こんにちわ、番頭役のむろかつです。前回に引き続きまして2022/06月例会「MJCC2022」の報告記をお送りしています。第9回目は6月例会のメイン企画となった3Rのむろかつ企画「二段階早押しボード」の1回目になります。相変わらずのムダ長文な「むろかつ構文(?)」のクイズ問題にどう対応していくのでしょうか(笑)
↑前回はこちら。
↑今回の企画の基本ルールはこちら。
多少の配点およびルール改正が施されての「王位戦第3期」となります。
前回は今年の3月例会。前回よりむろかつの専担企画としてリニューアルされた「王位戦」の第3期目になります。
そして前回より多少の配点とルール改正が施されました。まずは基本ルールの部分です。
・早押しボードクイズです。
・問題は最大で全15問の予定です。シンキングタイムおよび書く時間は15秒とします。
・全般的に問題文が長いため、途中(便宜的にその区切りを境にして「前半」・「後半」と書きます)でいったん区切ります。
※その際に、「前半部分だけでボードに書く人」は挙手して「書きます」と口頭で伝えたのと同時に「前半ボードで行きます」という手元に置いてある紙コップをひっくり返して、ボードの前においてください。勿論、シンキングタイム後の書き直しは不可です。
・早押しボード企画ですので、各問題1番最初にボタンを押した人には「正解すればボーナスチャンス」もあります。が、誤答した場合はマイナスも生じます。
・こちらを2組行います(なお参加人数が9人未満の場合は1組、10人以上の場合は2組に分けます)。
次に配点の部分です。
※変更点は赤文字で表示しております。
[得点変動]
・前半部分で押して正解…+12p
・後半部分で押して正解…+7p
・前半部分で押さずに正解…+4p
・後半部分で(最後まで問題文を聞いた上で)押して正解…+1p
———————–
・前半部分で押して不正解…-8p
・後半部分で押して不正解…-5p
・押さずに不正解…罰則なし・勝ち抜け…+50(上位2人が勝ち抜いたら終了)
といったところが「変更点」となりました。つまりは「1セットあたりの問題数が20→15問に減った」のと「勝ち抜けポイントが40→50点に増え、「押して正解」の加点(従来は「前半押し」が10点、「後半押し」が5点)と、「押して誤答」の際の減点が増えた(従来は「前半押し誤答」が-5点、「後半押し誤答」が-3点でした)」というのが最大のポイントではないかと思われます。
あとは「司会者および得点板係の人にわかりやすく表示されるように」、紙コップを用いて前半で押さずにボード勝負に行く人はそれを掲げて意思表示をするというルールも追加されました。
↑で、紙コップを買ってきたんですが、コップの文字を間違えた(A○は本当は「前半で押す」人を表示してるんですね、実は)という世紀のポカミスをやらかした私・むろかつが(ノД`)シクシク
前回上位のプレイヤーにはハンデをつけて両組に分かれてもらいました。
そして今回は司会のむろかつを除いて全部で11名。前回は13人で予選3組→本戦という「一度はやってみたかった」というむろかつのわがままを聞いてもらって開催したところ「猛者ばっかでなかなか押してもランプがつかない」という凄まじい事態になっておりましたので「10人以上になったら2組でやります。でも9人未満だったら1組にします」と宣言してたところ、ありがたいことに11名になったので2組に分けて開催することができたというわけでした。
まず最初はAブロックの第1セットからお送りいたします。
その前に…という事で行われたのが、
[第1セット]
・「王位戦第2期(2022/3月開催)」の上位の方にそれぞれ初期ハンデを贈呈します。
ばいそんさん…+15スタート/ハマクドーさん…+10スタート
ぽちょさん…+7スタート/Linerさん・あんどうさん…+5スタート
更にこれらの方々をまず先に均等にAブロックとBブロックに配分した上で組み合わせ抽選を行います。できるだけ各組は均等な人数に揃える予定です。
という前期の上位の面々には初期ハンデを贈呈させていただきました。そして今回は、最上位ハンデのハマクドーさんとばいそんさんをまず両組に分けて、続いて、ぽちょさんとLinerさん(あんどうさんは今回は欠席されてました)を同じように両組に分けた上で、
残りのノーシードの面々を均等に組分けをした次第でした。
その結果、第1セットのAブロックは、
1枠からハマクドー・ぽちょ兄貴・おぐのり・キヨミ・ひっさつ…の5氏でした。このうち、ハマクドーさんは+10、ぽちょさんは+7持ちでスタートとなります。
Q1から「むろかつ構文」炸裂なバカ問題が…(^_^;)
そして王位戦第3期第1セットAブロックのQ1、つまりは「一番最初の問題」はこれまた「むろかつ構文」炸裂な(?)バカ問題でした(爆)
Q1:鉄道院時代の大正9年までは「院電」、鉄道省時代の昭和18年までは「省電」、国鉄時代の昭和62年までは「国電」と呼ばれていた、JR分割民営化後のJR東日本が主に首都圏の近距離専用電車が走る区間の総称で一般公募で募集したものの/、低順位だった第20位にランクインしたものをよせばいいのに選考委員会が選んだせいかちっとも定着せずに命名3年後には「死語」として世間から揶揄されまくった名称は何でしょう?
