こんにちわ、番頭役のむろかつです。前回に引き続きまして2022/06月例会「MJCC2022」の報告記をお送りしています。第10回目は6月例会のメイン企画となった3Rのむろかつ企画「二段階早押しボード」の2回目になります。第1セットAブロックの戦いはここから中盤戦になりますが、さて…。
↑前回はこちら。
前回の記事では第1セットAブロックの5問まで推移しました。全15問(ただし2抜けが出た時点で終了)あるのでここからが中盤戦となります。そして現時点では、
[この時点でのポイント]
ハマクドー+32(初期ハンデ+10持ち)、ぽちょ兄貴+9(初期ハンデ+7持ち)、おぐのり+22、キヨミ+1、ひっさつ+8
…と、+50勝ち抜けの折返しに達したのはハマクドーさんただひとりで、やや逃げ切り態勢に入ってきておりました。
ここでむろかつが大好きな定番の「皇室問題」が(^_^;)
Q6はこんな問題でした。
Q6:現在は、今上天皇の徳仁(なるひと)親王および先代の天皇である明仁上皇には付いているものの、皇位継承権第1位の皇嗣(こうし)である秋篠宮文人親王には付いておらず、2019年までは皇太子だった徳仁親王に対してはこのような人物が付いていた、「高貴な立場のある人物に付き従い身の回りの/世話などをする行為、または従う者そのもの」を指し、具体的には特に天皇および皇太子に側近奉仕する文官の事を差すものは何でしょう?
実はむろかつは「これほどの癒やし系番組もないもんだ」「皇族こそが”元祖ゆるキャラ”である」と広言するぐらい(?)皇室番組が大好きでして、この企画では各セット1問ずつ「皇室」のジャンルが入っておりました。ま、むろかつ自身は思想的には少しだけ左翼系統なんですが(←ま、それはどうでもいいw)。
で、昨年夏に妻子と北海道旅行行った際に(自家用車で北海道を回ったので)大洗から苫小牧行きのフェリーに乗ったんですが、
晩ごはんを大洗のスーパーで買ってきた弁当を部屋で食べていた時にテレビをつけたら、なんとBSテレ東で皇室番組をやってまして、
↑「おお、これはラッキー」と、妻と缶ビールを紙コップ2つに半分に分けてぐびぐび飲みながら「うーん、癒やされるなー♪」と乙に入ってました(苦笑)
そしてここで押したのはハマクドーさん。「やっぱいいのか」と言ってましてどうも前半の時点でボードに答えじたいは書いていて「たぶんこれかな?」と思いつつも前半では勝負する決心がつかず、後半の続きを聞いて確信を持って押していった…というなかなか珍しい戦い方をされてました。なるほどーねえ…。
で、正解は「侍従(侍従長と書いても可)」。正解したのは後半で押して正解したハマクドーさん(+7)、後半最後まで聞いてボードで正解したひっさつ会長(+1)の2人でした。
ちなみにハマさんは「侍従長」、ひっさつ会長は「侍従」と書いてましたが、最初の作問の時点で「侍従(侍従長と書いても可)」という設定でした。ゆえにハマさん「余計なことを書きすぎたかもしれん」と不安げな表情でそんな事を口走ってましたが、結果オーライでした(なお現在は知りませんが、以前は「侍従次長」という役職の人もいましたので、もしこちらも書いてれば正解扱いにしてました、はい。)。
それと「皇太子」には通常は「東宮侍従(長)」がつくんですが、現在の皇太子の立場になる「皇嗣」には侍従の代わりに「皇嗣職宮務官」と呼ばれるお付きの人がいて、侍従長の代わりに「皇嗣職宮務官長」をつとめている人がいます。
[この時点でのポイント]
ハマクドー+39、ぽちょ兄貴+9、おぐのり+22、キヨミ+1、ひっさつ+9
この時点でハマさんは次の問題以降、「前半で押して正解」すれば+12になるので一気に+50で勝ち抜けというとこまでやってきました。
「S・Y・D=佐野厄除け大師」(笑)
で、Q7はこんな問題でした。
Q7:正式名称を「春日岡山 転法輪院 惣宗官寺(かすがおかやま てんぼうりんいん そうしゅうかんじ)」と称する天台宗の寺院で、群馬の青柳大師、埼玉の川越大師と共に、先代の住職が「天台宗の関東の三大師」と/提唱したことから現在に至るようになった、毎年の年末年始には関東地方を中心にテレビ・ラジオCMがよく放送される事でも知られる、栃木県佐野市にある寺院はどこでしょう?
