こんにちわ、番頭役のむろかつです。2023/08月例会で開催された「第6回精霊流しステークス」の報告記(のむろかつ版の詳細編)をお送りしてます。第10回目は前回一応完結した2R「早押し&多答通過クイズ」の感想戦編の2回目・後編です。
↑前回の記事はこちら。
もし勝ち抜けずに、通過側・阻止側にいたら…という前提で書いてます。
ここからは多答Q8:「Jリーグ(左回り:全員&ハマクドー)→サッカーJ1リーグの18チームからひとつ」で、私・むろかつが5抜けした後の、「もし私がこの後も阻止側に回ってたら、どんな答えを書いたのだろうか」という想像をしつつ記事を書いていこうかと思います。
多答Q9:「国連(右回り6人)→国連安保理非常任理事国10カ国から1カ国」→かず×(通過失敗)
かずさんが初の多答チャレンジの問題でしたが、惜しくも誤答で通過できなかったという問題でした。ただまあこの時の「国連」の問題は私なんかも含めて結構な人数の面々が「国連安全保障理事会の常任理事国(P5)」の方を予想してたんではないか…と思われますね。なので「非常任理事国」の単語が出てきた際には「あ、そっち?」という一瞬( ゚д゚)ポカーンとした人たちが多かったような気がします。
で、もし阻止側にいた場合は、とりあえず「日本」は入ってるといいなーって事で私も「日本」って書いたんじゃないかな?と想像しちゃいますね。そしてこの形式がチョイスするテーマが選べない場合(たとえば、以前の磯部さんの「Qさま!」系企画など。磯部さんの企画はそういうのが多くてなかなかテクニカル的な意味で「厳しいなー」と思いつつも、波乱も起きやすいので実に楽しかった記憶もあります)で、「国連」を引いちゃったら…それでもやはり「日本」って書いて他の人達に阻止されて(ノ∀`)アチャーみたいなオチだったような気がします。
※なおもし「P5」の方だったらたぶん「ロシア」でボケて「ソ連」と書いたのでは(以下略)
多答Q10:「カープ(右回り4人)→歴代の広島東洋カープの監督18人から1人」→ひっさつ会長「別当薫」(6抜け!!)
先程、カープファンという意味でも因縁深い(?)三好さんが回避した「カープ」のテーマをひっさつ会長が指名して6抜けした問題がこちらでした。なおこの問題は昨年末亡くなったジャンボ林原さんへの追悼問題だったそうです。彼は広島出身で野球はカープ、サッカーはサンフレッチェ…で、それこそ最後に身体を悪くする直前にぎりぎり、サンフレッチェ広島のルヴァンカップ優勝は生観戦できてよかった、ということを奥様から聞いた次第でした(なおルヴァンカップ決勝の前の週に行われた天皇杯決勝もサンフレッチェは出てたのですが、私が贔屓にしてるヴァンフォーレ甲府にPKで負けて準優勝だったと(大汗))。
そしてこの問題。「カープの歴代監督」と聞いて即座に思い出したのが「阿南準郎」で、この人は70年代のカープ全盛期の頃の監督だった古葉竹識の次の監督で、その後の「Mr.カープ」山本浩二の引き継いだという意味では本当にバイプレイヤーのようないい監督でした。なので阻止側でも通過チャレンジする側でも「阿南準郎」一択だったと思うので、まあ同じく「阿南準郎」を書いてたチヨマルさんにミラクルやられて阻止されて大爆笑、という結末しか見えねえなと(爆)。ただチヨマルさんにミラクル的に阻止されるのは岩Q槻のプレイヤーとしては「最大級においしい」のも事実で、そこをかいくぐって(?)ひっさつ会長が「別当薫」を知っていたのはさすがだなーと感心しちゃった次第でした。
多答Q11:「競馬(左回り5人)→JRAにおける牝馬三冠(桜花賞・オークス・秋華賞(同レース設定前はエリザベス女王杯))達成した6頭」→きてれの「ジェンティルドンナ」(7抜け!!)
