こんにちわ、番頭役のむろかつです。2023/08月例会で開催された「第6回精霊流しステークス」の報告記(のむろかつ版の詳細編)をお送りしてます。第14回目は予選最終企画となる3R「ジャンル別クイズ」の4回目です。
↑前回の記事はこちら。
7ジャンル目は「文学」でした。ほぼ「お初」なのが意外な…。
全20ジャンルあるうちの6ジャンル目(戦国時代・競馬・野球・食物・声優・アニメ&漫画)が終わりまして、続く7ジャンル目に入ります。今回のジャンルは「文学」でした。実はこの「文学」というジャンル、岩Q槻では初登場だったようです(一応過去の「精霊流しステークス」および「玉座戦」の類似企画はチェックしてみました…。なお前身の某会の時のデータはもう全くないのでこちらはわからないのですが)、かろーじて言えば「小説・ラノベ(ライトノベル)」のジャンルが1度あったのですが、意外にも「ハマさんのジャンル別クイズでは、今まで頻繁にありそうで実は一度もor殆どなかった」ジャンルがやってきた、という次第でした。
で、ここではひっさつ会長・ぽちょ兄貴・きてれのさんの3人が参戦してきました。
Q1:「シャーロック・ホームズ(拳銃射撃では弾痕でアルファベットを描けるほどの腕前である反面、コカインやモルヒネを使う薬物依存があったとされるアーサー・コナン・ドイルが創作した探偵で、「緋色の研究」で初登場した)」→きてれの1◯
Q2:「大江健三郎(第39回芥川賞を「飼育」で受賞した)」→きてれの2◯
Q3:「林真理子(2018年のNHK大河ドラマ「西郷[せご]どん」の原作を書いた小説家で、1886年に「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞した)」→ひっさつ1◯
Q4:「佃航平(2012年のラジオドラマ版では風間杜夫が、WOWOWテレビドラマ版では三上博史が、TBSドラマ版では阿部寛がそれぞれ演じていた、元は宇宙科学開発機構の研究員が父の死により実家の中小企業を継いだ池井戸潤の小説「下町ロケット」の主人公)」→スルー
Q5:「堺屋太一(2019年2月8日に多臓器不全のため亡くなった小説家で、本名は池口 小太郎(いけぐち こたろう)。代表作の「団塊の世代」)」→きてれの3◯
その「文学」の前半戦は、Q1「シャーロック・ホームズ」Q2「大江健三郎」と連取したのはきてれのさん。しかしながら他のプレイヤーとの「押し合い」にもなっていたのでまさに指勝負の様相を呈する展開になっていました。で、Q3「林真理子」をひっさつ会長が正解して1◯、Q4「佃航平(「下町ロケット」の主人公)」はスルーになるも、Q5「堺屋太一」は「団塊の世代」でバババッと押し合いになりこれもきてれのさんが正解して3◯まで積み上げた…という流れでした。いやーポイントが早い早い(^_^;)
Q6:「安部譲二(2019年9月2日に急性肺炎のため亡くなった小説家で、元は暴力団員であったが刑務所服役後に自らの服役経験を基にした自伝的小説「塀の中の懲りない面々」)」→ぽちょ兄貴1◯
Q7:「内田康夫(2018年3月13日に敗血症のため亡くなった推理作家で、自作の中には「軽井沢のセンセ」としてよく登場させていた、「岡部警部シリーズ」「信濃のコロンボシリーズ」「浅見光彦シリーズ」などの)」→ぽちょ兄貴2◯
Q8「平岩弓枝(東京・代々木にある代々木八幡宮の宮司の一人娘として生まれ、1959年に「鏨師(たねがし)」で第41回直木賞を受賞した小説家で、テレビドラマ化した「肝っ玉母さん」や「御宿かわせみ」の原作を)」→ひっさつ2◯
Q9「ノックスの十戒(日本では江戸川乱歩が評論集「幻影城」の中で紹介している、「犯人は物語の当初に登場していなければならない。ただしその心の動きが読者に読みとれている人物であってはならない」などのルールが有る、イギリスの推理作家のロナルド・ノックスが提唱した「推理小説を書く時のルール10項目」のことを)」→きてれの4◯
Q10「メアリー・シェリー(母親はフェミニズムの創始者、あるいは先駆者とも呼ばれるメアリー・ウルストンクラフト、父親は無神論者でアナキズムの先駆者であるウィリアム・ゴドウィン。 夫は詩人のパーシー・シェリーがいる、ゴシック小説「フランケンシュタイン」の作者であるイギリスの小説家)」
