2020/10月例会企画概要「むろかつ企画「早押しボードクイズ「7541」」編」




こんにちわ、番頭役のむろかつです。次回の例会ではちょうど枠が空いたこともありまして、久しぶりに自作問題のクイズ企画をやりたいと思います。題して「2段階早押しボードクイズ「7541(なな・ご・よん・いち)」という企画です。

以前も同様の企画を何度か開催したことがありました。

この形式の企画は過去に何度か開催したことがありました。

2019/3月例会「ひよし記念」報告のもくじ

2019年4月5日

2019/06月定例会「MJCC2019」報告のもくじ

2019年7月24日

最近では、昨年の3月と9月に実施いたしました。そしていずれの回では、

三好さんが「前半で押して正解」と「前半で押して単独誤答」という乱高下するスコアメイクを繰り広げまして、他のプレイヤーや参加者の皆さんの度肝を抜き、更に爆笑まで誘うというエンターテイナーぶりを見せつけた次第でした。いやー個人的には「企画の趣旨と意図をよーくわかってらっしゃる(ギャグの意味でも)」という事では、もう三好さんには頭が上がらないですねー(^_^;)

企画の概要の説明です。

もともとこちらの企画は、2016年まで参加していた某クイズサークルで、当時ゲスト常連だった「たなかも」さんという方が開催された「2段階早押しボードクイズ」の形式を多少のアレンジをしてお送りしております。

で、私・むろかつは年に数回、1日数問ずつ問題を作っておいてストックするのですが、いかんせん問題文が「えらく長い」傾向になるため、この企画のほうが通常の早押しクイズよりもやりやすい、という次第だったりします。

以下は概要です。

企画名:「早押しボードクイズ「7541(なな・ご・よん・いち)」」(むろかつ企画/棋王戦第14期)

【共通ルール】

早押しボードクイズです。

・問題は各セットは最大20問の予定です。シンキングタイムおよび書く時間は15秒とします。
・全般的に問題文が長いため、途中(便宜的にその区切りを境にして「前半」・「後半」と書きます)でいったん区切ります。
※その際に、「前半部分だけでボードに書く人」は挙手して「書きます」と口頭で伝えてから書いてください。勿論、シンキングタイム後の書き直しは不可です。
・早押しボード企画ですので、各問題1番最初にボタンを押した人には「正解すればボーナスチャンス」もあります。が、誤答した場合はマイナスも生じます。
・一応、各セット全問題終了するまで実施したい…のですが、決勝および(全体的に)時間構成的にきつい場合は、それぞれ+30勝ち抜け/上位2位勝ち抜けで終了とします(決勝の場合は誰かが+30に到達し優勝者が決定した時点で終了です)。なので後者の場合は早々と上位2人が+30に到達すると、あっさり15問以下で終わる可能性もあります。

[参加人数・形式など]

前日(10/3)時点のエントリー状況、および3Rのむろかつ企画の補足。

2020年10月3日

↑2020/10/03,追記しました。

参加人数が意外に多いため、以下のような形にいたしました。

第1セット:カード抽選で人数を半分にわけて20問限定×2組(仮にA1ブロック・B1ブロックとします)
第2セット:第1セットの上位半分ずつにわけて、A1上位+B1下位=A2ブロック、B1上位+A1下位=B2ブロック
ここまでが「王将戦第5-6期」となります。両ブロックでの優勝者が同時タイトル獲得となります。

そして、
第3セット:A2下位・B2下位=B決勝、A2上位・B2上位=A決勝
としまして、こちらは「棋王戦第14期」とします。こちらに関してはA決勝のみがタイトルホルダー決定戦といたします。

また「新・御大杯」のトータルポイントとしては、第3セットはB企画は通常、A企画は全企画×2倍の勝ち点ということになります。

流れとしてはこんな感じです。

次に得点変動についてです。一応、例題を出します。こちらは、

2019/06月定例会「MJCC」報告記 #5 「2段階早押しボード・改」編(1)

2019年7月16日

↑前回(2019/06月例会)に出題した問題を例に出します。

Q「Wikipediaの「5月16日」の項目には「クイズプレイヤー」という肩書でこの人の名前も掲載されており、この人のデータもある、1994年5月16日生まれの人物で、開成高校在学中に//日本テレビの第30回・第31回『全国高等学校クイズ選手権』を連覇し、個人では史上初の連覇の快挙を達成した、現在は東京大学の大学院を中退し、クイズを題材としたウェブメディア『QuizKnock』を立ち上げ、編集長を務めるのは誰?→伊沢拓司」

※なお肩書等は2019年6月例会時点な為、現在ではやや違ってる可能性もあります。ご了承ください。

ま、基本的に私はこういうクイズネタ的な問題はまず作らないので、出題した時に「おっ?」と周りの面々が一斉にびっくりしたのが今でもよく覚えてますな…。そしてご覧の通り、いわゆる最近の「競技クイズ」の早押し問題に比べて結構「長い」文章でもあります。当日はこのような、問題文の途中に区切り(スラッシュともいいます)がなされているちょっと長い問題文が問読みされます。ここの区切りが「前半」「後半」の境目となります。流れとしては、この「開成高校在学中に//」までが前半、そこからが後半でここの前後で早押しボタンを押した人、ボードを書く人…などなどで大きく加点・減点が変わっていきます

【回答の流れパターン】

(パターン1:前半途中で押した人が出た場合)
1.押した人がボードを書く。
2.前半の部分まで問題が読まれる(→ここで書く人は挙手してボードに書く)
3.後半の問題が全部読まれる→残り全員にシンキングタイム・ボードに答えを書く。
4.順番としては「後半に答えを書いた人」「前半に答えを書いた人」「押した人」の順番でボードを掲げる。
5.正誤判定

