こんにちわ、番頭役のむろかつです。この記事は先月の2019/05月例会「令和天才バカボン記念」の5Rで突発的に開催された「第1期王将戦」の例会報告です。と同時に次回行われる「MJCC2019」の2R企画とほぼ同じですので、参考資料としても書き残しておきたいと思いますです。
基本ルールは以下の通りでした。
岩Q槻では基本的には「企画持ち込み例会」なのですが、7月例会のハマクドーさん企画は丸一日、3月・6月・9月の各例会は例会の半分を使ってむろかつ企画が専担で行っています。ま、そのせいか誰も「順位戦・名人戦」をやる人がなかなか出てこなくなってしまったので、名人戦が年3回程度になってしまったのは申し訳ない限りなのですが(苦笑)
で、5月例会は過去最多タイの17人という満員御礼な例会で4Rのキング先生企画が終わった時に「今回は連休中で明日もお休みという人が多いと思うので、18時半終了という事でもう1企画やらせてください」と、3月例会の自作問題の余りでいつもの「2段階早押しボードクイズ」を実施したのでした。
ちなみにこの日は既にクイズ系棋戦の「棋王戦」と「天元戦」は開催されており、更に「名人戦」とするにはちょっと企画柄中途半端。そこで急遽「王将戦」という第3(いや第4か)のクイズ系棋戦を立ち上げてこの企画に充てたという次第でした。
ルールは以下のとおりです。
・企画名は「2段階早押しボードクイズ」です。
[基本的なルール]
・ですが、全般的に問題文が長いため、途中(便宜的にその区切りを境にして「前半」・「後半」と書きます)でいったん区切ります。
※その際に、「前半部分だけでボードに書く人」は挙手して「書きます」と口頭で伝えてから書いてください。勿論、シンキングタイム後の書き直しは不可です。・前半部分で押して正解…+5p
・前半部分で押さずに正解…+4p
・後半部分で押して正解…+3p
・後半部分で(最後まで問題文を聞いた上で)押して正解…+1pで、誤答の場合は「押して間違えた」場合にマイナスポイントが発生します。
・前半部分で押して不正解…-5p
・後半部分で押して不正解…-3p
・押さずに不正解…罰則なし[勝ち抜け人数など]
+30で勝ち抜けで終了・優勝となります。優勝者は「王将」位のタイトルが与えられます。
以前の3月例会との相違点は「前半部分で押して正解」が+6から+5になった点です。これは単純に「むろかつが勘違い」してただけでして(まあ突発的な企画開催でしたし)、次回の例会では再び+6に戻す予定です。
さてむろかつの自作問題は「長い」んですけども…。
この時点で参加していたのは、ひっさつ・キング先生・くうちゃん・ハマクドー・そーいち・磯部・龍。・響幸九郎・佐伯明日叶・T本山・あんどう…の11名。3月の例会は5-6人で1セットの組み合わせで開催されたので、予想外の大所帯でのクイズとなりました。
※なお問題文の中の「//」は前半部分の区切り、太字で書かれている「/」は実際に押された箇所を表示しております。
Q1「橋本病やバセドウ病はこの部分に起こる疾患として知られている/、人間の頸部(けいぶ)、つまり「首」の前の部分位置する内分泌器官で//、重さが15~20 g程度、上下方向に3~5 cm程度の長さがあり、喉の気管を取り囲んでおり、カルシトニンやチロキシンといったホルモンを分泌するものを何というでしょう?→正解:甲状腺」
押したのは響さん。そして前半部分で挙手して書き始めたのはひっさつ・あんどう・そーいちの3氏。そして正解は「甲状腺」。押した響さんが正解で+5、前半で押した人のうち、そーいち・あんどう両氏正解で+4、最後に最後まで聞いたくうちゃん・佐伯明日叶・ハマクドーの3氏が正解で+1…となった。
で、これを出題したあとでふと思い出したのは「あ、そーいっちゃん、そういえば結婚した前後の頃に、バセドウ病になって薬を飲んでたって言ってたなあ」と図らずとも思い出し(苦笑)。ちなみにバセドウ病は政治家の田中角栄氏、落語家の立川志らく師匠も患ってたそうで、志らく師匠はお弟子さんの立川らく朝さんが医者で彼が主治医としてバセドウ病を確定診断させた話や、田中角栄氏に至ってはその病気が原因で常に扇子でパタパタやってるほどの大の暑がりで、ロッキード事件で逮捕されて空調の悪い東京拘置所に収監中に彼のおかげで自費でアイスクリームが食べられるようになった慣例ができたそうです(笑)
