2022/12月例会「第6回ガソダム記念」報告#3「1R:座・ムダ長文編(3)」




こんにちわ、番頭役のむろかつです。2022/12月例会「第6回ガソダム記念」の報告記をお送りしております。3回目は1Rのむろかつ企画「座・ムダ長文(2段階早押しボードクイズ)」報告の3回目をお送りいたします。第1セットの終盤戦、2位をめぐる上位争いも激化しております。

2022/12月例会「第6回ガソダム記念」報告#2「1R:座・ムダ長文編(2)」

2022年12月16日

↑前回はこちら。

暫定2-6位あたりの僅差の戦いが凄いことに。

現時点での各人のポイントはこんな感じになっておりました。

【Q9時点:ハマクドー(1抜け)、ひっさつ+27、三好+22、Kava+28、キヨミ+7、くうちゃん+5、山田はまち+25、チヨマル+2、かよちん+31】

Q6「表参道」でハマさんがサクッと1抜けを果たし、続いて2位争いの戦いとなってきました。が、暫定2位争いがかよちんさん+31、Kavaさん+28、ひっさつ会長+27、山田はまちさん+25、三好さん+22…と、前半押し正解+12、後半押し正解+7の一発で一気に順位が入れ替わるような大激戦に。

第1セットは残り6問です。続くQ10はこんな問題でした。

Q10:第1回目掲載は1990年17号。2022年13号まで約32年間、月2回の発刊および掲載ながらも休載をせずに「ビッグコミックオリジナル」誌上に連載し続けてきたが、作画担当のかざま鋭二の膵臓がん治療療養のために初の休載となり、同年10月2日にかざまの死去により現時点では連載終了か他の作画担当を置いた上での再開かが未定となっている/、「家庭の事情から京都大学を中退し24歳の時に研修生としてゴルフの世界に入った沖田圭介の成長とその数々の勝負」を描く、プロゴルファーでもある坂田信弘/原作のゴルフ漫画は何でしょう?

A10:風の大地

理系問題同様、基本的にはむろかつが得意としていないのが「青問」と呼ばれる漫画・アニメ・ゲームなどのジャンルでして、そんな青問ジャンルの問題を自作するとどーしてもいつも愛読している作品に偏ってしまうのが難点ではあるのですが…こちらは作画担当の先生が病気療養で長期休載→のち死去という「お悔やみ」的な時事問題も兼ねられてました。で、前半終了の時点で得点係のハマさんだけが「…わかった。それはお悔やみのジャンルでチェックしてたわ」と、ぽつりとつぶやいた以外では誰もボードも挑戦できず。結果、後半押しに挑んだのはかよちんさんで、残りの皆さんは後半ボードとなったのでした。

【Q10時点:ハマクドー(1抜け)、ひっさつ+28、三好+23、Kava+29、キヨミ+8、くうちゃん+5、山田はまち+25、チヨマル+2、かよちん+38

で、「風の大地」。正解したのは、後半押しのかよちんさん(+7)、後半ボードのひよしコンビ、Kavaさん、キヨミさん(+1)の面々でした。その後、12月5日発売の「ビッグコミックオリジナル」誌上では、原作者の坂田先生の追悼文と、そのかざま鋭二先生の「絶筆」とされる最後の回が掲載され、たぶんこのまま連載終了となるのではないかと。そして個人的にはその坂田先生の書いた追悼文を読んで「今の2回目の全英オープンが最終章だと思ってたら…え、更にここから5年も連載続けるつもりだったのか?」と永年の愛読者としてはそこに逆にびっくりしたという(以下略)

Q11:「暦(こよみ)便覧」では「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也(にちなんのかぎりをもって、ひのみじかきのいたりなればなり)」と説明している二十四節気の1つで、暦法(れきほう)上はここで1年間の干支が切り替わることでも知られている/、北半球では北極圏で極夜となる上に、この日が/一年で最も日の出から日没までの時間が短い日のことを何というでしょう?

