2025/08月例会「精霊流しステークス」報告記(その9:多答and早押しクイズ編(5))




こんにちわ、番頭役のむろかつでございます。2025/08月例会「第8回精霊流しステークス」の報告記の続きです。9回目は2Rの「多答&早押しクイズ」の5回目をお送りします。全5セット中の最終第5セット目の模様をお送りいたします。

2025/08月例会「精霊流しステークス」報告記(その8:多答and早押しクイズ編(4))

2025年8月23日

↑前回はこちら。

いよいよ予選2Rも最終セットに入ります。

まずはこの予選2Rの企画概要のおさらいから。

□予選2R:多答&早押しクイズ

・先に多答クイズを出題
・正解すれば早押しクイズに挑戦
※なお、この「多答」正解で1つの解答に複数の正解者がいた場合、勝ち抜けは1人(仮に3人正解者がいたら1人だけ)とします。
・2P勝ち抜け/10問限定×5R
※ラウンド毎にボーナスポイントが入ります。
1R 10P+勝ち抜けボーナス
2R 7P+勝ち抜けボーナス
3R 5P+勝ち抜けボーナス
4R 4P+勝ち抜けボーナス
5R 3P+勝ち抜けボーナス
早押しクイズは1問誤答でそのRの解答権剥奪

[参考:多答のヒント]
MLB/NPB/ウマ娘/シックスセンス/大晦日
大統領/万博?/ウルトラクイズ/M-1
R-1/KOC/日本全国酒飲み音頭/サッカー日本代表
信長の野望/儒教

…という企画でした。

そして前回の第4セット終了時の各人の状況は以下の通りでした。

【予選2R第4セット終了時の各人のポイント状況】※敬称略

1:ばいそん3Set1抜け(+17)、2:三振亭遊ゴロ(多→早2)、3:キアロ(多→早1)、4:かよちん1Set2抜け(+19)、5:Liner(多→早1)、

6:むろかつ2Set1抜け(+19)、7:マジー(多→早1)、8:ほしまる1Set1抜け(+22)、9:ひっさつ会長(多→早4)、10:じょう(多→早3)、

11:あんどう4Set1抜け(+16)12:Kava(多→早3)、13:三好総統(多→早1)、14:キヨミ(多→早1)、15:おぐのり(多→早3)、

16:チヨマル(多→早2)

※一応便宜上、「早押しラウンドで勝ち抜けてはいないものの、そのセットで多答を正解して早押しラウンドに進出したプレイヤー」はその回数として「(多→早1)」などと表記しております。

図らずとも(?)前回の第4セットは多答を9人が突破、早押しクイズで1◯リーチ7人に達して最後はあんどうさんがQ9-10を連取してごぼう抜きで勝ち抜ける…という予想外の大激戦が繰り広げられてました。

そんな全5セットで開催される予選2Rのラスト第5セットに入っていきます。

ラストの多答は「いかにもクイズサークルらしい(?)」問題がやってきました(笑)

まずは多答クイズ。前のセットで勝ち抜けたあんどうさんがご指名されて、ヒントから問題をチョイスすることに。するとこんな問題が出題されました。

多答Q5「アメリカ横断ウルトラクイズで、日本およびアメリカ50州以外のチェックポイントからひとつお書きください」

というわけであんどうさんが指定したのは「アメリカ横断ウルトラクイズ」でした(笑)。第1-16回および、1998年放送の「今世紀最後」で訪れたチェックポイントのうち、日本および米国50州「以外の」チェックポイントからひとつ…という問題でした。

ちなみに既に勝ち抜けてた私・むろかつは得点係をやりつつ、いの一番に浮かんできたのは、

第10回で訪れてた、南米ボリビアの「チチカカ湖」でした。こちらは生まれて初めて通しで最初から最後まで見たのが第10回で、この時にイチオシで応援していた挑戦者の人が負けたのがここのチチカカ湖だったからですね(なお放送自体を初めてみたのは前年の第9回からで、当時は土曜日正午から再放送もやってたので学校終わりに帰宅して昼飯食べながら見てたのが、ニューヨークでのマラソンクイズと、イギリスかどこかで迷路使ってのバラマキクイズが最初だった記憶があります)。この第10回は途中で、北米ルート・南米ルートにわかれて挑戦者の半分が南米大陸に行ったというすごい回でもありました。

