こんにちわ、番頭役のむろかつでございます。2024/08月例会「第7回精霊流しステークス」の報告記です。11回目は4Rの「ジャンル別クイズ」編のその1をお送りします。
↑前回はこちら。
ここから約20ジャンルに渡る「最終予選」が始まります。
ちょっと前回の「その10」から間が空いてしまいましたが、ここから8月例会「精霊流しステークス」の最終予選企画を不定期連載(?)でお送りしていきます(たぶん途中に11月例会の報告記、そしてもしかしたら12月例会の報告記も挟むことになるかもしれませんがその点はすみません)。
改めてこの4Rの企画概要をご紹介いたしますと、
4R:ジャンル別早押しクイズ
各ジャンル10問限定
2問誤答で失格
10問目誤答は即失格【ジャンル一覧】
戦国時代
競馬
プロレス
サッカー
野球
食物
生物
芸能
事件事故
声優
文学
鉄道
お悔やみ
中・韓
寺社仏閣
お笑い
ゲーム
アニメ・漫画
語源・由来
美術・音楽ボーナスの勝ち抜けポイントは
1抜け 10P
2抜け 7P
3抜け 5P
4抜け 4P
5抜け 3P
6抜け以降 2P※各ラウンド又はジャンル失格 -10P
という企画でした。なお毎回恒例として最終10問目は「そのジャンルで最も難易度が高めの問題」が来ることが多く、更に既にリードしている人が「問題潰し」をしないようにここの10問目の誤答に関しては一気に2×分がつく、という特別ルールにもなっております。ただ岩Q槻の面々は「勝負のセオリーよりも、自分のわかる問題を押していく」人も多いので意外に10問目をアタックして正解をもぎとっていくそのジャンルの猛者もいたりしますが…。
そしてここが予選最終ラウンドで、予選突破枠すなわち決勝進出は予選の獲得ポイント上位5名としますということでした。しかしながらこの4Rのポイントのウェイトがかなり重いのでここで大ブレイクしたら一気に挽回して上位に入ることも可能なので、なかなか熱き4ジャンルチョイスという側面もありましたです。
1ジャンル目は「戦国時代」でした。チヨマルさんがどえらいことを…。
で、企画が始まっていきます。だいたいこのジャンル別クイズは、1企画目と2企画目で「競馬」と「戦国時代」が交互に最初に登場することが多いです。
なお調べたら、第1回(2018年)は戦国時代→競馬、第2回(2019年)は競馬→戦国時代、第3回(2020年)は戦国時代→競馬、第4回(2021年)は戦国時代→競馬、第5回(2022年)は競馬→戦国時代、第6回(2023年)は戦国時代→競馬…と順番の前後はあれどもオープニングジャンル(?)はこの2つのどっちかでした。
ついでに書くと、「競馬」に関しては最近は家業が多忙で来る頻度が減ってしまいましたが「東久留米のペンキ屋の若旦那」のケーニヒさんが黎明期の頃は無双しており(2020年の第3回では6問正解の荒稼ぎをしてました)、最近は入れ替わるようにかよちんさんがやはり競馬にめちゃ詳しくて去年は10問中9問正解で1位ボーナスポイントを含めて+19p獲得、という歴代最高得点を叩き出すという大ブレイクっぷりを見せた、という凄いジャンルでもありました。
なおケーニヒさんは光栄のゲームにも大層はまっていたので「戦国時代」のも強く、1-2ジャンル目は固定だったので「まさに武田信玄みたいな、動かざるは山のごとし、ですな」と冷やかされる始末でもありました(笑)
さて今年の最初のジャンルは、
「戦国時代」でした。ということは次のジャンルは「競馬」ということにもなります。
こちらは各セットごとの残り問題数を表示するとこです(「正」の文字で)。…というか「千石イエス」のネタわかるの40代から上しかいねえだろうよ<番頭役むろかつ(ノД`)シクシク。なお1問目が終わった後にこれに気づいたほしまるさんやひっさつ会長あたりから爆笑とツッコミを受けてました(苦笑)
そしてここのジャンルでは、チヨマルさんとばいそんさんが挑戦することになりました。どちらも比較的、難易度が高めのハマクドーさんの日本史問題が得意でたびたびサクッと正解するシーンを見てきただけに「あー、なるほどねー」って感じの対決になりました。
