2025/12月例会「第9回ガソダム記念」報告(その11:精霊流しステークス決勝編(1))

こんにちわ、番頭役のむろかつでございます。2025/12月例会「第9回ガソダム記念」の報告記の続きです。11回目は8月に予選編で時間切れとなってしまった「精霊流しステークス」の決勝編が午後2枠で開催されました。その1回目となります。

2025/12月例会「第9回ガソダム記念」報告(その10:かよちん氏企画「かぶってイーヨ!!」編(4))

2025年12月26日

↑前回はこちら。

2025/08月例会「精霊流しステークス」報告記(その24:ジャンル別クイズ編(7))

2025年10月3日

↑「精霊流しステークス」の前回はこちら。

今回は決勝進出5名のうち4名が揃っての「決勝戦」となりました。

本来だと8月例会内で開催される予定だった「精霊流しステークス」の決勝戦でしたが、予選編の時間が長引きまして当初は11月例会に延期となりました。その後、11月例会での他の企画との兼ね合いで時間切れとなってしまいまして、「じゃあ12月例会では午後2枠に優先的に設定しますので、そこでぜひ」という話になりまして、今回、ようやく4ヶ月遅れでの開催と相成った次第でした。

なお【予選編】の結果は以下の通りでした。

1位:ばいそん　108
2位:かよちん　81
3位:ほしまる　78
4位:むろかつ　65
5位:あんどう　57
[以上、上位5名までが決勝進出]
次点(6位)じょう　50
おぐのり　　　　 43
ひっさつうへの　 39
三振亭遊ゴロ　　 33
kava　　　　　　32
Liner 　　　　　 22
チヨマル　　　　 19
キアロ　　　　　 16
三好誤服店　　　 14
マジー　　　　　 13
キヨミ　　　　　　0
T•本山　　　　　　0

この中で、本山さんは午後の一部(3R)のみ参加で4Rは不参加、三好夫妻は4Rは不参加だったんですが、参加したラウンドでの獲得ポイントがなかったために「0p」という事になっております。

この結果、予選1位のばいそんさんから5位のあんどうさんまでが決勝進出となりまして「5人中3人以上が揃った例会で決勝戦編を」ということになった次第で、今回は5位のあんどうさんはお休みでしたが残りの4名が皆揃ってたので、この4名での決勝戦となりました。

決勝戦の企画は、早押しクイズの7◯3×(7回正解で勝ち抜け=優勝、3回誤答で失格)、50問限定という毎年恒例の企画でした。ただ、この「精霊流しステークス」では、予選と決勝の問題難易度がやや違ったり、雰囲気が何か一変するものもあり、予選1位が3×失格になることも全7回中5回もありましてポール・トゥ・ウィン(予選1位がそのまま優勝を果たす)というのが結構難しい不思議なメインレースでもありました。ついでに書くと、今回決勝進出した面々の中ではその中にはむろかつ(第1回→優勝はKavaさん)と、かよちんさん(第5回→優勝はむろかつ)も含まれてまして…さてこのあたりは如何に?というのも注目点のひとつでもありました。

今回の報告記、一応全3回程度でお送りする予定です。

序盤スルー続きのとこから、なぜかむろかつが2◯を積みまして…(^_^;)

まずは序盤のQ1-5のあたりです。

(※むろかつ版のハマクドーさん企画のクイズ問題は、VTRから文字起こししているため、正解→クイズ問題の「概要」の順番で掲載しております。後日掲載する予定の「ハマクドー氏版」の方で正確な全問掲載があると思いますのでそちらをしばしお待ち下さいませ)

Q1:柏原正樹[かしはら・まさき](2025年に日本人として初のアーベル賞を受賞した京都大学名誉教授)→スルー

Q2:通潤橋[つうじゅんきょう](2023年9月25日、橋などの土木構造物としては全国初の国宝に指定された、熊本県上益城郡山都町[やまとちょう]にある石造単アーチ橋)→スルー

