こんにちわ、番頭役のむろかつです。2020/11月例会の報告記の12回目、2RのKavaさんの企画は「さだまさしの歌詞の中から単語をチョイスして…」という早押しクイズ企画の「詳細編」の6回目となります。
↑前回の記事はこちら。
Q25時点の獲得ポイントおよび順位は以下のような感じになっておりました。
[Q25時点でのポイント:ひっさつ+6、Liner+5、龍・佐伯明日叶・キヨミ+3、ハマクドー・三好誤服店+2、むろかつ+1]
ここから残り15問でどのような結末が待っているのか…。
「柳昇と言えば我が国ではわたし一人で(以下略)」
Q26:校長は柳昇(やなぎ・のぼる)/。東京都練馬区の桜台と羽沢の間にある架空の街「諫坂町(いささかちょう)」に戦前から存在している私立高校という設定の、ゆうきまさみの漫画「究極超人あ~る」の舞台の学校は「何」高校でしょう?
A26:春風(はるかぜ)高校(むろかつ×→ハマクドー○+3)
さだの歌→「春女苑:春風に糸遊に 咲いているのはあなたですね」
1987年2月10日にリリースされたさだまさしの通算30枚目のシングル曲。TBS系の金曜ドラマ「親子万才」の主題歌で、大原麗子が夫婦漫才の相方である旦那を亡くしてしまい…というストーリーなんですが、実際に大原麗子が内海桂子師匠に直接指導を受けてドラマの中で漫才も披露する…という結構演者が大変だったドラマの主題歌だったようです。
↑で、さだの歌ってる動画が見つからず(カバーして歌ってる素人の人は何人居たんスけどね)、逆に6分34秒あたりから実際の「親子万才」のドラマの中に挿入されていたさだの「春女苑」がありましたので、まあこちらを…。
そしてクイズ的には「校長は柳昇/」でむろかつが押すもど忘れしてブザーで、同じポイントでのダブルチャンスでハマクドーさんが「春風高校」を正解(これで+3に)。
↑「我が国ではただひとりしかいない」春風亭柳昇師匠そっくりな校長でおなじみの(以下略)
Q27:1980年に放送されていたフジテレビの番組「三枝の爆笑美女対談」で、司会の(現在の)6代目桂文枝がオープニングで挨拶していたのは「「何」のマーガレット、桂三枝」だったでしょう?
A27:窓辺(スルー)
さだの歌→「デイジー:窓辺まで歩いて振り返って」
先の「春女苑」と同じく1987年2月10日にリリースされたさだまさしの通算30枚目のシングル曲で両A面の曲でした。
この曲はシングルカットされた時は、ドラマ主題歌だった「春女苑」の方が明らかにメインでパッとしない曲(純粋な失恋ソングでもありましたし)だったらしいんですが、サビの部分である「忘れないで僕だけが君だけの味方 たとえ世界を敵に回しても」というフレーズがこの数年前に交通事故で亡くなったさだのコンサートのバックバンドのリーダーの一言だったそうでそこからこの曲が昇華してファンに物凄い支持を受けて長らくコンサートでは歌い続けられた名曲になった…という曲でして、後にライブ音源としてCDなどが出た際にさだが何度もこれを歌っている…という逸話もあります。
で、早押しクイズ的にはスルーになったんですが、「おおー、それは随分とニッチなとこをー」「でもいい問題だわー」との声が正解者が出なくてなんとも残念って感じな問題でした。
Q28:すじ、さば、ひつじ、おぼろ/、入道などの種類がある、大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒(氷晶)のこと。簡単に言うと何でしょう?
A28:雲(ひっさつ○+7)
さだの歌→「男は大きな河になれ:大きく叫んで 雲を呼べ」
1987年6月10日にリリースされた通算31枚目のシングル曲。下村湖人の「次郎物語」を映画化した際に(厳密には4回映画化され、その4回目の時の)主題歌でもありました。
が、テーマがあまりにも壮大になりすぎて悩んだ挙げ句、曲はスメタナの名曲「モルダウ」の曲風・旋律を日本風にアレンジし、サブタイトルに「〜モルダウより〜」とつけたほとんどの楽曲を自ら作詞作曲するさだまさしとしては本当に珍しいタイプの楽曲でもありました。
で、早押しクイズ的には「ひつじ、おぼろ」でガッと押されるもランプが付いてたのはひっさつ会長で「雲」と正解。これで+7となって一歩抜け出した形に…なるんだろうか?(^_^;)
さだファンには非常に根強い人気を持つ2曲がやってまいりました。
Q29:「Into the Wind(イントゥ・ザ・ウィンド)」「Head wind(ヘッド・ウィンド)」「Against(アゲンスト)」などとも言われる/、進行方向から吹く風のことを何というでしょう?
