2022/07月例会「スーパーオービスSD」報告#9「3R2:クイズ・カルガモの行進?編(その1)」




※7/25にLinerさんから問題文のコピーをいただきましたので差し替えました。

こんにちわ、番頭役のむろかつです。2022/07月例会の報告記をお送りしております。第9回目は3Rに行われたLinerさんの早押しクイズ企画の2企画目「クイズ・カルガモの行進?」報告の1回目をお送りいたします。ますますLinerさん自作の早押し機の着順判定がフル活用される企画となっていきます(笑)

2022/07月例会「スーパーオービスSD」報告#8「3R1:同意クイズ編(その4)」

2022年7月20日

↑前回はこちら。

ここから3Rの2企画目「カルガモの行進?」に入っていきます。

前回、1企画目の「同意クイズ」が終わりまして、ばいそんさん1位、ぽちょさん2位などの結果が出ました。ここからは2企画目の「カルガモの行進?」というクイズ企画が行われました。この3Rの順位は両企画の平均順位が上の人が上位ということになっていきます。

さてその「カルガモの行進?」という企画はこういう概要でした。

【クイズ・カルガモの行進?】
※このルールはかつてFQUIZ.JPのトーナメントで行われた「付和雷同クイズ」をアレンジしたものです。

5人以上推奨と考えているので、参加者5名以下の場合は実施しないかもしれません。
(岩Qの平常を考えれば通常通り実施できると見込んでいます)

1位のボタンが押された時点で問題の読み上げを打ち切り、
その時点で押している人に上位から順番に回答を得る。
なお、2位以下の者は、それまでの答えを聞いて、自分の回答を当初思ったものから変更しても構いません。
正誤判定は最下位の人間が回答を行ったあとにまとめて行います。

正解:(この問題で押した人数-この問題での自分の押し順位)×2をプラス
※ただし上記計算結果がゼロになる(押し順位が最下位、あるいは1名のみ)場合は+1
誤答:この問題での自分の押し順位×2をマイナス(どの順位でも共通してこの式を採用)

●諸注意とヒント●
回答の時間制限は5カウントとします。

早押しで後ろの順位になればなるほどハイリスク・ローリターンという図式になっていますが、
これはそれまでの人の回答を聞いて自らの回答を正答に導ける可能性が高くなるメリットを加味した結果です。
逆に多数の人が押せば押すほど、先着者はローリスク・ハイリターンになります。

「FQUIZ.JP」さんというのはLinerさんやおぐのりさんなども参加されている元々はパソコン通信のNIFTY-Serveのクイズやパズルのフォーラムがきっかけでできたオンラインコミュニティだそうで、年に数回ほどオフラインミーティングも開催されています。

で、Linerさんが岩Q槻でほぼ毎年開催している「近似値グランプリLive」はもともとここのオフライン企画を岩Q槻で再放送していることが多く(一度だけ完全オリジナル問題で開催されました。で、私・むろかつが過去最低点の10問で1点という珍記録を達成した次第で(爆))、結果、既に本放送(?)の方に参加していたおぐのりさんは岩Q槻の方では参加できずに得点係などをお願いしているという次第だったりします(笑)。そこで行われた企画をアレンジしたものを開催されておりました。

さてこの企画、さきほどの企画よりもより「着順判定」が重要になっていきます。

↑こんな感じに誰が「どの着順」でそして「どの秒差で押した」かが外部モニターでわかるようになってました。

正解の場合は着順が早ければ早いほど得点が高く、誤答の場合は逆に遅ければ遅いほどマイナスが増えるというなかなか怖いルールでもありました。今回は9人が参加しているので、それぞれ仮に全員が押してた場合1着判定で正解したら(9-1)×2=16点が入り、同じく全員押して9着判定で誤答した場合は9×-2=-18点が差っ引かれるという(^_^;)

各人、この「カルガモの行進?」と呼ばれた名前の意味が少しずつわかっていきます。

そして企画が始まったのですが、冒頭にLinerさんがおっしゃってたこの企画への一言がなんとも凄かった。

「この企画、カルガモの親ガモに(子ガモが)ついていって幸せがあるとは限らない」

つまりは先程の「同意クイズ」以上に「前の人に付いていくか、それとも別の答えを言っちゃって誤答に巻き込まれずに行くか」という選択が非常に重要になっていくクイズということでもありました。