(パターン2:後半途中で押した人が出た場合)
1.前半の部分まで問題が読まれる(→ここで書く人は挙手してボードに書く)
2.後半で押した人がボードを書く。
3.後半の残りの問題が全部読まれる→残り全員にシンキングタイム・ボードに答えを書く。
4.順番としては「後半に答えを書いた人」「前半に答えを書いた人」「押した人」の順番でボードを掲げる。
5.正誤判定

(パターン3:問題文を最後まで読まれても誰も押す人が出てこなかった場合)
1.全員がシンキングタイム・ボードに答えを書く。
2.一斉にボードを掲げる。
3.正誤判定

そしてそれぞれの得点はこうなります。

[得点変動]
そして肝心の得点についてです。加点ならびに減点は以下のとおりです。

前半部分で押して正解…+7p
・後半部分で押して正解…+5p
・前半部分で(スラッシュポイントまで聞いた上で)押さずに正解…+4p
・後半部分で(最後まで問題文を聞いた上で)押さずに正解…+1p

前半部分で押して不正解…-5p
・後半部分で押して不正解…-3p
・押さずに不正解(前半・後半共に)…罰則なし

・勝ち抜け…+30p、時間がある場合は所要問題数終了時または各セット最終順位確定時、決勝および時間がない場合は優勝者ないし上位2位が勝ち抜けた時点でセット終了とします。

ちなみにここの「(東大クイズ王の)伊沢拓司」氏が正解だった問題の場面ではどうなったのかと言いますと、

冒頭の写真でも使いましたが、この時は左側の1枠から、あんどうさん・キヨミさん・くうちゃんさん・三好さん…の4人での対戦でした。

実際にこの問題で発生した得点変動で例にしますと、まず3枠のくうちゃんさんが「開成高校在学中に/」の前半ギリギリの部分で押しまして、私が「前半はここまでです」と言います。すると1枠のあんどうさんが「じゃ、私も書きます」と宣言(あくまでもここは自主申告でもあります)し、更にむろかつが問題文を後半の最後まで読み、残る三好さんとキヨミさんがボードクイズに挑戦ということになりました。

[この時点での条件(敬称略)]

・くうちゃん→「前半に押してボードに回答」
・あんどう→「前半に押さずにボードクイズに挑戦」
・三好・キヨミ→「後半最後まで問題を聞いてボードクイズに挑戦」

となります。そしてこの問題の結果としては、

[この問題での加点・減点]

・くうちゃん→前半に押して正解(+7)
・あんどう→前半部分で(スラッシュポイントまで聞いた上で)押さずに正解(+4)
・三好→後半部分で(最後まで問題文を聞いた上で)押さずに正解(+1)
・キヨミ→後半部分で(最後まで問題文を聞いた上で)押さずに不正解(0p)

という加点がついた事になります。

ちなみにこの企画、問題を最後まで読んでボードに回答した場合は誤答による減点はありません。減点が発生するのは「早押しボタンを押してランプがついた時」に限定されます。

で、こちらに関しては上位陣の戦いになると前半の早々の部分で押された際に、同じポイントで押し負けた人が「前半のスラッシュポイントが読まれる前」に「ボード行きます」とそこでサラサラと書き始めるという猛者(?)が出てきます。一応、それに関しては「あんたらに任せる」というルールなんですけども、しかしながらすでに書いてしまった以上は前半のスラッシュポイントの場所での書き直しは認めない…というルールもありますので、くれぐれもご注意を。

※なお基本的には前半でボタンを押す人が出てくるのが大半…なんですが、後半まで誰も押さずに問題文終了ギリギリに押す人もいます。それはそれで誤答の減点リスクはある反面、+1→+5になる、いわば「残り物には福がある(?)」状態にもなるので、各人の駆け引きも結構楽しいものがありますです。

最後に、ご注意および切なる(?)お願いなど。

・問題の難易度や偏りについては多少ある…かもしれませんが、基本的には「問題文を最後まで読めば多少はわかるかも」的な問題も含まれてます。中には、

Q「あびせだおし、うっちゃり、かわづがけ。このうち、後に条約の文言に関する解釈の違いが第一次エチオピア戦争を招いた、1889年5月2日に、後のエチオピア帝国皇帝メネリク2世とイタリアの伯爵ピエトロ・アントネッリの間で結ばれた講和条約は//、この条約が結ばれたエチオピアの地名の名前を取って「何」条約と呼ばれているでしょう?→うっちゃり(ウッチャリ)

というような、実質三択クイズ的な問題(大概はむろかつ流クイズでおなじみの「バカ問題」というものです(苦笑))もありますので、何卒諦めずに、最後に「押さずにボード」になってるもしかしたら当たる可能性もありますので…できれば書けるものでしたらボケ回答でもいいので書いてやってください。全力でネタでしたら「拾わせて」いただきますです(笑)

[前回以前との相違点]

・時間がある場合は所要問題を全てこなして堪能してもらうことにした(ただし決勝を除く)
・前回までは暗黙の了解(?)でもあった「できれば書けるものでしたらボケ回答でもいいので書いてやってください」をはっきりと明記することにした(だって三択なのに白紙回答で出す人がいて残念なんすもの…。このむろかつ企画に関しては誤答は恥では「ありません」。むしろそこの誤答からいろいろと物語が広がっていく触媒だと思ってますので(笑))。

…という流れでクイズをやっていきます。最後にこの企画名の「7541(なな・ご・よん・いち)」は、この早押しボードの加点パターンをタイトルにしたものであるのは言うまでもありません。

以上です。

(Text by むろかつ(番頭役兼バカ問題大好き(をい)))

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。