こんにちわ、番頭役のむろかつです。2024/3月例会「第8回ひよし記念・春」の報告記を連載しております。4回目は今回のダブルメイン企画のひとつ目の企画となります、午後1R「座・ムダ長文(むろかつ企画)」の報告記のその3をお送りいたします。
↑前回はこちら。
ここで一気にぽちょさんが首位戦線まで追い上げてきました。
Aブロックは中盤戦の8問目を終えて以下のような得点状況になってました。
【Q8時点:ばいそん+73、ひっさつ会長+41、ほしまる+37、山田はまち+49、くうちゃん+3、キヨミ+5、ぽちょ兄貴+66、公太郎+24】
ここまで安定して「ほとんどの問題を”前半ボード”以上の加点」を続けてきてたばいそんさんが首位を突っ走ってるとこに、「前半押しの+15p」を3回成功したぽちょさんが7点差まで追い上げてきました。今回は9問目からお送りいたします。
その9問目はこんな問題でした。
Q9:2010年のプロ野球ではパ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち抜き日本シリーズも制した千葉ロッテマリーンズと、2022年の第103回天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会ではこの年のJ2リーグの18位ながらもトーナメント戦でJ1チーム5チームを立て続けに撃破して初優勝を遂げたヴァンフォーレ甲府が、それそれが優勝した翌日のスポーツ新聞等にこの言葉が大きな/「見出し」として書かれたことがあった、日本史において下位の者が上位の者を政治的・軍事的に打倒して身分秩序を侵し、権力を奪取する行為をさす言葉は何でしょう?
A9:下剋(克)上
完全にむろかつが趣味に走った問題でした(ノД`)シクシク。何せ「日本プロ野球の連敗記録(=18連敗/1998年)」を持つ千葉ロッテマリーンズと、「Jリーグの連敗記録(=19連敗/2000年)」を持つヴァンフォーレ甲府を「そもそもどっちも弱いチームだから負け前提で”判官贔屓で”応援して、そこで勝ったら大喜びする」と公言している始末でして…その両チームが日本一(この場合は千葉ロッテ=プロ野球では日本シリーズ、VF甲府=サッカーでは天皇杯優勝)になった時に新聞の見出しに載ったのが共に「下剋上」という「いかにも、それらしい」共通項を持ってきた…という問題でした。で、ここでは勢いに乗るぽちょさんが前半押しで果敢にチャレンジをし、前半最後の「日本史において」を読み切ったとこで何人かが「ああ、それでいいのか」とつぶやきながら前半ボードを宣言しておりました。
で「下剋上」。正解したのは、
後半押しのほしまるさん・くうちゃんさん・キヨミさん・公太郎さん(各+1p)、前半押しのばいそんさん・ひっさつ会長・山田はまちさん(各+7p)、そして前半押しのぽちょさん(+15p)…と実はこの問題は全員正解でした(笑)。
【Q9時点:ばいそん+80、ひっさつ会長+48、ほしまる+38、山田はまち+56、くうちゃん+4、キヨミ+6、ぽちょ兄貴+81、公太郎+25】
ここでわずか1点ながらもぽちょさんが遂に逆転で首位に立つ展開に。いやーこれは熱い(^_^;)。ちなみに千葉ロッテとヴァンフォーレ甲府、千葉ロッテが日本一になった年(2005年、2010年)は、甲府はJ2で3位から入れ替え戦でJ1の16位だった柏レイソルを破ってJ1初昇格(2005年)、2位で自動昇格(2010年)という結構嬉しいジンクスがあったりします。ま、甲府がぶっちぎりでJ2を優勝してJ1に自動昇格した2012年だけはロッテは5位だったんですけどね。さて今年2024年はどーなることやら。
Bブロックに回った三好さんが問読みの隣で思いっきりガックリと(苦笑)
続く10問目はこんな問題でした。ジャンルは「鉄道」および「社会」でした(をい)
Q10:1973年3月13日朝、国鉄末期の労働組合手動の順法闘争の影響で大幅な遅延や運休・間引き運転が発生し、待てども待てども列車が超満員で全く乗れずに駅のホームで待ちぼうけを喰らっていた通勤通学客が更に駅員の対応の悪さなどで遂にブチ切れて大暴動を起こした事件が発生した、埼玉県にある/現在のJR高崎線の駅はどこでしょう?
