こんちわ、番頭役のむろかつでございます。2025/06月例会「MJCC2025」報告記の8回目です。今回は午前3枠で開催しましたむろかつの自作問題フリバ企画「八高戦」の4回目をお送り致します。
↑前回はこちら。
いよいよ残りが10問となりました。
現状、こんな感じになっております。
【Q40時点の各人のポイント(正解ないし誤答があった人のみ)】
KT7◯1×、ばいそん7◯3×、ぽちょ7◯4×、三好総統4◯3×、Liner4◯4×、Kava2◯1×、キアロ1◯、ひっさつ会長・ほしまる1◯1×、公太郎1◯2×、じょう・チヨマル1◯3×、
現時点では勝ち抜け者が全く居らず、7◯リーチが3人という前々回・前回とはまた違った意味での「激戦」になっております。ただしぽちょさんとLinerさんは4×の逆リーチにも入ってまして、特にぽちょさんは7◯4×で「勝ち抜けリーチも、逆リーチにも入っていて、次早押しボタンを押してランプがついたらそこの問題でおしまい(勝ち抜けにしても失格にしても)」というなかなかスリリングな状態に入っております。
まずはQ41-45です。
Q41:パンチェン(・ラマ)(リイド社のSPコミックス「ゴルゴ13」の第119巻に収録されている「白龍昇り立つ」は、中国政府に拉致・監禁されているこの人物を/主人公のデューク東郷が救出し、チベット亡命政府があるインドのダラムサラまで連れ戻すべくチョモランマ越えを挑みつつ、それを阻もうとする中国特殊部隊と山岳戦を挑む…というストーリーが展開されている、「阿弥陀如来」の化身とされ、チベット仏教ではダライ・ラマに次ぐ/高位の化身ラマへの称号は何でしょう?)→三好総統4×(4◯)/公太郎2◯(2×)
Q42:吉田政美(歌手活動終了後は日本テレビ系列のパップレコードのプロデューサーなどを経て2024年より元相方のさだまさしの著作権/管理会社である「株式会社まさし」の社長に就任しつつも、2022年からは結成から満50年のタイミングで「再起動」と称して音楽活動なども再開している、1973年から76年までそのさだまさしと組んでフォークデュオ「グレープ」で活動していたギター担当は誰でしょう?)→ひっさつ会長2◯(1×)
Q43:高尾駅(明治34年に開業してから昭和36年までは「浅川(あさかわ)駅」という名称だった/、東京都八王子市にある現在はJR東日本と京王電鉄が乗り入れている駅で、特にJR側の3-4番ホームには「天狗が住む山」で知られている近隣の登山客が多い山にちなんだ大きな天狗の像があり、そのホームでは東京方面からの中央線快速電車と甲府・松本方面の各駅停車をここで乗り継ぐことが多いのはどこでしょう?)→三好総統5◯(4×)
Q44:十二指腸(紀元前300年ころのギリシア人医師ヘロフィロスが発見し、日本での名称は、江戸時代後期に杉田玄白らによって解剖学書の「ターヘル・アナトミア」を「解体新書」として和訳刊行された際に、新たに作られた日本語の医学用語のひとつである、全体の長さは約25 cmの胃と小腸をつなぐ消化管で/、その名前は「指の幅の12倍ほどの長さである」ことに由来するものは何でしょう?)→ほしまる2◯(1×)
Q45:ケイマン諸島(1503年5月10日にクリストファー・コロンブスの4度目の航海中に確認された際に発見され、現在はイギリスの/海外領土である西インド諸島を構成する諸島で、その名前は当時ここの島にはアメリカワニが多数生息していたことからカリブ・インディオの言葉で「ワニ」を意味する名前がつけられた、何より最近はタックス・ヘイヴンで世界各国の資産運用会社などが多数置かれていることでも/おなじみなのはどこでしょう?)→KT2×(7◯)/公太郎3×(2◯)/チヨマル2◯(3×)
Q41は前フリがいきなり「ゴルゴ13」という(大汗)。こちらの問題は大のゴルゴ13フリークの三好総統。もともとは2001年末に交通事故で右足の複雑骨折をして数ヶ月入院した際に超分厚いゴルゴ13のスペシャル版のベスト本(長編の話が13話も収録されてました。よってちょっとした電話帳サイズの分厚い本に(苦笑))をお見舞いで差し入れされたのがきっかけで単行本を全巻買い集めるようになった…という御仁なんですが、自信満々で早いポイントで押すも「ダライ・ラマ(14世)」というポカミス的な誤答をしてしまう展開に。一方で問題文後半の方まで読まれて押したのは公太郎さんで「パンチェン(・ラマ11世)」を正解して2◯としてました。