[ポイント]響幸九郎+5、あんどう・そーいち+4、くうちゃん・佐伯明日叶・ハマクドー+1
最後まで聞いて「ド直球かよ?」と驚く面々(爆)
Q2「落語家の中では「これ」をすっ飛ばしてしまう人や、人間国宝に指定されている10代目柳家小三治師匠が「これ」の名手として知られており///、なんと「これ」だけの本やCDが何冊も発売されている事で知られている、通常、落語の高座の席で、落語家が本題に入る前にする短い話を何というでしょう?→まくら」
…という芸能というか古典芸能(?)的な問題が。前半のポイントぎりぎりに押したのは龍。さんだった。で、ここであんどうさんが「押さずに前半で書く」を選択し、残りの人達は最後まで読んでからボードを書き始めた。そして最後まで聞いて「えー、それだけ??」と変化球かなと思ってたらド直球の問題で逆にびっくりする面々が続出(苦笑)。で、正解は「まくら」。龍。さんが+5、あんどうさんが+4、T本山・ハマクドー・ひっさつ・そーいち・佐伯明日叶・響幸九郎の各氏が+1となった。
[ポイント]あんどう+8、響幸九郎+6、龍。・そーいち+5、佐伯明日叶・ハマクドー+2、くうちゃん・T本山・ひっさつ+1
↑小三治師匠、本当にこんな本を出してます(笑)
Q3「将棋で詰まれたり戦意喪失などで途中で対局を諦めて負けを認めることを「投了」といいますが/、囲碁で、相手がその負けを認める「投了」をすることで最後まで打たずに勝ちが決まることを/「何勝ち」というでしょう?→中押し(ちゅうおし)勝ち」
この問題、前半では誰も押さず。で、後半に「囲碁で(中略)勝ちが決まることを」で佐伯明日叶さんが押してこの企画はじめての「後半にボタンが押された」状態となった。当然のことながら他の面々も残り全員、最後まで聞いてボード、となった。
正解は「中押し勝ち」。佐伯さん(+3)の単独正解でした。
[ポイント]あんどう+8、響幸九郎+6、龍。・そーいち+5、佐伯明日叶+3、ハマクドー+2、くうちゃん・T本山・ひっさつ+1
↑ここで冒頭に貼ったひっさつ会長の絵文字が(苦笑)
Q4「もともとは中国から伝来し日本では奈良時代から江戸時代の頃までは「四季の事物や年中行事などをまとめた書物」のこと…だったが、江戸時代以降の日本では、主に「俳諧・俳句/の季語を//集めて分類し、季語ごとに解説と例句を加えた書物」のことを指すようになったもの…といえば何でしょう?→歳時記(さいじき)」
押したのはこの時点で首位に立っていたあんどうさん。そしてこの「俳諧、俳句の」で押し負けた面々も意外に多く、半分ぐらいの人たちが挙手をして「前半でボードを書く」を選択していた。そして「押さずに正解していって誤答のリスクを外す」みたいなことをキング先生とかが言っていて「なるほどなあ」と声に出さずににこにこ顔だった私がいた(←意地悪ですねー(^_^;))。
で、正解の「歳時記」をあんどうさんは正解し+5、ハマクドー・キング先生・ひっさつ・佐伯明日叶・響幸九郎の各氏が+4、本山さんとそーいち氏が+1となった。
[ポイント]あんどう+13、響幸九郎+10、そーいち・ハマクドー+6、龍。・佐伯明日叶・ひっさつ+5、磯部・キング先生+4、T本山+2、くうちゃん+1
ここで全員が+1ずつ入ったことになり、そして首位はあんどうさん、まもなく折り返し地点かというとこまで来ていた。
あんどうさんが首位に立ち逃げる逃げる…。
Q5「日本に国会においては、かつての公明党・民社党がそのような立場だった、もともとは議会において法案や予算案、首班指名などが可否同数の場合、議長の職権で可否を決めることを指し//、転じて、2大勢力が拮抗し、いずれも過半数を制することができない場合、「第三の勢力が事実上の決定権を行使できる立場になること」をさす言葉は何でしょう?→キャスティング・ボート(casting vote)」