Q3:コニー・フランシス(本名はコンチェッタ・ローサ・マリア＝フランコネロ。「ヴァケイション」「ボーイ・ハント」「可愛いベイビー」などの大ヒット曲がある、2025年7月16日に87歳で亡くなったイタリア系アメリカ人の女性歌手)→スルー

Q4:ファーストペンギン(餌を求めて海に入る際、天敵がいるかもしれないのでなかなか群れの中から飛び込まない中、勇気を持って最初に飛び込む)→むろかつ1◯

Q5:ロビー・マキュアン(自転車レースの山岳ステージで自らグルペットを形成し指揮を採ることが多いため、開設者の栗村修からは「友の会」と名付けたエピソードもある、スプリンターとしてはツール・ド・フランスではポイント賞を3回も受賞したことがあるオーストラリア・クイーンズランド出身の自転車プロロードレース選手)→むろかつ2◯

Q1は「日本人初のアーベル賞を受賞した→柏原正樹」はスルーでした。アーベル賞はノルウェー政府が同国出身の数学者ニールス・アーベルの生誕200年を記念して2001年に創設した数学者向けの賞で、賞金や毎年受賞者が決まる等が「数学のノーベル賞」を呼ばれる由縁となっています。

Q2は「2023年に橋などの土木建造物としては全国初の国宝に指定された→通潤橋」の問題もスルーでした。こちらは幕末の頃に水利に恵まれなかった同地に阿蘇の外輪山の南側の五老ヶ滝川の谷に架けられた水路橋で、現在も橋の上部両側に放水口が設定されていてその放水が地元の名物にもなっているそうです。

Q3は「「可愛いベイビー」などの代表曲があるイタリア系アメリカ人女性歌手→コニー・フランシス」の問題もスルー…でちょっと重い展開に。なおこちらは音楽問題にめちゃ強いひっさつ会長がギャラリー席で正解してました。ま、私(むろかつ)の思い出としては子供の頃に住んでた成田の公務員住宅によくトラックで売りに来てた牛乳屋さんのBGMが中尾ミエが歌ってヒットしてた「可愛いベイビー」でした、が「いや、中尾ミエってこないだ元気だったって記事をネットニュースで見たしな。というかアメリカ人じゃないじゃん」と(汗)。

Q4「ファーストペンギン」の問題は「あ、三田紀房の漫画「インベスターZ」で描かれてたなそれ」で押してみたむろかつが正解して1◯としてこの日最初の正解問題に(個人的にはこういう漫画問題から正解するのは結構珍しいです(^_^;))。ベンチャービジネスで新しい分野に飛び込む勇気ある経営者のこともこう呼ぶことがあり、大概は最初のペンギンが安全を確認したら他の群れのペンギンも飛び込んでいくので、危険と隣合わせな反面、一番餌にありつける可能性も高いことも指しています。

Q5は「グルペット→マキュアン友の会」と呼ばれたこともある自転車選手「ロビー・マキュアン」の問題もむろかつ正解で2◯として先行。グルペットとは基本的には平地に強いスプリンター選手が単独で走ると大の苦手としてる山岳コースでタイムオーバーになってしまう為、集団(グルペットとはイタリア語で「小さい集団」という意味です)を形成してなるべく一緒に走ってタイムオーバーにならないようにする作戦でもあります。なおマキュアンが第一線を離れてから「2代目友の会会長」になったのが、むろかつが敬愛してやまないイギリス・マン島出身のスプリンター(先年、平地のステージだけでツール・ド・フランスのステージ優勝回数を更新してました)のマーク・カヴェンディッシュ師匠だったのも何かの因縁か(苦笑)。

Q6:リベロ(2013年からは競技化された、静岡県伊東温泉にて「全日本まくら投げ大会in伊東温泉」が開催されましたが、1チーム8人で行われた時に設定された4つのポジションとは、大将・アタッカー、サポーターと何?)→スルー

Q7:アブラアム＝ルイ・ブレゲ(永久カレンダー、暗闇でも音で時を知らせるミニッツリピーター、重力の影響によりゼンマイ時計が狂うのを防ぐトゥールビヨンなど様々な革新的技術を生み出し「時計の歴史を200年早めた」と称されたスイスの時計師)→スルー

