2021/04月例会「第3回滑稽節杯」報告#3・概要編「ハンデ別クイズ」編




こちらは2021/04/11に開催されました岩Q槻の2021年4月例会の報告記、「概要編」の3回目です。2Rの「ハンデ付き早押しクイズ」という新棋戦になる「十段戦」「王位戦」という企画になります。結構思った以上に絶妙なハンデ設定となったようで、意外に拮抗した戦いになりました。

2021/04月例会「第3回滑稽節杯」報告#2・概要編「Speed Star」後編

2021年4月17日

↑前回はこちら。

時間の関係で1セット勝負になってしまいましたが…。

基本形式は7○(早押しクイズで7ポイントを取ったら勝ち抜け)の早押しクイズなのですが、まず最初に、年間ポイントレースのタイトル獲得数などをもとに初期ハンデを「段位」で設定しまして、

上記の例で言うと、永世タイトルホルダー(この場合は「永世名人」)を獲得しているハマクドーさんが一番ハンデが重く八段、続いてタイトル10期獲得しているひっさつ会長が七段、更に六段、五段、四段とハンデが少しずつ軽くなっていくシステムになっておりました。

そしてその面々を、トランプのカードで3組に分けまして、当初は第1セットでの上位・中位・下位の面々に分けての第2セットの結果によって、最上位のグループを「十段戦」、残り2つのグループを「王位戦」として開催する予定…だったんですが、残念ながらそこまでの時間の余裕がなく(今回のメイン企画では4Rのハマクドーさんの企画を2時間程度の枠を設ける為に逆算して企画を組んでましたので)、今回は残念ながら最初のAブロックを「十段戦」、残るBおよびCブロックを「王位戦」として開催することになりました。なので、「王位」のタイトルホルダーは今回は「同時に2人」誕生し、今後も2セット行う場合は中位・下位のブロックの優勝者は同時戴冠という方式となりました。

まずはAブロック。キヨミさん・くうちゃんさん・きょうすけくん・ハマクドーさん・ぽちょ兄貴・三好副会長…という面々でした。

なので最初の段位によってスタートがまちまちで、例えば一番重い「八段」のハマさんは7○3×の上に誤答すると「誤答回数+1休(つまり1回目の誤答で2休、2回目で3休…など)」で誤答するとどんどん休みの問題が増えていくという「攻めないと行けないし、誤答しても休みがかさむ」というなかなかタイトな条件下でもありました。

↑「日本おっぱい党」の盟友であるぽちょさんと仲よさげな(?)三好総統。本人いわく「解散した覚えはない!」との事で┐(´д`)┌ヤレヤレ

一方で次に重いのが三好さんの「六段」、次にキヨミさん・くうちゃんさん・ぽちょ兄貴の「五段」で、それぞれ3×失格や2休という誤答の重さは違えど、実はよくよく見ると1○スタート。そして今回の例会が初参加のきょうすけくんは2○スタート、つまりは5ポイント獲得すれば勝ち抜け…というそんな状況での企画開始となりまして、

最終的にはこんな感じに(すんません、私・むろかつが問読みをやってたので企画中の写真がほとんど撮れませんで…(ノД`)シクシク)。ぽちょ兄貴が1抜けで初代十段位を獲得、2位に重ハンデながらも7○2×で勝ち抜けたハマクドーさん、3位に7○1×で抜けた三好さん…という上位陣でした。

なおこの「十段戦・王位戦」は、「早押しクイズもそれなりに「堪能」してもらう」というコンセプトもありまして、各セット40-60問限定(問題数はその時の状況による)という、いつものような「上位×人が勝ち抜けたら終了」ではなく、それぞれ早押しクイズを1問正解すると当日のメインレースの勝ち点に+10pが加算されるというオプションルールも導入されておりました。

続くBブロック。今回は「王位戦」の第1ブロックとなったのは、naoさん・マドカさん・おぐのりさん・磯部さん・山田はまちさん・あんどうさん…の面々でした。

今回の段位としては、一番重いのがおぐのりさん・磯部さんの「六段」(1○付きスタートで3×失格)、続いて山田はまちさん・あんどうさんの「五段」(1○付きスタートで誤答は2休)、そしてnaoさん・マドカさんが最軽量ハンデの「四段」というスターティング状態でした。

