2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#14「3R:2段階早押しボードクイズ解説及び反省編(その2)」




こんにちわ、番頭役のむろかつです。2022/03月例会の報告記をお送りしています。第14回目は3Rに行われたむろかつ企画「二段階早押しボードクイズ」の解説および反省編の2回目です。今回は予選第2セットのあたりをお送りします。

2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#13「3R:2段階早押しボードクイズ解説及び反省編(その1)」

2022年3月28日

↑前回はこちら。

予選第2セットの解説を。

第1セットはあんどうさんが勝ち抜けて、第2セットは10人での対戦となりました。

[第2セット]

1位:ぽちょ兄貴(Q11勝ち抜け→本戦進出)、2位:Liner(Q12勝ち抜け→2連続2位で本戦進出)、3位:ばいそん(Q12勝ち抜け)、4位:ひっさつ+30、5位:ハマクドー・かよちん+25

ここのセットは前の第1セットの最終問題から勢いがついてきていたぽちょさんが怒涛の「前半押し」を見せて1抜け、更にLinerさんが2抜けして前の第1セットと連続で2位に入ったためにこれまた勝ち抜けとなりました。

ここでは第2セットを振り返ります。

2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#7「3R:2段階早押しボードクイズ編(その4)」

2022年3月22日

↑Q1-6までの例会報告本編はこちら。

Q1:十万石まんじゅう

地元問題その2。テレビ埼玉では「うまい、うますぎるっ」のCMでおなじみなのと、この岩Q槻で借りている公共施設の入ったビルの1階にもお店がある…という事で「地元問題って言ったらこれでしょー」と出しました(笑)。ただし少しだけ前フリを難しめにして…。そしたら前半最後のとこでは誰も押さず後半早々の「22万石まんじゅう(浦和レッズの阿部勇樹選手にちなんで出された限定まんじゅう)」のとこでサッカー好きのぽちょさんが押して、ここでかなりの面々が「あっ」と気づいた次第でした。

ちなみにここのお店、以前、和菓子しかないからあんこ嫌いのうちの妻にはお土産は買えないよなーなんて店頭で写真だけ撮って帰ってきたら「洋菓子だって売ってるじゃないのー」と、すでに十万石まんじゅうのホームページをチェックしてまして(焼き菓子とかバームクーヘンとかも売ってます)、この次に岩槻に来た際に買うことになったという話も(苦笑)。

Q2:伊集院光

むろかつが「御大」と呼んで敬愛しているラジオスターであり、先日は落語家時代の師匠である6代目三遊亭円楽師匠とのふたり会を開催したことも話題になりました(そしてチケットが秒殺されて唖然としたのも(←経験談(号泣)))。ここを前半押しで正解したのはどうやら何かむろかつ構文(?)とどこかで波長やテンポが合ってきたと思われるぽちょさんでした。そしてここは前半ボードで正解するプレイヤーも多く(特にあんどうさんとハマクドーさんは伊集院御大が主戦場としているTBSラジオのヘビーリスナーでもありますので)、やはり一筋縄ではいかん相手に押すポイントも早くなっているようでした。

Q3:清水トンネル

「上毛かるた」から川端康成の「雪国」の冒頭に振った鉄道問題。ここも好調・ぽちょさんが押すも鉄道問題ではなかったと思われ無念の誤答の-5に。正解者がわずか2名(前半正解のばいそんさんと後半正解のハマクドーさん)という意外な結果になったのは、この清水トンネル(正確には複線用に作った新清水トンネル内に地下深くにある)「土合駅」を書いて誤答になった人が何人かいたからでした。ついでに書くとこのトンネルができるまでは新潟方面へは長野・直江津方面まで大きく迂回する必要があったのと、軽井沢の先に碓氷峠という難所を通っていたので清水トンネルができて上野・新潟間がなんと4時間も短縮できたという逸話があったそうです。

Q4:ビーカー

このむろかつ企画「二段階早押しボードクイズ」では毎度出てくる「大の文系人間のむろかつが無理くりに理系問題を作るとこうなります」「理科室の実験器具の問題を長文でこねくりまわしました」的な理系問題でした。大概は理科室の実験器具を回りくどく前フリにして最後は簡単に…というオチにするのですが、ここでは似たような実験器具がいくつもあり、正解の「ビーカー」、不正解の「フラスコ」「試験管」で3分割されまして、前半で押したLinerさんは「フラスコ」と書いていて無念の誤答でした。

Q5:クロスワードパズル

実は日本では大正から昭和に元号が替わった頃に大ブームが起きたんスよね…というエピソード問題から入ったゲーム問題(?)でした。サンデー毎日は今も現存する老舗の週刊誌ですが、「時事新報」は明治の頃に福沢諭吉によって発足した新聞社でしたが戦前に経営難で東京日日新聞(今の毎日新聞)と合併した後に戦後の一時期、独立して「復活」するんですが最終的には産経新聞に吸収された歴史を持ちます。この問題はLinerさんが前半押しに正解してQ4のビーカーで喰らった-5点を一気にリカバーしてました。