A11:冬至(とうじ)

Q11の問題。後半部分で押したのは山田はまちさんで、前半ボードは誰もおらず残り全員は後半ボードに挑むことに。ただし問題を読み切ったあとに「やっぱしそれだったのか」と何人かが悔しがってたのが印象的でした。

で「冬至」を正解したのは後半押しの山田はまちさん(+7)に、ひっさつ会長、Kavaさん、くうちゃんさん、チヨマルさん、かよちんさん(各+1)の面々でした。我が家では数年前に一緒に住んでた妻の両親が介護の対象となり(自宅ではなく週に3-4回通っていた介護施設のデイサービスでお風呂を利用するようになったので)、更にどっちも亡くなってからはやらなくなりましたが、冬至の夜のお風呂にはゆずを入れてましたねえ。懐かしい。

【Q11時点:ハマクドー(1抜け)、ひっさつ+29、三好+23、Kava+30、キヨミ+8、くうちゃん+6、山田はまち+32、チヨマル+3、かよちん+39】

Q12ではむろかつイチオシの、千葉ロッテの「俺達の」荻野貴司が(苦笑)

Q12はこんな問題でした。いやー相変わらず趣味に走っとるな(爆)

Q12:奈良県立郡山高校、関西学院大学、トヨタ自動車を経て2009年のドラフト会議で1位で指名されて入団した千葉ロッテマリーンズの選手で、毎年のように怪我が多く/デビュー12年目・36歳で迎えた2021年シーズンで初の全試合出場に加え、パ・リーグ最多安打、盗塁王、ゴールデングラブ賞などのタイトルを獲得した外野手は誰でしょう?/

A12:荻野貴司(おぎのたかし)

ええ、大のロッテファンのむろかつのイチオシの選手です(ノД`)シクシク。で、さきほど、Q1「ヴァンフォーレ甲府」の時は、

↑「はくばく」と書かれた甲府のレプリカユニを着てたのですが、その後に(自宅からずっと)上に着込んでた黒いパーカーは…実は、

↑2年前に妻から誕生日プレゼントで買ってもらった、千葉ロッテのオンラインショップで限定販売していたこの荻野貴司選手の背番号とローマ字の名前が左肩のとこに記されていたパーカーでした。まあ誰も気づかなかったんスけどね(号泣)。

で、正解したのは後半最後のギリギリに押してきたひっさつ会長(+7)、後半ボードの三好さん、かよちんさん(各+1)。もっともむろかつ個人のブログでは「俺たちの」荻野貴司…と、さんざんネタとして記事で書いている上に、

愛車にはZOZOマリンのロッテ対オリックス戦で貰った(ファンクラブ特典だったんすね)、荻野貴司のボブルヘッド人形を台座に両面テープを貼って今もカーナビの上のとこに飾っております。

ついでに書くと、登録名は「荻野貴」、ローマ字では「T.OGINO」なんですが、これは荻野貴司選手が入団した時点で、同じ名字の荻野忠寛投手という選手がいたからなんですね(対する荻野忠寛投手はスコアボード表記には「荻野」、ユニフォームには「OGINO」でした)。で、荻野貴司選手は最初は背番号4をつけてたんですが、後に先輩の荻野忠寛投手が引退した後ずっとつけていた背番号0に変更して今に至るというエピソードもあったりします(笑)。しかし今年で御年37歳。大卒社会人経由でプロに入ってきたので実働11年しかなく、しかも怪我が多かった分実働年数が少なく、更に怪我防止ゆえに試合前試合後のトレーニングおよび身体のケアをたっぷりしているせいか、他の20代の若手の選手たちよりも今の方がかなり躍動してまして、今年1000本安打を達成したのでもしかしたら45-6歳までプレーして2000本行くんじゃねえのか?っていうぐらいいい選手です、はい。

【Q12時点:ハマクドー(1抜け)、ひっさつ+36、三好+24、Kava+30、キヨミ+8、くうちゃん+6、山田はまち+32、チヨマル+3、かよちん+40】

残るは3問。しかしこの点差ははっきりいってわからんねえ…。

そして激しい2位争いは最終問題で決着しました。

Q13はこんな問題でした。

Q13:1950年・昭和25年にに制定された日本の検察官のバッヂのデザインにもこの名前が使われている、もとは「秋の冷たい霜や夏の激しい日差しのような気候の厳しさ」のことで/「刑罰・権威などが極めて厳しく、また厳(おごそ)かであることのたとえ」という意味でも使われている四字熟語は何でしょう?