今回は序盤のQ1からQ10の模様をお送りします。

Q1:「あなたの直感と連想能力に挑戦する」のは象印クイズヒントでピントですが、国会審議で「直間比率」と発言された場合、この「直間」が指し示しているのは何と何?/→直接税と間接税【むろかつ○+8、ばいそん○+6、あんどう○+4、ハマクドー○+2、kava○+1】

Q1は「ヒントでピントか…懐かしいな」と思いながら前フリを聞いてたら急転直下、「直間比率」という言葉が出てきて、押したのは5人で1着判定は私・むろかつでちょっとびっくりしました(苦笑)。で、5人とも「直接税と間接税」と答えて正解しそれぞれ+8、+6、+4、+2、+1を獲得となりました。

なお「直接税」とは所得税のように納税者へ直接徴収するもの、「間接税」は消費税のように納税者以外に転嫁して徴収するものという違いがあり、消費税導入以前は直接税の割合があまりにもでかすぎて、昭和61年当時の最高税率は住民税を含めると収入の88%にも達しており(ゆえに当時の人気タレントであり高額納税者だった大橋巨泉や黒柳徹子などはその収入の9割近くを地方税を含めた税金で持っていかれてたそうです)、その比率をどーにかしないと今後の超高齢化社会になる日本では直接税の比率が高すぎると所得税の歳入が減っていくだろう将来には財政がどーにもならなくなる…という事が問題になっておりました。そこで「国民がまんべんなくほぼ同率で払う」消費税が導入されていったという経緯がありました。

更に言えば、消費税の前に大平内閣・中曽根内閣では「売上税」という名前で導入しようとしたら総選挙で負けたりしてなかなか導入できずに、最終的には中曽根内閣の次の竹下内閣で無理やり3%の「消費税」を導入したという流れもありました。なので今はその直間比率が多少緩和され、消費税の税率が少しずつ上っている一方で、所得税の最高比率は住民税を含めても50%程度になってるそうです。

Q2:琵琶湖に次いで日本で二番目に大きいのは茨城県にある霞ヶ浦ですが、その旧名を霞ヶ浦と言い、昔は競馬場、競馬の廃止後は現在も続いている競輪場がある三重県の市といえばどこ?/…と、ここまで言ってもわからない人に大ヒント。義務教育の社会の教科書では公害問題で必ず出てくる場所です。→四日市市【むろかつ○+1】

続くQ2は「旧名を霞ヶ浦という、昔は競馬場、今は競輪場がある三重県の市」という問題でした。ここをむろかつが単独押しをし「四日市」と答えると正解チャイムが鳴り、ここは単独正解だったので+1獲得でした。

こちらは競輪漫画「ギャンブルレーサー」を愛読してたんで「あー、三重県の競輪場って言ったら四日市しかないんだったけな」で押して答えられた問題だったんですが、改めて調べたら同じ三重県の松阪市にも松坂競輪場があって「あぶねー」と(爆)。なおこの四日市競輪場がある一帯は「霞ヶ浦緑地公園」という多目的施設の四日市ドームや、野球場、プールなどのスポーツ施設が多数あるとこのようです。そして毎年11月例会が行われる11月第1日曜日に開催される「全日本大学駅伝」では3区の前半にこの一帯(四日市競輪場・四日市ドーム)の前を通るコースになっていて小刻みなアップダウンが繰り返す箇所にもなっております。

ふとした時に出てくる「あれ、なんだったっけ」的な時事問題がなんか良いですねー(笑)

Q3:日本の競馬においては主にルーズリング、D、エッグなどの区分がある、馬の歯槽間縁に装着し、人の力を効率的に馬に伝え、いわゆる「馬を御する」ことを目的とした道具といえば何?/→ハミ【ハマクドー×「たずな」-2、ぽちょ兄貴×「あぶみ」-4、かよちん×「あぶみ」-6】