Q8:ミスター・ルーキー(ビール会社の営業マンで阪神タイガースの覆面リリーフ投手である大原幸嗣の役を長嶋一茂が演じていた、プロ野球・阪神タイガースを題材にした2002年公開の日本映画で)→ばいそん1◯

Q9:檀君[だんくん](天神桓因の子桓雄と熊女との間に生まれたと伝えられる、紀元前2333年に即位したとされる伝説上の古朝鮮の王)→ばいそん2◯

Q10:三輪山(大和国の一宮である大神[おおみわ]神社の御神体となっている、奈良県桜井市にある標高467.1mの山)→スルー

Q6は「競技化された枕投げのポジションのひとつ→リベロ」の問題はスルーでした。しかし大将=日本語、アタッカー・サポーター=英語、リベロ=イタリア語と3ヶ国語が混じってるのがなかなかおもしろい(笑)。そういや中学の時は校則や生活指導の先生が厳しくて(まあその代わりに悪い奴らもいっぱいいました。堂々と酒を持ち込んだりとか(笑))修学旅行の時に大規模な枕投げを実施した別のクラスの連中が廊下で正座させられてました、懐かしい(苦笑)

※なおもし岩Q槻の合宿で枕投げをしたら、確実に泥酔していい気になってる三好総統が確実に集中砲火されるだろう、という意見で全会一致してました(をい)

Q7は「「時計の歴史を200年早めた」と称されたスイスの時計師→アブラアム＝ルイ・ブレゲ」の問題もスルーに。この人は18-19世紀にかけての人で、その時計はマリー・アントワネットやナポレオン・ボナパルトも愛用したという逸話があったそうです。

Q8は長嶋一茂が阪神の覆面リリーフ投手役として主演を果たした「ミスター・ルーキー」の問題をヤクルトファンのばいそんさんが正解して1◯。ま、よくよく考えれば一茂は最初はヤクルトにドラフト1位で入団してましたしね。なお阪神球団全面協力で実際に現役選手も出演してたそうです。

Q9は伝説上の古朝鮮の王「檀君」の問題もばいそんさんが連取に成功しこれで2◯としてむろかつに並ぶ展開に。なお文献的には13世紀末の高麗の私選史書に初めて登場する人物だそうで、通常は神話として扱われていて実在する歴史上の人物ではない、というのが一般的だそうです。

Q10は「大和国一宮・大神神社の御神体となっている山→三輪山」はスルー。日本にはこういう「山じたいが御神体になっている→神体山(しんたいさん)」信仰とされている山が幾つかありまして、有名どころでは「霊験あらたか」でおなじみの富士山、そして茨城の筑波山などがあります。

そしてここから更にスルーが多くなり雰囲気と空気が実に重くなってきまして…。

Q11-15に入ります。

Q11:善鸞[ぜんらん](実子・如信[にょしん]と共に関東に派遣された際に、邪宗とされた「専修賢善[せんじゅけんぜん]」を信仰したことで親鸞から拒絶された、親鸞の息子である僧)→スルー

Q12:山梨ファイアーウィンズ(その名前は武田信玄の旗指物に記された「風林火山」の「風」と「火」に由来する、2025年よりベースボール・チャレンジ・リーグ（ルートインBCリーグ）に正式加盟した独立リーグのプロ野球球団)→スルー

Q13:ランス・アームストロング(癌を克服してツール・ド・フランスを7連覇したが、ドーピングの発覚によってその7連覇を含む全記録を抹消され永久追放を食らったアメリカの自転車選手)→むろかつ3◯

Q14:レナードの朝(医師であるオリバー・サックス著作の医療ノンフィクションを原作として主人公の患者をロバート・デ・ニーロが演じた1990年にベニー・マーシャル監督の元で映画化された邦題のタイトル)→スルー