Q6:6番(競輪で最も格下or競走成績がよくない選手がつける番号)

先程の第1セット((Tommy february)6)と同じく「ぶっちゃけ6問目に6、とだけ書いてれば正解」という問題でした(苦笑)。こちらは昨年の秋、Jリーグの終盤戦の頃に毎週末、羽村の快活CLUBに行ってはDAZNの甲府戦を見ていたんですがそのついでに「ギャンブルレーサー」を1日5冊ぐらいずつ読んでいた時期に思いついてメモしておき、後日作問した次第でした。こちらは公営ギャンブルに精通しているLinerさんが2問連続前半押しに成功し着実にボード正解を続けてトップに立っていたばいそんさんを追い抜いて暫定首位に立っておりました。

ここから後半戦になります。

2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#8「3R:2段階早押しボードクイズ編(その5)」

2022年3月22日

↑Q6-12の例会報告本編はこちらをどうぞ。

Q7:ヤンキー

第1セットでは果敢に前半押しに挑むも無念の誤答をしていた初参加のようこさんが遂に前半押しに成功し+10をゲットした問題でした。そして前半最後の「非行少年」の部分でかなりの人が挙手をしてたのを見て「いやあこのえぐい面々相手に遂に出し抜きましたな、ナイスプレー」と(笑)。

Q8:新宿コマ劇場

今は無き演歌の殿堂と呼ばれた劇場でした。しかし前フリはチャゲ&飛鳥、サザンオールスターズ…とニューミュージック系のアーチストのコンサートもやってまして…というフリからの問題でした。ただ前半では押されず後半「閉館した」で押したのはかよちんさん。しかし「中野サンプラザ」で誤答と(ただし中野サンプラザもここまで何度が老朽化による取り壊し・建て替えのニュースが出てたので気持ちはわかります。今も現存してますが…)。ちなみに第1セットの「九段下駅」で登場した爆風スランプのサンプラザ中野くん(←「くん」までが芸名だそうです(笑))には、当の中野サンプラザからは芸名の使用許可が出てるそうで(^_^;)

Q9:アラブ首長国連邦(United Arab Emirates)

その構成している「首長国」を読み上げて最後にアブダビ、ドバイの…と比較的メジャーなとこを持ってきました。前半で押して正解したのはサッカー好きなぽちょさん。やはり最近のサッカー日本代表はここ相手に何度もと(以下略)。ここの問題で印象的だったのは「UAE」はすでに問題文に出てしまっているので正解にはなりえず、ようこさんが英語名で回答に挑戦してたことでしょうか。で最後の「E→Emirates(「首長国」またはイスラム国家の首長を指す単語(Emirate)の複数形です)がシンキングタイム内に出てこなかったのが残念。ついでに書くと「エミレーツ航空」はこのドバイに本社を置く航空会社ですが、まあファーストクラスやリビングが豪華で有名です。シャワールームまである機もあるそーで…(大汗)

Q10:とうきょうスカイツリー駅

東武鉄道の本社の最寄り駅で、スカイツリーができるまでは「業平橋駅」という広大な貨物ヤードがあったかつての東武伊勢崎線の始発駅でした。で、隅田川を越えて浅草まで乗り入れるのが実に難儀で(ここの駅を出てから隅田川を渡って急カーブするんですね。さぞかし橋の工事が大変だったでしょうに…)、吾妻橋→浅草→業平橋…と名前を替えて近年に現在のとうきょうスカイツリー駅になった、というのが問題文の骨子および肝の部分でした…が、いやーぽちょさん、「浅草駅」が出る前に押して正解していくとは(驚愕)。

なおここは本来はひらがなの「とうきょうスカイツリー」が正解でしたが「東京スカイツリー」でもおまけ正解にしました(ただし「東京」「とうきょう」が入っていないと誤答にしましたが)。

Q11:ABBA

そしてぽちょさんが2問連続前半押し正解(+10)で1抜けした問題がこちらでした。40年ぶりの新作オリジナルアルバム「ヴォヤージ」をリリースし…云々の前半部分で押し切ったぽちょさん、実にお見事でした。イントロ系に強い磯部さん、洋楽邦楽なんでもござれのひっさつ会長に早押し戦で勝てたのは「さすが」の一言に尽きますね。

ちなみにこのシンキングタイムの時に、(1セット目で勝ち抜いた)得点係のあんどうさんからは「(1文字目のBが左右反対な)表記もこだわります?」って質問がありましたが「いやいや、そこまでは」と(苦笑)。ただし正解発表してから「こんな表記をしてんのはABBAかB&Bぐらいしか知らんですわ」の放言に繋がるわけですが(爆)。そしてこの時点で1抜けしたぽちょさんが+47、暫定2位がばいそんさんの+31だったんで、いかに凄かったか、というのがわかりますです。