続くQ11は早押しではかなり無双状態に近かったものの、多答ボードで苦戦していたきてれのさんが「牝馬三冠」の多答チャレンジで勝ち抜けた…という問題でした。で、もしここで多答挑戦or阻止チャレンジだったら…と考えると、知ってて確信持って書けるのは最初の牝馬三冠だった「メジロラモーヌ」だけだったんで、結果的には公太郎さんの「アーモンドアイ」だけが正解だったがゆえに勝ち抜けてたかもしれないっすねえ。
でもきてれのさんも「ジェンティルドンナ」でようやく勝ち抜けて本当によかったよかった、と横で安堵な気持ちになったのはなかなか印象深かったです。と同時に岩Q槻、ほんとに怖えーなーと(爆)
多答Q12:「声優(左回り6人)→声優アワード2022において「主演声優賞」「助演声優賞」「新人声優賞」をそれぞれ受賞した人物(合計11名)からひとり」→Kava「早見沙織」×(通過失敗)
Q12には青問(漫画・アニメ・ゲームのジャンルを指します)には定評があるKavaさんが指名した「声優アワード2022」の問題が出てきました。ある意味でハマさんのクイズ問題では先述の「本屋大賞」と共に頻出傾向が高いのですが…いやー個人的には何人かは「この子、かわいいなー、好みのタイプだなー」とYouTubeやInstagramで見かけてチェックしてる女性声優さんはいるのですが、いかんせんアニメ自体を全く見ないのでほとんど覚えられないという(ノД`)シクシク
なので通過側・阻止側共に「うーん、全くわかんない」ということで、数少ない知っている声優さん(かつ顔と風貌だけは、個人的には女優の新垣結衣・吉岡里帆なみに好みのタイプの←やめなさいw)の「花澤香菜」か「佐倉綾音」あたりを書いてお茶をにごしてたかもしれないですね。そういう意味ではKavaさんにとっては11名のうち1人でも知ってればワンチャンスで行けたのに…と思うと惜しい。
そして下位抜けの皆さんも、多答通過した際のそのチョイスがやはり凄かったです。
多答Q13:「歌舞伎(右回り4人)→「歌舞伎十八番」と呼ばれる演目18番のうちのひとつ」→公太郎「象引[ぞうひき]」(8抜け!!)
Q13は初の多答チャレンジで一発抜けした公太郎さんが勝ち抜けた問題だった「歌舞伎十八番」。まあ本編にも書きましたが、過去に三好さんは「元素記号→オゾン」「歌舞伎十八番→仮名手本忠臣蔵」と豪快に誤答してそれが長らくネタになってしまった…という三好さんにとっては「鬼門」なジャンル(笑)でもありましたが、公太郎さん、「象引」というなかなか凄いとこを答えて正解してて皆をびっくりさせてました。うーん、すごい。
で、もし私が通過側・阻止側だったら…と考えると、手堅く行くんであれば「暫(しばらく)」でKavaさんとかぶってたか、または「嫐(うわなり)」を書いて「左右から女に挟まれる男。いやー羨ましい」とかほざいてひよしコンビやハマさんあたりからのツッコミ待ちに走ったか…あ、たぶん後者だろうな(をい)
多答Q14:「将棋(右回り1人)→将棋の8冠のうちのひとつ」→Kava「竜王」(9抜け!!)
Q14は2回目の多答チャレンジとなったKavaさんが勝ち抜けた「将棋の8大タイトル」の問題でした。昔は7冠だったんすけどね。「叡王」がなかなか出づらそうなので、あえて「叡王」と書いてみたらまたまたチヨマルさんに阻止されそうな、というそんなネタとしてはおいしいシチュエーションを考えてしまいそうな(爆)。なお現在7冠を達成している藤井聡太名人、残るは「王座」のみでこれを書いている9月15日時点では王座戦を戦ってる状況です。しかしあんだけ若くて強くて8冠全部独占したら10年ぐらいはどのタイトルも手放なさくて全部の永世タイトルを取っちゃいそうな…(^_^;)
※調べたら、他のタイトルは通算5期(永世名人)ないし通算10期or連続5期で永世タイトルを獲得できるのですが、(永世)王将だけは通算10期で獲得とのことです。
多答Q15:「埼玉(右回り1人)→埼玉県にある23町村からひとつ」→かず「小川町」(10抜け!!)
かずさんがまさかの三好さん夫妻が住んでいる「小川町」を書いて勝ち抜けた問題でした。この時も阻止対象はチヨマルさんおひとりで、チヨマルさんの答えの「ときがわ町」も「いいとこ突いてるなー」と感心しきりで、更にボケ回答のギャラリーに回ってた三好さんとほしまるさんが「東秩父村」でかぶっていてお互い大爆笑…だったのも笑いましたです(大汗)。
で、個人的にはもし通過側だったら…と思うとやっぱりネタ&玉砕覚悟で「小川町」に行ったかもしれないっすねえ。阻止側だったら逆に「小川町で勝ち抜かれるのはむしろおいしいから、旧友が住んでた宮代町(東武動物公園があります)かな」と思うとこですかね。まあそれ以前に、埼玉県の町村はなかなかパッとは出てこないもんで。たぶん当日、現地ではこの小川町と宮代町しか出てこなかったような気がします(平成以降はやはり知人が住んでた白岡町とか市になっちゃったとこも多いので)。圏央道なんかでは川島町とかは通るんですけどね。
多答Q16:「山(左回り3人)→関東地方にあるor跨る日本百名山に入っている18つの山からひとつ」→T本山「筑波山」(11抜け!!)
