こんにちわ、番頭役のむろかつでございます。2025/11月例会「岩槻記念2025」の報告記を連載しています。11回目は午後1枠で開催されましたoxygenさん企画の1回目をお送りいたします。さて今回の「嘘フリ通過クイズ」とは如何に?(笑)。
↑前回はこちら。
午後1枠の企画はoxygenさんの岩Q槻での初企画でした。
いつものように60分のお昼休みを終えまして、ここで大量の差し入れお菓子の開封タイムと、オープニングの挨拶、更に自己紹介&近況報告タイムが行われました。ここからT.本山さんが登場となりまして、午後の部の企画開始となります。
午後1枠は10月にオファーをいただきまして60-70分の「メイン枠」での開催となりましたoxygenさん企画でした。午前3企画はいずれもプレイヤーとしてなかなかの活躍っぷりだったoxygenさんが午後1枠は企画者に回っての開催となります。
今回の企画は「嘘フリ通過クイズ」というものでした。いやーこの時点でもうニヤニヤが止まらない面々なんすけど(^_^;)。
今回は↓このような企画でした。
午後1枠:嘘フリ通過クイズ(oxygen氏企画/棋王戦第40期)
ルール
・「アメリカ横断ウルトラクイズ」の準決勝で行われた「通せんぼクイズ」と同じ形式です。
・正解は+1ポイント、お手つき誤答は2回休み。+3ポイント取ったら「通過問題」を出題します(通過挑戦者は問題番号を指定します)。
・ただし通過問題は全て「嘘フリクイズ」にすり替わっています。
・嘘フリクイズに正解することができたら勝ち抜け。嘘フリ問題を間違える、または他の人(阻止側)に答えられて妨害されたらポイントは0ポイントに戻ります。
(なお阻止側が誤答したら通常通り2回お休みとなり、更に阻止側が誤答orスルーになった場合は通過席の人は違う問題を選択して続行となります)・嘘フリの問題の問読みは、嘘フリの後に「3秒間」置いてから本来の問題を読みます。
[基本的な問読みの流れ]嘘フリ→3カウント→通常問題→5カウント→ブザー(スルー)…という感じで問読みをいたします。
・なお今回はoxygenさんが4位までの賞品を用意されていたので、4抜けの人が出るまで開催されました。
こちらはoxygenさんからいただいた実際に使用した使用問題の用紙のルールをもとに書かせてもらいましたが、よくよく見るともともとoxygenさんがメインで活動されている茨城県内の某クイズサークルさんで2013年に開催された企画だったそうです(そして他のサークルでも数回開催されたこともあったそうです)。いやー初開催からおおよそ12年を経て今度は埼玉の岩Q槻でまた日の目をみるとは(笑)。
ついでに書くと、これを書いている私(番頭役・むろかつ)には息子がいるんですが、その息子は2013年9月に生まれてまして今年で12歳・小6になります。まあ「そんぐらいの時間を経て、今度は岩Q槻で」というのはそれはそれで個人的は感慨深いものがあるなー…と思いつつ(あ、私は今回も午前枠同様、ホワイトボードの得点係と写真撮影係をやりながらでした。はい)。
なお今回はoxygenさんから企画書と通過クイズ用の30問の書かれた紙を当日の企画後にいただきました。
↑そして通過クイズの指定用No.(どの問題が既に選ばれたか、そして残っているか)を確認する1-30までの数字が書かれた紙も配布されてました。
ですので通常問題は午前3枠のばいそんさん企画と同様に「正解の単語(主な概要)→押した人の正誤判定」の順番で掲載しつつ、通過クイズの方はしっかりと書かせていただきますです。そして今回はoxygenさんが地元・茨城県のローカル的なカップ麺を4種類、賞品として贈呈するべく用意されていたので、結果的には「4抜けのプレイヤー」が出るまでの「4位決定戦」までの開催となりました。おそらく全5-6回程度になるやもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
↑そしてoxygenさんから貰った嘘フリ問題は、問題用紙をiPhoneで撮影したところOCRで文字が認識してくれまして、これでかなり作業が捗りますです(多謝)
さて1抜けは誰でしょう?