一応補足するとダライ・ラマは「観音菩薩」の化身で現在は14世。パンチェン・ラマは現在は11世なんですが少年時代に中国政府に拉致された史実もあり、現在はダライ・ラマから認められた人物(実際に中国に拉致されてしまった方)と中国政府が公認した人物の2人がいる…という話を、ゴルゴ13の話のモチーフとした次第でした(ちなみにゴルゴ13にそのパンチェン・ラマ奪回の仕事を依頼したのはダライ・ラマ14世だったりします)。
Q42は「さだまさし」ジャンル(笑)でした。さだとフォークデュオの「グレープ」を組んでいた相方の「吉田政美」の問題でした。こちらは「バップレコードをプロデューサー(→管理部門を経て定年退職で)やめた後に、さだまさしの所属事務所(さだ企画)の関連会社の社長に就任した」という前フリの部分で正解したのはさだにも詳しいひっさつ会長で2◯(1×)としてました。なお本名は「正美」でしてさだ氏とは高校時代から音楽での交流がありグレープ解散後も周年記念などでたびたび呼ばれていまして「有給休暇を消化してここに来てた」とか(苦笑)。最近はさだまさし氏のInstagramにもよく登場してまして、さだ氏からも「社長」って呼ばれてます(^_^;)
この投稿をInstagramで見る
↑さだまさし氏のソロコンサート通算4700回目だったそうで(左側がその吉田氏です)…70歳をとうに過ぎてもまさに鉄人ですな。
Q43は鉄道問題。「昭和36年までは浅川駅という名称だった/」ととんでもなく早いポイントで押したのは先程得意なゴルゴ13系問題を誤答して逆リーチに入ってた三好総統でしたが「高尾駅」と正解してこれで5◯(4×)に、ほしまるさんやLinerさんなど悔しがる人多し、でした(^_^;)。
で、この「浅川」というのは八王子市から日野市までを流れる多摩川の支流の川で、もともとこのあたりが「浅川村」だったのでその名前がついてたのですが、昭和34年に八王子市に編入されたのがきっかけで現在の名称になったそうです(なお京王線の高尾駅は昭和42年に開業したので「浅川駅」時代はまだありませんでした)。それとこの隣の駅の西八王子駅の間には、大正天皇・貞明皇后・昭和天皇・香淳皇后のお墓がある「武蔵野陵」への臨時駅・参拝用の皇室専用駅(大正天皇の大葬儀の時は特別列車で新宿御苑前に作った臨時駅から遺体を運びました)として「東浅川駅」というのもありました。どうも宮内庁の発表では今後、平成の天皇・皇后両陛下が崩御された後は大正天皇の陵墓の隣に作る予定があるそうです。
Q44は理系問題。胃のすぐ下にある「十二指腸」の問題。こちらは「約25cmの胃と小腸をつなぐ消化管で/」のとこでほしまる先生が押して正解しまして2◯1×でひっさつ会長に再び並んでました(笑)。ま、すぐ直前の「高尾駅」の解説でも出てきた昭和天皇が最終的には病死(崩御)した要因はこの十二指腸の腺癌(あと膵臓癌も患ってたそうですが)だったんですが、やっぱり作問したきっかけは昨年の秋、私・むろかつはここの十二指腸潰瘍をやりまして(貧血が原因で自宅で倒れる始末でした)人生初の胃カメラを複数回もする羽目に(ノД`)シクシク。
※一応補足すると「解体新書」の元となった「ターヘル・アナトミア」はオランダ語訳されたドイツの医学書で、最終的にはギリシア語→ラテン語→ドイツ語→オランダ語→日本語と訳されたそうです。
そしてQ45は「タックス・ヘイブン」でもおなじみの「ケイマン諸島」の問題(その発見当初はたくさんのウミガメもいたことからスペイン語で「ウミガメ」を意味する「ラス・トルトゥガス」と命名されていたそうです)。この問題では、まず前半の方で押したリーチがかかってたKTさんが誤答して2×(7◯)に、そして問読みが再開されて後半で押した2人目の公太郎さんが誤答した(3×(2◯))際に2着ランプがついていたチヨマル先生が正解してこれで2◯(3×)に。いやー本当に上位陣に簡単には勝ち抜けさせまじと、という「消化試合、なにそれおいしいの?」系のこの岩Q槻のノリ、実にいいっすねえ(笑)
