2022/06月例会「MJCC2022」報告#17「3R:むろかつ企画「二段階早押しボードクイズ」編(その9)」




こんにちわ、番頭役のむろかつです。前回に引き続きまして2022/06月例会「MJCC2022」の報告記をお送りしています。第17回目は6月例会のメイン企画となった3Rのむろかつ企画「二段階早押しボード」の9回目になります。最終の第2セットBブロックの後半戦およびエンディングのあたりをお送りいたします。

2022/06月例会「MJCC2022」報告#16「3R:むろかつ企画「二段階早押しボードクイズ」編(その8)」

2022年7月1日

↑前回はこちら。

1抜けもなかなか出ない、激しい戦いとなっておりました。

前回の報告記の終了時点、つまりはQ8の時点では各人の得点状況はこんな感じでした。

【現時点でのポイント】

ばいそん+33、Liner+28、Kava+20、ぽちょ兄貴-7、ひっさつ+19

トップはばいそんさんの+33、続いてLinerさんの+28…というとこですが、ポイントが意外に伸びないのは「前半押し」を果敢にアタックしているのがちょっと出遅れたぽちょさんで、「え、そこで押して正解するん?」と「(後から考えてみれば)二択・三択を外して惜しい誤答だなあ」を交互にやっているので、ぽちょさんのポイントも伸びない代わりに、他の面々も大量得点にはならず大混戦が発生している…という次第でした。

で、番組屋のむろかつとしては「うーん、ちょっと前半と後半を区切るポイントが早かったかなあ。これは申し訳なかったなあ」と軽く反省しつつ苦笑いをしておりましたです、はい。

続くQ9の問題はこんなんでした。

Q9:現行ルールになったきっかけは1994年5月11日にヤクルトスワローズ対読売ジャイアンツ戦で発生した死球合戦の末に、西村龍次投手がダン・グラッデン選手の顔面付近に投じた球/がきっかけとなり起こった大乱闘だった、現在、日本プロ野球で規定されている「故意・過失を問わず頭部に死球を与えた投手は退場」のルールの事を何と言うでしょう?

スポーツ問題、もっといえば「野球」問題でした。押したのは…ホークスファンのぽちょさんでした。いやーその攻めっぷり、番組屋としては本当に実にありがたい(感涙)。で、気づけばその他の4人も全員「前半ボード」を宣言して書き始めてました。

で正解は「危険球」。正解したのは「前半押し」のぽちょさん(+12)、「前半ボード」のKavaさんとひっさつ会長(+4)の3人でした。

【現時点でのポイント】

ばいそん+33、Liner+28、Kava+24、ぽちょ兄貴+5、ひっさつ+23

もともとは従来の「危険球」の定義は審判が危険球と判断していたんですが、この大乱闘の一件がきっかけで頭部死球は”問答無用で”退場となりました。

↑その西村投手とグラッデン選手の一件はこちら。まあこの当時のヤクルトと巨人の試合は野村監督と長嶋監督の因縁も含めてこういう死球合戦や大乱闘が非常に多かったものでした。グラッデン選手はこの乱闘で手指を骨折してシーズンを棒に振ることになったぐらいでしたし。

ただし「危険球退場」についてはセ・パで導入年が違い、セは1994年からでしたが、パは2002年からでした。ちなみに個人的には4年前の夏に見に行ったロッテ対楽天戦で、

ロッテの守護神の益田直也投手が、楽天(実は元ロッテ)の今江年晶投手に投げた球が肩→ヘルメットに当たるデッドボールで益田投手がなぜか退場処分を喰らい、このままロッテ投手陣がボロボロになって逆転負け…という試合を2階席のバックネット裏で見てました(ノД`)シクシク

「さだまさし問題」を取られたひっさつ会長、大いに悔しがるの巻(苦笑)

Q10はこんな問題でした。

Q10:主題歌はさだまさしの「防人の詩」、主人公である乃木希典を仲代達矢が演じた/第4回日本アカデミー賞では主要10部門を獲得した昭和55年製作の日本映画のタイトルにもつけられている、ロシア帝国の要塞および艦隊を攻略すべく大激戦が行われた中国北東部の遼東半島南端旅順で発生した激戦地を、その丘陵、丘の標高からとって何高地と呼ばれていたでしょう?

むろかつの作問ではたまーに出てくる「さだまさし問題」(笑)。するとここではばいそんさんと、ひっさつ会長(←実はさだファン歴はむろかつよりも長いらしいです)が前半早々にほぼ同時に押すも、ばいそんさんの方が一瞬早くランプがつき、ひっさつ会長が悔しがりながらAの紙コップを叩きつけるかのように前半ボードを宣言してこの時点で書き始めてました(苦笑)。いやー、前半はまだ先が長いのに。結局、残り3人は後半ボードを選択しておりました。結果的には「芸能問題」でもあり「歴史問題」でもあったんですね、これ。