A10:上尾(駅)/上尾事件でももちろん可(をい)
いやーこの問題、何がすごかった…といえば、問題を読み始めて間もなく、
↑「その問題が欲しかった(奇しくもその3月13日は誕生日でもありました(爆))」と帽子を叩きつけてがっくり悔しがる三好さんが(苦笑)。「んなラジオでポツダム宣言の玉音放送を聞いて日本負けたってうなだれる国民じゃねえんだから」と問読みのむろかつもツッコミを禁じ得ない始末でした┐(´д`)┌ヤレヤレ
で、前半最後まで読み切った時点で押したのはここで暫定2位に下がってたばいそんさんでした。更に前半ボードを宣言したのはほしまるさんとぽちょさん…という事で、後半最後まで読み切られた時点で「埼玉県内の高崎線の駅→つまりは大宮駅から神保原駅までの16駅のどれか」という事が判明しましてシンキングタイムとなったのでした(もっとも厳密には北鴻巣・北上尾はこの事件の発生した1973年以降に開業した駅なので実質14択だったようです)。
そしてこの問題。正解したのは、
後半ボードのひっさつ会長・くうちゃんさん(各+1p)、前半ボードのほしまるさん(+7p)、そして前半押しのばいそんさん(+15p)でした。
【Q10時点:ばいそん+95、ひっさつ会長+49、ほしまる+45、山田はまち+56、くうちゃん+5、キヨミ+6、ぽちょ兄貴+81、公太郎+25】
ここでばいそんさんが再逆転で首位奪還、そして100p勝ち抜けまであと5pということになりリーチ圏内に入ってきました。
ま、この事件はなかなかインパクトがあったようで、
この「上尾事件」でも懲りなかった国労側が更に順法闘争を続けたもんだから翌月の4月24日には首都圏各地で大暴動がまた発生したというとんでもない大事件になった…というオチもあったりしました。まあこのあたりは確かに三好さんや組合サトー。あたりが泣いて喜びそうな問題だなと(以下略)
「米屋で売ってるオレンジジュース→プラッシー」も懐かしい(笑)
続いての11問目。暫定首位のばいそんさんは「前半ボード以上の正解」で勝ち抜け、暫定2位のぽちょさんは前半押し正解でも4pだけ足りない…という状況下でこんな問題でした。テーマは「飲食物」でした。
Q11:その販売元が製薬メーカーだったことから小売店への清涼飲料水の販売ルートを持たなかったために1990年代後半までは主に米穀店を中心に/売られており、お米と一緒に購入した際にはついでに重い瓶入り飲料も宅配してくれる便利さも相まって全国的に普及・ヒットした、その名は「みかん果汁入り飲料にビタミンCをプラスしたこと」から名付けられた1958年に武田薬品工業から販売されたオレンジ果汁飲料のロングヒット商品は何でしょう?
A11:プラッシー
「なぜかお米屋さんにしか売ってないオレンジジュース」でおなじみの(以下略)。ここではやはりというか「主に米穀店を中心に」のポイントで押されましてランプがついてたのは3枠のほしまるさんでした。で、前半最後まで読まれた時に一気にバッと「1」のカードを掲げて前半ボードを書き始める面々が多し、でした(笑)。
そしてこの「プラッシー」。正解したのは前半ボードのばいそんさん・ひっさつ会長・山田はまちさん・くうちゃんさん・キヨミさん(各+7p)、そして前半押しのほしまるさん(各+15p)でした。
↑キヨミさんはわざわざ「タケダのプラッシー」のマーク付きで書いてくれてました(笑)
この結果、
【Q11時点:ばいそん+102(1抜け)、ひっさつ会長+56、ほしまる+60、山田はまち+63、くうちゃん+12、キヨミ+13、ぽちょ兄貴+81、公太郎+25】
ばいそんさんが+102pまでポイントを伸ばしましてこれで勝ち抜けの100pを突破し、1抜けとなったのでした。おめでとうございます。なお「プラッシー」じたいは実は有名なオレンジ味の他にトマト味やグレープ味もあって、更に販売会社(武田食品工業→ハウスウェルネスフーズ)が替わった後も2021年までは販売してたそうです。
↑そしてばいそんさんにもコアラのマーチが。なおばいそんさんは実質上の王位戦4連覇達成でいよいよ次節は初の永世王位がかかる戦いとなりました(笑)
ここから2位争いとなっていきます。
さてここからは2位抜けをかけての戦いとなります。12問目はこれまたむろかつ問題としては結構珍しい「青問・アニメ」でした。
Q12:2006年には前年の声優完全リニューアルと漫画連載35周年記念で、2020年には漫画連載35周年およびテレビ朝日でのアニメ化40周年をきっかけに、それぞれ2度「事実上の」リメイクされて公開されたことがある、1980年にロードショーされた際には観客動員20万人、配給収入15.5億円の大ヒットを記録した藤子・F・不二雄/原作の「大長編ドラえもんシリーズ」の第1作目のタイトルは何でしょう?