前半最後の「関東の三大師」でポーンと押したのは…リーチをかけているハマクドーさん。そして紙コップを前に差し出して置いてボードを書き始めたのがぽちょさんとひっさつ会長でした。…で、後半の続きの、「毎年の年末年始には関東地方を中心にテレビ・ラジオCMがよく放送される事でも知られる、栃木県佐野市にある寺院は」でギャラリーの皆さんも含めて大爆笑でした(苦笑)。
で、正解は「佐野厄除け大師」。全員正解でした(笑)
↑で、こんなCMが首都圏ではテレビ・ラジオを問わず年末年始に流れまくるんですね。
で、「前半で押した」ハマクドーさんも、
「前半でボード」のひっさつ会長、さらに画像には写ってませんがぽちょさんも正解でした。
そして思わず笑ってしまったのは、
「S・Y・D」=佐野厄除け大師と書いていたキヨミさんでした。いやーU字工事のネタをそこで(爆)
[この時点でのポイント]
ハマクドー+51(1抜け)、ぽちょ兄貴+13、おぐのり+23、キヨミ+2、ひっさつ+13
というわけでここでハマクドーさんが1抜けという事になりました。
しかし前期上位のハンデが+10あったとはいえ、わずか7問で勝ち抜けるとは( ゚д゚)ポカーン
やっぱり恒例の(?)「バカ3択」問題がまたまたやってきました(爆)
4人となって2位抜けをめぐる戦いとなったQ8はこんな問題でした。
Q8:うむー、うぬー、ぐぬー。このうち、1946年のビルマ独立に関する/イギリス・ビルマ協定に首席代表として調印し、1948年1月のビルマ独立に伴い初代首相に就任、その後も軍のトップであった国防大臣のネ・ウィンなどと交互に就任しつつ3代・5代目の首相を歴任するも、最後はそのネ・ウィンによって1962年に軍事クーデターを決行されて軟禁されたり国外に亡命する羽目になってしまった政治家は誰でしょう?
この「ムダ長文」企画ではたびたび登場する「バカ三択」の問題がここでやってきました(苦笑)。以前はむろかつの兄弟の幼少時のあだなだった「かっちゃん(むろかつ)、こうちゃん(弟)、ゆきたん(妹)」からの→ロッキード事件の時のロッキード社の副会長の「アーチボルド・コーチャン」というバカ問題を出して「このバカヤロウ」と大爆笑を生んだ珍問題がありましたが、今回は「うむー、うぬー、ぐぬー」の三択でした。
で、前半で押したのはぽちょさん、前半ボードに挑んだのはおぐのりさんとひっさつ会長でした。…ま、実はこのパターンの問題は、「もしわかんなきゃこの三択から選んでね」ということでもありましたので、むろかつはシンキングタイムが終わるまで7回ぐらい「うむー、うぬー、ぐぬー」を連呼してました(をい)
で、正解は「うぬー(ウ・ヌー)」。正解したのは前半で押したぽちょさん(+12)と、前半ボードのひっさつ会長の2人でした。一方でハズレてしまったおぐのりさんとキヨミさんは「ぐぬー」と。うん、これも惜しい。余談としてはビルマ→ミャンマーのお国柄としては一般的には苗字を持たないそうで、そこで男性敬称のウー(ウ)や女性敬称のドオ(ドー)が用いられることが多いようです。元国連事務総長であり国連大学の創始者のウ・タントなどがその代表例にあたります。
[この時点でのポイント]
ハマクドー(1抜け)、ぽちょ兄貴+25、おぐのり+23、キヨミ+2、ひっさつ+17
これで暫定2位にあがったぽちょさん。この「前半押し正解=+12」は結構でかいんすねー。
2位争いが物凄く激しくなってきました。
続くQ9はこんな問題でした。
Q9:「楕円軌道の法則」、「面積速度一定の法則」、「調和の法則」の3つの法則がある、デンマークの天文学者のティコ・ブラーエの観測記録から太陽に対する火星の運動を推定し定式化したもので/、最終的にはコペルニクスが提唱した地動説の優位を決定的にした17世紀初頭にこの「惑星の運動に関する」法則を発見したドイツの天文学者の名から何の法則と呼ばれているでしょう?