Q13:秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)

いわゆる「四字熟語」の問題でした。前半最後の「気候の激しさのことで/」で押してきたのはひっさつ会長でした。

で、残りの皆さんは後半ボードということになったのですが、回答オープンの時に三好さんの回答に大爆笑が。

ひっさつ会長の方に矢印を向けて「死刑判決」と(爆)

で、正解の「秋霜烈日」を書いてたのは、

その謂れのない死刑判決を受けた(?)ひっさつ会長のみで、これで一気に+12を獲得してました。

【Q13時点:ハマクドー(1抜け)、ひっさつ+48、三好+24、Kava+30、キヨミ+8、くうちゃん+6、山田はまち+32、チヨマル+3、かよちん+40】

これで一気に単独2位に再浮上。そして残り2問で前半押し1回を成功すれば+60勝ち抜けも見えてきたのでした。

残るは2問。続くQ14はこんな問題でした。

Q14:21世紀現在でも野生生物種の90パーセント以上がここの地域しかいない固有種という独特な生態系を持っているアフリカ大陸の東に位置する島で/、日本の国土面積の約1.6倍の広さを持ち、世界で4番目に大きい島はどこでしょう?

A14:マダガスカル(島)

前半最後のポイントで押したのはかよちんさん。そして前半ボードを宣言したのはひっさつ会長・山田はまちさん・チヨマルさんの3人でした(チヨマルさんは僅差で押し負けていたのが実に惜しい…)。で、最後まで読み終えて、むろかつが「世界一周双六ゲームではアンタナナリボ、のとこですな」とぽつりとつぶやいたらあの番組を見てた人たちが爆笑してました(をい)。

で、「マダガスカル(島)」を正解したのは前半押しのかよちんさん(+12)、前半ボードのひっさつ会長・山田はまちさん・チヨマルさん(各+4)、後半ボードのKavaさん・キヨミさん(各+1)でした。これでかよちんさんは一気に+40→+52までポイントを伸ばし、ひっさつさんも前半ボード正解で+48→+52まで伸ばしていたので最終問題の直前で、

【Q14時点:ハマクドー(1抜け)、ひっさつ+52、三好+24、Kava+31、キヨミ+9、くうちゃん+6、山田はまち+36、チヨマル+7、かよちん+52

なんと暫定2位タイが+52で並ぶという実におもしろすぎる事態に(^_^;)

そして最終問題はこんなんでした。ひっさつ・かよちん両氏とも前半押しで正解すれば+60pで勝ち抜けとなる次第ですが…。

Q15:その由来は、イベリア半島に存在した王国の名前から来ているとされる、長崎の福砂屋(ふくさや)や松翁軒、文明堂のものが特に有名な/、鶏卵を泡立てて小麦粉・水飴を混ぜ合わせた生地をオーブンで焼いた洋菓子は何でしょう?

A15:カステラ

で、前半最後のポイントである「文明堂」のとこでバーンと一斉に押されまして、ランプがついたのは暫定2位タイのかよちんさんでした。そして残りの全員が前半ボードにチャレンジするという次第に(笑)

で、かよちんさん以外の全員が「カステラ」と書いておりまして、

そしてかよちんさんも「カステラ」と書いていて全員正解で、第1セットは大団円(?)となったのでした(笑)

【最終結果:ハマクドー(1抜け)、ひっさつ+56、三好+28、Kava+35、キヨミ+13、くうちゃん+10、山田はまち+40、チヨマル+11、かよちん+64(2抜け)

で、第1セットの順位としては、1抜けのハマさん、2抜けのかよちんさん、3位はひっさつ会長、4位は山田はまちさん、5位はKavaさん…という上位陣となったのでした。

続く第2セットは優勝を決めたハマさん(勝ち抜けとなっていて最終的な平均順位が「1.00」で確定なのでこれ以上の上位はいないため)以外の面々での対決。1抜けをすればそこで無条件で勝ち抜け(ひっさつ会長とかよちんさんの場合はそこで2位は確定)、かよちんさんは2抜けであっても「2連続2抜け」でもそこで勝ち抜け(おそらく3位以上はそこで確定)ということになります。

次回は第2セットの模様をお送りいたします。ではまた。

解説と補足と余談など

(ここも番頭役のむろかつが書いております)

というわけで第1セットが終了しました。このクイズ企画のコンセプトとしては「むろかつの自作問題で、いかにうだうだと前フリが長いクイズ問題を「ネタ」として堪能してもらうか」の一言に尽きます(苦笑)。以前は誤答したりスルーしたりというその間が怖くて難易度を落としたり、スルーになりそうな問題を回避したり、予備問題の方に入れて「たぶん使わねえだろうな」という感じで振り分けてました。

