【再編集しました】岩Q槻ではフリバが「エンターテイメント」として盛り上がってますです(笑)




※かなり加筆修正して再更新しました(2023/6/9更新)

こんちわ、番頭役のむろかつです。6月の定例会報告の連載が始まったばかりですが、こちらは「雑記」のカテゴリー、つまりは「コラム記事」です。今年3月から始まった「フリバ枠」について。いやーエンターテイメントとして皆で盛り上がれてて本当によかったなーというお話とかを。

岩Q槻で長らく「フリバ」を”解禁”しなかった理由など。

※こちらの記事は6月8日に書き上げてアップしたのですが、ちょっと書き方がきつい点が多かったので大幅な加筆修正をして再更新しました。

2017年4月に活動開始した「岩Q槻」では、長らく他のサークルではたびたび行われている早押しクイズの練習会、通称「フリバ(フリーバッティング)」をほとんど開催しておりませんでした。

それは、

【謹告】約25年間主宰・参加していたクイズサークルを退会しました。(「人生、成り行き」2016年6月24日付)

こちらは私の個人ブログ(いつもは千葉ロッテの話が多いです)に書いた、2016年6月まで参加してた某サークルを「退会」した時の記事です。

この前のサークル時代の、最後の2-3年で、とあるサークル対抗の団体戦のクイズ大会に出たのですがこの大会に出るための練習会として「フリバ」をよくやっておりました。こちらのサークルは、もともとは岩Q槻同様、「かなりの」エンジョイ系のクイズ&ゲームサークルだったのですが、後から入ってきた人たちの中に本格的にガチなクイズが大好きで、特に某メンバー氏がそれが極端で、この人たちとクイズをやってても、そののめり込み方が尋常ではなく、もともとユルくのんびりとやっていた我々としては「これが本当に楽しいんだろうか」と首を傾げることがたびたびあったのでした。

更に当時のここのサークルでは、いくつかの大会の対策を兼ねた「フリバ」というものをやってました。それとハマさんの「王座戦(岩Q槻の玉座戦の前身企画でもあります)」でも対策会を兼ねたクイズ企画もやってたことがありますが、基本的には「何事も和気あいあいと」がモットーだったとこに、本気のガチメンバーたちが入ってきて「和気藹々な雰囲気も笑いもそんなもんはいらない。ひたすら強くなるためのクイズをやりたい!」という人たちが増えてきて「うーん、そういうクイズは求めてないのだがな」という感じになって、サークル内に亀裂が入ったということも私が前のサークルをやめた大きな理由のひとつでもありました。と同時に「フリバってそもそもそんなもんなのかな?これってただの苦痛でしか無いんだけども…」という疑問もありまして、岩Q槻を立ち上げた後は長らくフリバというものをやらなかったというわけです。

これに大きく懲りまして(笑)、岩Q槻では、「クイズ企画とバラエティ企画の比率は5:5」というコンセプトを作りました。つまりはガチの早押しクイズもいいけど(←ここがポイントですね(笑))、その分、実験企画としていろいろな早押し以外のクイズも、ボードゲーム・カードゲーム、更にじゃんけん大会などもいろいろとやって、早押しクイズに偏るサークルにするのはやめようと。もっといえば「数多ある他のクイズサークルでそれば充分できるのだから、岩Q槻はあえて別の道、わが道を行こう」と、初期の設立メンバーだった、ハマクドーさん・ガソダム氏・ひっさつ会長・三好副会長などと話し合って立ち上げたのでした。そして初年度に早くもLinerさんやKavaさんなどの素晴らしい企画を開催してくださる常連メンバーも集ってきたわけです。

その結果、旧来の知り合いに加えて、新しく参加してくれたメンバーもブログやTwitter等で「岩Q槻はこういうサークルなんですね」という前提で一緒におもしろがってくれる人がほとんどでしたので、この6年間、特段トラブルはなく多少のメンバーの入れ替えもあり(何年かに一度の割合で参加してくれる人がいるのも嬉しい話であります(笑))つつ少しずつ参加メンバーが増えている状態でもあります。「ああ、このやり方も間違ってなかったんだなあ」としみじみ思う今日この頃です。

転機が訪れたのは昨年の秋の「仮例会(=初のフリバ例会)」でした。

そして基本的にはフリバというものを長らくやってこなかった、そんな岩Q槻に「転機」が訪れます。

9月11日は「仮例会(フリバ会)」を開催しました。フリバ会もたまにはいいっすねえ(笑)

2022年9月15日

こちらはコロナ禍と会場である公共施設の都合で当初は取れなかった9月第1日曜日の会議室が後から取れたものの、いつもと違い狭い会議室で人数制限もあるし、今から企画も組めないから「じゃあお試しで「フリバ会」としてやってみようか」と開催されたのが「仮例会」でした。

ただ当然のことながら、不安もあったんですよね。「ごくごく一部のガチなクイズ好きだけが盛り上がって、バラエティ系の連中がドン引きしたらどうしよう」と。まあ言うなれば前のサークルの「フリバ会」のアレがかなりの「トラウマ」に近いものになってたのですね。