A12:のび太の恐竜
この問題の流れとしては当然「ドラえもん」だけでは正解にできない問題なので「よーく聞いて下さい」という注意が入ってから問読みとなりました。で、ここでは前半最後のあたりでぽちょさんが押しまして、前半ボードを宣言してたのはひっさつ会長と山田はまちさんの2人でした。
そしてこの「のび太の恐竜」を正解したのは後半ボードのほしまるさん・キヨミさん・公太郎さん(各+1p)、前半ボードのひっさつ会長・山田はまちさん(+7p)、そして前半押しのぽちょさん(+15p)でした。
↑キヨミさんもひっさつ会長も小ネタを(^_^;)
【Q12時点:ばいそん(1抜け)、ひっさつ会長+63、ほしまる+61、山田はまち+70、くうちゃん+12、キヨミ+14、ぽちょ兄貴+96、公太郎+26】
で暫定2位のぽちょさんが+96pまで積み上げて前半ボード正解以上であれば勝ち抜けリーチ圏内まで入ってきました。しかし暫定3位争いの山田はまちさん・ひっさつ会長・ほしまるさんも10p差以内にひしめき合っていてこれまた大混戦な…。
ちなみに私・むろかつの息子(現在小4)はかなりレアな先天的な発達障害持ちで特別支援学校と放課後等デイサービスに通ってるのですが、年に2回ほど、武蔵村山のイオンモールの中にあるイオンシネマで近隣の放課後等デイサービスに通っている子どもたち向けの映画会に招待されて今度の日曜日(3月17日)に放課後等デイサービスの送迎付きで大長編ドラえもんの映画を見に行く予定です。この時におみやげでポップコーンがついてくるのですがこちらは摂食障害もある息子は食べられないので帰宅後うちの妻が食らう予定なんですけども(苦笑)。
続く13問目はこんな問題でした。ジャンルは「生活」でした。
Q13災害時などの非常用の懐中電灯・ラジオ・携帯電話に使われている手回し発電機もこの一種である、自転車のフレームに取り付け車輪のリムもしくはタイヤとの接触によって回転力をえてライトを点灯させるために/使われる発電機のことを、英語で何というでしょう?
A13:ダイナモ
まあうちらの世代だと自転車のライトをつける際にこれを回すとペダルが重くなって仕方ねえでおなじみの(苦笑)。ここでは前半最後のポイントでほしまるさんが押しておりました。
そして「ダイナモ」。正解したのは、
前半ボードの山田はまちさん・ぽちょさん(各+7p)、そして前半押しのほしまるさん(+15p)でした。これにより、
【Q13時点:ばいそん(1抜け)、ひっさつ会長+63、ほしまる+76、山田はまち+77、くうちゃん+12、キヨミ+14、ぽちょ兄貴+103(2抜け)、公太郎+26】
ぽちょさんが+103pに達して勝ち抜けの100p超えを果たしまして2抜けとなりました。おめでとうございます。そして気づけば山田はまちさんとほしまるさんがわずか1p差…いやあこれもまた熱い戦いが。
3抜け争い、シードがかかる4-5位の戦いもこれまた激戦でした。
まだ時間はたっぷりあるので3位抜けまでやることにしまして、続く14問目はこんな問題でした。テーマは「文学」でした。
Q14:現在ではその人物の名前を冠した日本文学振興会が主催する、文芸・映画など様々な文化分野において業績をあげた個人や団体を表彰する賞も存在する、1923年に文藝春秋社を設立し/1935年には新人作家を顕彰する「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」を創設した人物で、作家としては「恩讐の彼方に」「真珠夫人」「父帰る」などの代表作があるのは誰でしょう?