※ま、本当は法的には良くないんですが、最近でもあちこちの動画サイトで「こっそり」見れるとこもあるようなんで、若い人もぼちぼち知ってるんでは…と(^_^;)

A1(Kava):「テオティワカン(第5回)」→単独正解

A2(キヨミ):「ブラジル」×

A3(三好総統):「ロンドン(第9回)」→単独正解

A4(おぐのり):「カンクン(第11回)」→単独正解

A5(チヨマル):「グアム(多数)」→Liner(合計2人)

まずはKavaさんからの回答ということになりまして、第5回の「テオティワカン」で単独正解に。メキシコの太陽のピラミッドがあるとこでの開催でした(罰ゲームにイグアナ料理を食わされるというのがむしろインパクトがありました(苦笑))。

続くキヨミさんは「ブラジル」と書いたのですがチェックポイントではなかったので誤答ということに。実際は第10回のリオデジャネイロ、第12回のサンパウロ、イグアス国立公園では訪れてるんですが…これは実に惜しかった。そしてその次の三好総統は、

「♪ロンドンロンドンゆかいなロンドン」と、往年の名CM「キャバレーロンドン」のフレーズをボケ回答で書いてまして「ロンドン(第10回)」で単独正解に。これが前述した「迷路でバラマキクイズ」をやった時だったりします。

そして続くおぐのりさんは第11回で訪れたメキシコの「カンクン」を回答しこれまた単独正解に。ここでは日の出の時間を狙ってのタイムレースをやってました。前々のチェックポイントで上位2人が次のチェックポイントをパスしてバカンスができて、ここで再合流…というとこでした。

で、各人を「あっ」と言わせたのが続くチヨマル先生で、回答したのはドロンコクイズでおなじみの「グアム」。そうなんすね、グアムは米国50州ではなく、米国の準州の扱いなんですね。全17回全てで訪れたニューヨークに次ぐ、13回も訪れた地でハワイ(←こちらは米国50州に含まれます)と共に歴代2位タイということでした。そしてそこに気づいてたLinerさんも「グアム」と書いてました。いやーさすが(笑)

A6(三振亭遊ゴロ):「西インド諸島(今世紀最後)」→単独正解

A7(キアロ):「シドニー(第13回)」→単独正解

A8(マジー):「メルボルン」×

A9(ひっさつ会長):「イグアス国立公園(第12回)」→単独正解

A10(じょう):「パリ(第9回)」→単独正解

そして多答回答の後半は、まず三振亭遊ゴロさんが、

第16回で終了した後、その6年後に1回だけ復活した「今世紀最後(1998年)」の決勝地だった「西インド諸島」で単独正解に。この時は準決勝がニューヨークで、決勝がこの西インド諸島でした。まさかの決勝戦がドロンコクイズというのに視聴者が( ゚д゚)ポカーンと(爆)。そしてキアロさんが「シドニー(第13回)」で単独正解となった後、マジーさんが「メルボルン」という同じ豪州ながらも惜しい誤答に。というのもこの年は豪州で民間航空会社の大規模ストライキが行われていて飛行機が使えず当初の予定地としてそのメルボルンが入ってたのが近場に変更になった…という経緯があったそうで。なおシドニーではなぜかMr.マリックが登場してました(^_^;)。

そして残るは2人に。まずひっさつ会長は、

キヨミさんの項目で触れた「イグアス国立公園(第12回)」を単独正解に。ここではイグアスの滝のとこで大声クイズで、敗者の人がイグアス川を小舟でオールを漕いでいたら3カ国がまたがるあたりで国境警備隊に本当に捕まりかけるというハプニングがあったのも懐かしい(苦笑)。

そしてラストはじょうさん。回答は「パリ(第9回)」。この年は当時のパリ市長で後のフランス大統領のジャック・シラク氏の誘致で決勝がパリになったという年でした。ということは、先程の三振亭遊ゴロさんと共にニューヨーク以外の決勝地の2個所が全て登場したということにもなりました(笑)。他の正解としては、やはりカナダ、メキシコのアメリカ本土に隣接している両国が多かった感じでした(グアムと共によく訪れていたサイパンも米国の自治領なので正解扱いでした)。