※そしてここのジャンル別クイズも、問題文→正解→正誤判定をそのまま掲載するには(VTRの音声を聞いて文字起こしをしている都合上)どうも書きづらいので、正解の単語→おおまかな問題文(概要)→正誤判定、そして必要があれば解説と補足をつける…という構成にさせていただきます。
Q1:「毛利元就(死後300年が経過した1908年には正一位の位階が明治政府から追贈された戦国武将で、童門冬二や山岡荘八などが主人公として小説を書いており、一代で西日本最大の戦国大名となった)」→チヨマル1◯
Q2:「千利休(幼名は田中与四郎、法名を宗易(そうえき)といい、堺の商家「魚屋(ととや)」の子として生まれ、その広く知られたその名は、1585年の禁中茶会にあたって正親町天皇から与えられたものである、わび茶の完成者として知られ「茶聖」とも称せられる」→チヨマル2◯
Q3:「斎藤義龍(一説によると父は土岐頼芸(よりあき)であるとされ、自身の母方の祖父が守護大名の一色家の者だったことから後に家督を継いだ、美濃の戦国武将・斎藤道三の嫡男として父親が隠居した後に家督を継ぐも後に父親と対立して敗死させた)」→チヨマル3◯
Q4:「松永久秀(3度、織田信長に背き、その最期は信長に反逆して敗れ、信貴山城で切腹もしくは焼死により自害した)」→チヨマル4◯
Q5:「小西行長(当初は宇喜多氏に仕え、後に豊臣秀吉の家臣となったアウグスティヌスの洗礼名を持つキリシタン大名で、関ヶ原の合戦で西軍の将として敗れ斬首された戦国大名」→チヨマル5◯
Q1は「毛利元就」。チヨマルさんが正解して1◯。ちなみに明治時代に正一位が追贈された理由としてはこの毛利元就の子孫が(関ヶ原の戦いを経て配置換えで)長州藩の藩主となり、更に幕末には徳川軍を倒して明治新政府の重臣として長州藩出身の人物が重用されたことゆえの「功績」だったそうです。続くQ2は「千利休」の問題。こちらもチヨマルさんが正解して2◯で好調な連答スタートに。この「利休」な名が与えられたきっかけは「禁中茶会」は本来は町人の身分では参加できなかったために当時の正親町天皇が茶人の号(居士号)としてわざわざ名前を与えて参加できるように配慮したから…だそうです。
Q3は「斎藤(一色)義龍」の問題。つまりは織田信長の岳父だった「マムシ」斎藤道三の息子・嫡男だったにも関わらず親父と対立して死に追いやったというツワモノで、その信長をしても簡単には攻め落とすことができなかった…という人物(ただし若く病死)でした。ここも「自身の母方の祖父が一色家/」のかなり早いポイントで押したのはチヨマルさんでこれで怒涛の3連取成功となりました。
しかしチヨマルさんが凄いのは押してから5秒以内で答えをひねり出すタイプ(実は最近の若い競技クイズの強豪さんたちはこれをやる人が多いのですが、岩Q槻では基本的には昔ながらの「わかってから押す」タイプの人が多いので、最近だと若手のKTさんとこのチヨマルさんぐらいしかいません)ので、えらい早いとこで押しつつも、「ポーン→さいとう…さいとう、ヨシタツ→ピンポンピンポン」という5秒以内にどーにかひねり出して正解に持っていく力技的なそれがやっぱり凄かったです(笑)
更にQ4「松永久秀」もチヨマルさんは「3度、信長に背き/」で押して正解してこれで4連取に成功しハマさんや周りのギャラリーをびびらせてました(笑)。なおこの人物、最期は爆破して自害してるのでハマさんは「ボンバーマン」と呼んでおりましたが(をい)。そしてびっくりしたのがQ5「小西行長」も「アウグスティヌスの洗礼名を持つキリシタン大名」のあたりがポーンと押して正解しこれでチヨマルさん、5連取達成。
さああとは更に記録を伸ばすか、または2×をつけずにこのまま首位のボーナスポイントを得て(ここから残り5問をばいそんさんが全部とっても首位タイで並ぶのは確定しているので)逃げ切るか…という状況に。でも意外に「行ける」と思ったら誤答のリスクもなんのそので攻め込んじゃうのがチヨマルさん(やひっさつ会長も)あたりのパターンもあったりと(^_^;)