A14:菊池寛(きくち・かん)
ま、クイズ方面(特に競技クイズ方面?)では散々出題される「芥川賞・直木賞…を創設した人物」でもあるんですが、実は流行作家の側面もあったり、何より本人を冠した比較的メジャーな賞も実は存在するという経営者・作家の問題でした。ここでは前半途中の「文藝春秋社を設立し」で山田はまちさんが押して、更に前半最後まで読まれたところでひっさつ会長と公太郎さんが前半ボードを宣言しておりました。
さてこの「菊池寛」、正解したのは、
後半ボードのほしまるさん(+1p)、前半ボードのひっさつ会長・公太郎さん(各+7p)、そして前半押しの山田はまちさん(+15p)でした。
【Q14時点:ばいそん(1抜け)、ひっさつ会長+70、ほしまる+77、山田はまち+92、くうちゃん+12、キヨミ+14、ぽちょ兄貴(2抜け)、公太郎+33】
現状では山田はまちさんは「前半押しの+15p」では即抜けのチャンスながらも「前半ボードの+7p」だと99pでギリギリ足りないという状況だったりします。続いての15問目は「漢字で書く時は気をつけて」という一言が入ったこんな問題でした。
Q15:かつて相撲という競技が国技館ではなく屋外で行われていた時代に土俵にたまった雨水を掃き出すために俵をひとつ分ずらしていた/名残りで現在も存在する、「東西南北合わせて4か所ある俵1つ分の出っ張り」のことを、相撲の取組の際、土俵際に押し込まれた力士がその分だけ足を残すことが出来て有利になり「得」をすることから何と呼ばれているでしょう?
A15:徳俵
後半の問題文とは裏腹に漢字では「”得”俵」ではなく「”徳”俵」と書くとこがここの問題のやや難しいとこ&トラップ…になるやもしれませんが。ここでは前半の「俵をひとつ分ずらしていた」で押したのは公太郎さんでした。そして前半ボードを宣言したのはひっさつ会長と山田はまちさんの2人でした。
で、「徳俵」。
正解したのは前半ボードのひっさつ会長・山田はまちさん(各+7p)、そして前半押しの公太郎さん(+15p)でした。
【Q15時点:ばいそん(1抜け)、ひっさつ会長+77、ほしまる+77、山田はまち+99、くうちゃん+12、キヨミ+14、ぽちょ兄貴(2抜け)、公太郎+48】
公太郎さんが+48pまで追い上げてきており、暫定4位圏内ではひっさつ会長がほしまるさんに+77p追いつき、更に山田はまちさんは+99pでわずか1p足りないとこまで来て次の問題は「後半ボードで正解」でも勝ち抜け圏内に到達する完全リーチ状態に入りました。
最後はまさかの問題文冒頭に「さだまさし」が出てくるとは(大汗)
続く16問目。ジャンルは「社会」、そして裏テーマは実は「さだまさし」でした(←ん?)
Q16:さだまさしの代表曲である「檸檬」では主人公が御茶ノ水駅の聖橋の前にあるここを通る歌詞があったり、1回の青信号で1000人以上が行き交うために「世界で最も混雑している交差点」ということで東京の渋谷駅前交差点が世界的にも有名である/、横断歩行者と自動車の交通を完全に分離する方式の歩車分離式信号機が使用される交差点の一種は何でしょう?
A16:スクランブル交差点
いきなり冒頭にさだまさしが出てくるとは(^_^;)。そしてここでは前半最後にポーンと押したのはキヨミさんでした。
そしてこの「スクランブル交差点」を正解したのは、
正解したのは後半ボードのほしまるさん・山田はまちさん・くうちゃんさん(各+1p)、前半ボードのひっさつ会長・公太郎さん(各+7p)、そして前半押しのキヨミさん(+15p)でした。つまりは全員正解でした(笑)
↑ばいそんさん、ちゃんとさだまさしの「檸檬」の2番の歌詞を書いてくれてました(^_^;)
そしてこの結果、
【Q16時点:ばいそん(1抜け)、ひっさつ会長+84、ほしまる+78、山田はまち+100(3抜け)、くうちゃん+13、キヨミ+29、ぽちょ兄貴(2抜け)、公太郎+55】
山田はまちさんが100pちょうどで勝ち抜けとなりまして3位確定、次回がある場合の初期ハンデがつく4-5位は、+84pのひっさつ会長が4位、+78pのほしまるさんが5位…と順位が確定しまして、Aブロックの企画終了となったのでした。
しかしばいそんさんの1問除いて全て前半ボードor前半押しも凄かったですし、いったんは首位にも立ったぽちょさんの前半押し5回成功も実に凄まじかったですね。そして最後は公太郎さん・キヨミさんの前半押し正解で締められるとは…。更に今回は「座・ムダ長文」企画としては珍しく「押して誤答」が一度も発生しない珍しい組み合わせ対戦でした。Aブロックの皆様、お疲れ様でした。
続いてはBブロック。ばいそんさん同様、王位戦4連覇がかかるハマクドーさんに、企業問題の鬼のLinerさん、何かとムダ長文と相性がよいKavaさん・かよちんさん、更に一発風穴を開けそうなミラクルスター(?)三好さん・チヨマルさんなどが登場してきます。次回もどうぞお楽しみに。
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