつ2○1×、ハマクドー2○1×、山田はまち2○1×、ぽちょ兄貴1○1×、公太郎1○1×、Kava1○1×、ほしまる1○1×、キヨミ1○1×、ひっさつ会長1×、三好誤服店1×
既にLinerさんが7○到達で企画優勝を決めております。ここからはかよちんさんが一歩リードしてる状態での「2位争い」が中心となっていきます。
Q41:サルゴリラ(吉本興業所属のコントを行う演劇ユニット「メトロンズ」を構成する3組のお笑いコンビのひとつで、かつては松橋周太呂と共に「ジューシーズ」というお笑いトリオを組んでいた赤羽健壱と児玉智洋のお笑いコンビ)→かよちん5○(1×)
Q42:セーヌ川(決して山梨県大月市には存在しない、サン・ルイ島やシテ島といった中洲がある2024年のパリ五輪ではマラソンスイミングの会場となるフランスで2番目に長い川)→かつた1○
Q43:副総理(日本国憲法施工後最初に就任したのは第1次吉田茂内閣の時の幣原喜重郎、最も長い期間務めたのは麻生太郎。常に存在する役職ではないが内閣総理大臣が欠けたときに内閣総理大臣臨時代理の地位に就く第1順位の国務大臣を指す)→ぽちょ兄貴2×(1○)
Q44:ピスタチオ(2022年5月31日に解散したものの、その1年後に日清カップヌードルのCMに彼らを模した人形で出演した、変顔をして白目を剥く独特のスタイルである「白目漫才」を)→ほしまる2○(1×)
Q45:貞観(中国唐では2代皇帝・太宗の治世にあたる627-649年に使われ、日本では平安時代の清和天皇・陽成天皇の859-877年に使われた元号で、特に中国の方は「歴史上最も社会は安定して経済は繁栄を見た」とされる)→チヨマル1○
Q41はお笑いコンビ「サルゴリラ」の問題。こちらは前身の「ジューシーズ」というトリオの頃の元メンバー・松橋周太呂の名前が出たとこで押したかよちんさんが正解してこれで5○に。やや一歩リードした感も。
続くQ42はパリ市内を流れる「セーヌ川」の問題をかつたさんが正解でここで初日。もちろん前フリの「大月市にはない」は「あー、笑点の小遊三か」と(爆)。なお昔からセーヌ川は水質汚染がひどかったらしいんですが、シラク大統領の頃に「清潔なセーヌ川10カ年計画」を実施し多少は汚染改善はされたものの実はまだまだ…ということらしいです(なお前回の2021年の東京五輪では同競技はお台場海浜公園で開催されてそれなりに水質汚染もあったそうですし)。
Q43は「副総理」の問題。こちらはぽちょさんが「(自民党)副総裁」という実に惜しい誤答をして2×に。ま、実際は「次の総理候補の筆頭(→そして実際に次の総理大臣にも)」になるような大物政治家が就任する例が多く、そして麻生太郎氏が副総理・(自民党)副総裁のどちらも最年長記録を持っている(ただし両方を兼務はしたことはなく、麻生氏も菅内閣の副総理を退任した後に自民党副総裁に就任しています)そうですのでまさに「惜しい」誤答でした。
Q44は「ピスタチオ」という2022年に解散した伊地知大樹と小澤慎一朗のお笑いコンビの問題。こちらはほしまるさんが正解して2○にしてました。
そしてQ45は「貞観(じょうがん)」という中国・日本の両方で使われた元号の問題。こちらは「難しい歴史問題を難しそうな顔して押して時間ぎりぎりに正解をもぎとっていく」が最近おなじみになった(?)チヨマル副会長がやはり難しそうな顔しつつ時間ギリギリでひねり出して正解チャイムを鳴らされるファインプレーでプレイヤー各位からどよめきが起きる展開にして初日を出しました(笑)。なおどちらも由来は「易経」の「天地之道、貞観者也」より。更によほど中国では「歴史上最も治世がうまく行って繁栄した」ということで極めて縁起がよい元号だったのか、かなり後に中国北西部に建国した(そしてモンゴル帝国に滅ぼされることになる)「西夏(せいか)」という王朝が1086-1139年の間に同じ元号を使うことにもなります。
残り5問。果たしてかよちんさんは2抜けできるのか?
