こんにちわ、番頭役のむろかつです。2022/03月例会の報告記をお送りしています。第4回目は3Rに行われたむろかつ企画「二段階早押しボードクイズ」の1回目をお送りいたします。図らずとも全員参加となった早押しボードクイズとなりました。数回にわけてお送りいたします。
↑前回はこちら。
こちらも約3年ぶりの企画となりました。
この「二段階早押しボードクイズ」はむろかつ企画としては定番企画のひとつになります。前回は2020/10月例会に開催されましたのでそれ以来の約1年半ぶりの登場になります(その前は2019/3月で、今回2Rで行われたひっさつ会長の「はぁっていうゲーム」の前の(ひっさつ企画は3Rで開催だったので)2Rに行われました)。近年はなかなかコロナ禍で例会回数、企画枠の関係で開催しづらい今日この頃な企画でもあります、はい。
基本的には自作問題でムダに前フリが長いという「むろかつ構文」、いわば競技クイズ的なクイズシーンからは完全に隔絶して問題文の中にバカエピソードもギャグも大喜利もたまに入れてしまう(?)という「楽しみながら問題づくりをする」というコンセプトも入れてしまっているために「一応、最後まで聞かないと何が出てくるかちっともわからん」という点も特徴としておりますです。その割にはみんなうまく読み切ってガンガン早いとこから攻めていくんでいつもすげえなあ…って感心しちゃうんですけどね(笑)
で、基本ルールとしては、引用するにはちょっと長くなりますので
こちらに記載してありますのでご参照ください。
その上でごくごく簡略的に書けば、
・前半で押して正解すれば+10(ただし誤答したら-5)
・後半で押して正解すれば+5(ただし誤答したら-3)
・前半で押さずに正解すれば+4(誤答ペナは無し)
・押さずに最後まで聞いて正解すれば+1(誤答ペナは無し)
…で、1セット20問限定で+40で勝ち抜けとなります。さらに上位2位勝ち抜けまで行い、その時点で各セットの順位が確定します。
また今回の企画はかなり1-2Rが予想以上に早く終わったので「すんません。ちょっとわがまま言わせてください」と言いまして、
・最初の3セットは「予選」として全員参加で行い、各セット1抜けのプレイヤーはその時点で勝ち抜けとして「決勝」進出となります。
・また予選3セットの中で2位を2回獲得したプレイヤーも「決勝」進出となり勝ち抜けとなります。
・最後の3セット終了時点で最も平均順位が良かったプレイヤーも「決勝」進出となり勝ち抜けとなります。
・最後に「決勝」で最も早く+40に到達したプレイヤーが優勝、「王位」のタイトルを獲得します。
としました。そして今回の棋戦は「王位」戦。前回の第1期とは完全に企画がリニューアルしてこの「二段階早押しボードクイズ」を専門とした棋戦に生まれ変わるために、さすがに第1期の上位のプレイヤーには申し訳ない、ということで予選第1セットのみハンデをつけさせてもらうことになりまして、
naoさん・ひっさつさん…+15スタート
おぐのりさん・ばいそんさん…+7スタート
あんどうさん・キム兄ぃさん…+5スタート
山田はまちさん・チヨマルさん…+3スタート
前回の上位4人×2セットだった8人のうち、当日参加した4人(ひっさつ会長・ばいそんさん・あんどうさん・チヨマルさん)にそれぞれ初期ハンデのポイントが与えられての開催となりました。
ここからが「第1セット」となります。
説明が長くなりましたが、そういうわけで今回はむろかつを除いての参加プレイヤーの人数が11名だったのですがあえて2組にわけずに一斉対戦を3セット行っての「予選」となりました。各セットには、一応の出題パターンとか各セットごとに共通のジャンル指定とか、そしてネタとか…ま、いろいろと軽い「仕掛け」なんかもありましたが、そこらへんも推理しながらお楽しみいただければ幸いです。
※なおスラッシュ(/)がついている場所が実際に押された箇所、色が青い部分が「前半」の部分になります。
Q1:現在の本社はさいたま市大宮区にあるため、地元のJリーグチーム・大宮アルディージャのユニフォームスポンサーのひとつにもなっている、各アパレルメーカーから仕入れて小売する業態を採り、極めてフェアな取引商行為/によってサプライヤーであるアパレルメーカーから絶大の信用を得ており低価格で品質の良い、バラエティーに富む商品が陳列され、その結果「しまラー」と呼ばれる熱烈な常連客などに支持されている衣料品チェーンストアはどこでしょう?