最後の第5セットの早押し戦9人での大激戦に…。

というわけで前の第4セットと同様に、9人で10問限定早押しクイズで2◯勝ち抜けを目指すという大激戦に入っていきます。

Q1:「マツケンサンバII」(TVアニメ「悪役令嬢転生おじさん」のエンディングテーマでは、主人公の声を充てた井上和彦、M・A・Oの「グレイス=憲三郎」によってカバーされた、松平健のヒット曲)→おぐのり1◯

Q2:「ビブリオバトル」(当時京都大学の研究員だった谷口忠大が2007年に考案した、発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まり、順番に1人5分間で本を紹介し、参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分間行って「どの本が一番読みたくなったか」を競う読書会)→じょう1◯

Q3:「ケンドーコバヤシ」(クイズ番組「超逆境クイズバトル!! 99人の壁」の99秒の壁で「少年ジャンプ」で勝利し、賞品として「漫画「僕とロボコ」にキャラクターとして出演できる権利」をプレゼントされた)→Kava1◯

Q4:「<小市民>(シリーズ)」(2024年にアニメ化。岐阜市をモデルにした「木良市」を舞台にしている米澤穂信の推理小説シリーズ)→スルー

Q5:「川島明」(2024年に放送された「キン肉マン 完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編」ではビッグ・ザ・武道/ネプチューン・キング役で声を充てた、お笑いコンビ「麒麟」の)→じょう2◯(1抜け!!)

まずQ1では「マツケンサンバII」をおぐのりさんが正解。この「グレイス=憲三郎」の問題はつい先程出題されてたのですが、よくよく見たら前の登場してたのは「悪役令嬢転生おじさん」の第9話の挿入歌として使われた「銀河鉄道999」をカバーした、というクイズ問題でした。そしてQ2は「ビブリオバトル」をじょうさんが、Q3「ケンドーコバヤシ」をKavaさんが正解してやはり1◯リーチが少しずつ増えていきました。しかし実際に「99人の壁」にも出場したことがあるおぐのりさんが苦笑いして悔しがってたのも実に印象的でした(^_^;)。

そしてQ4は、先程も<古典部>シリーズで登場した米澤穂信の推理小説シリーズの問題でこちらはスルーに。この人の作品群としては<古典部><小市民><ベルーフ><図書委員>、そしてノンシリーズものに分類されているようで、シリーズものには< >の括弧書きがつけられています(これを書いてて「あ、ちょっと地元の市立図書館で探してきて、もし文庫本があったら興味本位で借りてみよう」と思った私・むろかつでした(苦笑))。

更に前半最後のQ5では「ビッグ・ザ・武道/ネプチューン・キング役→(麒麟の)川島明」の問題をじょうさんが正解してこれで2◯勝ち抜けに。ポイント的には5R勝ち抜け(+3p)+勝ち抜けボーナス(+10p)+2◯(+2p)=15p獲得ということになってました。いやーこの激戦でよく前半5問目で勝ち抜けましたなー(^_^;)。一応補足すると、この前のシリーズまでの「キン肉マン」は日本テレビ系列で放送されてたのですが、この2024年に始まったシリーズはアニメーション会社が交代した事によりTBS系列の放送になりました(これはTBS系列でもある、名古屋のCBCテレビが制作協力してるという事情もあるそうです)。

曲者・三好総統、やっぱりこの人はあなどれん…(^_^;)

後半戦に入ります。

Q6:「チェルシー」(発売開始は1971年。2024年3月に出荷を終了した、英国北部スコットランドのスカッチキャンディーを参考に開発された明治が販売していた)→Liner1◯

Q7:「貴志[きし]駅」(2007年には駅の売店の飼い猫の「たま」が駅長に就任した事でも話題になった、和歌山電鉄貴志川線の駅)→Liner×(回答権剥奪)

Q8:「甲府市」(その名前は「甲斐国の国府があった」ことからである、現在の山梨県の県庁所在地の市)→三好総統1◯

Q9:「ルーズヴェルト・ゲーム」(当時の第32代米国大統領が1937年1月のニューヨーク・タイムズの記者に宛てた野球記者協会から招待されたディナーを欠席することを詫びた手紙の末尾に記された、「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」という言葉に由来する池井戸潤の小説で)→三好総統2◯(勝ち抜け!!)

