2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#16「3R:2段階早押しボードクイズ解説及び反省編(その4)」




こんにちわ、番頭役のむろかつです。2022/03月例会の報告記をお送りしています。第16回目は3Rに行われたむろかつ企画「二段階早押しボードクイズ」の解説および反省編の4回目です。今回はラストの決勝戦のあたりをお送りします。

2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#15「3R:2段階早押しボードクイズ解説及び反省編(その3)」

2022年3月30日

↑前回はこちら。

決勝戦の出題問題を振り返ります。

いよいよ解説編も決勝戦まで来ました。決勝戦の結果は以下の通りでした。

[最終結果]

あんどう+17、ぽちょ兄貴+33、Liner+32、ばいそん+43[1抜け]ハマクドー+40[2抜け]、ひっさつ+27

第3セットで1抜けをしたばいそんさんが+43、ワイルドカード枠(1抜けおよび2連続2位以外の3セットの平均順位が最も高かったプレイヤー)のハマクドーさんが+40で勝ち抜けた結果、ポイントが高かったばいそんさんが優勝した、という次第でした。

それでは決勝戦を振り返ります。

2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#11「3R:2段階早押しボードクイズ編(その8)」

2022年3月27日

↑Q1-5の例会報告本編はこちらをどうぞ。

Q1:さいたまんぞう

「(ファッションセンター)しまむら」「十万石まんじゅう」「(大宮)氷川神社」…と、埼玉県orさいたま市のご当地問題が出てきた各セットのQ1、決勝戦では「さいたまんぞう」。まあこちらも埼玉にご縁がありまくりの(以下略)。で、ここで遂に今日初めての「前半で押して正解(+10)」に成功したのはひっさつ会長。さすがに地元・岩槻出身在住としては意地を見せた正解劇でした。

Q2:(10代目)柳家小三治

第3セットで出題されました立川談志師匠の弟弟子にあたる人間国宝の落語家。昨年亡くなられた古典落語の名人であり冒頭の「まくら」のおもしろさにも定評がある人物でした。そして前フリでは「談志が師匠の(柳家)小さんにこの名前をくれ、と懇願するも却下された」というエピソードも(苦笑)。で、ここの問題は今日初めての「誰も押さずにボード」になり、正解した(+1)のばいそんさん・ひっさつ会長のふたりだけでした。

Q3:漏斗(ろうと・じょうご)

例の「超文系のむろかつがこねくりまわして作った理系問題」でした(苦笑)。そしたら英語名の「funnel」でポーンと押したのはハマクドーさん。あとから聞いたら機動戦士ガンダムシリーズの無線式のオールレンジ攻撃用兵器にこの名前のがあるんだそうで、名前の語源がこちらだったそうです。で、Q2の柳家小三治の問題とは打って変わっての全員正解にはびっくりしました(笑)。なお日本語名では「ろうと」でも「じょうご」でもどっちでも正解です。

Q4:(新宿)中村屋

企業問題であり食物問題でもあり、前のセットに出た「紀伊国屋」同様「新宿問題(?)」でもあった、中華まんでおなじみの「中村屋」の問題でした。そしたらぽちょさんがあまりに早く押しすぎて誤答という次第で、正解者も井村屋と木村屋でバラけて正解者はばいそんさんのみ(前半ボード正解で+4)。結果から見ればこれの正解がばいそんさんにとっては結構大きかったのかもしれないですね。ちなみに新宿駅の近くには中村屋のレストランもあり、本格的なインドカレーなども食べられるそうです。

で、このあたりの感想戦的なツイートをばいそんさんから頂いておりまして、

↑とのことでした。ま、去年は落語協会の大物落語家でも、この小三治師匠に加えて、三遊亭円丈師匠(新作落語の名手でした)、川柳川柳師匠(円丈師と同じ三遊亭圓生門下で「ガーコン」などの新作落語の使い手で有名でした)と、何人も亡くなっているので…あ、鈴々舎馬風師匠は新型コロナに感染しても回復できてまだお元気なんすね(←をい)。ますます「天国演芸場」が凄まじいことになってそうです。

Q5:人間宣言

20数年前に前のクイズサークルで最もバカウケした問題の一つをこちらでリバイバルさせました(笑)。「さだまさしの関白宣言」から「昭和天皇」に振って「おい、皇室問題かよ」と(爆)。この問題は前半押しで正解した(+10)のはばいそんさん、さだまさしにも精通している(?)ひっさつ会長はビミョーに押し負けていてこちらは無念でした。ま、対戦相手が皆、一癖ふた癖もあっていつものようには行かないという大苦戦だった証左でもあるのですが…。

ついでに書くとこの「人間宣言」は、昭和天皇自身は「自分は神様(現人神)ではない」とは公言してるんですが「天皇の祖先が日本神話の神であること」までは否定してはおらず、加えて自身以外の歴代天皇の神格も否定していない」点に注意が必要だったりします。

後半戦に入ります。

2022/03月例会「滑稽節杯2022」報告#12「3R:2段階早押しボードクイズ編(その9)」

2022年3月28日

↑Q6-10まではこちらをどうぞ。

Q6:宮脇俊三

昭和後期から平成中期にかけて、種村直樹と共に「鉄道紀行作家」の第一人者として活躍した人物。なので「宮脇か種村か」で悩む傾向になったようです。この問題は二択で悩みつつも正解して+10をもぎ取ったLinerさん、そしてその他の正解者が前半ボードで正解(+4)してたばいそんさんの二人だけでした。しかしばいそんさん、得点の差異はあれどもここまで全問正解ペースで決して外さないっすねえ…。