Q6:「五郎八姫[いろはひめ](出家後の院号は天麟院(てんりんいん)。徳川家康の六男・松平忠輝と結婚するも忠輝の改易に伴い離縁したが、本人がキリシタンだった為に終生再婚しなかった、伊達政宗の長女)」→ばいそん1◯
Q7:「御所巻[ごしょまき](観応(かんのう)の擾乱(じょうらん)や永禄(えいろく)の変がこれにあたる、室町幕府において諸大名の軍勢が将軍の御所を取り囲み幕政に対して要求や異議申し立てを行った行為)」→スルー
Q8:「加治木[かじき]城(日本で始めて鉄砲を実践で用いたのはこの城を攻める為だったと言われている、現在の鹿児島県姶良(あいら)市の付近にあった城)」
Q9:「元和偃武[げんなえんぶ](大坂夏の陣において江戸幕府が豊臣家を攻め滅ぼしたことにより、応仁の乱以来150年近くにわたって断続的に続いた大規模な戦乱が終了したことを指す)」→スルー
Q10:「遠州忩劇[えんしゅうそうげき](1562年の飯尾連龍(いのお・つらたつ)の離反から1566年の江馬時成(えま・ときなり)への本領安堵の間を指す、遠江国内の主に天竜川流域における複数の国衆による駿河今川氏への大規模な叛乱)」→スルー
[チヨマル5◯→+15p、ばいそん1◯→+8p]
Q6は「伊達政宗の長女→五郎八姫」の問題をばいそんさんが正解して1◯。これで少なくとも2×さえつけなければ2位の7p(と正解した1◯分の合わせて8p)を確保したことに。その後はQ7「御所巻」Q8「加治木城」はスルー。御所巻とは幕府に対する「一揆」のようなもので幕府の失政を実力行使の抗議活動でひっくり返してやろう…ということが室町時代には少なくても6回は発生してたそうです。その次の加治木城で日本初の鉄砲使用が行われたのは1549年に種子島の領主・種子島時尭から贈られた鉄砲を使って行ったもので、信長の時代よりも30年程早かったということにもなります。
そしてラスト2問のQ9「元和偃武(げんなえんぶ)」Q10「遠州忩劇」もスルーでした。「偃武」の意味は「戦いが終わって武器を武器庫に収める」という意味で、更にこの大阪夏の陣が終わった直後に幕府は朝廷に元号を「慶長」から「元和」に改めさせた(この時に「禁中並公家諸法度」を用いて幕府が朝廷に圧力をかける形で元号改元を要求した初の例にもなりました)ことからこう呼ばれるようになったそうです。いやーさすがにこれは攻めるのは難しい。
結果、1位抜けしたチヨマルさんは+15p、2位のばいそんさんは+8p獲得となったのでした。いやーチヨマルさん、しょっぱなから大ブレイク(笑)
2ジャンル目は「競馬」でした。やっぱしかよちんさん…(笑)
続いてのジャンルは「競馬」でした。となると、
ここではかよちんさんとLinerさんが着席してました。
つい今しがたまで熱い戦いをしてたチヨマルさんとばいそんさんはギャラリー席に戻っておりましたです。
Q1:「マチカネタンホイザ(ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」の育成モードでは3年目後半にジャパンカップが出走取り消しになるイベントが発生する、実際にも1994年のジャパンカップでは鼻出血により競走除外となったことがある競走馬)」→かよちん1◯
Q2:「タマモクロス(父のシービークロスと共に「白い稲妻」と呼ばれた競走馬で、初の春秋の天皇賞制覇を達成した)」→かよちん2◯
Q3:「ナイスネイチャ(通算成績は41戦7勝。G1戦線で長く活躍するも1991年から1993年の有馬記念では3年連続3着という記録を残すなど、3着が多い「ブロンズコレクター」として)」→かよちん3◯
Q4:「藤岡康太(父は調教師の健一、兄は騎手の佑介がいる元JRAの騎手で、2009年にはジョーカプチーノとのコンビでNHKマイルカップを制覇し、20歳4ヶ月の若さで重賞競走並びにGI競走初勝利を達成するも、2024年4月6日に阪神競馬第7競走で落馬し4日後に35歳の若さで亡くなった)」→かよちん4◯
Q5:「桶狭間ポイント(中京競馬場の第3・第4コーナーにかけて下り坂となっている勝負どころを)」→かよちん5◯