Q15:よしもときんじ(高校卒業後アートランドに入社、「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」でアニメーターデビューを果たしOVA「メガゾーン23」で原画デビューを果たしたアニメーターで、のちに「げんしけん2」「機巧少女は傷つかない」で監督を担当し、2021年11月5日に亡くなった)→スルー

Q11は「親鸞の息子でありながら、邪宗を信仰したことにより拒絶された→善鸞」という問題はスルーでした。この「専修賢善」とは「ただひたすら念仏を唱えることが最も賢くて健全」という意味合いで、「他力本願」を是とする親鸞の開いた浄土真宗とは相容れなかったために拒絶された、という次第でした。

続くQ12「山梨ファイアーウィンズ」もスルー…でしたが、「武田信玄の風林火山の風と火に由来する」で思わず「山梨県を本拠地に置くJリーグチーム→ヴァンフォーレ甲府」と押しそうになった私・むろかつが(爆/ええまあ甲府も判官贔屓で応援してますので(苦笑))。なお「ヴァン(風)とフォーレ(林)」はフランス語から摂ってるんですね。ついでに書くと本拠地球場は山梨県内に2-3箇所置いてるそうですがそのうち最も試合数が多い「山日YBS球場」の正式名称は「山梨県小瀬スポーツ公園野球場」で、ヴァンフォーレ甲府のホームスタジアムである「JIT リサイクルインクスタジアム(山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場)」とは同じ公園内にあって、徒歩で行ける距離にあったりします。いずれにしても「あぶねーあぶねー」でした(^_^;)

Q13は「ツール・ド・フランス7連覇を果たしたものの、後年ドーピングが発覚して全記録が抹消されてしまった→ランス・アームストロング」の問題はむろかつが正解して3◯に。なおツール・ド・フランスの公式記録ではこの7連覇を達成した1999-2005年までの7大会は順位の繰り上げもなく「優勝者なし」とされています(ついでに書くとその翌年の2006年はフロイド・ランディスがやはりドーピングで総合1位を剥奪され、2位のオスカル・ペレイロが繰り上がって総合優勝者の名前に記載されています)。

Q14は「レナードの朝」というロバート・デ・ニーロ主演の、「邦題の」映画作品の問題はスルーでした。なお原題は「Awakenings」だったそうです。かよちんさんが「なんとかの朝ってのはわかったんだけどなー」とぽつりと。続くQ15のアニメーターの「よしもときんじ」の問題もスルーでした。

Q16-20に入ります。

Q16:ミントマーク(コインを鋳造した場所を特定するために、そのコインの図案や銘字とは直接関係のないアルファベットや図案をコイン上の特定の位置に刻印したものを)→スルー

Q17:ジョシュア・ノートン(政治体制に著しい不備があると考え、アメリカ合衆国の議会の解散を命じ自称・皇帝を名乗った人物で、「メキシコの庇護者」の別名を持つ)→スルー

Q18:スターズオンアース(その馬名は「地球上の星」という意味がある、2022年の桜花賞を制した父・ドゥラメンテ、母・サザンスターズの競走馬)→スルー

Q19:ブライニクル(触れたものを死に至らしめることから「死のつらら」という異名もある、南極の拡大中の海氷の下部で形成される塩水の降下流を内包した空洞の氷)→スルー

Q20:インキタトゥス(人語を解し、第3代ローマ帝国皇帝のカリグラはいつか執政官にすることをこの馬と約束していたと伝えられる、彼の愛馬)→スルー

するとこの5問は全てスルーとなる実に重い展開および雰囲気に。毎年予選→決勝で問題の難易度がいきなり上がるのと、スルーが続くとやはりプレイヤーの方もいつもだったら思い出せるのにここでは出てこない(そしてプレイヤーではないギャラリーの方が岡目八目でありのびのびと見ているので答えがわかる)という重い空気がひしひしと感じてくるまもなく折り返しとなる20問目でした。いやーあれだけ競馬問題が強いかよちんさんが馬名が出てこないというのがその雰囲気の重さがわかろうと言うものでして…。

で、この時点でむろかつが3◯、ばいそんさんが2◯ということになり、次回に続きます。ではまた。