すると結果はなんとなんと、

最も軽ハンデのnaoさんがスルスルスルーっと7○に到達し1抜けを果たし、この「初代王位」がなんと岩Q槻の初タイトルという次第に(笑)。そしておぐのりさんが2位、あんどうさんが3位、山田はまちさんが4位…とここまでが7○抜けでした。ちなみに初参加のマドカさんもなかなかいいとこで押して正解されてまして「あー、よかったよかった」と番組屋の私は安堵の表情を(笑)

最後のCブロック。こちらも「王位戦」の第2ブロックとなったのは、キム兄ぃさん・ひっさつ会長・チヨマルさん・本山さん・ばいそんさんの5名でした。

こちらは最重量がひっさつ会長の「七段」(7○3×+1休)、次に本山さんの「六段」(7○3×←つまりこの形式だと「六段」が最もスタンダードなノーハンデという事にもなります)、そしてキム兄ぃさんとばいそんさんもタイトル獲得経験があるので「五段」(1○付きスタートで2休)で、軽ハンデが「四段」のチヨマルさん(2○付きスタートで2休)という事になってました。

で、最終的には最重量ハンデを物ともせず(?)ひっさつ会長がナチュラル知識を駆使して1抜けを達成、勝ち抜けたのは2位のばいそんさん・3位のキム兄ぃさんの2人…ながらも、残る本山さんもチヨマルさんも5pまで積み上げてなかなか激しい戦いとなっておりました。

優勝賞品もなかなかバラエティに富んでまして(笑)

結果、初代十段をぽちょ兄貴が、初代王位をnaoさんとひっさつさんが獲得しまして、naoさんは初タイトル、ひっさつ会長は通算16個目のタイトルで歴代獲得数としては1位のハマクドーさんに並んだ、というそれぞれ「めでたい」次第になりました。

↑まずぽちょ兄貴には1Rの磯部さんにも贈呈されたむろかつの嫁から提供されたマスクセットとプロ野球チップスが贈呈されました(笑)

↑そして王位を獲得したお二人には、三好さんご夫妻から提供された「大正漢方胃腸薬」(これは過日、亡くなられた俳優の田中邦衛氏を偲んで、氏が長年出演していたCMにちなんで購入したそうです)と缶コーヒーを。

↑更にむろかつ提供のダイソーで購入したサクマのいちごミルクのキャンディーと一緒に、それぞれnaoさんとひっさつ会長に贈呈されました(笑)

で、次の十段戦・王位戦に関してはこの3人は「現在の状況+1段のハンデが課せられるわけですが、実はぽちょ兄貴はこの時点で通算4個目のタイトルで、これが仮に(次の十段戦・王位戦が開催されるまでの間に)もう1つ増えた場合はタイトル5個=「六段」に昇格…となってしまうため、次回の十段戦では「現在の状況+2段増えてしまうわけでして…。ちなみにひっさつ会長は現在、棋王・天元でそれぞれ通算5期目なため、どちらかで通算7期目の永世棋王or天元を獲得した場合も「八段」に昇格し、同じく「現在の状況+2段」になってしまうんですけどね、さて次回はどうなる?といった感じになっておりました。

で、ひっさつ会長には「盟友(?)」の三好副会長から直々に缶コーヒーを。いやー4ヶ月ぐらい定例会がなかったんでひっさつ会長をいじれて本当に嬉しそうですな(笑)。「さすがひよしコンビ、仲睦まじい」とツッコミを受けつつ、休憩を挟んで3Rの「かぶっちゃヤーヨ!」に入っていくのでした。

次回に続きます。

解説と補足など

こちらの十段戦・王位戦に関しては、早押しクイズの問題として使わせてもらったのが「abc / EQIDEN Search」という学生クイズの短文基本問題の全国大会のデータベースサイトでして、そこのサイトの中の「ランダム100問」からチョイスさせてもらいました(ちなみに難易度がそこそこな感じで初心者の人たちにも比較的押しやすいのと、むろかつ以外の他の人も問読み(の練習)ができるので、順位戦・名人戦でもちょくちょく使わせてもらっております(多謝))。

