こんにちわ、「岩Q槻」番頭役のむろかつでございます。定例会が来週になりました。ここからは数回ほど、6月定例会に開催予定している「企画」のご紹介と説明などをご紹介していきたいと思います。
まず最初は前回の例会で初参加された「くるみ」さんが「もし企画が足りないようでしたら、持っていきますけど…」と、名乗り出てくださった「幕末月旦札(ばくまつ・げったんふだ)」というカードゲームです。
「幕末月旦札(ばくまつ・げったんふだ)」というゲームとは?
一応こちらでも調べてみたのですが、以下のブログさんに詳しい説明がされておられました。
・幕末ポーカーで維新談義酔いしれる!(All Aboutさん)
2008年の記事らしいのですが、検索で調べてちょこちょこ複数のサイトやブログさんを拝見したのですが、こちらの記事が「一番わすりやすいなあ」と思った次第です。
幕末トランプでいざ尋常に勝負
ここに一組のトランプがあります。その名を『幕末月旦札』といいます。
その名から容易にご想像つくと思いますが、幕末に活躍した人物たちで構成されたトランプです。
もしあなたが幕末ファンであれば、幕末月旦札を手にした瞬間から、意識は幕末へとトリップし、龍馬が拳銃を懐から取り出し、土方歳三が刀を抜き、宮崎あおいが微笑むこと必至です。
おもしろき事もなき世に月旦札
説明書によると「月旦」とは中国の故事に由来しており「その人物を評する」こと。
その名のとおり、カードフェイスには、その人物のシルエットと縁のシンボル、そして辞世の句や人物評などが書いてあり、それを眺めているだけでも楽しい。
普通にトランプとして使用しても問題ありませんが、同封の説明書には「オリジナルゲーム」が推奨されています。
ふたたひと返らぬ札をはかなくも
オリジナルゲームは、手札5枚を整え、その役を競い合うもの。オリジナルとなってはいますが、ぶっちゃけほとんどポーカーです。
通常のポーカーとやや趣が異なるのは、リーチになったら「いざ尋常に!」というとか、役が成立したら「幕末!」といってSHOW DOWN(手札公開)をするところでしょうか。
そしてこの幕末月旦札のキモはその役。普通のポーカーと違ってスートや数字はほとんど関係ありません。人物と人物を組み合わせてどんな幕末の事件や関連を作るか。この組み合わせの妙こそ幕末ポーカーの魅力。
手札を今一度せんたくいたし申候
たとえば役の例にあるのは……
「松下村塾(40点)」
構成カード:「高杉晋作」「久坂玄瑞」「吉田稔麿」「吉田松陰」
「維新の三傑(15点)」
構成カード:「西郷隆盛」「大久保利通」「桂小五郎」
という塩梅。今、NHKの大河ドラマで話題になっている「天璋院篤姫」は、「徳川家定」と組み合わせることで「夫婦(3点)」なんて役もあります。
ちなみにロイヤル・ストレート・フラッシュに相当するる、もっとも高い役は……
「大政奉還(50点)」
構成カード:「明治天皇」「徳川慶喜」「坂本龍馬」「後藤象二郎」「山内容堂」
幕末月旦札の役はPDFで公開されていますのでご興味ある方はこちらをどうぞ。
役定まれば、気さかんなり。
各自の手がブラインドになっているドローポーカーよりも、テキサス・ホール・デムのような、コミュニティカードがあるポーカーに向いているようです。
しかし、このポーカーで遊ぶのなら、ルール上は得点の高低を争うことにはなっていますが、むしろ幕末の知識を戦わせるほうが楽しい。
たった53枚で夜も眠れず
説明書には、「役は一例であり自分たちで考えてもOK」とあります。いや、むしろ幕末ファン同士で遊んだ場合、役一覧に乗っていないようなマニアックな手を考え出し、いかに相手を唸らせるかこそが、戦いの焦点になることでしょう。
幕末ポーカーで思う存分、維新談義に花を咲かせてください。
例えば、双六屋が幕末好きの仲間内で役を検討してみましたが、「勝海舟」「西郷隆盛」「山岡鉄舟」「天璋院篤姫」で「江戸城無血開城という役どう?」となりました。
また説明書にある「坂本龍馬」「中岡慎太郎」「佐々木只三郎」の3カードによる「近江屋事件」は、「竜馬暗殺の真相はわかっていないので、佐々木では成立しないのでは?」などと喧々諤々。
この幕末ポーカーの勘所は、手役を話のタネに、尽きることなく幕末談義を存分に楽しむことにあるようです。
…とまあ、まさに「企画を前に過不足無く説明していただきましてあざーす」と最敬礼したくなるような記事がありました(多謝)。
加点の組み合わせがものすごく多種多様で…。
で、くるみさんからはmixiの岩Q槻コミュの6月例会スレでコメントを頂いたのですが、このカードゲームはパート1とパート2(「続」があるそうで…)があり、一応、くるみさんのコメントを拝読した限りでは、パート1(すなわち「幕末月旦札」)の方を使うようですね。
勿論、ジョーカーを含めて全53枚、ひとりのかぶりもないそうで、更に「続」の53枚=53人も前編の53人とは一切かぶってないらしいんですね。…なので遊ぼうと思えば「2つの106枚でポーカーもできる」という、ある意味で画期的な、そして恐ろしい(笑)ポーカーゲームになりそうです、はい。
しかしこの「役一覧」が凄いですね→こちら(pdfファイルです)
上位のポイントの一覧だけでもなんつーか、顔なじみな名前からマニアックな名前まで…(苦笑)。実際は3ポイントの1ペアまで結構多種多様な点数が入る組み合わせがありますので、トランプのポーカーよりかは点が入りやすい…かもしれませんね。
しかしまー岩Q槻界隈も、時代劇が大好きなひっさつさんを筆頭に、歴史ゲームが好きな面々や、怪しい事件史が好きな私・むろかつとか(←あまり褒められたもんじゃないですけど…)、どこでどうひっかかるかわからん選択肢が多いだけにこれはかなり楽しそうですね、はい。
一応、ルール・形式、当日のゲームの流れは、例会当日の企画の際に説明があるそうですし、上記のpdfファイルの得点表一覧は、当日配布する企画書の中にも挿入しますし、実際のプレーをする机の上にも置かれますので、もしわからない事があれば企画担当者やギャラリーなどにどんどん質問しつつ、誰かに振っちゃってください。どうぞお楽しみに。
以上です。
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