正解は「二百三高地」。正解したのは前半押しのばいそんさん(+12)、前半ボードのひっさつ会長(+4)、そして後半ボードのぽちょさん(+1)の3名でした。ちなみにひっさつ会長は「この映画、高校の社会科の授業で見ました」と、さらにばいそんさんは「この映画、リアルタイムで劇場で見ました!!」とおっしゃってました。(笑)

【現時点でのポイント】

ばいそん+45、Liner+28、Kava+24、ぽちょ兄貴+6、ひっさつ+27

これでばいそんさんは+45まで到達し、「後半押し」以上では勝ち抜け圏に。そしてひっさつ会長がKavaさんを抜いて暫定3位に上昇。そして暫定2位のLinerさんとも1点差という僅差な戦いも。

Q11はこんな問題でした。

Q11:「マイク一本四方が私の道場です。大劇場であろうとキャバレーの舞台であろうと変わりありません」という言葉を残した逸話があり、その言葉通り、常にロイド眼鏡・燕尾服を着用し直立不動の姿勢で/歌うのを亡くなるまで崩さなかった、「赤城の子守唄」「国境の町」「旅笠道中」などのヒット曲で知られる戦前・戦後期に活躍した日本の歌手は誰でしょう?

芸能問題、特に「懐メロ」問題でした。すると前半最後の「ロイド眼鏡・燕尾服を着用し直立不動の姿勢で」で押したのは洋楽邦楽なんでもござれで、特に懐メロに造詣が深いひっさつ会長でした。一方でばいそんさんとぽちょさんが前半ボードを宣言しておりました。

正解は「東海林(しょうじ)太郎」

正解したのは「前半押し」のひっさつ会長(+12)、「前半ボード」のばいそんさん(+4)、「後半ボード」のKavaさん(+1)の3人でした。

【現時点でのポイント】

ばいそん+49、Liner+28、Kava+25、ぽちょ兄貴+6、ひっさつ+39

遂にばいそんさんは+49で、「後半ボード」でも勝ち抜けとなるとこまでやってきました。ただしひっさつ会長が同時に「前半押し」で正解した場合は、共に+50で勝ち抜けになるも、ばいそんさん+50、ひっさつ会長+51…と、ここで順位がひっくり返るためにまだまだ油断はならぬ状況でもありました。

で、この東海林太郎氏、戦後まもなくの頃は任侠もののヒット曲があったためにGHQに睨まれ不遇の時代を過ごしたんですが、サンフランシスコ講和条約後には空前のなつかしの歌声ブームの到来で人気も回復していったとのことです。

続くQ12はこんな問題でした。

Q12:昭和23年に公布・施行された国民の祝日に関する法律いわゆる「祝日法」の第2条では「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを/その趣旨としている、祝日法施行前の昭和23年までは宮中祭祀での歴代の天皇・皇后など霊を祭る儀式である「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」として休日だった、基本的には毎年3月20日か21日ごろに置かれる日本の国民の祝日のひとつは何でしょう?

ある意味でむろかつ大好きな(?)「皇室問題」にもかぶる祝日を問う問題でした。すると前半の祝日の「その趣旨」でポーンと押したのはぽちょさんでした。「いやー、これは凄いとこで押すなあ」とむろかつもびっくり。そしてKavaさんとひっさつ会長も前半ボードを宣言しておりました…が、後半最後まで聞いた直後に「しまった」とひっさつ会長が実にしょっぱい顔をしてたのは(苦笑)。

で正解は「春分の日」でした。正解したのは「前半押し」のぽちょさん(+12)、「前半ボード」のKavaさん(+4)、「後半ボード」のばいそんさん・Linerさん(各+1)の4人でした。

【現時点でのポイント】

ばいそん+50(1抜け)、Liner+29、Kava+29、ぽちょ兄貴+18、ひっさつ+39

というわけで、ばいそんさんがちょうど+50に到達し、1抜けでハマクドーさんと共に優勝ということになりました。結果、ばいそんさんは「王位」を防衛したことにもなります。そして1Rからすべての企画で優勝という(岩Q槻の企画持ち込み例会では)極めて珍しい快記録も達成されてました(笑)

なお「春分の日」の解説としては、その日にちは前年2月に国立天文台の暦要項によって官報で周知され決定されます。同様に日付が決まっていない「秋分の日」も元は「秋季皇霊祭」が起源となってるんですが、実は趣旨は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」とされていて春分の日とは違うのが特徴です(そして今回の作問および出題の肝の部分でもありました(苦笑))。それゆえに、ぽちょさんが”趣旨だけで”押してきたのを見て「いやー、これのポイントで押して、そして正解するのはやっぱ凄い」と驚くことしきりでした(^_^;)

そしてラスト3問での「次節のアドバンテージが付く」3位以内の戦いも更に激しく…。

残りは3問。Q13はこんな問題でした。

Q13:非常に絶景なために、北海道の大沼、静岡の三保の松原と共に「日本新三景」に、群馬県の妙義山、香川県小豆島にある寒霞渓(かんかけい)と共に「日本三大奇景・日本三大渓谷美」にも選ばれ、それぞれ並び称されている、その名前は江戸時代後期の歴史家・頼山陽が中国風の文字を宛て漢詩に詠んだのがきっかけとされている、大分県中津市にある/山国川(やまくにがわ)を中心とした渓谷は何でしょう?