まずは序盤戦。嘘フリ通過クイズとは?という以前に、+3pを積んで通過クイズに挑戦するまでの通常早押し、そして1抜け争いが始まりました。
Q1:乙巳[いっし]の変(今年の干支は「乙巳(きのとみ)」ですが、今から23回前の同じ干支だった西暦645年に中大兄皇子と中臣鎌足が起こした蘇我入鹿を宮中にて暗殺して蘇我宗家を滅ぼした政変)→キアロ+1p
Q2:馬鹿(慣用句で、本来持つべき機能が失われる際には「これになる」といい、軽視できない・無視できない・簡単には済ませられない際には「これにならない」という言い方をする「利口」の反対の言葉)→ばいそん+1p
Q3:日配[にっぱい](スーパーやコンビニなどで牛乳、ヨーグルト、パン、豆腐、納豆、漬物などの賞味期限が短く冷蔵が必要な加工食品を指す、「毎日配送される」という意味の略語)→かよちん+1p
Q4:齋藤孝(2001年に日本語ブームの火付け役となった「声に出して読みたい日本語」を書いた、明治大学文学部教授をつとめる教育学者)→かつた先生+1p
Q5:トレンディエンジェル(メンバーは斎藤司とたかしである吉本興業所属のお笑いコンビで、M-1グランプリ2015王者でもある)→かよちん+2p
Q1は今年の干支「乙巳」つながりで同じ干支の23回前の西暦645年に発生した「乙巳[いっし]の変」を問う問題。こちらをキアロさんが正解して+1p。なお小学校・中学校の歴史、日本史的には律令制を導入したきっかけの「大化の改新」と呼ばれることも多いですが(蘇我氏を滅ぼして天皇中心の律令制体制を構築した…等で)、最近ではこの「乙巳の変」を経て行われたのが「大化の改新」という流れでの学習方法を採られているそうです。
Q2は「馬鹿→馬鹿になる、馬鹿にならない」を正解したのはばいそんさんで+1p。いやーここで創立メンバーでもあった組合サトー。やガソダムがいたらむろかつ共々、ひよしコンビとかでお互いに満面の笑みで指さし合って「お前のことだな」「いやお前だ」「お前がいうな」とやりあう場面だったのに惜しい(をい)。続くQ3は、牛乳や納豆などの賞味期限が短く冷蔵が必要な加工食品の「日配」という問題はかよちんさんが正解して+1p。基本的には店に届いた商品はその日のうちに品出しして、閉店時間近くになると割り引かれるという特徴もあったりします。
Q4は「声に出して読みたい日本語」の問題はかつた先生がいい押しを見せて正解し+1pとした後に、Q5「トレンディエンジェル」はかよちんさん正解でこれで+2p。もしやこの2問、「斎藤さん」繋がりだったんでは?(^_^;)。
Q6:虫唾(寒気を感じた時に走るのは「悪寒(おかん)」ですが、非常に強い不快感や嫌悪感の際に走るのは)→じょう+1p
Q7:寺銭(博打で、場所の提供や運営の対価として胴元に払う金銭で、江戸時代に博打がよく行われていた場所にちなんで)→三好総統+1p
Q8:FAQ(「質問と回答」のことを「Q&A」といいますがコンピューターソフトやウェブサイト、サービスなどで頻繁に寄せられる共通の質問とそれに対する回答を「よくある質問」という意味の3文字の英語で)→Kava+1p
Q9:[聞き取り不明]→Kava+2p
Q10:金魚のフン(長く連なっている様子から、大勢の人が一人の力のある人物にぞろぞろとついて回る様子を)→じょう×(2休)/Kava×(2休)
Q6は「虫酸[むしず](が走る)」の問題。「悪寒」と共に「走る」つながりだったりします。ここの問題はその「悪寒」のとこで何人かがババッと押してランプが点いたのはじょうさん。「おおっ」とちょっと早く押しすぎた感じで天を仰ぐもすぐに「虫唾」を引っ張り出してきて正解して+1pはまさに「お見事」でした(笑)。
続くQ7は「博打で胴元に支払う場所代等→寺銭」を三好総統の正解で+1p。江戸時代では寺社(寺および神社)の境内で行われることが多かったそうで、寺社にとっても少なくない収入だった上に、当時は寺社は寺社奉行の管轄で違法賭博を取り締まる町奉行がなかなか手を出せなかったという利点もあったようです。
Q8はウェブサイトなどでよく見られる「よくある質問(と回答)」コーナーの「FAQ」という問題はKavaさん正解で+1p。正式な単語としては「Frequently Asked Questions」。ま、FAQの一番最初の「よくある質問」が「FAQって何ですか?」という質問だったりするのはお約束という説も(爆)。そして続くQ9は10数回VTRチェックしたものの何という問題だったのも、そして答えてるのも全くわかんなかったですが、ここではKavaさんが連取に成功して+2pでかよちんさんに追いつきました。
そしてQ10は「金魚のフン」という問題はじょうさんとKavaさんがそれぞれ誤答して初の2休になりスルーということでした。
Q11:勤労感謝の日(今月最後の祝日は本年最後の祝日でもありますが)→かよちん+3(通過クイズへ(1回目))
で、Q11は「本年最後の祝日→勤労感謝の日」を正解したのはかよちんさんでこれで+3p到達で通過クイズ挑戦第1号に。
そしてかよちんさんが指定したのはちょうど12問目だったのか「12番」でした。
Q12/通過Q1(12番):「2016年の夏のオリンピックの開催地は治安が悪くなってまつ毛のエクステですらボッタくりにあってマジ凹[へこ]む…」と未来を予知したものという説がある/サトウハチローが作詞した童謡『うれしいひなまつり』の歌いだしの歌詞は何?→「明かりをつけましょぼんぼりに」→かよちん1抜け!!