【7「文学」:きてれの+14、ひっさつ会長+9、ぽちょ兄貴+9】
いやー「文学」の後半戦も熱い戦いでした(笑)。
Q6「安部譲二」を正解したのはぽちょさんで、続くQ7「内田康夫」も連続正解して2◯まで積んで3◯の首位・きてれのさんへの追撃態勢に入ると、Q8「平岩弓枝」を「肝っ玉母さんや御宿かわせみ」のポイントでポーンと押して正解したのはひっさつ会長でこれまた2◯として更に状況がわからなくなってきた…ところに、Q9「ノックスの十戒」を「犯人は物語の当初に登場していなければならない」のポイントで勢いよく押して正解したのは首位を走っていたきてれのさんでこれで4◯として一応首位ボーナスゲットをほぼ確定させた…という、なかなか三者三様の熱い戦いでした。
※ちなみに「ノックスの十戒」。その他のルール項目を補足的に紹介すると2番目が「探偵方法に、超自然能力を用いてはならない。」というのも(^_^;)
結果、きてれのさんは+14、ひっさつ会長とぽちょ兄貴はそれぞれ+9ゲットということになっておりました。そして改めて気づいたのは大江健三郎・堺屋太一・安部譲二・内田康夫・平岩弓枝…というこのジャンルに出てきた文豪各氏、いずれも昭和7-13年前後生まれの「太平洋戦争を幼少期から中学入学時ぐらいに体験してた」戦後の日本文学を支えてた人たちが、この5-6年で一気に亡くなっている、というその事実にもちょっとびっくりした次第でした。うーむ、昭和・平成は遠くになりにけりですな。
8ジャンル目は「語源・由来」でした。やはり大激戦区に。
続く8ジャンル目は「語源・由来」でした。
こちらはかつて大学クイズ方面で大流行していた「長文難問」から、昨今大流行している「基本短文」までいわゆる「競技クイズ」的には、実際に出題される頻度が高く更にお馴染みの前フリが少なくないため、この「ジャンル別クイズ」ではたぶん「野球」「鉄道」といった激戦になるジャンル以上に「猛者が集い、更に指勝負がとんでもなく早くなる」という激戦区のひとつだったりします(笑)。
結果、公太郎・ひっさつ・かず・Liner・チヨマルの5氏の戦いに(大汗)。
Q1:「ドローン(英語で「雄のミツバチ」という意味がある、狭義では「自力飛行が可能な無人航空機」)」→公太郎1◯
Q2:「トロンボーン(その名前はイタリア語で「大きなトランペット」という意味がある、またスライドによって音程をスムーズに調整できる事から得られるハーモニーの美しさなどから「神の楽器」といわれる、有名な奏者にグレン・ミラーがいる)」→ひっさつ1◯
Q3:「カルーア(アラビア語で「コーヒー」という俗語からその名前がつけられた、焙煎したコーヒー豆とサトウキビの蒸留酒をベースに造られたメキシコ産のコーヒーリキュール)」→Liner1◯
Q4:「サコッシュ(フランス語で「肩掛けの鞄」や「袋」を指す言葉で、自転車のロードレースで水分補給・栄養補給のための飲食物を競技者に渡すためのショルダーバッグを指すことが多い、近年ではおしゃれアイテムとしても注目されている)」→かず1◯
Q5:「マリンバ(アフリカのバントゥー語群で「多くの木の棒」という意味が単語の由来で、現在の形となったのは19世紀末のグアテマラと言われている、ピアノと同様の配列をした木製の鍵盤をマレットで叩く)」→ひっさつ1◯
やはり予想通りの「激しい」戦いになってました(笑)。何より凄いのは正解の単語が基本的には知名度が高いorそこそこあるものばかりなので、ギャラリー側が「おお、なるほど」と得心が行く感じになるのがこのジャンルの凄いとこだなーと(^_^;)。
で、Q1「ドローン」で幸先良いスタートを切ったのは公太郎さんで、続くQ2「トロンボーン」は音楽ジャンルに強いひっさつ会長、Q3「カルーア」は企業問題や海外問題に強いLinerさん…とくっきり正解者が分かれてたのが凄い次第に(笑)。で、Q4「サコッシュ」はサイクルロードレース(特に「ツール・ド・フランス」の中継を毎年見ている)好きなむろかつが後ろの得点係のとこで頭を抱えてる中、「近年はおしゃれアイテムで」で押して正解したのはかずさんで4問でチヨマルさん以外の4人がそれぞれ1◯を積み上げる展開となっておりました。