A29:向い風(Liner○+6)
さだの歌→向い風(黄昏迄(たそがれまで):何時でも向い風が吹いて)
1988年3月25日にリリースされた通算33枚目のシングル曲。ここからどうもレコードからCD(8センチCD盤)になったそうです。この歌はB面曲で後に小説・映画化もされる「風に立つライオン」という曲がA面曲だったんですがこちらの「黄昏迄」もさだのファンにとっては非常に息の長い人気を博していて、投票をすれば(「風に立つライオン」と共に)500曲以上ある楽曲の中で1位にはならないまでも確実にトップ5に入る、という「名曲」でもあります。
で、30年ぐらい前にラジオの文化放送(まだ本社屋が四ツ谷にあった頃でした。今は浜松町に移転してしまいましたが…)でさだの8時間特番をやった際に文化放送の小俣雅子アナがマジボケでこの曲を「抱かれるまで」と言ってしまい、隣でさだが「違う」とツッコミを入れるということがあったのが…懐かしいなあ(苦笑)
そして早押しクイズ的には、Linerさんが正解しこれで+6に。個人的には「向い風=アゲンスト」ってのは高校時代に母校の図書館になぜか全巻揃ってたちばてつや先生のゴルフ漫画「あした天気になあれ」でよく使われてた言葉だったんで…。そしてLinerさん、再びひっさつ会長と+1差で追随を。
Q30:元素ではサマリウム、天皇では村上天皇、内閣総理大臣では佐藤栄作、横綱では大乃国康、共通する数字はいくつでしょう?
A30:62(むろかつ×→龍。×→スルー)
さだの歌→「主人公:メトロの駅の前には62番のバス」
1988年3月25日にリリースされた通算34枚目のシングル曲。実は「黄昏迄」の項目に書いた「さだファンの中で人気投票をすれば、1位にはならないまでも確実にトップ5に入る」の言うとこの「40数年間ずっと1位をほぼキープし続けている」のがこの主人公という曲だったりします。
↑「生さだ」より。というか、サイドのこたつんとこで聴いているゲストの面々の豪華さに思わずお茶吹きそうにw
実は「黄昏迄」も「主人公」もソロデビューして数年後のアルバムに収録されている曲で(そしてドラマや映画などのタイアップもその当時はなく)、おそらくこの時のシングルカットは、「レコード盤からCDに切り替わる記念に、さだファン向けにリリースした」んではないか…と思うのですね。2001年ぐらいまで原宿にあったさだまさしのグッズショップにはこのシングルCDが売られていて、どうもさだまさしの「入門編」として買っていく初心者のファンが多かったようですので…。
で、実際にメモリアルなコンサートや年末年始のカウントダウンコンサート等では時折、ファン向けな企画として人気投票が行われるのですが、
2017-8の年越しのカウントダウンコンサートに行った際に「特典」としてやはりファンの人気投票で構成されたこんな相撲番付のような人気曲の番付をもらったんですが、
「東」の横綱にこの「主人公」と、さきほど名前だけ出た「風に立つライオン」が。
西の大関にさきほどの「黄昏迄」が入っておりまして(「奇跡」は1991年リリースのシングル曲なので、たぶん次の次の回あたりに出てきます(苦笑))。まあ特に「主人公」と「まほろば」と「黄昏迄」に関してはほぼ40年間、ここらへん曲はほぼ不動のように人気が続いている…という証左だったりします。なので新しい曲が入る余地がさほどないのも凄まじい(苦笑)。そしてよくよく見ると序の口のあたりまで結構、さだのマニアックな曲のタイトルが小さく書かれていて、寝室のドアに貼ってあるんですけども(=ま、数年前に蹴破ってしまった後をダンボールで補修して更にその上に隠してるんですが…)結構見ごたえがあります。
で、クイズ的にはむろかつ「60?」、龍。さん「58」…と共に誤答で正解は「62」。「あ、60代の横綱って双羽黒じゃん」と軽く頭を抱えるむろかつをよそに、いよいよ残りは10問。最終盤に入っていくのでした。
続きます。
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