※なお「前半部分」が青文字で、「押された部分」は濃橙色の強調で、さらにその押された箇所は「/(←スラッシュ、と読みます)」も表示いたします。
なんやかんやでむろかつの問題は「フリが長く」、そこにエピソードやネタや妙な前フリをさんざんぶっこんできて、最後はストライクゾーンに持ってくる…という、ある意味で「ムダ長文」という説もあるクセのある問題文がほとんどだったりします。
…が、しょっぱなのQ1は前半でチャレンジする人は誰もおらず、後半の「一般公募で募集したものの」で、押したのはおぐのりさんでした。ただ今回からは「後半に押して正解」でも+7も入るので、あえてチャレンジすることはいい傾向だなあと思ったりしました。ちなみに後で1-2回ぐらい実際に発生するんですが、「前半誰も押しておらず、ボードに挑戦する人が出た」後に「後半、押していく」という事もルール上は勿論OKだったりします。押さずにボードの場合は誤答のペナルティがない代わりに押した人よりも正解の点数は低いという違いがあります(笑)。
で正解は「E電」。正解したのは「後半ボード」のハマさん・ぽちょさん・ひっさつ会長(各+1)、そして「後半押して正解」のおぐのりさん(+7)でした。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+11(初期ハンデ+10持ち)、ぽちょ兄貴+8(初期ハンデ+7持ち)、おぐのり+7、キヨミ±0、ひっさつ+1
…でまあ、この問題の肝の部分は、後年、山手線の新駅を一般公募した際にJR東日本と選考委員会がまたしても低順位だった「高輪ゲートウェイ」を選んでいたという話があり「ね。だからあれはもう、分割民営化した頃からのJR東日本のお家芸なんすよ」とむろかつが言い放つと、ギャラリー席にいた大の鉄道ファンの本山さんがバカウケされていて、同じく大の鉄ちゃんの三好さんが「そのフリ、サイコー」と大爆笑してました(をい)。
それと余談としては「国電」までは大阪地区の近距離区間でもその名称は使われましたが、当然分割民営化した後のJR西日本は「E電」は使いませんでした(後に、旧国電区間から少し広げて「アーバンネットワーク」というエリアを構築しておりました)。
図らずとも「後半で押して正解→今回から+7」が効いている序盤の展開に。
続くQ2はこんな問題でした。
Q2:落語協会から脱退した落語立川流の真打第1号となった落語家・立川談四楼の真打昇進披露パーティーを「生前葬」の形でここのお寺を借りて開催したことがある妙なエピソードもある、山号は三縁山(さんろくざん)という徳川家の/菩提寺であるとともに、学問所及び養成所である檀林(だんりん)がおかれていた、東京都港区芝公園四丁目/にある浄土宗の仏教寺院はどこでしょう?