そして事態は「異例の(想定外の?)」同点決勝に持ち越される次第に。
いよいよ残りは5問になりました。
Q46:レオ14世(2025年5月8日に新しいローマ教皇を決める選挙「コンクラーヴェ」が行われ/、翌日9日の4回目の投票で選出されたアメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(すうききょう)が名乗ることとなった第267代目のローマ教皇としての名称は何でしょう?)→公太郎3◯(3×)
Q47:懸賞(金)(現在申し込めるのは協賛する団体・企業のみで1本は7万円/。そのうち1万円は日本相撲協会の事務経費に、5万円は「納税充当金」の名目で本人名義での預り金として天引きされ、本人には1万円のみが熨斗(のし)袋に包まれた形で現金で受け取れるようになっている、大相撲の幕内力士の取組で勝利した力士に授与される金銭のことを何というでしょう?)→Liner5◯(4×)
Q48:MBA(「アメリカ抵当銀行協会」、赤ワイン用ブドウ品種で知られる「マスカット・ベーリーA」、 Appleの薄型ラップトップパソコンの「MacBook Air」/、日本語では「経営管理学修士」と表記される、アメリカのビジネススクールを卒業すると取得できる経営管理者の資格…に共通するアルファベットを使った略称3文字は何でしょう?)→KT3×(7◯)/ひっさつ会長2×(2◯)/Liner6◯(4×)
Q49:表面張力(小学校の理科の実験などで行われる事がある、「1円玉を水面に置くと浮かぶ」のは2つ理由があります。ひとつは「元々1円玉の表面にある酸化アルミニウムの被膜が、ある程度水を弾く性質があること」と/、あとひとつは「水の分子は互いに引き合って、表面を最小にしようとする力」がある何の性質があるからでしょう?)→ひっさつ会長3◯(2×)
Q50:千秋楽(大相撲においては、1909年の両国国技館開館以前はこの日は幕内力士は出場しないしきたりがあった一方で、この日だけは女性が公然と観戦できる日でもあった、その大相撲や歌舞伎、演劇、コンサート/、イベントなどにおいて、複数日にわたって同じ演目を行う興行での「最終日」を指す業界用語といえば何でしょう?)→Liner7◯(4×)
Q46は先日新しいローマ教皇になった「レオ14世」の問題。これが作問ナンバーでは「1番」でつまりは一番最初に作った問題でした。この時事問題は「コンクラーヴェ」が出てきた前半早々で押した公太郎さんが正解して3◯(3×)に。直前の誤答のナイスリカバーでした。アメリカおよび北米出身者としては初の教皇であるんですが、2015年にペルー国籍も取得しておりペルー市民としても初の教皇となったとのことです。
続くQ47はこれまた時事問題。先日の5月場所から「袋の中身が3万円から1万円になった」という「懸賞金(懸賞でも正解扱いでした)」の問題。ま、結果的にはその時事問題の遥か前の「1本7万円」のとこでLinerさんがポーンと押して「懸賞金」と答えて正解チャイムがなってこれで5◯(4×)に。いやーもしかしたら先行してる7◯の3人に追いつくんでは?というぐらいの気持ち良い押しっぷりと答えっぷりでした(笑)。
※一応補足事項としては、従来は納税充当金3万円、現金手取り3万円だったんですが最新の2025/05月場所より現行制度になりました。これは熨斗袋に現金を入れる担当者の負担軽減もあるそうです。更にその協会が預かった納税充当金じたいは年末調整が戻って来る事も多いとか。
Q48は「座・ムダ長文」ではたびたびネタ問題として出てくる「共通している略称」問題。「MacBook Air」のとこでまず押したのがKTさんでしたが誤答で3×(7◯)となり、2着判定でついたひっさつ会長も誤答で、「では読み直します」と言ってリセットした途端にボタンが押されてランプがついたのはLinerさんで「MBA」で正解でした。ま、最後は最も有名な「アメリカのビジネススクールを卒業すると取得できる経営管理者の資格」につながるわけですが、これでLinerさん2連取で6◯(4×)まで来ました。いやー逆リーチ状態入ってるのに攻めますなー(^_^;)。
