こんにちわ、番頭役のむろかつです。10月3日に開催されました2021/10月例会「第4回精霊流しステークス」の報告記の第12回目をお送りいたします。今回は予選最終ラウンドである4Rで行われました「ジャンル別クイズ」の1回目をお送りいたします。
毎回定番の企画であります。そしてルールはこんな感じでした。
この「精霊流しステークス」では予選最終ラウンドの定番企画となります「ジャンル別クイズ」はこんな形式・ルールでした。
4R:ジャンル別早押しクイズ
16のジャンルから4つを選び挑戦
ボーナスポイントは1ポイント以上獲得しないと発生しない
同着の場合は共にその順位のボーナスポイントを獲得
10問目の誤答は即失格
各ジャンル10問限定
各ジャンル2×で失格※各Rでの順位のボーナスポイント
1抜け 10ポイント/2抜け 5ポイント/3抜け 4ポイント/4抜け 3ポイント/5抜け以降 2ポイント
失格 -10ポイント
というわけで、全16ジャンルはこういうものが用意されておりました。
戦国時代・競馬・野球・漫画&アニメ・小説&ラノベ・世界遺産・鉄道・食物・生物・美術・音楽・語源&由来・お悔やみ・声優・サッカー・天文
これらから各人「4ジャンル」を必ず選んで着席しまして早押しクイズに挑むということになります(なお、ずっと選んでいない場合は残り4企画前(今回は「お悔やみ」)以降で強制参加ということにもなりますので、「どれも苦手なんで不参加」ということはできません)。
更にこの企画ごとに順位点のボーナスが付きます。このセット、おもしろいのは、正解した回数分のポイントがもらえるのと同時に、「たとえ+1で終了してもトップな場合は1抜けの10ポイント加算」「同点の場合は同順位でのボーナスポイントが加算」されるというルールで、ぶっちゃけ、5人が参加してそれぞれ+1で終わった場合でも仲良く10ポイントが加算されるということと、最終問題で相手を潰すためにわざとトップに立っているひとが誤答することがないようにQ10の最後の問題で(故意にしろあえて挑んだにしろ)誤答した場合は一発失格というルールも用意されておりました。
というわけで今回からは2ジャンルずつお送りしていく予定となります。
まず最初のジャンルは「戦国時代」でした。
まず最初のジャンル…は、大概は「競馬」か「戦国時代」というパターンが多く、今回はお仕事などで欠席されてましたが「東久留米のペンキ屋の若旦那」「東久留米の北の富士勝昭(似てるんで)」ことケーニヒさん(←しかし凄い肩書だ(苦笑))がほぼ単独か少数人数の挑戦でしかも無双していく、という実際はガチ勝負なんですがほぼ「ネタ」と化している(?)この企画序盤は、今年は「戦国時代」がしょっぱなにやってきました。
↑で、去年からはケーニヒさんに続いてばいそんさんが参戦してきて「おおっ」とびっくりしたんすけどね。
で、「戦国時代」に登場したのはチヨマルさん・ばいそんさん・磯部さん・タクミさんの4人でした。ばいそんさんの極めて安定しているクイズの戦いに対して、ついこないだまで現役高校生だった(という事は日本史をリアルタイムで学校で勉強していた)磯部さん、さきほどのラウンドで「塚原卜伝」をえらいポイントで押していたチヨマルさん、更に2Rでは絶好調だったタクミさんがどこまでポイントを伸ばすことができるのやら。
Q1:朝倉氏では「三田村合戦」、織田・浅井両氏の間では「野村合戦」と/呼ばれていた、1570年に行われた→姉川の戦い(磯部1○)
しょっぱなの問題は、「朝倉では」「織田・浅井では」で磯部さんが押して、信長軍が浅井・朝倉軍を戦い撃破した「姉川の戦い」を正解し幸先の良いスタートを。ちなみに合戦は現在の滋賀県長浜市周辺の姉川という川の近辺で行われたそうです。
Q2:「沖田畷(なわて)の戦い」や「豊後侵攻戦」などで出陣するときにはくじで吉凶を占ったという戦国武将で、「耳川の戦い」では指揮を取り大友宗麟を破ったことでも知られるのは誰?/→島津義久(チヨマル×)
Q3:非常に器用でどのような任務でもこなし、米のように上にとっても下にとっても毎日の生活上欠くことのできないということから「米五郎左」と/呼ばれていた柴田勝家と共に「織田家の双璧」とされた戦国武将→丹羽長秀(チヨマル1○)
Q2「島津義久」はチヨマルさんが惜しい誤答をし、Q3「丹羽長秀」は逆にチヨマルさんがなかなかいいポイントで押して正解となりました。