で、その問題(/の前までが嘘フリ、色が変わった後半部分が本当のフリです)が出題され、後半部分で押したのはかよちんさんで「明かりをつけましょぼんぼりに」を正解して1抜け達成/企画優勝となりました。おめでとうございます。
実はネタバレになりますがこの後、やっぱり岩Q槻ゆえに結構な混戦模様になりましたので、後から思えば「ここで一発で勝負を決めた」かよちんさんは凄かった…ということになった次第でした。
さて、続く「2抜け争い」はどーなる??
で、ここから2抜け争いに転じることになります。なおQ10で誤答して2休になったじょうさんとKavaさんは通過クイズの分も含めてこれで休み解除となりました(逆に言えば誤答休み中に通過クイズが発生した場合はそこには阻止側としては参戦ができないということも明らかになった次第でした)。
Q13:虎(七福神の使いとされる十二支の動物で、弁財天の使いは白蛇ですが、毘沙門天の使いは)→ハマクドー+1p
Q14:早苗[さなえ](常用漢字表の付録の「熟字訓」で、「五月晴れ」と「五月雨」の間にあたる)→太古清信×(2休)/スルー
Q15:堂々巡り(元々は祈願のために仏像や寺社の建物の周りを何度も回るお百度参りが由来で、議論や思考が同じところで繰り返し先に進まないことを)→じょう2◯
Q16:お膳立て(元々はすぐに食事ができるように料理を載せる台に食器や料理を並べて食事の準備をすること。そこから転じて物事がうまく進むように準備や用意をすることを)→T本山1◯
Q13は「七福神の毘沙門天の使いである十二支の動物→虎」という問題をハマクドーさん正解で1◯。続くQ14は「熟字訓で五月晴れ(さつきばれ)と五月雨(さみだれ)の間にある熟字」という問題で太古先生が「五月蝿い」という回答で2×に(←個人的には「これはこれで結構うまい回答だなー」と得点係やりながら思ってしまったんですが(苦笑))。で、スルーになったあとに「こないだ総理大臣になった人の名前ですよ(←そしてこれを書いてる(11/26)日の少し前に不用意に本音をもらしちゃって中国を怒らせた当事者にも(大汗))」とoxygenさんがぽつりと言うと「ああー」と。それと同時に熟字訓は漢字順ではなく読み仮名順だったことが明らかになったわけですが…(^_^;)。
Q15-16は「元々は/転じて」の語源問題風の問題が2問続きました(個人的にはこういう問題は「考えて答える」のも「作る」のも結構好きです(笑))。Q14は「堂々巡り」をじょうさんが、Q15「お膳立て」は本山さんがそれぞれ正解して、じょうさんは+2p、本山さんは+1pに。しかし「お膳立て」の時はキアロさんなど数人がほぼ同時に押してたんですが本山さんが間一髪早かったという次第でした。
Q17:白いブランコ(フォークソングのヒット曲の歌い出しで「あなたはもう忘れたかしら」だったのはかぐや姫の「神田川」ですが、「君はおぼえているかしら」だったのはビリーバンバンの)→じょう×(2休)/太古清信1◯
Q18:DAN DAN 心魅かれてく((ZARDの)坂井泉水が作詞した楽曲で「今宵は私といっしょに踊りましょ」という歌詞があるのはZARDの「負けないで」ですが、「僕と踊ってくれないか」という歌詞があるFIELD OF VIEWの楽曲)→スルー
Q19:塩(「卯の花」といえばオカラを指しますが、「波の花」といえば)→公太郎1◯
Q20:外道(仏教用語では「悪魔」のことを指し、釣り用語では「本来釣ろうとしている魚と異なった魚」をまとめて指す)→じょう3◯(通過クイズ(1回目)へ)
Q17-18は音楽問題。まずQ17では前半部分の「あなたはもう忘れたかしら」で押したのはじょうさんで「神田川(かぐや姫)」と答えるも誤答ブザー(2休)で、ここから問題に続きがあり「君はおぼえているかしら」で押したのは太古先生で「白いブランコ(ビリーバンバン)」で正解して1◯に。なお南こうせつがいたかぐや姫の「神田川」は1973年の、ビリーバンバンの「白いブランコ」は1969年のヒット曲だったそうです。いやーもう半世紀前なのか(大汗)。