そしていよいよ残りは5問となりました。
Q46:パラッツォ(特にイタリアではルネッサンスの頃に建てられた庁舎、大きな邸宅のことをさす、英語の「パレス」の元となったイタリア語)→かよちん6○(1×)
Q47:100トンハンマー(キャラクターグッズとしても展開されている、漫画「シティハンター」で依頼者の女性に欲情する主人公の冴羽獠に相棒の槇村香が)→三好誤服店1○(1×)
Q48:マグデブルグの半球(内側をくりぬいた2つの半球を隙間なく接合して中の空気を抜いて真空にするとぴっくりくっついて離れなくなることで大気圧の存在を証明した実験を、これを発見したドイツの化学者オットー・フォン・ゲーリケの生誕地の名前を取って)→ぽちょ兄貴2○(2×)
Q49:NIE/Newspaper in Education(アメリカ合衆国では1930年代にニューヨーク・タイムズが行ったことが最初とされる、学校等で新聞を教材として活用し、興味や関心の幅を広げる教育手法)→ぽちょ兄貴3○(2×)
Q50:ケレス/セレス(当初は惑星とされるものの、1850年頃からは小惑星とされるようになり小惑星番号の1番が割り振られた)→山田はまち2×(2○)
Q46は「英語のパレス(Palace)の元となったイタリア語→パラッツォ (Palazzo) 」の問題。こちらはかよちんさん正解で6○リーチに。なおこういう名前のパチンコ屋があちこちにあるそうです(^_^;)。続くQ47「100トンハンマー」は三好さんがサクッと正解して1×をつけている状態ながらもここで1○を。いやー確かに三好さんなんか妙なことを口走った際に奥様とかに突っ込まれる時にこれヤラれそうで「あ、三好さんは明らかにヤラれる方ですね」と(苦笑)。
Q48は「マグデブルグの半球」の問題。ぽちょさん正解で2○に。こちらは公開実験として開催され、なかなかくっついて離れずに最後は馬8頭を使って双方から引っ張ることによってようやく剥がれたぐらいの強い力を使わねばならぬほどの実験成果だったそうです。続くQ49「NIE(Newspaper in Education)」という日本語に訳すと「教育に新聞を」という教育手法…の問題もぽちょさん連続正解で3○に。基本的には新聞各紙を読み比べたり、それを使ってディベイトしたり…というやり方が多いようです。そしてラストQ50は火星と木星の間の小惑星帯にある「ケレス/セレス」の問題は山田はまちさんが誤答して終了…となったのでした。
[最終結果]
Liner7○1×(1抜け)、かよちん6○1×、ぽちょ兄貴3○2×、ほしまる2○1×、むろかつ2○1×、ハマクドー2○1×、山田はまち2○2×、チヨマル1○、かつた1○、公太郎1○1×、Kava1○1×、キヨミ1○1×、ひっさつ会長1×、三好誤服店1○1×
というわけでLinerさんが1抜け、かよちんさんが6○で2位、ぽちょさんが3○で3位…という上位陣でした。なんやかんやで各人の見せ場が非常に多く50問(実際は早押し機のトラブル等で2問がボツになったので52問開催ではありましたが)が非常に充実したフリバ企画となっておりました。
↑こんな結果に(笑)
こんな感じでばいそんさん企画のフリバは開催されたのでした。詳細編は以上です。
余談:岩Q槻のフリバはこうでなくちゃ、と(笑)
しかし岩Q槻のフリバ企画で思うのは「誰かが6○を積んだとしても、他の人が決して手を抜いたりしない(=あえて勝ち抜けさせようと指を緩めない)」点と「誰かがファインプレー的な正解をしたら一緒に喜んで拍手してそれを称える」というそういう流れが実にいいなー、と(笑)。
これはたまたま今までの私自身の経験の不運さもあったと思うのですが、以前参加していたクイズサークル(ひとつではないです)ではあまりにも勝負にガツガツしすぎて、自分が負けたり自分の意にそぐわない結果になると途端に不機嫌になって出題者や問題文に文句つけたりする人が結構少なくなかったんですね。
で、ひどい時には6○に到達してリーチをかけているプレイヤー相手にそこで正解して1○になった他の人に「そんなとこで押しても意味がないだろう」ぐらいのことを言って怒り出す人もいました。それが勝負にのめり込んだ挙げ句の結果なのか、それともその人の性格なのか人柄なのか…はわかりませんが「たかが遊びでそこまで言うことはねえだろう」とかなり不愉快な思いをしたことがありました。
ま、それが私は本当に嫌で、岩Q槻では長年「フリバ」はタブーにしてました。はっきりいえば「フリバなんて間違ってまたやったら、結局はこういう奴らが集うことになるのだろう」と。
そしたら数年前に、
たまたま当初はお休みだったものの前月に8月例会がコロナ禍で中止となり2022年9月に開催された「仮例会」という集まりで岩Q槻では終日、フリバ会を初めて開催したところ、これが予想外に物凄く和気あいあいとした例会になりまして、
↑このキヨミさんの笑顔をみればもうどういう雰囲気だったか一発でわかろうというものでして(^_^;)。
この例会がきっかけで春と秋にフリバ例会を開催するようになり、2023年春からは午前・午後の時間帯に繰り上がり午前はフリバ会と称して早押しクイズの練習会のような企画が完全オープンとなっていったのでした。結果的にはこれがほしまるさんの「逆リーチ杯」などの定番企画が誕生し、更に参加者が20人近くにまで更に増えるいう要因にもなった…のは完全に予想外な事態でもありました(^_^;)。
そしてこのばいそんさん企画でも、Linerさんの企画優勝も勿論拍手をしてたたえましたが、それと同様にキヨミさんや三好さん、そしてチヨマルさんのナイス正解でえらく盛り上がれたのは本当に良かったなーとそういう感想しかないです(笑)。押せなかった人も正解できなかった人も勿論いらっしゃいましたがそこは「企画それぞれ」で、別の企画でそれぞれの個性やいいとこを存分にパフォーマンスを引き出すプレーができれば良いだけの話ですので「どんまい!!」ということでいいのではないでしょうか。
おそらく岩Q槻においての「フリバ」は(私が仕切っているうちは)今後もこんな感じで開催されると思います。たぶんよそのサークルさんではなかなか無い形なのかもしれませんが、そこは様々な形があって然るべきですし、むしろ他のサークルでこれを求めようなどとは全く思いもしませんので「これぞ岩Q槻の持ち味だねえ。岩Q槻に来るとフリバも盛り上がっていいよ?(笑)」ということで、今後もわいわいと楽しみながらやっていければいいなと考えております。
さて2024年3月例会の報告記は一応これが最終回です。次回からはやっと2024年4月例会の「春のフリバ例会」の報告記をお送りします。ではまた。
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