ちなみにこの2問の間に番頭役・むろかつが記録用のVTRカメラのポジションを少しずらしていて雲台のねじを締め直してたのでそのキュッキュッという音のせいでVTR音声から聞き取ることがなかなか難しく「まあこんな感じの問題でした」ということでどーぞご勘弁を(ノД`)シクシク
Q4:井出圭亮の漫画「オキザリスの旗」の主人公となっている人物で、1560年長浜の戦いにおいて実弟の親貞と共に初陣を飾り、1575年の四万十川の戦いで一条氏をやぶり土佐統一を果たした/→長曾我部元親(チヨマル2○)
これで勢いに乗ったか、Q4「長曾我部元親」も結構な押し合いになるもランプがついたのはチヨマルさんでこれで連答に成功し2○単独トップに立った。
Q5:(キリスト教の)洗礼名はドン・フィリッポ・フランシスコ。伊達政宗の命により/慶長遣欧使節団を率いてヨーロッパまで→支倉常長(ばいそん1○)
続くQ5「支倉常長」は、洗礼名および伊達政宗の名前が出た途端にガッと早押しになり今度はばいそんさんのランプがついて1○となった。いやーしょっぱのジャンルから熱い(笑)
Q6:特に野戦では大将であるにもかかわらずに常に先頭に立って「勝った!勝った!」と叫びながら突撃したことでも知られる戦国時代の後北条氏の武将で、(北条家の主力部隊)五色備えのうち、黄備え隊を率いたとされ/→北条綱成(つななり/つなしげ)(ばいそん2○)
Q6「北条綱成」もなかなかすごいポイントで押されて正解したのはばいそんさんでこれで2○でトップタイに。で、この武将はこんだけ勇敢に戦ったにも関わらず最終的には戦地で死ぬことはなく(武田家や上杉家からも恐れられたそうです)病没し、秀吉の小田原征伐にはわずか3年ながらも残念ながら間に合わなかったという逸話もあります。
Q7:通称は「弥九郎」。里見義堯(よしたか)に仕え槍術に優れており、槍大膳(やりたいぜん)と称された戦国武将は誰?→正木時茂(スルー)
Q8:戦国時代末期に日本を訪れたポルトガル商人で、豊後国内に日本初の病院を建て、(イエズス会宣教師の)コスメ・デ・トーレス神父のもとで布教活動を/行っていたのは誰?→ルイス・デ・アルメイダ(磯部2○)
Q7「正木時茂」はスルーになるものの、Q8「アルメイダ」は磯部さん正解でこれまた2○に並ぶ。ちなみに大分県には「大分市医師会立アルメイダ病院」というこの人を冠した病院が実在するそうです。
Q9:松永久秀のおいにあたり熱心なキリシタンとしても知られる戦国武将で、三好義継、豊臣秀吉、小西行長などに仕え/→内藤如安(チヨマル2×失格)
Q10:吉岡鎮興(しずおき)の正室であるも夫が耳川の戦いで戦死したため、夫を弔うために出家した女性で、息子が城主であった鶴崎城を守り寺司浜の戦いで白浜重政・伊集院久宣らを討ち取ったことでも知られるのは誰?→吉岡妙林/妙林尼)(スルー)
→獲得ポイント:磯部12、ばいそん12、タクミ0、チヨマル-10
で、ラスト2問、3人が並んでいても果敢に単独トップを狙ったかチヨマルさんがかなり前の部分で押すも「内藤如安(後にキリシタン追放令でマニラに亡命した人物)」を誤答して無念の2×失格に。そしてラスト問題はさすがに一発で2×がつくので勝負はせず、磯部さんとばいそんさんが仲良く(?)12ポイント獲得となりました。
2番目のジャンルは「競馬」でした。
続くジャンルはこれまたこの企画序盤の定番「競馬」でした。やはり毎回ここにも登場するケーニヒさんが不在だったんでどーなるかと思ったら…。
naoさんのオンリーワン挑戦となりました。つまりは1ポイントでも獲得し失格にならなければ自動的に10ポイント以上(あとは正解したポイント数)入るということになりますが…。
Q1:その名の由来はシェークスピアの作品「十二夜」でヒロインのヴァイオラが男装する際に用いた名前に由来する、2005年の日本・アメリカ両国でのオークスに優勝したことや、繁殖牝馬としてはエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアなどを輩出したのは何?→シーザリオ(nao1○)
「へー、日本とアメリカの両方のオークスで勝った馬がいたのか」とまずそれに驚く面々でしたがそこをサクッと「シーザリオ」と正解しnaoさんとりあえず1○は確保。あとは無事に10問を終わらせるだけ…になったのか?(苦笑)
で、それ以降は、