Q3は競馬問題。答えは馬の口のとこに装着する「ハミ」が正解…だったんですが、ハマさん「たずな」、ぽちょ兄貴&かよちんさん「あぶみ」と全員不正解という「なるほど全員不正解ってパターンもあるのか」と気付かされた問題ともなりました。なお問題文にある「歯槽間縁(しそうかんえん)」とは馬は前歯と奥歯の間に歯が生えていないとこがあるそうで、そこにこの「ハミ」をくわえさせてつけることになります。またここにきっちりとハミをつけないと前後の歯で噛んだりするので、これを装着するのにも一定の技術が必要な次第だったりします。で、押した3人はそれぞれ-2、-4、-6という減点に。

Q4:手押し車に猫車など「くるま」にも色々ありますが、家計や企業財政など、金銭的に窮乏していることを表す慣用句と言えば、どんな「くるま」?/→火の車【ばいそん○+10、あんどう○+8、むろかつ○+6、ぽちょ兄貴○+4、おぐのり○+2、かよちん○+1】

Q4は「くるまにもいろいろとありますが」という前のセットの終盤の「やり投げ砲丸投げなど「なげ」にもいろいろとありますが→危なげない」の問題と似たようなパターンかな?と思われる前フリを聞いてたら「家計や企業財政など」で一気にガッと押されて6名が制限時間内についてカウントされることに。で全員正解で、1着判定のばいそんさんは一気に+10獲得することに(笑)。いやー我が岩Q槻も財政状況も結構なかなかの火の車で(ノД`)シクシク

Q5:今年初めに、近畿のスーパーマーケットチェーンである関西スーパー株式会社の支配権を巡って争った会社は2つあります。一つは提携関係にあった首都圏近郊に店舗展開をするオーケーですが、最終的に関西スーパーを支配下に納めることとなったもう片方の企業は、阪急百貨店や阪神百貨店などを運営する、阪急阪神東宝グループのどこ→エイチ・ツー・オー リテイリング【スルー】

Q6:第26回参議院議員通常選挙の投票日は、何月何日/でしょう?→(2022年)7月10日【ぽちょ○+12、おぐのり○+10、ばいそん○+8、Kava○+6、あんどう○+4、かよちん○+2、むろかつ○+1】

Q5は「関西スーパー」をめぐっていろいろと揉めてたニュースは聞いてたが結局は各人とも勝負には至れずスルー。「あれ、オーケーとどこだっけ?」と「あぶねー、オーケーじゃなかった」とつぶやく面々が多し。こちらの正解の「エイチ・ツー・オー リテイリング」は、もともとの阪急百貨店と阪神百貨店を経営統合してできた百貨店(デパート)とスーパーマーケットを中心とする企業グループで、その企業名の由来は、「グループの基本理念を地球環境になくてはならない存在である水(H2O)に置き換えて表現したもの」としており、更に「阪急」「阪神」の2つのH(H2)の意味も含まれているとのことです。

ちなみに対抗してたオーケーは現在は首都圏近郊に店舗を展開する中堅スーパーで、私・むろかつとしては大学生の頃、横浜市港北区の妙蓮寺に2年ほど住んでた際にはとにかく風呂なし3万5千円のアパートに住んで時折銭湯に通ってたほどの貧乏学生だったんで駅近くのオーケーには物凄くお世話になりました。とにかく安かったですねえ(笑)

一方Q6は逆に速攻勝負。この例会の日の時点では「来週の日曜日」の話だったんで一斉に7番手まで押されており、全員正解でした(1着判定のぽちょさんが一気に+12を獲得するとは凄まじい)。しかしまー、この例会の5日後、つまりは参議院選挙投票日の前々日に奈良で安倍晋三前首相が狙撃された事件が置きたのは本当に絶句しましたな…。

Q7:JR山手線で漢字4文字の駅は全部で3つあります。西日暮里、高/田馬場と→新大久保【Kava○+4、ぽちょ○+2、ばいそん○+1】

続いてのQ7は鉄道問題。押したのは3人だったんですが、1着判定のKavaさんがシンキングタイムの5秒以内に思い出せるか?というぐらい頭からひねり出してどーにか時間ぎりぎりいっぱいで「新大久保!!」と答えておりました。いやもう山手線と聞いて「高輪ゲートウェイ」の名前が頭をよぎるばかりで(をい)

Q8:切手や収入印紙の製造過程においては、印刷と同時に行われている、手で切り離しやすくするために/、縦横に等間隔で丸い穴を開けること、及びそれによって出来た穴による線のことを差すのは何?→目打ち/Perforation【むろかつ○+6、ぽちょ○+4、おぐのり○+2、ハマクドー○+1】

