2017/04月例会「第1回さだまさし杯」報告#10【近似値クイズLive(1)】




続いての3Rの企画は、「岩Q槻竜王戦」という一問一答系の早押し機を使ったりボードクイズ的な企画「ではない」企画のタイトル戦の第1期として、Linerさんが開催してくれた「近似値クイズLive」という企画でした。

まさに「バラエティサークル」らしい企画に(笑)

今回の企画の概要はこんな感じでした。

<基本ルール> 

10問の近似値クイズに挑戦していただき、優劣を決します。
当然、答えは全て数字(たまに日付となることもあります)です。

<用意していただきたい物>

書くもの
書かれるもの

<進め方>

問題は全て近似値クイズです。

問題文の中で答えるべき内容が明らかである場合は特に単位を明示しないことがありますが、小数点や限定などにより、回答の形式を指定する場合があります。この場合、指定を充足しない回答で、補正が不可能な回答は「無回答と見なします」。無回答と「0」は異なりますのでご注意ください。

という形式。ある意味で早押しクイズは「わからないと押せて答えられない」んですが(ま、中には勘で押して正解する猛者もおりますが…)、ある意味で「適当に数字を書いてみたら、それが正解」という奇跡が起きてもおかしくないのが近似値ボードクイズの醍醐味、という説も(笑)。

ついでに書くとこの企画、某クイズとゲームのオフ会的なイベントで出題した問題の「再放送」になるそうですが、そこでも参加者の皆さんが大いに盛り上がったんだそうです。Linerさんのノリノリな司会も相まって、最初の「竜王戦」らしい企画として楽しくプレーができて何よりでした。

回答者が毎回、数字順に「一列に並ぶ」のがミソです(笑)

で、細かいルール的には以下のような説明もありました。

なお、限定の方式は主に以下のパターンがあります(過去の例)。

(数値)小数点第○位まで
(通貨)補助貨幣(例:香港ドルに対するセントまで、ただし香港ドルは最小10セント単位です)
(日付)西暦○○○○年○○月○○日

問題提示後、適宜お考えいただきます。

その後、プレイヤーは相互に記入した内容を確認し、値の大きな物(日付であれば未来の物)から順番に並びます。

並びが確定した時点で、回答者の誰かに、司会より記入した回答をお伺いしますので、その際は正直に申告されますようお願いします。

そして、正解を発表し、後述の規定に基づき点数を配分確定し、各プレイヤーの得点記録が終わり次第、次の問題を出題します。 

この企画、おもしろいのは各問題の答えを皆が書き終えた後に、数字の大きい順に横に一列並んで、正解発表と点数が入る人が判明する、というビジュアル的にも、緊張感的にもなかなかナイスな形式でした。

2位以下は数字をオーバーすると近くてもアウト!!!

そしてこの企画のミソが以下の部分でもありました。

<近似値順位の決定方法>

[1位の決定方法]

1位は回答に対して、いわゆる「内輪」「外輪(オーバー)」を問わず、「最も絶対値の近い者」とします。
このとき、内輪と外輪に全く絶対値の同じ者が存在する場合は、両者を1位とします。

例:正解が「5」で、「4」と「6」の回答が1名ずつ存在すれば、この両者は同率1位として扱われる

[2位以下の決定方法]

2位以下は「内輪」に限ります。オーバーしている場合、100%得点の対象となりません。また、無回答の者は得点を得る資格がありません。

[得点獲得の対象者が6名に満たない場合]

上位から順番に埋め、下位の得点については付与されずに消滅します。キャリーオーバーなど、当該問題にて獲得されなかった得点を以後の問題に繰り越す事は一切致しません。

<得点ルール>

基礎点として、昭和の時代のF1ドライバーズポイントに準拠した得点テーブルがあります。

1位:10点 2位:6点 3位:4点 4位:3点 5位:2点 6位:1点

この点数を、上位者から順番に獲得します。

同一の順位に該当する者が複数存在する場合は、下位に相当する部分の点数を足し上げて基礎点とし、これを該当者で頭割りすることによって獲得点数を算出します。このとき、得点は小数点第2位まで算出し、第三位以下は切り捨てます。従って、その下位にいる者はその分順位を下げて計算します。

ただし、回答が正解と一致した場合は、「ジャスト賞」として5点のボーナスが追加されます。

このボーナスは「獲得点数の算出を行った後」に「個別に加えます」ので、頭割りで減少することなく5点が確定します。

ラスト問題はポイントが倍になります。

つまり、近似値で最もニアーな人は別にして、近似値2位以下の人たちはポイントが入る条件は「その近似値よりも少ない数字、若い年を書いていること」になるわけですね。

近似値クイズには近似値クイズの美学がある(笑)