で、何度かこの企画をやってみまして「あ、ある程度、行けるかも」と思うようにもなりました。それゆえに試行錯誤の末に、「あえて(クイズ問題として文法などが崩壊しない程度に)ネタに走って俺自身もできるだけ楽しくやろう」「その代わり、難易度やスルー回避はそこそこ気を配ろう」「でも無理に周りに妥協するのはやめよう」と決めまして、

他の人も好きにやれ。俺も好きにやるから。

というある種の「開き直り」ができたということがありました。あ、それでも国内法規や公共施設のマナーは守らなきゃダメですよ?(←当たり前ですw)。

で、その代わりに自分でこの「王位戦」の企画をやる際に決めたことがありまして、それは「ジャンルの偏りをできるだけなくして、ほぼ均等にバラす」ということと、「各人の目標として、勝ち抜ける(優勝を目指す)・シード圏内(次節の初期ポイントが嵩上げされます)に入る・わかる問題でひとつでもいいから押すチャンスを得る・1ポイントでも正解する…などの多種多様な目標設定ができるクイズ企画にしたい」という事を考え始めたのでした。かの「箱根駅伝」でいえば、総合優勝・シード権確保・自己最高位・繰り上げスタートされずにタスキを最後まで繋ぐ・どうにかして途中棄権せずに完走する…などなどの各大学それぞれの目標などがあるようなもんでしょうかね(ここに近年は予選会のレベルが上がりすぎていて本大会に出る前に「予選会を突破する」という難しい目標まで発生しているわけですが…)。

ゆえに今回も去年の12月からこの例会1週間前に今まで作った問題が約1年ちょっとでおおよそ470問、そのうち未使用問題(前回以前に予備問題含めて当日出題準備をしてた中で結局、未使用だったり、出題したけど問題文をアレンジしたものもありました)が300問ぐらいありますので、そこから15問プラス予備問題2問を4セット分、つまりは17×4=68問をチョイスして準備することにしました。

そして結果的に多少順序を替えたりもしましたが、最終的には以下のようなジャンル分けおよび出題順となったのでした。

そして前回(2022/6月例会)の時のジャンル分けは↓こんな感じでした。

このうち、前回のB2回目(第4セット)の最終問題(しかも予備問題)の17問目が「ヴァンフォーレ甲府」でした。そちらが未使用でそのうちまたどこか使おうかなあ…と思ってたら、まさか天皇杯で優勝するとは思ってませんでした(爆)。で、今回のA1回目(第1セット)のオープニングの1問目に再び「ヴァンフォーレ甲府」を持ってきた次第でした。基本的には2セット対決で2人勝ち抜けまでで打ち切る場合は15問目まで達することはほとんどなく、後半の方はお蔵入りで日の目を見ることなく次回以降の同企画の問題ストックに回されてしまうんですけどね。

しかしそれにしても「やっぱり、凄えなあ」と思うのは、1抜けを果たして事実上の優勝をあっさりと決めたハマクドーさんでしたねえ。後からかよちんさん、ひよしコンビ、Kavaさん、山田はまちさんなどもガンガン押してくることにはなるんですが、場が温まる前に「俺なら、ここで行ける」という見切り発車の押すタイミングと度胸と、ほぼそこの正確性は「こりゃ凄い」と(^_^;)。

そしてハマさんが勝ち抜けた後に最終問題まで持ち込まれて(先にも書きましたが、形式・ルール的には2位抜けが確定した時点でセット終了だったのでまさか15問目まで行くとは予想してませんでした(苦笑))、ひっさつ会長とかよちんさんが壮絶なデットヒートを繰り広げることになるとは…で、これまたびっくりでした。そして三好さんがいいとこでボードでギャグに走ってくれて場をほんわかしてくれるギャグ・リリーフっぷりも(笑)。この次セット以降はキヨミさんもなかなかいい味を出すフリップネタ(?)を披露してくれますです。そちらもどうぞお楽しみに。

さて第2セットは新たな総合2位を賭けた戦いが始まりますが、どのような感じで各人の「エンジンがあたたまって」いったのかなども注目していただければ幸いです。ではまた。

▼クリック頂けると励みになります!

にほんブログ村 ゲームブログ クイズゲーム・パズルゲームへにほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ




ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。