しかしかよちんさんは今回も凄かった。一気に怒涛の5連答でした(笑)。
なお上記の問題は実際はハマクドーさんは押されて正解・誤答が確定した場合は読むのをやめて次の問題に入ってしまうので補足的に「概要」として補記している次第です…が、それにしても押すポイントも早い早い(爆)。しかし笑ってしまったのはQ1「マチカネタンホイザ」。史実に合わせて「必ず」ジャパンカップの出走取消が発生するイベントがある…という前フリに「こだわるねー」と(笑)。
Q6:「アフリカンゴールド(2018年10月の菊花賞の直前にTwitterを開設。以降セン馬となったことの報告や次走に向けての意気込み、次走の脚質アンケート等のツイートを発信しており「Twitterをする馬」として知名度を上げていた、2022年に京都記念を制した競走馬」→かよちん6◯
Q7:「小牧加矢太(父は元JRA騎手の太。中学1年生から乗馬を始めてJRAの騎手を目指していたが、中学3年間で身長が30cm以上伸びたことで減量が難しくなり断念して馬術の道へと進み、2020年11月に行われた全日本障害飛越選手権において減点ゼロでの初優勝を果たした)」→かよちん7◯
Q8:「マルチマックス(父・プリンスオブバーズ、母・スピードチャンプの競走馬で、1993年3月のフジTVスプリングSを制しその年の日本ダービーを南井克巳を鞍上に出場するも、スタート直後に落馬した)」→かよちん8◯
Q9:「フェデリコ・テシオ(当時競馬が始まったばかりのイタリアで、年間僅か10数頭の生産馬からリボー、ネアルコ等の世界的名馬を生産しヨーロッパの競馬界で一時代を築き「ドルメロの魔術師」と呼ばれた馬産家)→スルー
Q10:「福永守(鋸職人や刀鍛冶から鉄の鍛錬法を学び木工職人に弟子入りして木を削る訓練を行うなど多岐に渡り修行し、また馬の脚について研究するために故障した競走馬を購入して治療法を研究などを行ったことから装蹄に関する卓抜した技術を身に着け、デビュー前のイクノディクタスや引退後のハギノトップレディなどを走行可能な状態にまで回復させた実績から「馬の神様」と称された装蹄師」→スルー
後半もかよちんさんの勢いは止まりませんでした。Q6「アフリカンゴールド」の問題は最後の「2022年の京都記念を制した」がヒントになって「2022年だから…アフリカンゴールド」と正解して皆を唖然とさせてました。なおQ7の「小牧加矢太」の問題は続きがあって、この全日本選手権優勝がきっかけで障害レースのみ限定のJRAの騎手を目指すことになり2022年に騎手試験に合格してプロに転向したという逸話があったそうです(障害レースの騎手は平地の騎手よりも体重制限が多少は緩く減量がそこまで大変ではないという側面もあったそうです)。
Q8「マルチマックス」はウイニングチケットが優勝した第60回日本ダービーでスタート直後に落馬したことでなぜか有名になった競走馬なんですが、CHAGE&ASKAのCHAGEがデビュー10周年でソロプロジェクト的に結成したグループが同じ名前の「MULTI MAX」でCHAGEのファンが一番ビックリしたという説も(をい)。そしてQ9-10はスルーとなりましたが、最後の「福永守」のとこは最後の最後まで思い出して押そうとしてかよちんさんがそこに(^_^;)
[かよちん8◯→+18p、Liner0p]
結果、かよちんさん8連答でした(大汗)。しかし競馬は「競走馬はそんなに詳しくない」と言いつつも、近似値グランプリLiveなどで国内外の競馬問題を作ったりして造詣が深いLinerさんをしてもかよちんさんの勢いは停められず。というか、「戦国時代」のチヨマル先生の5連答を一気にふっとばす「競馬」のかよちんさんの8連答にただただびっくり仰天するギャラリー一同でした。
さて次回は3-4ジャンル目に入ります。「プロレス」と「サッカー」。特にプロレスはめちゃくちゃ造詣が深いあんどうさんと三好総統の直接対決が…。次回に続きます。
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