前半では誰も押さず・書かずで、後半の「大分県中津市にある」で、九州出身のぽちょさんが後半押しに挑んでまして、残る3人は後半ボードとなっておりました。もっともぽちょさんも果敢に攻めていけば他の人を足止めにして一気に2-3位争いまで繰り広げられるとこまで入ろうとしているだけにここの問題はぜひ獲っておきたいところ。

で、正解は「耶馬渓(やばけい)」。正解したのは「後半押し」のぽちょさん(+7)、「後半ボード」のひっさつ会長(+1)の2人だけでした。

【現時点でのポイント】

ばいそん(1抜け)、Liner+29、Kava+29、ぽちょ兄貴+25、ひっさつ+40

ガンガン攻め続けてくるぽちょさん、ここで3位圏内とわずか4点差まで追い上げてきました。残るは2問、この時点ではひっさつ会長のみ「前半押し」で勝ち抜け圏内で、更に逆転劇はあるのでしょうか。

Q14はこんな問題でした。

Q14:加工食品としてはクノール、Cook Do、ピュアセレクトマヨネーズなどを、調味料としては丸鶏がらスープ、瀬戸のほんじお/、ほんだし、中華あじ、ハイミー、アジシオなどを販売している、元々は「鈴木製作所」「鈴木商店」という名前だったが、昭和21年に現在の会社名に変更した、製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料の名前がつけられた日本の企業はどこでしょう?

前半はひたすら商品名を連呼する、明らかに「企業問題」の問題文…で、「瀬戸のほんじお」のとこで押したのはLinerさんでした。で、「…アジシオなどを販売している」と前半最後まで読み切った後に残りの3人も一斉に紙コップとボードペンを持ちはじめまして(笑)。そして後半最後まで聞いて「やっぱり」と(^_^;)

正解は「味の素」。全員正解でした(笑)。

で、得点は「前半押し」のLinerさんが+12、残る3人が+4でした。

【現時点でのポイント】

ばいそん(1抜け)、Liner+41、Kava+33、ぽちょ兄貴+29、ひっさつ+44

次の問題がラスト問題なんですが、この時点ではひっさつ会長が「後半押し(+7)」以上で、Linerさんが「前半押し(+12)」で勝ち抜けというとこまでやってきました。そしてラストはこんな問題でした。

Q15:初演は昭和49年8月29日、初演時に演出を担当した中には後に没後国民栄誉賞を受賞する俳優の長谷川一夫もいた、初演開催前には上演反対が多かったものの蓋を開けてみれば主催者側もびっくりの大ブームを巻き起こしたためその後も再演を繰り返し/、2006年には通算上演回数1500回を突破、2014年には通算観客動員数500万人を記録するなど、宝塚歌劇団史上最大のヒット作となった、元は漫画家・池田理代子の同名漫画を原作とした作品と言えば何でしょう?

ここで「勝負!!」とばかりに前半最後のとこで押したのはLinerさんでした。そして残る3人が全員「前半押し」を宣言してこれまた勝負を賭けてきました。…で、後半の残り文章を聞いて、顔をしかめる人や、ちょっと安堵の表情を見せた人も…。

正解は「ベルサイユのばら」でした。

正解したのはひっさつ会長ひとりだけでした(+4)。

なおこの物語は、男装の麗人である「オスカル編」と、マリー・アントワネットおよびパリ・オペラ座の仮面舞踏会にて出会った「生涯の恋人」であるスウェーデン貴族のフェルゼンの「フェルゼンとマリー・アントワネット編」があるんだそうです。

【最終結果】

ばいそん(1抜け)、Liner+33(3位)、Kava+33(4位)、ぽちょ兄貴+29(5位)、ひっさつ+48(2位)

というわけで、このBブロックはばいそんさんが1抜け、ひっさつ会長が2位、Linerさんが3位…で、次回の「王位戦第4期/2段階早押しボードクイズ」のアドバンテージを獲得したことになりました。

しかし考えてみれば、Aブロックの2位は三好さん(+49)、Bブロックの2位はひっさつ会長(+48)で、この面々を相手に、しかもノーハンデから2位に滑り込むとは「まさに恐るべし、ひよしコンビ」という結果でもありました(爆)

↑当日のスコアとVTRチェックした上でのスコアのズレは多少ありますが順位等には影響はありません。

で、最後に、両ブロックで優勝したハマクドーさんとばいそんさんに、

それぞれ優勝賞品を贈呈して、後片付けをして18時ぐらいに例会が終了となりました。皆様、お疲れさまでした。

次回の定例会は7月3日。メインレース名は「スーパーオービスサマーダッシュ」という夏恒例のメイン企画で、Linerさんが自作された早押し機を持参してくださって3Rはそれを使っての早押しクイズとなる予定です。次回もどうぞお楽しみに。

※あ、もしかしたら次回の例会報告の前に、ここでの「解説編」を入れるかもしれませぬ(^_^;)

以上です。

(Text by むろかつ(番頭役))

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。