Q7:横浜フリューゲルス

奇しくも前回の「かぶってイーヨ!」で最終局面(三好さんがひっさつ会長とかぶり、さらに番組屋かよちんさんともかぶってひっさつ会長を首位から陥落させた)でキーポイントとなった「横浜フリューゲルス」がここでも出てきました。前半押して正解した(+10)のはサッカーに造詣が深いぽちょさん。そして全員正解とは実に凄まじい(^_^;)。

Q8:カルピス

現在はアサヒ飲料が販売している三島海雲が発明した「カルピス」、つまりは食い物問題(?)でした。ここは前の問題に続いてぽちょさんが前半押しで正解(+10)して2問連続で+10獲得で追い上げを見せてきたシーンでした。一方で他の面々も誤答せずに全員正解。この時点で暫定首位のばいそんさんはノーミスで+35まで到達し「前半押しで正解(+10)」「後半押しで正解(+5)」で勝ち抜け・優勝というとこまで来ました。さて他の面々の追撃は?

Q9:桜木町駅

元々は初代の横浜駅で、現在はロープウェイまで開通しているという横浜駅の隣の駅の問題。押したのは地元・横浜出身のハマクドーさん。しかし興味深かったのは桜木町駅と、そのまた隣の関内駅(ロープウェイ以外の乗り入れているJR線・市営地下鉄が全く同じなんですね)で答えが二分され、正解したのは現役の横浜市民のLinerさん・ばいそんさん(共に「前半でボードで正解(+4)」)、そして前半で押した横浜出身・元横浜市民のハマクドーさん(+10)「のみ」でした。これでばいそんさんが+39で完全リーチ、ハマクドーさんが+36で「前半ボードで正解」以上でリーチとなっておりました。

Q10:群馬県庁

最終問題となったのは「ニューイヤー駅伝のスタート・ゴール地点」の問題でした。前半でぽちょさんがいとも簡単にサクッと押してそして正解して+10積み上げて+33まで到達するも、リーチ圏内にいたばいそんさんもハマクドーさんも正解していてばいそんさん+43、ハマクドーさん+40で共に勝ち抜けで追撃ならず、という一番でした。

ちなみに問題の前フリは「箱根駅伝」のスタート・ゴール地点(東京大手町の読売新聞社前)から「お正月つながり」でニューイヤー駅伝に流した問題でした。これが「大学3大駅伝」になると、出雲駅伝は出雲大社から出雲ドーム、全日本大学駅伝(11月例会とよくかぶります(笑))は熱田神宮→伊勢神宮…と、スタート/ゴール地点が替わるので、どっちも同じとこという意味では絞りやすかったのもあるかもしれないですね、はい。

最後に。

そういうわけで決勝戦はばいそんさんがほぼ全問正解ペースで着実にポイントを重ねて逃げ切り勝ちという結果になりました。で、ばいそんさんからこんな感想戦コメントを頂いております。

ちなみに問題選定に関しては、当初の2組に分けて2セット行う前提でチョイスしたので「決勝(もともとは第2セットB組)の問題」は特に他のセットに比べて問題の難易度を意図的に上げたわけではないので、たぶんどこかで決勝進出した面々の中でビミョーな心理的な駆け引きやプレッシャーがあったのかもしれないですね。岩Q槻ではハマクドーさんの企画だと決勝や後半戦に一気に難易度を上げることがままあってなかなか正解が出ないということもあるんですけども。

そういうわけで個人的には特に問題難易度を上げたわけではなく、ほぼジャンル等は均等に分けても、やっぱし予選と決勝では世界も展開も替わるんだねえ…という事が感じられたのはいい経験をしたかな、と考えています。まあ11人10人一斉押しで「常日頃は”押してランプが点いている”とこで点かなくて大苦戦」してたひっさつ会長や磯部さんとかには申し訳なかったなあとは思っても居ますが。

で、この「王位戦/2段階早押しボードクイズ」は年に2回ぐらい開催する予定です。次回はたぶん秋の例会のどこかになると思います。ただ2時間超モノのハマクドーさんの「玉座戦」「岩槻藤花戦」、磯部さんの「Qさま企画」とかぶらせるのには時間的なショートカットがなかなかできないので、もし実施するとすればかなり前から日程を決めて、企画優先開催権をいただいた状態(つまりは「メイン開催」)でやらせてもらおうかな…と考えてます。

となるとハマクドーさんの単独・終日企画の「精霊流しステークス」が8月にあるのでその次の(企画枠が埋まるのが難しそうな)9月の「ひよし記念(秋)」の際に開催して、さらにもし日程が許すのであれば今後は通常の3月の「ひよし記念(春)」(今年はコロナ禍で2月が中止となったので1ヶ月ずつスライドされて「ひよし記念(春)」は4月になりました)と共に「ひよし記念」恒例の王位戦・2段階早押しボードクイズにしようかなとも(今だったら「言ったもん勝ち」「早いもの勝ち」になりますので(苦笑))。…あ、次回以降は10人以上の場合は確実に2組に分けますのでそこはご安心を(苦笑)。

長々と書きましたが、どうにか次回の4月例会の3日前に報告記を書き終えました。3月の定例会報告は以上です。ではまた。

(Text by むろかつ(番頭役兼3R番組屋))

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。