前半部分の「決めることを指し」で止まった直後に押したのはひっさつ会長、そこにハマクドーさんとあんどうさんが前半部分でチャレンジすることになった。この問題、ポイントは「キャスティング・ボート」。「ド」ではないとこか。で、ひっさつさんは押して正解して+5、あんどうさんが前半で押さずに正解して+4…と正解はこの2人のみでした。
[ポイント]あんどう+17、ひっさつ・響幸九郎+10、そーいち・ハマクドー+6、龍。・佐伯明日叶+5、磯部・キング先生+4、T本山+2、くうちゃん+1
あんどうさん+17でついに折り返し地点を突破し、ひっさつさんが響さんと並んで2位タイまで上がってきた。
Q6「政治家では犬養毅の「木堂(もくどう)」、尾崎行雄の「咢堂(がくどう)」/、西郷隆盛の「南洲(なんしゅう)」//、文人では、夏目金之助の「漱石」、森林太郎の「鴎外」…などがよく知られている、文人・画家・書家などが、本名以外につける風雅な名のことを何と言うでしょう?→雅号(がごう)」
という問題。響さんがあんどうさんとの押し合いを制して「前半で押す」でランプをつけてきた。で、あんどうさんと磯部さんが「前半で押さずに書く」を挑んできた。そして残りの人達が最後まで聞く…を選んだ次第でした。そして「本名以外につける風雅な名のことを」と聞いた瞬間に「あ゛ー、行けばよかったー!!!」とハマクドーさんがなげくことしきり(苦笑)。そして正解は「雅号」。響さんは正解で+5、しかしあんどうさんは「俳名」、磯部さんは「号」で正解にならず。うーん、「風雅な名のことを」と言わなければ「号」でも良かったのだが(^_^;)。
で、最後まで聞いた人では、ハマクドー・T本山・ひっさつ・そーいち・佐伯明日叶の各氏が正解して+1でした。
[ポイント]あんどう+17、響幸九郎+15、ひっさつ+11、そーいち・ハマクドー+7、佐伯明日叶+6、龍。+5、磯部・キング先生+4、T本山+3、くうちゃん+1
ここで響さんが+15でややあんどうさんに接近してくる展開に。
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そして「誤答」の答えがかぶるハプニング(?)も。
Q7「毎年2月16日は、長野県の茅野商工会議所と長野県寒天加工業協同組合が制定した「寒天の日」という日ですが、これは2005年にある番組で寒天が取り上げられたから、というウソのような本当な話がその理由です。さて、その番組である//、1995年3月29日から2016年3月16日まで放送されていた落語家の立川志の輔が司会をつとめていたNHK総合テレビの生活情報番組とは何だったでしょう?→ためしてガッテン」
奇しくも北朝鮮では金正日氏の誕生日に(意味不明)。で、響さんと龍。さんとそーいち氏の3人が「押さずに前半で書く」を選択した。残りの面々は後半に…と思ってたら「立川志の輔が」で押したのは首位のあんどうさんだった。ちなみにこの「ためしてガッテン」の番組自体は既に終わっているんですが、現在は放送時間と出演者を少しだけリニューアルして(というか山瀬まみだけがいないだけという説も)「ガッテン」で放送されているので、「それは放送終了と言えるのか?」とツッコミも禁じ得ない始末で(爆)
で、「ためしてガッテン」は、「前半で押さずに正解」の龍。さんが+4、「後半で押して正解」のあんどうさんが+3、そして「後半押さずに正解」で、ハマクドー・T本山・ひっさつ・くうちゃん・佐伯明日叶…の面々。ちなみに龍。さんと共に「前半で押さずに正解」にチャレンジしたそーいち氏と響さんは何の偶然か「発掘あるある大辞典」という納豆がらみのやらせ事件で物議を醸したフジテレビ系列の番組を共に書いて誤答するとは(苦笑)。
[ポイント]
あんどう+20、響幸九郎+15、ひっさつ+12、龍。+9、ハマクドー+8、そーいち・佐伯明日叶+7、磯部・キング先生・T本山+4、くうちゃん+2
そしてこの時点であんどうさんが+20に到達。そして龍。さんが4位に浮上…と3位以下が「前半押して正解」の+5、「後半押して正解」の+4の一発で順位が大きく変わりそうな様相を呈してきたのでした。
で、ここから後半戦に入ります。あんどうさんは逃げ切れるのか、そして他の面々の追撃は?(つづく)
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