ちなみに自転車ロードレースでは、道端で各チームのスタッフが飲食物(一口で食べられるカロリーメイトとかの補給食が多いそうですが、日本の国内レースではひとくち羊羹なんかも甘くてカロリー補給が手軽にできるんで人気があるそうです)を入れたサコッシュを手に掲げてそれを走っている選手がパッと取り出して手放し運転でいるもの・いらないものをチョイスして、いらないものは街道にポイっと捨ててしまうとそれを街道のギャラリー(ツール・ド・フランスだと数十万人以上のファンがレースと共に追いかけて見に来てるんすね)が喜んで持って帰る…というそんな光景がよく見られます(苦笑)
で、Q5は「マリンバ」は前フリとしてはやや難しめながらも「木製の鍵盤でマレットを叩く」のとこでひっさつ会長が反応し正解して2◯で一歩リード、ということに。まあひっさつ会長もむろかつ以上に熱心なさだまさしファンで(中学の同級生だったガソダム氏にさだまさしを紹介したのは彼だったそうです(笑))、かつてそのさだまさしのコンサートツアーには、
↑この動画に出ている坂元昭二氏もかつてはさだまさしコンサートのバックバンドのメンバーでした。「歩くさだまさし」とさだ氏本人が言うほどさだに詳しいという(苦笑)
さだ氏がソロになった20代半ばの頃から還暦手前ぐらいまでの、実に3000回以上のコンサートに帯同してた宅間久善氏…というマリンバ奏者がいまして、毎回この人のマリンバの演奏だけでも「充分、お客さんを唸らせて、ぶっちゃけカネが取れる」ぐらいの凄い奏者がいたので、いやーひっさつ会長としてもさだファンとして(以下略)
Q6:「アンコール・トム(その名前はサンスクリット語の「王都」とクメール語の「大きい」の単語を組み合わせたカンボジアにある遺跡で、幅100メートルの堀と、ラテライトで作られた8メートルの高さの城壁で囲まれている約3キロメートル四方の城跡」→チヨマル1×
Q7:「ポン・ヌフ(フランス料理では「ジャガイモの拍子切り」のことをこう呼んでいる、フランス語で「新しい橋」の意味がある」→公太郎2◯
Q8:「ボン・マルシェ(その名はフランス語で「安い」という意味がある、世界最初の百貨店と言われているフランス・パリ7区のバック通りにある)」→スルー
Q9:「リッチ(元々は古代英語で「死体」を意味する言葉だったが、現在は「生前強力な魔法使いや王だった人物が、アンデッド化したもの」を指すファンタジー作品などに登場する)」→Liner2◯
Q10:「プスタ(ハンガリー語で「草原」を指す、中央ヨーロッパ西部から東ヨーロッパにかけての大平原)」→スルー
【8「語源・由来」:公太郎+12、ひっさつ会長+12、Liner+12、かず+8、チヨマル±0】
後半もなかなか激しい戦いでした。
まずQ6「アンコール・トム」はチヨマルさんが「アンコール・ワット」で誤答して1×ということに。こちらは同じ「アンコール遺跡」というエリアにあってアンコール・ワットの北側に位置するんだそうです(なおワットは「寺院」を指す言葉だそうです)。
そして続くQ7「ポンヌフ」は公太郎さんが正解。なおこの問題、続きが読まれる前に問題が終わってしまいまして、フランス国内にはパリ(セーヌ川に架かるシテ島の先端を横切る2つの短い橋) とトゥールーズ(17世紀にルイ14世によって開通した石造りの8連のアーチ橋)の両方の、非常に著名な橋があるのでたぶんそのどっちかor両方へのフリにつながる…と思われます。なおLinerさんの話では新橋駅前の立ち食いそば屋さんも「新橋→ポンヌフ」にひっかけて「ポンヌッフ」というお店があったんだそうです、はい(^_^;)
その後Q8「ボン・マルシェ」はスルーになるも「あー聞いたことあるかも」とひとりごちする人多しで、Q9「リッチ」はLinerさんが正解でこれで公太郎さん・ひっさつ会長に並んで2◯ということに。一応補足すると「アンデッド」とは「すでに死んじゃってるんだが、魔法などで仮の生命を吹き込まれた状態(つまりは「生ける屍」というやつです)」を指しているそうです。で、ラストの「プスタ」はさすがにスルーで、終わってみれば3人が2◯で並び共に+12pゲット、かずさんは2位扱いなので+8ゲットということに。
そしてひっさつ会長はいち早く4ジャンルを終了しまして、野球+15、声優+12、文学+9、語源・由来+12…の合計で+48pとまさに荒稼ぎしておりました(^_^;)。
次回に続きます。ではまた。
▼クリック頂けると励みになります!