※それぞれ「U.S. Mortgage Bankers Association」、「Muscat Bailey A」、「MacBook Air」、「Master of Business Administration」で、いずれも略称は「MBA」ですた。
残りは2問。Q49は理系問題の「表面張力」の問題。ただしちょっとテクニカルな(?)前フリなので「よーくお聞きください」と最初に言ってから問読みを。そしたら「「ある程度水を弾く性質があること」と」の「と」のとこで押したのはひっさつ会長で正解してこれで3◯(2×)。しかし「あー(表面張力)でいいのかー、いいのかー」とある程度答えは読んでたがどういうフリで来るかで押すかどうか悩んでた人が少なくなかったようでそんなぼやきもあちこちから(苦笑)。なお英語では「surface tension」と呼ばれているそうです。
そしてラスト問題。よりによって「千秋楽」とは(爆)。いやーシャッフルした抽選アプリさん実にいい仕事を(をい)。するとここで押したのはLinerさんで「千秋楽!!」と答えて正解チャイムが鳴り、7◯(4×)とダブルリーチまで達して50問目の終了となったのでした。あとこの「千秋楽」という言葉は、江戸時代に大火事が多発していたこともあり「秋」という文字には「火」が入っているためそれを忌んで同音の縁起が良い「亀」が入った「穐」に置き換える慣習もあります。
すんません。次回からは「51問目」もしっかり作り込んできます(ノД`)シクシク
…で、この時点で、
上位陣は、誰も勝ち抜けをしておらず、7◯3×でKTさんとばいそんさんが並び、7◯4×でぽちょさんとLinerさんが並ぶ…というどえらい事になってました。本来は同点優勝でも構わなかったんですが、一応テキトーながらも予備で「第51問目」を作っているので、こちらを使って暫定首位の7◯3×のお二人での決定戦となりました。なお「51問目」はシャッフルしておらず「あくまでも何かのトラブルがあった時用の予備の1問」で、同点決勝に使うとも全く想定しておりませんでしたので…。
Q51:弓取式(元々は千穐楽のみに行われていたものだが、現在は毎日の全取組終了後打ち出し前に行わ/れている、大相撲の本場所で、最後の「結びの一番」の勝者に代わり作法を心得た力士が土俵上で弓を受け、勝者の舞を演ずることを何というでしょう?)→ばいそん8◯3×(勝ち抜け!!)
という問題に。図らずとも2問連続大相撲問題となり、更に「千秋楽」からの続き問題っぽくなっていた「弓取式」を正解したのはばいそんさんでした。
いやー次回からはちゃんと「同点決勝にも備えて」、もうちょっと予備問題を作り込んで来ますのでどうぞご勘弁を(ノД`)シクシク。
【Q50+同点決勝終了時の各人のポイント】
ばいそん1抜け(8◯3×)、KT7◯3×、Liner・ぽちょ7◯4×、三好総統5◯4×、ひっさつ会長3◯2×、公太郎3◯3×、ほしまる・Kava2◯1×、チヨマル2◯3×、キアロ1◯、じょう1◯3×、キヨミ・キム兄ぃ0p
という結果になりました。先々月が「Liner1抜け、三好総統2抜け、ばいそん7◯1×、ひっさつ会長7◯2×、かよちん6◯4×」、先月が「Liner1抜け、ひっさつ会長2抜け、ばいそん3抜け、ハマクドー7◯3×」…と、いずれも大激戦が続いていて今回も同点決勝が行われる直前の時点で7◯が4人、という「7◯まで積んだ4人も勿論凄いけど、そこから勝ち抜けさせなかった面々もむしろ凄い」戦いっぷりに企画MCをやっててただただ唸らされてた次第でした。いやー本当にありがとうございました(多謝)。
で、ばいそんさんにも優勝賞品として「柿の種」と、イオンスタイルで108円で売ってたPB商品のバタークッキーを贈呈させていただきました。おめでとうございました。
次回はお昼休み明けの、Kavaさんのカードゲーム企画「コヨーテ」の模様をお送り致します。ではまた。
↑さだまさし・吉田政美の「グレープ」。ニューアルバムが出てました(^_^;)
▼クリック頂けると励みになります!