午後から登場されてここまで苦戦してた本山さんが初の多答チャンスで一発クリアした問題でした。
…が、実は私、山はよく知らないもんで「日本百名山」はハマクドーさんの多答問題では結構頻度が高く出るんですが「まあとりあえずテキトーに標高が高くて、登山者が多い著名な山でも書いときゃいいだろ」とか思いながらいつも誤答で自滅するってパターンが多いような気がします。
ゆえにこの問題では、たぶん通過側・阻止側だったとしても「富士山しか知らねえなー」で富士山と書いて、「残念、静岡県と山梨県は関東地方ではないです」ってオチになってそうな気がします(山梨県は首都圏整備法では首都圏に入るのですが、中部地方に入るので関東地方ではないらしいんすね)。そういう意味では本山さんの「筑波山」は本当にお見事だったなーと思いますです。
多答Q17:「野球(オンリーワン)→NPBの投手三冠王21名のうち1人」→ぽちょ兄貴「上原浩治」(12抜け!!)
結果的にはラストの多答チャレンジとなったのはこのぽちょさんの「NPBの投手三冠王」の問題でした。ちなみにぽちょさんは九州出身なんでソフトバンクホークスのファンらしいんですが、回答は「同い年だから」ということで巨人の上原浩治投手でした。懐かしいですね「雑草魂」というキャッチフレーズが。しかも早押しクイズでキヨミさんとチヨマルさんが誤答でお休みだったので今回の企画では唯一の「阻止なし、オンリーワン」となった問題でした(笑)
さてここの問題、仮に自分が通過側・阻止側となった場合はたぶん別々の答えを書くと思います。まず通過側の時は「巨人の江川卓投手」と書くのではないかと。まあ1998年の18連敗を機に千葉ロッテファンになるまでは小学校4年生から大学3年生ぐらいまでは大の巨人ファンで、しかもたまたま親父とテレビで視てた、オールスターで8連続奪三振を記録した時の江川投手に非常に興味を持ったのがプロ野球に親しむきっかけだったんですね。なので当時は図書館の「野球のひみつ」とか「巨人軍のひみつ」みたいな本はめちゃくちゃ読んでました。更に、江川投手が20勝投手になってタイトルを独占したのに、沢村賞は当時は新聞記者などの投票だったのでマスコミ関係者に嫌われて入れてくれなくて取れなかったという話とかも(笑/そしてこれを機に記者投票が廃止となって、この翌年からは過去の沢村賞受賞者による選考委員会に変更された逸話もあったりします)。なので思い入れは結構あるんで「江川でダメだったらまあしかたねえ」って流れで行ったような気がします。
一方で阻止側だとしたら…実際に投手三冠を取ったかどうかは知らんけど、ぽちょさんの好きなソフバンの「千賀滉大投手」で行ったかもしれないですね(一応調べたら2020年シーズンの投手三冠を達成してましたので「正解」ではありました)。で、ぽちょさんの回答を見て「うわー、巨人の上原に行ったかー、そっちかー」とひっくり返ってるかもしれませぬ(^_^;)。なお千賀投手は今年からMLBに移籍してやはり大活躍していまして、やっぱし凄い投手なんだなーと感心してる次第です。
この記事の最後に
以上が多答通過問題の際の感想戦記事でした。しかしこの通過する側と阻止する側の心理戦や駆け引きは、早押しクイズで使うそれとはかなり別物で、直接当事者としてプレーするのもおもしろいですが、勝ち抜いたり、回答権がなかったりして少し離れたとこで客観的に眺めていて思いを巡らせるのもそれはそれでまたおもしろいもんだなーとしみじみと感じた次第でした。
※なお前回の更新後にLinerさんからコメントをいただきまして「追記」いたしました。今後もコメント等を頂いた際には追記・更新させていただきます。
さて次回からは予選最終ラウンドの「ジャンル別クイズ」に入っていきます。こちらは昨年同様20ジャンル×10問ずつありますので、一応2ジャンルずつ掲載していく予定で考えております。2×誤答覚悟で勝負に挑むか、それとも誤答を念頭に慎重に勝ち点のポイントを稼いでいくか。それぞれの思惑や戦略のようなものが垣間見えてきます。どうぞお楽しみに。
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