Q8は切手や収入印紙などを切り離す時に便利なように周囲に入れられる連続した小穴のことをさす「目打ち」の問題でした。1着判定を取ったのはむろかつで、4着判定のハマさんまで全員正解。なおこの時に2着判定のぽちょさんが目打ちの英単語にあたる「Perforation」と答えてましてこちらも正解になっておりました。いやまあ、私・むろかつは実は数年前に介護離職するまでは長年「赤いバイクの民営化したとこ」で仕事してまして(以下略)

Q9:JRAの場外馬券売り場で、一般入場に特段の制約がなく、法の条件を満たしていれば誰でも馬券を購入できる施設は「ウインズ」と称されますが、全ての座席が指定席で、指定席券がないと入場が不可能で馬券も購入できないという全指定席型場外施設に付けられている名称は何?→エクセル【かよちん○+1】

Q9はJRA(日本中央競馬会)の場外売り場の名称の問題。全指定席の場外売り場の「エクセル」を正解したのは競馬に造詣が深いかよちんさんで単独押しでした。なお首都圏界隈では後楽園や錦糸町などの既存のWINSの施設の中にこういう指定席の場外馬券売り場があるパターンが大半なんですが(このようなパターンのを「エクセルフロア」というそうです)、中には横浜の伊勢佐木のようにWINSがなくエクセルのみの場所や、都内の田無のようにWINSがなくエクセルのみ、更に会員制で開催日以外は市民ホールとして開放されている珍しい場所もあるそうです。

Q10:控えめなことを指し示す言葉として「地味」がありますが、同じ漢字を書いて「農業における、土地の生産力」という意味になった場合、正しい読みは何?/→ちみ【あんどう○+1】

Q10は「地味」という漢字だけども、その意味も読み方も全く違う「地味=ちみ」という問題。こちらはあんどうさんが単独押しで正解して+1を獲得。これで4分の1の10問目まで終了しました。

序盤から得点の加点および減点が「実に凄まじい」ことに(笑)

で、この時点での得点状況はこんな感じでした。

【Q10時点のポイント】

あんどう+17、Kava+11、かよちん-2、ハマクドー+1、おぐのり+14、ぽちょ兄貴+18、チヨマル±0、ばいそん+25、むろかつ+22

【Q10時点での暫定順位上位】

1位:ばいそん+25、2位:むろかつ+22、3位:ぽちょ兄貴+18、4位:あんどう+17、5位:おぐのり+14

っかし前の「同意クイズ」に比べてやはり得点の加点・減点の動きが凄まじい。もはや「乱高下」と言わんばかりに(笑)。

先の「同意クイズ」もそうでしたが、各回で10問ごとに報告記の記事を書いた後に、

このいつもの無印良品のミニノート(これはQ8でも書きました前職の某郵便配達の仕事の時に愛用してたものでした。制服の腰のとこに巻いてたウエストポーチの中に入れたりして都度都度なぐり書きをしてましたねえ。そして何度か台風や大雨で雨合羽およびウエストポーチの中に水にしみてダメになったこともありましたが(苦笑))に、スコアをチェックしていったのですが、

↑「同意クイズ」が多くても+3(1回だけKavaさんがありました。ここには載ってませんが)、大概は+2から-1ぐらいだったんですが、

↑この「カルガモの行進?」クイズはいきなり10点とか12点とか動いてますし(笑)。なおポイントを○で囲っているとこは1着判定のランプを点けたプレイヤーを指してます。

そしてこの時点で暫定首位は1企画目をトップに立ったばいそんさんが+25と快調な滑り出しを、そこに暫定2位でやってきたのが逆に先程の1企画目がほとんど歯が立たなかったむろかつが+22で、先程の1企画目の2-3位だったぽちょさん(暫定3位:+18)、あんどうさん(暫定4位:+17)の中になぜか割って入ってきてたという次第でした。勿論、この後に「カルガモの行進?」よろしく付和雷同的に追随しちゃってえらい目に遭ったり、違う答えを言って追随しなかったり…という場面も出てきますので、そちらもお楽しみに。

次回に続きます。ではまた。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。