こちらは無論、著作権…の問題も当然あるんですが、むしろ毎度のように「2-3万問から自動的にランダム表示されている100問から当時の時事問題を差っ引いたりしてチョイスして、結構な頻度で使い回しさせてもらってる」ために問題文が掲載できないという事情もあるために、ここの岩Q槻ブログの例会報告ではおなじみの(?)「詳細版」が書けないという理由もありまして…ですので、「こんな感じで早押しクイズもやってますよ?」という雰囲気だけでもお楽しみいただければ幸いです、はい。

で、こちらの「十段戦」。以前、ルール説明のとこでも書いた記憶があるのですが、元々は私が2016年まで長らく参加していた別のクイズサークルで何回か開催した「ハンデ別早押しクイズ」企画の棋戦でもありました。ただし、前の形式のほうがかなりハンデが厳しく、例えばあちらでも永世名人を獲得していたハマクドーさんは初期設定の段階から「九段」で、7○3×の早押しクイズでは「1×失格」というとんでもないタイトな条件で、しかもハマさんと同時に、むろかつの嫁の「檸檬」さんというのが、早押しクイズは全然苦手にも関わらず、バラエティ企画はオニのように強く、タイトル獲得したのが竜王戦のみ。しかし竜王戦だけで4連覇して通算7期も獲得して「永世竜王」になってしまったのでやはり初期設定からハンデは同じ「九段」…と、運用方法に一考の余地あり、という感じだったのです。

またどんなに軽ハンデでも十段位を獲得した次の回では「十段=九段と同じハンデにする」というルールでもあったので、このハンデの軽重に関してはなかなか難しいとこも多く、そこで岩Q槻で導入する際にあたっては、かなりアレンジをした上で「できるだけとっつきやすいものにしよう」と、こんな感じになりました。

・初期設定では最も重くとも「八段」とする。

・B決勝向けのタイトル戦としては「王位」を同時開催する(ハンデの運用方法は十段戦と同じ)。

・できるだけ初期設定のハンデは軽めにする。

・タイトルを獲得したら+1段、逆に下位敗退・失格の場合は+1段と、段位を流動的にする。

で、前のサークル時代の時は一度、「九段」に昇段したらどんなに負けても降段はなく、そこらへんの運用に悩んだ末に開催することがめっきり減ってしまったのですが、今回は勝てば昇段(ハンデが重くなります)、負ければ降段(ハンデが軽くなります)という方式を採用することにしました。

ま、こちらに関しては私自身が先日更新した自動車保険の「等級」をヒントにしたんですけどね。この自動車保険の場合は免許取り立ての人は「6等級」から始まるそうで、無事故で何年も乗っていれば「20等級」まで行って年間保険料が安くなる反面、事故を起こしたりして保険のお世話になると「5等級」以下のそれなりに年間保険料が高くなることもありまして、「そうか、各人のデータとしては、例えば大相撲みたいに「最高位は××段」という記録さえ残しておけば昇降は柔軟にすればいいんだな」と気づいたということもありました。ちなみに私の場合、去年、車を買い替えた際にそれまで一緒に住んでる(今年の1月に老衰で87歳で亡くなった)義父の20等級の保険がなぜか引き継げずに使えずにまた初期の6等級に戻ってしまい、年間10万円ぐらいの保険料を払うことになったんですが、一年間無事故だったので今年は等級が上がって一気に3万円ぐらい安くなっておりまして逆にびっくりしました(^_^;)

ですので、今回の第1期に関しては1抜け(=タイトルホルダー)の3人は+1段、各セット5位以下だった方々は-1段というハンデの軽重をもって次の第2期が行われることになります。次回はできれば従来どおりの予選的な第1セット、各順位ごとのブロックに分けての本戦・第2セットの流れで開催できればなーと考えております。ま、この企画に関してはクイズの出題前に各人の段位の確認と初期設定のポイントチェック、各人の誤答条件の確認もするので、ホワイトボードの得点係の方々にご苦労をかけてしまうのが実に玉に瑕な感じなのですが、岩Q槻の皆さんは朗らかにてきぱきといつもやってくださっていて…本当に感謝してます、あざーす(感涙)

で、次回は3R「かぶっちゃヤーヨ!」になります。こちらは次回は「概要編」の写真中心の記事を書いた後、後日改めて「詳細編」も書く予定です。ではまた次回。

(Text by むろかつ(番頭役))

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。