結果的には「それは完全な杞憂」でした(笑)。

実はこの「フリバ会」は「早押しクイズ以外もOK。というか歓迎します」という前提だったので、かよちんさん企画はボードクイズでした。そしたらキヨミさんが大ブレイクして優勝しまして、隣でダンナの三好さんが我が事のように大喜び…というのを目の当たりにしました。更にKavaさんは既存の問題集を使ったCMクイズ(←これまた芸能系に強いキヨミさんがかよちんさんと優勝争いをするほど大ブレイクしてました)、ばいそんさんは自作問題のフリバだったのですが、これまたナイスな問題が多く、いわゆる「クイズクイズした」クイズマニアだけが大喜びしてそうでないメンバーがドン引きすることは全く無く、「いや、岩Q槻でもフリバ会は結構行けるんでは?」と逆に目が覚める思いになったというターニングポイントな「仮例会」でした。

その後、今年の3月の例会からは原則的には(※)例会開催が午後・夜間(13-18時)から午前・午後(10-17時)になりまして、午前枠がフリバ枠ということになりました。そしたら基本的にはこの前後から参戦するようになったほしまるさんがこのフリバ枠で自作問題の出題をするようになりまして、更にハマクドーさん、ばいそんさんも自作問題を出題したりで、三者三様で全く問題の傾向が違うために逆に「同じ早押しクイズでもこんなに企画のテイストが違うのか」という目新しさに目覚めた…ということも出てくることになります。

※借りている公共施設の会議室の予約状況・空き部屋状況次第では以前の午後・夜間ということもまれにあると思いますです。

「あえて時間を制限して」、小企画多人数でやってます。

一応、フリバ枠には「(公共施設のルールおよび法令遵守は当然として)これだけは守ってくれれば何でもOKです」という条件を初期設定でつけてます。

・基本ルールは7○3×、2人勝ち抜けor50問限定(=だいたい30-45分程度)。

・早押しクイズ以外も大歓迎だが、企画時間は30-45分程度が望ましい。

・出題するのは自作・問題集等は問わない。

と。実にシンプルなのですね。たぶん岩Q槻のフリバ枠がこれまで3-6月例会で合計4回、更に4月例会は「春のフリバ祭り」と称して午後の枠も同じようにフリバ的な企画枠で全面開放して開催したのですが、全く問題はありませんでした。で、それに感慨深い思いになった私がTwitterでつぶやいたのが、

でした。やはりそういう意味では岩Q槻を立ち上げたのは趣味の範疇としてのクイズをやるには最良の結果だったのかもしれないですね。

そして「フリバ」とは書いてますが、当然早押しクイズ”以外”の企画も大歓迎です。その場合は「できれば30-45分以内が望ましいんだけどねー」という条件をつけてます(4月例会のように午後もフリバ枠になる場合はもっと企画時間が延びるのは言うまでもありません)。これは、申し訳ない言い方なんですが、「企画者それぞれによっては、うまい・へたはあるし、合う・合わないもある。だったら、30-45分程度に限定して企画者がチェンジすればまだ潰しが利くのではないか」という「保険」的側面もあったりします。それと同時に「どんなに自分には合わなくても、30-45分で終わるんだったらそこはちょっと我慢してね?」という意味合いも含まれております。

そして結果的には、

と、これは昨日の午後にツイートしたものですが、もともと雑学に長けている「そのジャンルのスペシャリスト」が必ず何人か登場して、早押しクイズのセオリーでは考えられないとこで押して正解する、というおもしろい事になっていくのですね。私の言い方で例えれば「クイズをやりつつ、そして周りを見ていても結構おもしろい」早押しクイズがそこにあります、と。仮に押し負けても周りが楽しくやってるので嬉しさと楽しさと悔しさが共存共栄できているな、とそれは強く思います。

更に最近、出題者として担当してくれている、ほしまるさんもハマさんもばいそんさんも、たまに仕掛けてるネタもあったり、もちろん仕掛けとかネタとかではなくなんとなく出題している「フツーの」クイズ問題もあるんですが、皆がおもしろがってくれて、更にプレイヤー各位も問題のたびにツッコミや笑いが起きたり、すごい押しをした人への驚きや称賛・拍手などもしてくれるので、「1企画あたりあっという間の50問」でして、岩Q槻では開催前の杞憂が全く無く”平穏無事に”開催されておりまして、これはやっぱり最初のルール設定と、岩Q槻のコンセプトをSNSやブログなど知った上で楽しみにしてくれてるんだなあ…というのがありありとわかるようになりました。 ほしまるさんからは「岩Q槻の皆さんは反応とツッコミ・食いつきが本当におもしろい」と嬉しそうに感想を語ってくださったのが物凄い嬉しく更に印象に残った次第でした。

そして改めて岩Q槻で驚いたのは「フリバ」が「エンターテイメントとして充分成立する」ことが改めてわかった、というこの点に尽きますね。

勿論、他の大多数のサークルさん、競技クイズをメインにされているようなサークルさんのように、「もっとクイズに強くなりたい」「大会で優勝を目指したい」などと目標をもって楽しむことよりも強くなることをメインとするとこにとっては「何を言ってるんだこの人たちは」と思われるかもしれませんが、まあユルくてバラエティに富んでいて更にネタ系クイズサークルを標榜している岩Q槻としては、こういう「フリバ」ことが最適解なんだろうなと今はしみじみと思います。今後もユルく和気あいあいと早押しクイズや他のバラエティ企画等々を月イチで楽しむ、我が道を行くクイズサークルでありたいかなと考えている今日この頃です。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。ではまた。

↑実は私、「東大クイズ王」の伊沢拓司さんの本は大好きで半身浴の友として愛読してますです(^_^;)

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。