こんにちわ、番頭役のむろかつです。2020/10月例会報告の15回目、3Rのむろかつ企画「2段階早押しボードクイズ「7541」」の解説編3回目となります。1回戦Bブロック後編、いわゆる「三好劇場(笑)」が炸裂してるあたりの問題解説と余談などになります。
詳細編としては↓ここらへんのあたりになります。
この時点での得点状況はこんな感じでした。
三好誤服店+28・ぽちょ兄貴+7・T本山+18・キング先生+7・Kava+10・タクミ+11・ばいそん彗星+14・チヨマル+11
三好さんが絶好調でリーチ圏内に入ったとこでした。そしてここから「三好劇場」がはじまっていきますw
遂に「劇場」が始まった三好さんと、着実に正解していく本山さん…。
Q10「芸名を使い始めた当時は漢字での表記だったが、たまたま本名かつ同じ漢字表記の声優がいて、間違えて声優のギャラが振り込まれたという珍エピソードもあったりする、本名を「中野」という、慣用句で「千に三つしか本当のことを言わない/さま」から芸名をつけられた、1970年代に「ナハ」のギャグで一斉を風靡したお笑いタレントは誰でしょう?」
正解→せんだみつお/正解者6名
解説:芸名は『東芝ワイドワイドサンデー』の仕事の際に、ニッポン放送ディレクターの上野修が名付けたものだが、声優の千田光男という人物がいたのでひらがな表記に。
寸評:三好さんが後半押しで「千昌夫」と誤答して-3になった問題でした。こちらの問題、「たまたま本名かつ同じ漢字表記の声優がいて、間違えて声優のギャラが振り込まれたという珍エピソード」の問題のフリでギャラリー席のハマクドーさん、ホワイトボードの得点係の佐伯明日叶さんが早くも反応されていてそのリアクションが楽しかったですね(笑)。
Q11「2018年7月20日に左腎臓癌により74歳で亡くなった日本の政治活動家で本名を「光雄」という、数々の選挙に立候補/していた事でも大変良く知られている、ホームページ・選挙ポスター・政見放送などでは対立候補に対して「腹を切って死ぬべきである」などの過激な文言も放っていた、イエス・キリストを謳い自らを「唯一神」と称していたのは誰でしょう?」
正解→又吉イエス/正解者3名
解説:又吉光雄…はもう一度でしょうな。1997年の宜野湾市長選挙以降17回の選挙に出るもすべて落選・供託金没収という事になってたそうです。
寸評:この問題もそうなんですが、意外に前半で切られた部分で勢いで押しちゃった人が多いもので今回も三好さんが「なんとなくこれかな?」的なノリで押して、問題全文を読まれて「腹を切って死ぬべきである」のとこで「悶絶」されてましたw
ま、現場ではバカウケでしたけどね。
そして2位の本山さんとの10点差がいっきに追いついたのはびっくりしました(^_^;)
しかし1抜けは譲らなかった三好さんでした。
Q12「面積は73.47平方キロメートル、現在の人口は約79000人。日本最大級の流れるプールや全天候型のドーム型プールなどがある「東京サマーランド」はここの自治体の/中にある、1997年9月1日に秋川市と五日市町が合併して発足した、東京都の自治体の中では隣接する日の出町と共に名前の一部にひらがなが使われている市は何でしょう?」
正解→あきる野市/正解者5名
解説:もともと秋川に「秋留(あきる)」、五日市に「阿伎留(あきる)」という同じ読み方ながらも別々の地名が昔からあり、合併時には妥協案で今の名前になった経緯がある。
寸評:ま、うちの息子が今春からあきる野市の都立の特別支援学校に通い始めたってこともありまして「いつかは出そう」と思ってた問題でした。学校からはぎりぎり、サマーランドの観覧車が見えます、はい。こちらの問題はこの日初参加のタクミさんが前半で押されたのですが、たぶんよみうりランドの稲城市と間違えたのだろうという惜しい誤答を。一方で、トップタイになった三好さんと本山さんは揃って前半ボードで正解して+4に。ついでに書くと特別支援学校のすぐ近くに公立阿伎留(あきる)病院という大きな総合病院がありまして、うちのじいさんが何度かそこで入院してお世話になりました(苦笑)。
Q13「非常に明るく肉眼でも見ることが出来た上に、18ヶ月も見ることが出来たため、アメリカのカルト宗教団体が「彗星の後に宇宙人が攻めてくる」とパニックで集団自殺事件まで引き起こした逸話もある、20世紀では地球に最接近した最大の彗星のひとつとして当時は非常に話題になった略称を/「HB彗星」という、1995年7月に発見したアメリカ人2名の観測者の名前を取って何と言うでしょう?」
正解→ヘール・ボップ彗星/正解3名
解説:1997年に大接近し非常に明るくなった彗星である。「1997年の大彗星 (The Great Comet of 1997)」とも呼ばれている。