Q2:1996年の天皇賞(春)、有馬記念を優勝し凱旋門賞をめざして渡仏し、前哨戦のフォワ賞でレース中に屈腱不全断裂を発症し現地の獣医師から薬殺を打診されて殺されかけたエピソードがある元競走馬で、種牡馬としてはローマンエンパイヤ、サクラセンチュリーなどがおり2020年1月24日老衰で亡くなったのは何?→サクラローレル(スルー)
Q3:2019年11月3日老衰のため亡くなった元競走馬で、1995年の菊花賞、有馬記念、1996年の宝塚記念、1997年の天皇賞(春)を制しており、種牡馬としてはチャクラなどを輩出したのは何?→マヤノトップガン(スルー)
Q4:1996年の菊花賞に優勝するも、屈腱炎が発症している事が判明しそのまま引退した元競走馬で、種牡馬としてはツルマルボーイ、ザッツアプレンティ、デルタブルースなど輩出し2020年1月2日に老衰で亡くなったのは何?→ダンスインザダーク(nao×「バンブービギン」)
Q5:TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」では本人役として登場している元騎手で、1996年に牧原由貴子、田村真来とともにJRA初の女性騎手としてデビューしたことでも知られるのは誰?→細江純子(スルー)
Q6:2019年11月21日に老衰で亡くなった元競走馬で、2000年のフェブラリーステークス、ジャパンカップダートを制し、種牡馬としては地方競馬で活躍したサイレントエクセル、ロングウェーブ、ウマノジョーなどを輩出したのは何?→ウイングアロー(スルー)
Q7:1992年の阪神3歳牝馬ステークスでは16頭立ての9番人気で勝利したことでも知られ、繁殖牝馬としてはスエヒロコマンダーなどを輩出した元競走馬で、2020年4月30日に亡くなったのは何?→スエヒロジョウオー(スルー)
Q8:長男の士津八(しづや)も騎手をしていたJRAの元騎手で、現役時代はホウヨウボーイ、シリウスシンボリ、ホクトベガなどに騎乗、引退後調教師に転身して管理馬にオールエイジドステークスに優勝したハナズゴールがいるのは誰?→加藤和宏(スルー)
Q9:2016年7月2日老衰のために亡くなった元競走馬で、サンデーサイレンス、イージーゴアと同時期に活躍しアメリカでG1を2勝し、牡馬としてはナムラコクオー、ボールドエンペラーなどを輩出したのは何?→キンググローリアス(スルー)
Q10:2016年4月20日に左後肢基節骨を粉砕骨折し安楽死処分となった元競走馬で、現役時代はコロネーションカップ・エクリプスステークス・キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス…とGIを3連勝し、種牡馬としてはマジェスティバイオ、メイショウサムソン、テイエムオペラオーなどを輩出したのは何?→オペラハウス(スルー)
→獲得ポイント:nao11
…とまあ、naoさんは1×をつけたものの、さすがに勝負できずに1○で終了となりまして無事に(?)11ポイント獲得となりました。
こんな感じで最終ラウンドがはじまりました。長期戦になると思いますがどうぞお付き合いいただければ幸いです。ではまた。
解説と補足と余談など(笑)
(ここも番頭役・むろかつが書いております)
タレントの江頭2:50氏(←私は非常に大好きでリスペクトしている藝人さんでもあります)の座右の銘が「ワンクールのレギュラーより1回の伝説」ということが結構有名だったりしますが、まあ特にこのハマクドーさん企画に関しては「冷静に勝ちに行くか、一発でかい正解をして見せ場を作るか」みたいな両選択をすることもままありまして、それゆえにハマクドーさんの自作問題は間口が広くそして奥が深いなあ…としみじみとVTRを見て文章を書く度に思う次第だったりします。
ちなみに私の場合は基本的に「後者」で、特にこのジャンル別クイズは「一発でかい穴をあけにいく」というのを是としてますね。つまりは「わかりそうな問題、行けそうな問題」であれば2×で飛ぶリスクも無視して勝負を賭けにも行きます。ゆえに数年前の「精霊流しステークス」の決勝ではせっかく決勝に残ったうえにトップをひた走っていて4○だか5○まで積んでたのに3×で飛んで失格ということもありましたし(ノД`)シクシク。ただし、極端なギャンブルはしない(というかできない)たちでして、むしろ絶不調時よりも絶好調時の方が、具体的には頭もフル回転し、指勝負もバリバリ絶好調って時ほど誤答失格になる率が高いようです。つまりは序盤の前フリで勘違いして一気にバーンとして誤答、みたいな。絶不調・不調の時はそもそも押す勇気が持てないもので、そこは長らく初心者から中級者向けのサークルでほそぼそとクイズをやっていただけでもいろんな経験をさせてもらっているなあと感じる次第です。