どうも前半の「徳川家の/菩提寺」で二択(たぶんもうひとつは上野の「寛永寺」と思われます)で迷う人たちが何人かいて、この問題も前半ではまだ誰も押さずボードでも勝負はできない感じで、後半の「芝公園四丁目/」で押したのは本業がタクシー運転手をされているおぐのりさんでした。うーん、前回とは打って変わっての静かなオープニングですな…(^_^;)。
で正解は「増上寺(ぞうじょうじ)」。正解したのは「後半ボード正解」のハマさん・ひっさつ会長(各+1)、そして「後半押して正解」のおぐのりさん(+7)でした。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+12、ぽちょ兄貴+8、おぐのり+14、キヨミ±0、ひっさつ+2
ここで2問連続後半で押して正解のおぐのりさんが、ハンデ持ちのハマさんを抜いて暫定首位に立ちました。しかしゴールまではまだまだ長い…。
ちなみになぜ披露目がここになったのかというと、立川談四楼師匠のタニマチ(旦那というやつですな)かつ飲み仲間で東京界隈の葬祭連合会会長をしている葬儀屋の社長さんがいたそうで、ちょうど落語立川流が落語協会から独立したばかりの頃で「世間をあっと言わせるネタはねえか→そうだ、生前葬なんかおもしろそーだ」とひらめいて、飲み屋の席で「あのー、社長。真打ち昇進の披露目を生前葬の形でやりたいんですが」と相談したら、物凄く顔が広いその社長さんがその場で下請け業者に電話で連絡を取ってその翌日には業者さんと共に増上寺に下見に行って予約まで取ってしまったという逸話があったそうです(笑)。
↑こちらの談四楼師匠の本にそのあたりの事を書かれております。
つづくはQ3はどんな問題だったかと言いますと、
Q3:日本ではコカ・コーライーストジャパンおよび沖縄コカ・コーラボトリングでのみの取り扱いのため、首都圏・静岡県・沖縄県以外では知名度が低い炭酸飲料で、1904年に開催されたセントルイス万国博覧会によってアメリカ国内に広まった、薬剤師のウェード・モリソンが発明したことや、その雇い主である医者の名前と/健康飲料をアピールするために「Dr.」という接頭辞(せっとうじ)をつけた名前で知られるのは何?
3問連続前半での勝負をかける人はおらず、やはり3問連続で後半におぐのりさんが押す、という展開と、「「Dr.(ドクター)」という接頭辞」と聞いた途端に、ギャラリーも「ああー」と納得し、更におぐのりさん以外のプレイヤー全員が(最後まで聞いてもいいのに)書き始めるというその流れに司会者のむろかつが苦笑いするシーンも。
そして正解は「ドクターペッパー」。全員正解でした(笑)
[この時点でのポイント]
ハマクドー+13、ぽちょ兄貴+9、おぐのり+21、キヨミ+1、ひっさつ+3
実は全国販売じゃなかったんですね、これ(「あまーい」でおなじみの(?)ジョージアマックスコーヒーが一時期、利根コカ・コーラのエリアだった千葉・茨城しか売ってなかったのと似てますね。今のように全国展開する前に、旅行先の長崎で限定販売されていてそれを見かけた時には唖然としましたが(笑))。私自身は子供の頃、近所のショッピングセンターの酒屋でくじ付き50円で売ってたのを買って飲んだら「うへー、まずい」って感じで(爆/あ、なぜか一緒についてきたまだ幼稚園児だった弟が引き取って実においしそうに飲んでました)。
あと、Linerさん情報によるとドクターペッパーは「すかいらーくグループ」のファミレス等にはなぜかガストしか入っていないという珍しいエピソードも話しておられました。これも本当に意外…。
Q4。むろかつ曰く「この問題は、磯部さんに捧げたかった」と(苦笑)
続くQ4はこんな問題でした。
Q4:出身地のワルシャワでは2001年より現地の国際空港にその名前が冠せられたり、ピアニストとしてもヨーロッパで非常に有名だったことから当人の名前がつけられた国際ピアノコンクールが/1927年から開催されている、代表曲に「幻想即興曲」「夜想曲第20番」などがあるポーランド出身の前期ロマン派時代の作曲家は誰でしょう?