そしてQ18も音楽問題。今から30年ぐらいの前のヒット曲の問題で、正解はFIELD OF VIEWの「DAN DAN 心魅かれてく」はスルーに。いやビーイング系全盛期の音楽シーン。これも既にもう30年ぐらい前ってのか時間の流れが早すぎて信じられないんすけど(ノД`)シクシク
※なおQ17もなんやかんやでスルーになった後にプレイヤー各位の食らいつきがよかったっす。この時代に10-20代だった連中多しでした(^_^;)
Q19は「卯の花といえばオカラを指しますが、波の花→塩」という問題を公太郎さん正解で1◯。「卯の花といえばオカラ/」で一斉に押してたのはびっくりでした。で、得点係の私・番頭役むろかつは「波の花…そういえば若貴時代に「波乃花」なんつー相撲取りが、若貴と同じ相撲部屋に居たな。青森出身の」と余計なことをつぶやいてたのはここだけの話(をい)。そしてQ20では「仏教用語では悪魔を指し、釣り用語では本来釣ろうとしている以外の魚を指す→外道」をじょうさんが正解してこれで3◯で通過クイズに挑戦ということに。なお「外道」という答えが判明した後に、奥様のキヨミさんに外道よばわりされて「外道はぬいちゃん(=ひっさつ会長)だけでじゅうぶんだ」と失笑を禁じ得ない三好総統が…凄い夫婦のやりとりだ(爆)。
まさか立て続けに(別々のプレイヤーでの)2問連続通過クイズになるとは(^_^;)
そしてじょうさんは「縁起の良さそうな13番で」と13番を指定してまして、他のプレイヤーから「おいおい」と(^_^;)。
Q21/通過Q2(13番):名前の読み方を変えると、「キラウェアすげぇ!!」と読めることから、日本で初めてのハワイ観光大使を務めた人物だとされる/芝居の忠臣蔵では悪役扱いを受け、1703年1月31日に赤穂浪士の討ち入りで命を落とした旗本は誰?→吉良上野介義央→Kava+3p(通過クイズへ)/じょう0pに戻る
するとここでの嘘フリは「キラウェアすげえ!!→吉良上野介義央」という問題。こちらは後半の本当のフリのとこで押して正解したのはKavaさんでじょうさんが0pに戻り、Kavaさんが続いて+3p到達で通過クイズを挑戦することになってました。
で、Kavaさんのご指名は「ラッキーセブンの3番で」でやっぱり笑いが(^_^;)。
Q22/通過Q3(13番)日本の女子高生の日常を当時の情報と作者の創造で描いた作品『女子高生・回転中』という作品が処女作であることはあまり知られていない/1990年代に世界的な大ヒットとなった、『ハリー・ポッター』シリーズの原作者は誰?→J.K.ローリング→かつた+2p/Kava0pに戻る
こちらの嘘フリは「『女子高生・回転中』という作品が処女作→J.K.ローリング」という問題。するとここでは前半の嘘フリの最後のポイント(あまり知られていないの後の本当にフリの間の時に)かつた先生が押して「J.K.ローリング」と答えて正解してKavaさんの通過を阻止してました(驚愕)。そしてかつた先生は+2pとして通過席へリーチとしてまして、いやー熱い戦いとなってきました(笑)
【Q22時点の状況(現在2抜け争い)】
かよちん1抜け、かつた先生2◯、キアロ・ばいそん・三好総統・T本山・ハマクドー・公太郎・太古清信1◯
じょう・Kava0p(通過クイズ挑戦×1)
※なお順位にはあまり関係ありませんが、単純な正解・誤答、通過クイズ挑戦、通過クイズ阻止成功の各人の回数も表記しておきますです。
【Q22終了時点でのトータルでの正解・誤答状況】
かよちん4◯(1抜け、通Q1)、Kava3◯1×(通Q1、通阻1)、じょう3◯2×(通Q1)、かつた先生2◯(通阻1)、
キアロ・ばいそん・三好総統・ハマクドー・T本山・公太郎1◯、太古清信1◯1×
…で、今回は何問まで行くかはわかりませんが、とりあえず数回にわたっての連載となります。次回もどうぞお楽しみに。ではまた。
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