寸評:正直「いやー、ハレー彗星とか行かねえといいな」と思いながら問読みをしてました(苦笑)。こちらでは後半で押したのはチヨマルさんでやはり「ハレー彗星」で誤答ということに。ちなみに基本的には英字表記の読み方の揺れに関しては私は基本的には「寛容」なのですが(例えば「ロサンゼルス」を「ロスアンジェルス」と書いてもOK、ぐらいの)、ここは「ヘール・ポップ」ではなく「ヘール・ボップ」でないと正解できないんですね。なぜかというと問題文にもあります「HB彗星」と限定されちゃっているので。そういう意味では難易度がちょっと高いいじわるな問題だったかな、とも。
Q14「往年の大相撲の「名横綱」のひとりで、21歳2ヶ月という史上最年少での横綱昇進や/、そこから通算11年・優勝22回という非常に息の長い現役生活もさることながら、引退後は現時点では唯一、日本相撲協会の理事長を2度に渡って就任して辣腕を奮っていた、双葉山・大鵬・千代の富士と共に「昭和の大横綱」のひとりとして有名だったのは誰でしょう?」
正解→北の湖敏満/正解4名(三好誤服店氏前半押し正解→1抜け)
解説:現役時代はあまりにも強く、一昔前の朝青龍のような強さを誇っていたので逆に負けたらお客さんが大騒ぎする始末だったそうです。
寸評:そしてここで「三好劇場」を繰り広げてしまった(?)三好さんが満を持して前半押しで正解して勝ち抜けた…という問題でした。なお力士なので四股名だけで充分でして「北の湖」だけでも正解扱いにされてました。なお理事長を2度就任したというのは1度目は当時大問題となった大麻を使用した力士が頻発した騒動の際に弟子の白露山もそこに含まれてることが判明しそれで辞任したということがありましたので。更に八百長問題で理事を辞任し、役員待遇に下がった後に再び理事選・理事長選に出て2度目の当選・就任をしたという現時点では日本相撲協会の中では唯一の記録を持つ人物でもあります。
個人的にはこの中では比較的若手の方に入ると思われるタクミさんが北の湖を正解されていたのはびっくりするとともになんかうれしかったですね。
本山さんが2抜け、ばいそんさんが3抜けとなりまして…。
Q15「漫画「美味しんぼ」の中で、主人公・山岡士郎が同僚の栗田ゆう子と共に東西新聞社創業100周年記念事業で作り始めたのは「究極/のメニュー」ですが、それに対抗してライバル紙の帝都新聞社が海原雄山の手を借りて作り始めたのは「何」のメニューでしょう?」
正解→至高のメニュー/正解5名(Kavaさん前半押し正解→本山さん前半ボード正解で2抜け)
解説:連載の途中からこの究極対至高の対決が半ばメインとなり、山岡・栗田両名の結婚披露宴(単行本第47巻)までこの対決になってしまう始末に。ま、むろかつが作る青問はこれが限界です(ﾉД`)ｼｸｼｸ
寸評:基本的にむろかつ企画の際には早々とバカ押しされたくない場合は「よーくお聞きください」と言ってから問読みをする慣例(?)があります。まさに今回の問題は競技クイズ的な流れで「主人公・山岡/→究極のメニュー」で自爆されるのは嫌だねえ…と思いながら、ここらへんは少しだけピッチを早く一気に読み上げて「究極の」のとこでスピードを緩めました。そしたらKavaさんが前半押しで正解、本山さんが+26の状態から前半ボードで正解して+4で勝ち抜けとなった次第でした。Aブロックのあんどうさんもそうでしたが「前半で押さずに書く」というのは、1抜けは厳しいかもしれませんが、意外に4位以内で抜けるというのに重点するには効果があるのかもしれないですね。
Q16「札幌市営地下鉄では大通駅が、仙台市営地下鉄では仙台駅が、東京メトロでは飯田橋駅がそれぞれ/交差している、方角が記された2つの路線は何と何でしょう?」
正解:東西線と南北線(逆でも可)/正解3人
解説:もちろん逆でも可。ただしこれ以外は不可。
寸評:こちらはぽちょさんが前半押しするも1つしか書いておらず不正解だったというシーンだったと思われます。一方で前半押しを宣言したKavaさんとばいそんさんが共に正解してばいそんさんが+28、Kavaさんが+27…とこれまた激しい3-4位争いになってきてたのが印象的でした。
ぽちょ兄貴が怒涛の前半押し3連取で追い上げを見せる。
Q17「現在は本土復帰後の昭和49年に隣接する美里村(みさとそん)と合併し「沖縄市」という自治体になっている/、戦後、沖縄が米軍に占領された際に嘉手納基地などの米軍施設が多数建設され、昭和45年と46年の2度に渡り大暴動が発生した事でも知られる、かつて沖縄県に18年間だけ存在し、なおかつ当時は日本で唯一の片仮名表記だった市はどこでしょう?」
正解:コザ市/正解2名(ぽちょ兄貴前半押し正解→ばいそんさん前半ボード正解で3抜け)