Q12:トイザらス

2-3位争いは、この時点で+29と、勝ち抜け圏内にあと一歩だった暫定3位のLinerさんが日本に「トイザらス」を誘致した(日本マクドナルドなどを創業した)藤田田氏の名前が出る前に押して正解したのは衝撃が走りましたね。そしてそこらへんの早く押せたプロセスに関しては例会報告本編の後半部分に数日前に追記させてもらったんですが、改めて転載させてもらいますと、

「トイザらス」がなぜそこで押せる、って話が出てたので。

日本マクドナルドを最初に入れている時点で「藤田商店」=藤田田がほぼ確定で、平成元年と元号を振ってるから日本マクドナルドそのものじゃないし米国マクドナルドでもないとその場でほぼ確定(これで答えがマクドナルドという問題は作れなくはないだろうれど強烈なあと引っ掛け悪問になるのが必至)、すなわちこの時点で残りそうな答えは
「(日本)トイザらス」→九分九厘
「ブロックバスター」→非常に薄いが残される(実際には平成3年で消えている)
「雑貨輸出関連2事象」→(岩Qでは私も含めて)誰も答えが出ないと思う

という分岐しか枝に残ってなかった、という話であります。
問題文で藤田商店と日本マクドナルドの語順が(藤田田を出さないままに)逆だったら、日本マクドナルドの単語が出るまで待ったと思います。
しかしながら、そうだとしても荒川沖で確定するので押してると思います。

昔作ったんです、早押しで。
「その社名は【おもちゃのことなら、私達に】という意味の英語【Toys are us】に由来する…」
だから究極的には「作ってたのよ」なのであります。

まあ個人的には先のぽちょさんの「業平橋駅」と同じぐらいの衝撃でしたねえ「よくぞ、そこで押して正解したなー」と。

そして自分で言うのもなんですが基本的にエピソード的な前フリが多く、後半に行けば行くほどヒントが出て難易度がそこそこのとこに収まる「むろかつ構文(?)」だと後半から変化球になるのはかなり難しく(前半のエピソード的なムダ長文(苦笑)が本当にムダになってしまうので…)、決め打ちはしようと思えばできるんでしょうね。ただ問題なのは「10数人単位だとあまりにライバルが多くてボタンを押してもランプが点かない」という点と「そこまでむろかつ本人が素直な人間ではない」という点でしょうか(ノД`)シクシク。だからこそ「いやあすげえな。」と思った次第でした。

※ちなみに「××といえばAですが、○○と言えば何?→答え:B」という問題もなくはないです(例えば終盤に出た「関白宣言」のフリからの「人間宣言」とか)。ただこの時は出題前に「よーくお聞きください」という「お前ら、競技クイズ風に急いで押すとヤケドすんぞ気をつけろー(←意訳(苦笑))」的な注意をしてから前フリは早口で読んで「ここは変化しますよー」というそれとなく注意喚起はやったりしますね。ただそこは私の性格じたいが素直じゃないんで(以下略)

Q13:御用邸

結果的にはLinerさんとばいそんさんが同時に勝ち抜けて、Linerさん+43(前半ボード正解の+4)、ばいそんさん+42(前半押して正解の+10)…とわずか1点差でLinerさんが2抜けを果たして特例の「2連続2抜け達成」で決勝進出となった問題でした。これがばいそんさんと逆の順位だったらLinerさんは3位で次のセットもプレーしていたので果たして第3セットでどうなったのか(たぶん平均順位的(この時点で平均2.0位はぶっちぎりでしたので)にはたぶんよほど大やけどしない限りワイルドカード1枠で勝ち抜けていたとは思われますが)。

ちなみに後日、ばいそんさんから感想戦ツイートをいただきました。

ちなみに沼津御用邸は昭和天皇にとっては思い入れのある場所で、生まれてまもなくの頃に(当時の皇室の慣例に従って)親代わりで育て上げた川村純義(薩摩出身の海軍大臣)の別邸がこの沼津御用邸のそばにあった関係で幼少期はたびたびここを訪れては育った地でもあったようです。沼津自体が大村巌や西郷従道などの元勲クラスの別荘が置かれていた温暖な気候(それと昭和初期まで東海道線は熱海は通らずに御殿場経由だったので沼津が交通の要所だったこともあります)だったのでここに御用邸が置かれたという話も。例会報告本文にも書きましたがここの御用邸の代わりに作られたのか伊豆・下田の須崎御用邸になります。

ついでに書くと、「皇室問題」も各セットに1-2問ずつ振り分けておりました。ただし第1セットはQ17とかなり後だったんで(ま、再利用するかもしれませんので単語の公表は差し控えますが)、日の目を見ず(?)に結局はこれがこの日最初の「皇室問題」となりました。ええ、私、思想は左翼気味(?)なんですが皇室番組が大好きなんスわ子供の頃から。「皇室番組こそが究極の癒やし系だわ」と妻に公言して大いに呆れられたという始末に(爆)。

そんな感じで第2セットが終わりました。次回は第3セットの解説等を書いていきたいと思いますです。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。