ここで初めて「前半で押される問題」がやってきました。押したのはハマさん、そして「(前半で)ボード行きます」と宣言したのはぽちょさんとひっさつ会長でした。
↑そして新ルール「前半ボード行く人はAと書かれた紙コップを置く」のがここで初めて実行されました(笑)
正解は「フレデリック・ショパン」。そして苦笑いしながらむろかつが「いやー、この問題、磯部さんに捧げたかった」と(^_^;)。芸術・クラシック系に非常に強い磯部さん、実は今回はお休みだったのが非常に悔やまれる次第でしたが。まあ3月の時の「王位戦第2期」でちょっとこういう芸術系の問題が少ないなあ…と後から急遽60問ほど作った時に“前フリを思いっきり別方向から拵えての”芸術問題をやや多めに作って、各セットに振り分けたんですね。うーん、惜しい(苦笑)。
そして正解したのは「前半で押して正解した」ハマクドーさん(+12)、「前半ボードで正解した」ひっさつ会長(+4)の2人でした。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+25、ぽちょ兄貴+9、おぐのり+21、キヨミ+1、ひっさつ+7
ここでハマさん一気に逆転で暫定首位に返り咲きを。そして勝ち抜け+50までここから折り返しとなりました。
Q5。ギャラリー席の三好さんがどえらく悔しがってました(笑)
続くQ5。なぜかスポーツのジャンルというべきか、格闘技のジャンルというべきか…というこんな問題でした。
Q5:もともとは新潟県の高校を中退した後に春日野部屋に入門し、最高位は幕下40枚目まで出世した越錦(こしにしき)という力士だった、本名を小澤 正志(おざわ まさし)というプロレスラーで、特に新日本プロレスではモンゴリアン・ギミックの大型ヒールとして/国内外で活躍し一世風靡したことでも知られるのは誰でしょう?
で、前半では誰も押さずボードにも挑まずで、後半の「モンゴリアン・ギミックの大型ヒールとして」で、ハマさんがポンと押しておりました。しかしすごかったのは「本名を小澤 正志(おざわ まさし)というプロレスラーで」のとこで、
この時点でギャラリー席にいた大のプロレス好きでもある三好さんが「悶絶」して悔しがっていたことでしょうか(苦笑)。
で、正解は「キラー・カーン」。ちなみに若き頃の立川談志師匠はプロレス好きだったそうで、このキラー・カーン選手とも若手時代から交流があったんですが、プロレス会場で既にリングネームはついていてモンゴリアン・ギミックで活躍していたにも関わらず、「おい小澤、セメント(=ガチの真剣勝負)で行け!!」とリングサイドで本名呼んで野次ってたそうで、「師匠、そこで本名で呼ぶなよー」と困ってたそうです。
そして正解したのは「後半で押して正解」のハマクドーさん(+7)、「後半ボードで正解」のおぐのりさん・ひっさつ会長(各+1)の3人でした。ま、実はこれは問読みしてる途中に気づいたんですが(ボードを挙げる際にハマさんも「俺、これ(自作問題で)作ったわ」とひとりごちしてました)、今から4年半前の2017年12月例会のハマさん企画で、
ジャンルごとに「自信あり!」というとこにはオークション形式で手持ちのポイントを掛けて競り合って、競り勝ったらそのジャンルを単独で答えることができるという企画を行ったんですが、その時に出た「プロレス」のジャンルで、
↑この当時は岩槻の地元会員・ガソダム氏の自宅の酒屋のビルの3階にあったフリースペースで例会を開催してました。
あんどうさん(←この方も大のプロレスファンだったりします(笑))と三好さんが競り合うも、あんどうさんがかろーじて競り勝った上に、
その時の問題の答えがこの「キラー・カーン」で、あんどうさんは悠々と正解し、一方で問題の途中で三好さんが椅子から転げ落ちて悶絶して悔しがる、という珍事があったのを思い出しました(笑)。…いや、ここは別にハマさんへの差し込み問題というわけではなかったんですが…しかし三好さんのリアクションひとつで4年半も前の「珍事」を問読み中に思い出すとはなんつーインパクトか(失笑)。
まあ今も昔も、三役力士からプロレスラーに転向した力道山以降、横綱の東富士・輪島・双羽黒・曙、幕内力士だった豊登、天龍(源一郎)、力皇(猛)、更に十両・幕下以下の力士でもラッシャー木村やミスター・ポーゴなどなど、かなり多数の角界からプロレスラーに転身する・していた力士は結構多いんですね。実際に今もプロレスの道場・合宿所ではその名残で(若手のプロレスラーが交代でちゃんこ番を担当して)ちゃんこ鍋を皆で囲んで食べる伝統もあるそうです。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+32、ぽちょ兄貴+9、おぐのり+22、キヨミ+1、ひっさつ+8
ややハマさんが独走体制に入ってきたような感じに。しかし残りはまだ10問。ここからどんな展開が待っているのでしょうか。
次回に続きます。ではまた。
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