うーん我ながら思うに相変わらず長い(失笑←自分で言うな自分で(泣))。今回のシリーズの各1問目は「地元問題」でした。押したのはやたらと企業問題に強いLinerさん。そして前半部分(「バラエティに富む商品が陳列され」の部分まで読まれた状態で)で書き始めたのは、ぽちょ兄貴とばいそんさんでした。そして後半の「しまらー」が読まれた途端にバッとボードに答えを書き始める人達が続出してました(^_^;)
で正解は「しまむら」。前半で押したLinerさんも、前半で書いた二人も、後半で書いた残り全員も正解という11人全員正解というオープニングでした(笑)。ええ、「♪ファッションセンター、しーまーむーらー」のお店の歌でもおなじみの(以下略)。もともとは(今回はお休みでしたが)三好副会長の地元である埼玉県小川町の「島村呉服店」がルーツなんですが、お店や企業の拡大の末に現在は大宮に本社があるそうです。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+1・チヨマル+4・Liner+10・磯部+1・ようこ+1・かよちん+1
ひっさつ会長+16・くうちゃん+1・ぽちょ兄貴+4・あんどう+6・ばいそん+11
(なお、前述しました通り、ひっさつ会長は+15、ばいそんさんは+7、あんどうさんは+5、チヨマルさんは+3の…初期ハンデがこのセットはあります)
続く2問目はこんな問題でした。
Q2:英語では「anesthesia(アネステジア)」という、日本では幕末の頃の蘭学者の/杉田成卿(せいけい)が「特に外科手術の痛みを回避する手段としての、人間と動物への影響における硫黄(いおう)エーテルの吸入」というオランダの医学書を和訳して出版した「済生備考(さいせいびこう)」を執筆した際に作った造語がそのまま日本語となった、主に医療で手術・治療などにおいて注射やガスなどの薬物で患者の感覚を無くし「苦痛を軽減させる」ものを一般に何というでしょう?
なんとここで押したのは今回初参加のようこさん。これには周りはびっくりするやら笑みを浮かべるやらでした。
↑ちなみに当日の得点板では「前半押した→A○、前半押さず書く→A、後半押した→B○、後半押さずに書く→B」という表記をしておりました。
で、前半の「日本語となった」まで読まれた時点で、ようこさんが「あー、まちがえたー」と苦笑いしつつひとりごちをしてた横で、「(前半で)行きます」と宣言したのは、ハマクドーさん・チヨマルさん・Linerさん・ぽちょ兄貴・あんどうさんの5名でした。…でまあ、後半の最後まで読まれて「ああーなるほど」や「そっちに行っちゃったかー」と悲喜こもごも(?)なリアクションとかも起きてました。
正解は「麻酔」。後半押さずに正解(+1獲得)したのはばいそんさん・くうちゃんさん・ひっさつ会長・かよちんさん・磯部さんの5名(ちなみにばいそんさんはオリックスの「増井投手」でボケてくれて野球好きな面々にバカウケでした(笑))、前半押さずに正解(+4獲得)したのはあんどうさんとハマクドーさんの2名。
で、前半で押したようこさんは「健忘症」と書いていて誤答の-5だったんですが、基本的に岩Q槻ではこんな形で誤答したとしても「押して誤答は恥ぢゃないです。むしろ攻めることができたご自身をほめてください」とか、「その押した勇気とチャレンジ精神にナイスファイトな会なんで…いやあナイスファイト。押してくれてありがとうございますっ」と、そういう方針な会なもので、他のプレイヤーから笑顔で讃えられてました(笑)。
※ただ逆にロコツな問題潰しが実に嫌なので(戦術的には是としても)、あえて「なかなか問題潰しができない」ようなルール・形式にはよくしています。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+5・チヨマル+4・Liner+10・磯部+2・ようこ-4・かよちん+2
ひっさつ会長+17・くうちゃん+2・ぽちょ兄貴+4・あんどう+10・ばいそん+12
思った以上に、押されるポイントが早めです、今回は。
そして3問目はこんな問題でした。
Q3:イタリア語で「大きなトランペット」という意味がある、「スライド」と呼ばれる非常に/長い形の伸縮管を操作して音階を得るためにこのような形状になっている金管楽器で、世界ではクラシック音楽でのクリスティアン・リンドベルイやジャズ奏者のグレン・ミラー、日本では東京都交響楽団などで活躍する小田桐寛之、「ハナ肇とクレージーキャッツ」の谷啓などが演奏者として知られるのは何でしょう?