学生の頃から超文系だったむろかつがかろーじてひねり出した(?)「理系問題」が出ました(こちらも各セットで予備問題含めて1-2問ほど含まれております)。何せ大学受験も「数学と理科(特に化学と生物。物理は高校で選択しませんでした)が壊滅的にダメ」で、センター試験を一度も受けずに私立狙いだったぐらいでして…。そんなむろかつの最初の理系問題はたぶん「地学(中学理科では第2分野)」の問題でした。すると前半最後の部分で押したのはむろかつと同じく超文系なひっさつ会長で、その意外性に、司会者のむろかつ軽くおののく始末(苦笑)。
そして正解は「ケプラーの法則」。ヨハネス・ケプラーという人物で、後にアイザック・ニュートンが万有引力の法則を導き出した際には自らのニュートン力学とこの法則を元に計算された…という後に大きな影響を与えた人物でもありました。
で、ここの問題は「これでしょ?」とかなり自信満々な表情でボードを掲げてきたひっさつ会長の単独正解で、
[この時点でのポイント]
ハマクドー(1抜け)、ぽちょ兄貴+25、おぐのり+23、キヨミ+2、ひっさつ+29
わずか3問で暫定2位がおぐのり氏→ぽちょさん→ひっさつ会長と目まぐるしく変わる大激戦に。
Q10はこんな問題でした。
Q10:将棋棋士の先崎学九段が将棋監修をしている漫画「3月のライオン」の単行本コラムでは、「タイトル戦の番勝負の後半に対局場所として使われる故にストレート勝ちとかでこの場所で対局する前に終わってしまうリスクは高い反面、開催された際にはタイトルの行方を左右するような激戦の名勝負が行われることも非常に多い」…と先崎九段が書いている神奈川県秦野市の鶴巻温泉にある旅館で、昭和27年2月に対局予定だった第1期王将戦第6局で升田幸三八段が木村義雄名人との対局を拒否した事件の名前にも残っているのはどこでしょう?
ジャンルとしてはゲーム問題故に「青問」というむろかつ自作問題としてはこれまた珍しい(?)ジャンルでした。が、「わかった」とリアクションしてたのは得点係をしていたLinerさんと、既に勝ち抜いてたハマクドーさんぐらいだったという事で誰も押さずにボードに突入しました。
で、正解は「陣屋(元湯・陣屋)」で、正解者は誰もおらず、得点変動はありませんでした。ついでに書くと「タイトル戦番勝負の後半戦の対局場所」としてよく使われるのが甲府市の常磐ホテルというとこもありまして、ここもやはりストレート勝ちで終わるとここでやる前にタイトル戦が終わってしまうということで結構将棋(囲碁もそうですが)ファンからは知られておりますです。なおこの「陣屋事件」は、升田八段が対局前日に会場となる陣屋についた時に、玄関で呼んでいるにも関わらず誰も女中などが出てこずに30分以上待たされてキレたからとか、対局相手であり当時の将棋界の絶対的権力者だった木村名人と極めて不仲だったから…などの諸説の原因があるそうですが、この一件の升田八段の処分をめぐって危うく東西の将棋界が分裂しかけたという一大事件になりかけた騒動でもありました。
残り5問を前にして、現状はこんな得点状況になりました。
[この時点でのポイント]
ハマクドー(1抜け)、ぽちょ兄貴+25、おぐのり+23、キヨミ+2、ひっさつ+29
次の第2セットでは上位2名がAブロック(そして初期ハンデ持ちになります)、下位3名がBブロックでの対戦となります。ゆえに2位と3位が結構「次のセットへのアドバンテージがあるかないか」でその差が大きいようで、やはり自然と2位抜けをめぐる戦いが激しくなっていくことになります。残るは5問。後半に入って一気に順位変動が激しくなってきた第1セットAブロック、最終盤の戦いもどうぞお楽しみに。
次回に続きます。
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