解説:コザの名前は、美里村の古謝（こじゃ）と、越來村の胡屋（ごや）が名の由来で、米軍が誤読したのではないかという説もある。なお片仮名表記がある市としては現在は山梨県に南アルプス市が存在する。
寸評:こちらも押したのはぽちょ兄貴。そしてちょうど前半最後ギリギリに押したので、ばいそんさんが挙手してボードに挑戦する流れに。結果、このお二人だけが正解でばいそんさん3抜け…となりました。ちなみに個人的には確かハマクドーさんのクイズ企画で「コザ」という問題が出て正解しまして「さすがコザ暴動…怪しい事件史のオニだ」と言われた記憶が。ま、当時の米軍統治下で米兵が地元民の人を車で轢き殺したのに統治下の裁判ではめちゃくちゃ軽い判決で地元民がキレた…という出来事だったんですけども。
Q18「1993年のJRA・日本中央競馬において桜花賞とオークスのクラシック牝馬2冠を達成したベガという競走馬がいましたが、そのベガの牝馬三冠を最後のエリザベス女王杯で止めた競走馬で/、後に地方競馬とのダート交流レースでG1・6勝…と、牡馬相手でも全く歯が立たぬほど大活躍し「砂の女王」と呼ばれたのは何でしょう?」
正解:ホクトベガ/正解1人(ぽちょ兄貴前半押し正解)
解説:ベガもホクトベガも織姫星のモデルとなったこと座のα星から命名されたそうです。なおホクトベガはドバイワールドカップで予後不良に、ベガは繁殖牝馬で天珠を全うしたそうです。
寸評:明らかに競馬ネタ&一昔前ネタで作った問題でした。結果的にはぽちょ兄貴が3問連続で前半押しをし、2連続正解で一気に+26まで追い上げてきた次第でした。そして既に勝ち抜いた三好さんやギャラリー席のハマクドーさんがバカウケしてまして「ケーニヒさんがそこにいれば」と(苦笑)
Q19「北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国にあるラジオ局は主に3つあります。国内向けに放送されている「朝鮮中央放送」、国外向けに外国語で放送されている「朝鮮の声放送」と、同じく国外向けに、主に韓国の同胞や在日朝鮮人に対して母国語の朝鮮語で放送されているのは何でしょう?」
正解:平壌放送/正解者なし
解説:なお「朝鮮の声放送」は1997年までは「朝鮮中央放送」、2012年までは「平壌放送」と呼ばれていた。いずれも朝鮮中央放送委員会が運営している。
こちらは正解者なしでした。ただし「平壌放送」と正解を言うとバカウケしてまして。それは昔っからメンバーである組合サトー。氏やガソダム氏あたりとガセネタな怪情報を流す際に「平壌放送」ならぬ「平塚放送」と称してネタにしてたからでして(爆)。なお「朝鮮の声放送」では海外からのお便りも募集しており、実際に「コリア・レポート」の辺真一氏は番組で名前を読まれたり放送局のグッズ等が送られてきた事があったそうですし、遠距離受信のベリーカードも申請すれば送ってもらえるんだそうで…(^_^;)
そして最後の4位確定は…。
Q20「日本では、2003年4月から2005年5月まで角川書店がこの言葉を商標登録していた逸話がある、もともとはラテン語の「自ら進んで」という「ウォルタース」という言葉が、古代のポエニ戦争の頃に「ローマ軍に志願してきた奴隷兵」を指して「志願兵」という意味でも使われるようにもなった、主に自発的に公共性の高い社会事業活動に参加する/人を英語で何というでしょう？」
正解:ボランティア/正解4名(タクミ氏後半押し正解→Kavaさん+28で4位確定で終了)
解説:角川書店は当時は「NPO」も商標登録していたが、共に2005年に特許庁から取り消されている。なお「チャリティー」との違いは自発的でない活動も含まれるか否か。
寸評:最終問題。後半で押したのはタクミさん。そしてタクミさんを含めて4名が正解するも+30到達者はおらずここまで暫定4位だったKavaさんが4位確定となりこのセット終了となりました。っかし、角川書店はボランティアって単語を登録商標して何をするつもりだったんだろう…。
[最終時点]
三好誤服店(1抜け)・ぽちょ兄貴+26・T本山(2抜け)・キング先生+17・Kava+28(4位)・タクミ+16・ばいそん彗星(3抜け)・チヨマル+8
ま、三好劇場あり、本山さんが地道にコツコツと積み上げていったんは首位に並んだり、ぽちょ兄貴の猛チャージなどなど、各人のそれぞれの個性がふんだんに出た1セット20問だったんでなかなか楽しかったです。次回は組み合わせをおおよそ半々ずつチェンジした、2回戦のAブロックの解説や余談などをお送りいたします。ではまた。
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