「今日の1問クイズ」です。まあこちらも季節柄ということで…。
Q13「例年だと毎年1月10日前後に開催されているが今年は新型コロナ禍の影響で「延期」される事になった、毎年定められた漢字一文字の「お題」に沿って作られ応募してきた一般から選ばれたものや、天皇・皇后などの皇族方が作った和歌を披露しあう宮中行事のことを何というでしょう?」
A13:歌会始(うたかいはじめ)/歌会始の儀
解説と補足など
まあこちらも毎年恒例のテレビニュース等で見かける「風物詩」のひとつですね。
ま、個人的には子供の頃から皇室番組が「これほどの非日常空間もないもんだ」という大好きだったんですが、それでもこのニュースを見るたびに「こんなのんびり口調で詠われちゃ、眠気が襲ってきて大変だろうな」という同情を禁じえない次第でもありますねえ。だって明らかに皇族方の皆さんからすると「受け身」で見ているわけで和歌の素養があれば話は別ですが、暖房で暖かいだろうし、あちこちからマスコミのテレビカメラが向けられていてふと気が抜けた時に居眠りもできないじゃん…と、特にヒゲの殿下こと三笠宮殿下に対して同情を禁じえない始末でした(ま、あの殿下、生前はストレスでアルコール依存症も患ってたそうですし…)。
そしてこの歌会始(正確には「歌会始の儀」)と共に「睡魔との戦いっぽくなって大変だろうなあ」としみじみ考えるのが、日本の各学会の第一人者の学者さんを呼んで講義をしてもらって静々と聞くという「講書始(こうしょはじめ)の儀」というのもあるんですが、今年に関しては、
・講書始・歌会始の儀、開催を延期 宮内庁、感染拡大受け(朝日新聞)
共に新型コロナ禍で延期ということになったそうです。
宮内庁は8日、天皇、皇后両陛下が学界の第一人者の講義を聴く「講書始(こうしょはじめ)の儀」(12日)、新年恒例の「歌会始の儀」(15日)について、それぞれ開催を延期すると発表した。新型コロナウイルス感染症が昨年末から急激に感染拡大したことを受けた措置。今後の開催時期は感染状況を見極めて判断するという。
二つの儀式が延期になったのは、1953年1月の秩父宮さまの逝去で翌月に実施された例がある。
二つの儀式のうち、歌会始は、披講諸役(ひこうしょやく)が独特の節回しで時間をかけて読みあげる儀式。宮内庁は、関係者が互いに向き合わないように配置し、アクリル板を設置するほか、参列者数を大幅に絞るなど、感染対策を施し、開催する方向だったが、見送りを決めた。
また、宮内庁は8日、感染拡大を受けて皇居一般参観と東御苑開園を当面の間休止することも発表した。
いやーまさに前代未聞。実際には記事にも書いてあるとおり、皇族方の誰かが亡くなってその喪に服すということで中止になったことは何度かあるそうですが、こういう新型コロナウイルスの為に…という特殊事情はほとんどなかったそうですので、やはり「異例中の異例」ってことなんでしょうね。
ちなみに今年のお題は「実」だそうです。以上です。
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