これを書いたのは第1セット「戦国時代」のチヨマルさんの2×失格の状況についてここらへんの説明をしないと「なぜ、彼があえてトップタイで走ってたのに勝負を賭けたのか」ということがわからなくなるから、なんですね。これはひっさつ会長とかもよくやるパターンで「なぜここであえて攻めたの?」という状況はつまりは「戦略・戦術よりも、この問題はイケる!と判断したから」であって、たぶんチヨマルさんとかも見せ場を作ったんだろうな…と極めて好意的に見ている今日この頃です。というか、ナチュラル知識だけでクイズをやってる連中は勢いがついちゃうと神がかり的な早押しを繰り広げたり、紙一重で誤答して失格になったり…と、基本的にこういう人が多いようですね、特に岩Q槻では。
逆にこのジャンル別クイズ、その前段階で「あー、この問題だったら、ここのジャンルを指定してれば結構押せたのにー」という例もあります。つまりは16のジャンルについて、ジャンルだけは大まかに書いておりますがその中の「どこらへん」が出るかまではあえて書いてないものでそこは他のプレイヤーがどこを選ぶかというのと同時に、ハマクドーさんとの腹のさぐりあいでもあります。実際にそれでばいそんさんが「あー、僕、競馬ジャンル行けたなあ」とぽつりとつぶやいてまして、何度かスルーになった問題の正解を言ってくださってましたので。そこらへんのチョイスやフィーリング、他の面々との競合などで早押しクイズ以上に結構際どい勝負が繰り広げられるのがこの企画の良さでして、まあ残り14ジャンルもそちらの観点からもお楽しみいただければ幸いです。
ちなみに今日は、
#オリックス優勝 #bs2021 #NPB #オリックス #バファローズ #バファローズポンタ #おりほー pic.twitter.com/IjMdP7tF6J
— バファローズ☆ポンタ (@bs_ponta) October 27, 2021
贔屓にしている千葉ロッテが楽天に負けまして、オリックスが優勝決定した日でもありました。ただ私は「うーん、今日はもういいや。こっちを優先しよう」と、あえて岩Q槻のブログ記事をメインにパソコンを使ってまして、時折スコア速報をチェックしてました。まあ数日前にソフバンに大敗した時点で「世の中、そううまくは行かねえな。たぶん厳しいんだろうな」感が強くて「とてもじゃないがケーブルテレビやパ・リーグTVの中継とかを見て時間をつぶすのは俺にはできねえ」と、あえてこちらの作業に没頭してました。この企画は各ジャンルごとに専門用語が飛び交うため一度ではその単語が理解できぬことがままありまして、それこそ1問ずつハマクドーさんが問読みしている文言を聞いては推定でグーグル検索をかけてネット国語辞典やWikipediaなども参考にするので2ジャンルでだいたい3時間ぐらいかかることもあります。
ただ今日に関しては「没頭してて良かったな」と思ったのも事実で、
ブログを更新しました。良くも悪くもこれぞ井口野球の総括ということで。/「オリックス優勝おめでとう、千葉ロッテ本当に惜しかった(^_^;)」#ORIXBuffaloes #chibalotte https://t.co/XZRYfktB6o
— 幕張亭ボーリック@むろかつ (@muroktu) October 27, 2021
この記事を書いている間に、試合も終わったので総括記事も書きましたが実に「さばさば」とした気が晴れた気持ちでもあります。「ま、勝てねえもんはしょうがねえやな。相手もいる以上は」と。ただここからクライマックスシリーズについてはちょっと考えが及ばないんで、それはあんたら勝手に盛り上がって頑張れ、的な感じでもありますが(をい)。
とりあえず4Rは16ジャンルあるので少なくても全8回ぐらいはかかると思います。更に敗者復活戦が中止となって決勝の早押しクイズも3-4回ぐらい行くかもしれないので少なくてもあと12回。11月7日の例会までに終わるかどーか。とりあえずまあがんばります(^_^;)。
以上です。
(Text by むろかつ(番頭役))
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