例えばこんな感じで得点変動することになってました。

例題「今年は西暦何年でしょう?」

この場合だと、Aさんは「2017年(正解)」を書いているので、1位の10p+ジャスト賞の5pが入り15p、BさんとCさんは同じ「2016年」を書いたので、2位と3位のポイントの按分、つまりは6pと4pを足して2で割って仲良く5pが入る…という次第でした。

一方で、オーバーの人が出た場合は、

例題「ノストラダムスさんが言うとこの「世界が滅亡すると予言した」という年は西暦何年だった?」

正解は「1999年」なので、Dさんは最も近い(仮に1年オーバーしていても)ので1位で10p獲得になるんですが、2位以下は「内輪」という条件があるので、ニアー17-20年のAさんからCさんたちではなく、ニアー54年のEさんが2位に、明治元年を書いたFさんが3位、平安京ができた年を書いたGさんが4位、キリストさんが生まれた年(?)を書いたHさんが誤差1998年もあるのに5位(Hさんが最も古い年を書いた為、6位は存在しないので無効)…というここらへんが「内輪」限定、というおもしろい得点変動の特徴だったりしました。

そしてこれがいきなり「1問目」から大炸裂するわけですが(笑)

そして1問目はこんな問題でした。

説明が長くなりましたが、ここからが本編です。

Q1は「日本初のテレビショッピング番組とされ、後に高崎一郎が三越の顧問に迎えられるきっかけとなった「東京ホームジョッキー」が放送開始となったのは西暦何年のことでしょう?」という問題でした。

この高崎一郎という人物は、元々はニッポン放送のディレクター・DJだった人物で、後に長寿番組となるニッポン放送の「オールナイトニッポン」の初代DJや(テーマソングである「ビター・スイート・サンバ」の曲を選んだのもこの人だったそうです)、テレビ東京の「レディス4」の司会者としても有名になるんですが、テレビショッピングの世界の父のような人物で放送業界の立役者の一人でした。残念ながら数年前に鬼籍に入られてしまったのですが…。

レディス4でおなじみの高崎一郎氏…。

ただ、むろかつ・組合。などは昔の某サークル時代から

「あのレディス4って番組、なんだろういいね、司会のおっさんがおもしろくて」と結構ネタにしてました。「レッツ・スタート」「皆様の三越」とか散々ネタにしてましたけどね、このひとの語り口を。ま、組合。さんに至っては本名の漢字が全く同じ美容師の人が一時期レギュラー出演してたことがあり、高校時代に同級生から「お前、授業終わったら虎ノ門に行ってレディス4に出るんか?」と、からかわれたこともあったそうで…(苦笑)。

なのでいきなり「高崎一郎」という名前が出てきて、そこらへんのバカトークを20年前にしてた、むろかつ・組合。・ガソダム・ひっさつあたりは「ぷっ」と(をい)

で、全員がボードに答えを書き終えた頃に西暦の順番(若い年の順)に一列に並びまして、こんな感じに。

2位タイの皆さんには一律「4.33ポイント」が入ります(←ん?)

そしたら正解は「1970年」。あれ、1970年って確か、

あ゛、俺(=むろかつ)、当たってんじゃん(^_^;)

で、私が15pをゲットしたんですが、近似値の2番目となった「1968年」を書いた人がなんと、

3人もいたもんだから(苦笑)

結果、この3人(Uchidaさん・本山さん・組合。さん)は6+4+3=13÷3=4.33pという事になり「いきなり小数点かい」と(汗)。

で2pがガソダム氏、そして1pは一番古い年数を書いた佐伯さんが「1901年」と書くも「明治の頃ですやん」とツッコミを喰らいつつも、それでもぎりぎり6位に滑り込み点が入る、というこの企画らしい事態が1問目から炸裂したのでした。

※ちなみにこの1970年というのを書いた理由が「嫁さんが生まれた年だから」だったんですが、帰宅後それを話したら「年齢がバレるじゃないのー」と軽く説教タイムに(以下略)

とまあ、こんな感じで残り9問が繰り広げられることになりました。

つづきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉県さいたま市岩槻区界隈で活動している「岩槻クイズの会・岩Q槻(いわくつき)」の公式ブログです。年間8-9回ほど「ヌルく」クイズやカードゲームなどで遊んでいる会です。 こちらのブログは主にサークルの「番頭役」のむろかつ(幕張亭ボーリック)が更新しています。