前半早々に押したのはこの時点で暫定3位タイのあんどうさんでした。で、「金管楽器で」の前半最後まで読まれた後には「書きます、書きます」とダチョウ倶楽部よろしく「俺も、俺も」と挙手する人が連発しておりまして、最後は後半のオチのようなポジションで「クレイジーキャッツの谷啓」で納得して笑いが出る面々が(苦笑)。
で、正解は「トロンボーン」。後半読み切って正解(+1)したのはようこさんとくうちゃんさん、前半で書いて正解(+4)したのはばいそん・ぽちょ兄貴・ひっさつ会長・かよちん・磯部・Liner・ハマクドーの各氏、そして前半で押したあんどうさんも「トロンボーン」と書いて正解してまして+10獲得となりこれで暫定2位となり初期ハンデ付ながらも暫定首位のひっさつ会長に1点差とし、なんとわずか3問で14点差を追いつく快進撃を見せておりました。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+9・チヨマル+4・Liner+14・磯部+6・ようこ-3・かよちん+6
ひっさつ会長+21・くうちゃん+3・ぽちょ兄貴+8・あんどう+20・ばいそん+16
ちなみに私・むろかつは小学校の頃は吹奏楽部でトランペットをやってまして、中学に入ったらユーフォニアム(テューバのちいさいやつ)をやりたかったんですが顧問の先生に却下されコルネット(トランペットによく似た楽器で少しだけ小さくて演奏はしやすいです)をやることになってこれで完全にやる気をなくして夏休みに辞めちゃって2学期からは隣の図書室でやってた文芸部でモノカキを3年生の秋までやる羽目に(苦笑)
続くQ4は、むろかつが「これは速攻かもしれないっすね」とぽつりとつぶやいてから問読みをはじめたこんな問題でした。
Q4:デザインをしたのはイラストレーターの坂崎千春/。その姿は色が真っ赤で、耳は東の銚子市付近、黒い鼻は北の野田市付近、目は印西市付近、足のつま先は館山市付近、更に舌が西の浦安市付近に相当するため、常に舌を出している、2010年開催のゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会のマスコットキャラクターとして考案され、2011年1月1日に千葉県のマスコットキャラクターとなったのは何でしょう?
冒頭の「イラストレーターの坂崎千春」で押したのはぽちょ兄貴。ところがその続きになる「耳は東の銚子市付近」で一斉に手が上がった反面、腕組みして待つぽちょ兄貴が「あれ?」と少しだけ表情が曇ったのがなんとも気になるところ。
で、正解は「チーバくん」。ぽちょさんが書いてたのは「Suicaペンギン」で無念の誤答(-5p)。それと後半問題読みきった後に書いたチヨマルさんが「ちばくん」と書いていて「惜しい。でもこれは残念」で誤答となったりしましたが、正解したのは後半読み切り(+1)のようこさん・くうちゃんさん、前半で押さずにボード挑戦(+4)したハマクドー・Liner・磯部・かよちん・ひっさつ会長・あんどう・ばいそんの各氏でした。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+13・チヨマル+4・Liner+18・磯部+10・ようこ-2・かよちん+10
ひっさつ会長+25・くうちゃん+4・ぽちょ兄貴+3・あんどう+24・ばいそん+20
暫定首位がひっさつ会長の+25、続いてあんどうさんの+24、ばいそんさんの+20、Linerさんの+18といったところで最短で2問勝ち抜け(2問とも前半で押して正解すれば20点入るので)前後のラインまで入ってきました。まず最初に1抜けして決勝進出するのは誰になるのか。次回に続きます。
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