Q10:「一人っ子政策」(中国では1979年から2014年まで実施された、原則として1組の夫婦につき子供は1人までとする計画生育政策を)→キアロ1◯

まずは2024年3月に出荷を停止してしまった明治製菓→明治のロングヒット商品のキャンディー「チェルシー」をLinerさんが正解して1◯とするも、続くQ7「売店の飼い猫のたまが駅長になった→貴志駅」の問題を「和歌山電鉄」という惜しい誤答をして回答権剥奪になる展開に。しかし対戦相手がえらく多く、しかもラストセットで皆が踏み込んでくるのでこれは勝負をかけざるを得ない展開でまさに致し方ない感じも。

そしたらQ8「甲斐の国の国府→甲府」という問題を三好総統が正解して1◯とした直後のQ9「ルーズヴェルト・ゲーム」も三好総統が正解・連取に成功して2抜けを果たす展開にプレイヤー・ギャラリー一同びっくりするやら盛り上がるやらで(笑)。なお三好総統のポイントは5R勝ち抜け(+3p)+勝ち抜けボーナス(+7p)+2◯(+2p)=12p獲得となってました。

で、ラスト問題はキアロさんが「一人っ子政策」を正解してこれで1◯に。しかし1◯リーチの3人の勝ち抜け阻止する形での正解劇でこれはこれで次のセット以降に明らかに勢いが繋がりそうなラスト問題の正解となって予選2Rの全セットが終了となったのでした。

2Rの結果はこうなりました。

で、全5セットを終えてこんな感じになりました。

【予選2R全5セット終了時の各人のポイント状況】※敬称略

1:ばいそん3Set1抜け(+17)、2:三振亭遊ゴロ(多→早3)、3:キアロ(多→早2)、4:かよちん1Set2抜け(+19)

5:Liner(多→早2)、6:むろかつ2Set1抜け(+19)、7:マジー(多→早1)、8:ほしまる1Set1抜け(+22)

9:ひっさつ会長(多→早5)、10:じょう5Set1抜け(+15)、11:あんどう4Set1抜け(+16)12:Kava(多→早4)、

13:三好総統5Set2抜け(+12)、14:キヨミ(多→早1)、15:おぐのり(多→早4)、16:チヨマル(多→早3)

※一応便宜上、「早押しラウンドで勝ち抜けてはいないものの、そのセットで多答を正解して早押しラウンドに進出したプレイヤー」はその回数として「(多→早1)」などと表記しております。

いやー、ひっさつ会長が全5セット共に全て多答を正解しているにもかかわらず早押しで2◯を積めず…の一方で、「ライバル」の三好総統が多答の2回目の正解で進出した早押しクイズでサクッと2◯勝ち抜けを果たしてしまうという「ひよしコンビらしい、悲喜こもごもな」明暗が分かれる…というなかなか凄いことになっておりました。

そして例会の進行的には12時20分と、予定よりもやや遅れてのお昼休みに入りまして、午後の再開は13時20分からとなります。午後はオープニングの挨拶(この午後からT.本山さんが到着されます)および各人の自己紹介を経て、予選も後半戦突入の3R「なすりつけ早押しクイズ」に入っていきます。いやー久々の黒ひげさん。今回もまた「伝説」を作ってしまうんでしょうか…。

なお「次回」は午後の部および予選3Rに入る前に、この2Rの解説や補足・余談などを1回挟みます。今回は執筆速度・間隔の都合上、「多答問題の答えが出なかった、その他の正解」を割愛してきましたので、こちらも補足等を入れるためにインターバル回を入れさせていただきます。それではまた。

 

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埼玉県で活動している「岩槻クイズ(&ゲーム)の会」、通称「岩Q槻(いわくつき)」です。毎度色々なクイズやゲーム企画等で「ユルくバカトーク多めで」やってます。大量の差し入れお菓子と公式ブログで「結構長々と書いている」例会報告が最大の特長です(笑)。 初心者から中級者ぐらいのご新規さん大歓迎です。